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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さんかれあと神話レアって似てるよね。第3話。いや、「酸化(DKS)」は強いけどレアにするのは流石に。

 などとふざけてみたものの、相変わらずこの作品は充実している。今回も監督自らのコンテということで、いつも言っている「得も言われぬ緊張感」は持続している。特に今回は作品の最大の山場と言っても良いシーンだけに、かなり力を入れていることが分かって終始ドキドキしっぱなしだった。本当だったらものすごくシリアスで、本当にやるせない展開なのだが、絶妙に笑いというか、すかしみたいなものを入れることで、作品が嫌な方向に重たくなりすぎないようにバランスを取っているのが心憎い。ばーぶの存在って大事やな。

 というわけで、ついに礼弥が死んでしまった。前回の引きのせいでてっきりあの薬が原因で死ぬ、っていう展開だとばかり思っていたのだが、まさかのまさか、直接手を下したのは彼女の父親であった。改めて考えると、やはり相当ハードな内容だ。彼女を溺愛する父親は、狂っているのは間違いないが、その愛情もおそらく本当のものなのだろう。しかし、それが完全に歪んでしまい、誰一人として幸せになれない愛情の形だったために、結果的に愛娘を死に至らせる原因になってしまった。礼弥にとって、父親の愛情がどのようなものかというのは、うねうねと伸びる彼の腕のイメージから非常に端的に伝わってくる。

 そして、最大の見せ場である死亡シーンだ。全ては事故であるのだが、千紘が観ているという舞台、ばーぶが作ったきっかけ、そして一面のあじさいの花。どれもこれも、礼弥の死を1つのゴールとして演出されており、凄絶な場面を見事な「結果」に仕立て上げた。声もなく事切れる礼弥を観て、千紘が叫び、父親がうなだれる。真っ先に駆け寄ってきたのがすぐ近くにいる千紘だった、というのは、彼女の願いがはっきりと届いたということか。「死」を終わりに持ってくるお話は多いだろうが、こうして「誕生」が死をもって表される作品は珍しい。実に妙なセッティングだが、その特異さを綺麗に反転させて、見事な「出会い」のシーンに繋がっている。礼弥の台詞の1つ1つが、彼女の複雑な生い立ちを物語っていて重たいのが、また倒錯的で良い。

 この壮絶な最期をきっかけに、彼女は父親と決別することが出来るのかどうか、というのが今後の焦点になるかしら。重苦しい展開は一区切りと思いたいのだが、残念ながらまだ父親は残っているのだ。このままでは終わらないだろう。一応、今回彼女の母親が実は良い人だったっぽい描写があったので、そのあたりから救いの手はあるのかもしれない。千紘からしたら本当に降って湧いたような「落ちモノ」系の恋愛だが(空から女の子が降ってきたわけだし)、礼弥から見たらただ1人「責任」を取ってくれる人。このギャップも、今後の見どころかしら。

 最後に、ばーぶが本当に可愛い。まさかあそこまではっきり「ばーぶ」と鳴く生き物だったとは。そして、幼なじみのわんこも可愛い。エロさに屈託がない。妹ちゃんも面白い。というか、次回予告はゆかち以外のなにものでもないのだが。

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