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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まさかの萌路回、第9話。なんでこのタイミングよ。無難に入れるなら1話前に入れておいてくれりゃいいものを。

 というわけで、流れを気にせずにサブストーリーを挟んでの尺調整。一体どんな意図があるんじゃろうか。時間軸の流れがよく分からない状態になっており、前回の千紘誘拐事件の後になるのか、それともそれ以前の回想となるのかははっきり示されていない。ただ、萌路が礼弥のことをはっきりと「ゾンビである」と認識しており、萌路もそのことを隠そうとしていなかったことを考えると、これはどうやら後日談と捉えるのが正しそうである。だとしたらますますなんでここに入ったのか謎だけど……ここから千紘と団一郎の対決をクライマックスに持ってくるためなのかしらね。

 とはいえ、正直言うと「流れがぶった切られた!」ってな感じもしないのである。別にここにしれっと萌路のお話が入ってきても特に不満は無いし、これはこれでいいお話だった気がする。普段はなかなかスポットが当たらないキャラクターだったので、その日常が垣間見えるだけでもなんだか楽しい。だってこれ、「女子中学生が和気藹々とはしゃぐお話」ですから。

 血は争えない(?)のか、萌路が中学校で参加しているのは3人きりのオカルトハンターグループ。どうでもいい話題に引っ張られながらも、萌路自身は特に嫌そうなそぶりも見せずに友だち2人につきあっている。ワニの話やら豚骨の話やら、中学生にしちゃアホすぎやしないか、という気がしないでもないが、ほのぼの日常系アニメだったらこれくらいでも大事件である。いや、個人的には「世界にまた一人豚骨派が生まれた」っていうのは結構な事件だと思ってるけども。嘔吐しそうな程きつい豚骨臭を嗅がされた後のラーメンって、食えるもんなんだろうか……。

 そんな些事はさておくと、今回のお話のクライマックスは萌路と亡き母親の思い出である。どうやら幼少の頃に母を失っており、記憶もあまり無いようなのが不憫だが、それでも何となく「良いもの」を持っているということは分かる。そして、何故かそれが既に熱を持たぬ礼弥の面影に重なるという。「萌路の母親もゾンビだったんじゃないか疑惑」をさておくと、本来ならば何の言われもないはずの闖入者であるところの礼弥を、「母の面影」という非常に密な関係性で結びつけてしまうというのは、単純ながらも効果的な関係構築。普段あまり接しない姉のような年上の女性とコミュニケーションを取る萌路が初々しくて、こういう方向性の魅力はなかなかアリだ。ラジオでゆかちも言っていたけど、萌路って一見するとテンプレ的なクールキャラなのだが、特別お兄ちゃんラブ属性を持っているわけでもないし、こうして正面から向き合ってみると、案外年相応の、普通の女の子だったりするのが良いところなのかもしれない。しかし、およそ母親の愛情というものに縁がなかった礼弥を見て母の面影を感じるというのも、なかなか皮肉なセッティングではあるのだが。

 これでこのまま良い雰囲気で幕を閉じてくれりゃいいのだが……次回予告がな! ぶちこわしだよ! 面白いからいいけども!

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