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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「輪廻のラグランジェ Season2」 4→4

 うん、思った程悪くはなかった。1期目はちょっと期待しすぎていたこともあって最終的にがっかりすることになったけど、2期目は最初から過度の期待を持っていなかったので、「あ、これなら悪くないか」というくらいの印象。まぁ、だからって何か嬉しいかっていうとそんなこともないんだけど。

 2期目は1期目の反省を活かしたのか、最初からそういう予定だったのか(まぁ、分割2クールなんだから後者なんだろうが)、ジャージ部のダラダラした生活要素が多めの配分。クライマックスの壮絶バトルに食い込むのはラスト3話だけだったので、基本的にそれ以外は「鴨川ジャージ部物語」であった(まぁ、最終回もそうだけど)。そして、個人的には当然そっちの方が好き。元々ウォクスのデザインなどでメカものとしての見せ方があるのかと思ったらそうでもなかった、というのが腰砕けポイントだったわけだが、「女子高生の割とどうでもいい日常に時たま流線型を強調したメカ」だと、違和感は強めで面白い。あんだけご大層なメカなのに、お祭りの日にでっかい風船作られてふわふわしてたりね。ヴィラジュリオたち異星人軍団も、今回はほとんど狂言回しとしての役割だったのでなんだか憎めないキャラになっていたし、最後の決戦が無ければこのまま「鴨川ドタバタ宇宙人交流記」として見ていてもいいんじゃないか、っていう印象。

 まぁ、そのために用意した舞台としてはちょっと乱雑過ぎた気もするけど。2期目はスタート直後からなんだか作画面に不安が残っていて、「この手の作品ってメカものだろうが萌えものだろうが、絵がしっかりしてないと客がつかねーぞ」と他人事ながら心配になってしまった。筋立ても存外適当で、結局最終決戦に転がり込んだ理由も良く分からんかったし、分かったところであまり楽しいバトルになっていたとも思わない。糸目のにーさんが行進曲でぶっ飛ばされたのは流石に笑えたが、ネタっていうよりも「悪ふざけ」っていう印象が近いのかも。いっそのことまどかが「まるっ!」と叫んだら世界中の全ての問題が解決する、くらいの爆発力があった方が楽しかったと思うんだけど、最後まで「なんか分からんけどメカにのってる女の子達」っていうだけだったからね。ヒロイン3人がバトル要素で上手く絡めてなかったなぁ、というのが気がかりなのですよ。

 2クールやってみて、最終的には「何を売りたかったのか、いまいち絞りきれなかった『楽しそう』が集まったもの」というのが結論。世界観もキャラも、決して嫌いということは無いし、個々のシーンを見ていたら楽しい部分もいっぱいあったとは思うので、もう少し統制の取れたシナリオラインにのせて、同じスタッフが描く鴨川の姿を見てみたい、という気持ちもある。そうした「面白くなる気がする」という期待感も込めて、今作は「今ひとつ」ということにしておこう。

 ちなみに、中の人には不満は無い。やっぱりきゃりさんの仕事は悪くないと思うんだ。瀬戸・茅野という残りの二人ももちろんね。特に瀬戸麻沙美は同時進行でやっていた「TARITARI」と聞き比べてもやっぱり器用な子。ランが即位した振りしてホントにどうでもいい話を延々喋り続けてるシーンが好きでした。

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