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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 主人公坂東が何を頑張っても、すべて浪川にしか見えない第5話。多分個人的に顔を一番良く見ているせいだと思うのだが……おもしれぇんだもん。実年齢でいえば、野球選手としてはまだまだ現役の歳なんですけどね! なんか「Number」に掲載されててもそんなに違和感もないな。

 今回の症状は、野球のイップス。作中で伊良部が説明している通り、イップスといっても様々な症状があるようだが、坂東の場合には「ファーストへの送球のための投球がうまくいかない」という非常に局所的なもの。今回ストーリーは非常にシンプルで「後輩に脅かされる恐怖、嫉妬心」などが原因になっていたわけだが、これがどう発露すると「1塁に送球しようとしたときだけ失敗する」という症状になったのかはよく分からない。まぁ、必死でいいとこ見せようとするとかえって変な力が入って失敗するってのはありがちな心理状態だけどねぇ。ゴールデングラブ賞3回の身にこの症状はきつい(ところで打撃成績はどれくらいなんだろうな)。

 症状、原因、治療法と、今回はどれも特に面白い捻りがなかったのは残念だが、この作品としてはあり得ないほどの大群衆がひしめく神宮球場の様子はなかなかの圧巻。スタンドを埋め尽くすぺらぺら人間や、どこか真に迫った実況と解説。実写取り込みによる(おそらく)現実の神宮とアニメによるフィクションがない交ぜになり、いつものように非常に不安定な画面を形成してくれる。イップスが発生したことを示すスコアボードの全景(とボール)、坂東の焦りと拘りを示すかのように大写しになるサードベース、乱闘シーンを表すためにコマ送りで突然プレイヤーが消え去るベンチなど、どれもこれも現実の映像ながら、そこに表される「事実」は全てフィクション。相変わらず、このもやもやした感じがたまらない(なんでヤクルトが実名で所属球団になってるんだろうと思ったら、ヤクルトってフジテレビの協賛なのね)。

 また、今回も伊良部の野放図な活躍は健在で、野球なんてやったことがないようなボロボロのフォームにも関わらず、逆シングルや難しいショートバウンドに限ってはプロ顔負けのモーションで動いてみせる。あげく「野球は飽きた」と言い出して今度は舞台脚本に手を出し始める。タイトルを見ると、握っているのは前回登場した星山の作であることが分かる。

 今回ようやく気付いたのだが、シリーズ中で診察を受けにくる患者たちって、全員同じような日にちに来院してるんだね。カレンダーをめくる演出を見て何となく時間軸が進んでいるんだとばっかり思ってたんだけど、全部12月中の話で、同時並行だったのか。誰かにまとめた一覧表とか作って欲しいもんだけど、話の流れから、あの台本を握っていたのは星山の治療が終了した後なんだろうな。なかなか面白い試みだ。

 また、これも今更気付いたのだが、冒頭でマユミが施す特大注射、あれの使用済み注射器って、シリーズが進むごとにゴミ箱の中に溜まっていってるのね。そういう所はこだわって描写してんだなぁ。

 次回の主役は平田広明。ここ最近ではすっかり「お化けギャルソン」のイメージなんだけど、相変わらず腐女子人気が高そうなところが来るよなぁ。 

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