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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 うえだゆうじのマッドキャラクターは本当にいいなぁと思える第7話。今年で言えば「ティアティア」なんかでもうまいことイッた感じ出してくれててよかったですね。静かにぶっ壊れてるキャラがきれいに嵌る男性は格好いいです。他には藤原啓治とかね。

 今回は今までとは毛色が変わって、物語の中心にはなんとジュライが収まっている。「合理的な思考しかしない」という契約者の設定もいまいちはっきりしてないんだけど、ドールの「自ら思考も行動もしない」という側面もよく分からないところ。成り行きでヘイと同行することになったジュライだが、見たところちょいちょい感情らしいものは見せているんだけど。そして、そんなジュライという1人の人間のパーソナリティが、今回は相変わらず感情を表に出しまくりの蘇芳との関わり合いの中で描かれていく。

 パブリチェンコ博士生存の報を受け、ロシアの組織も北海道に入国。事態はさらにややこしいことになってくる。「イザナミ」を巡る謎は今回お預けだし、パブリチェンコ博士がどんな大トリックを使ったのかも分からない。謎は増えるばかりで、本当にこの作品は1クールなのかと疑問に思えてくる。まぁ、初登場のドール売人(中の人ナバ)はあっさり殺されたし、謎の昏睡魔術を駆使する契約者も割とあっさり死亡してる。このあたりの命を大事にしない感じは急いでいるようにも見えるけど。このままだと札幌に残してきたノリオとか方舟の連中なんかは、もう捨てキャラとして出番は終わりなんだろうね。まぁ、1期もキャラクターの数だけは多かったからなぁ(コミックス版で地味に復活してる人とかもいるけどね)。

 今回の見どころは、1つは初めて単独任務に挑む蘇芳のジュライ救出劇。ガラス片があんなにきれいに飛んであんなにきれいに刺さるとはとても思えないのだが、いつの間にかヘイに鍛えられていたってことにしておこう。その後の車のドア越しのヘイたちの攻防もなかなか見応えがあったし、能力バトルものとしての完成度はなかなか。能力を失ったヘイがただ根性で勝つのではなく、「契約者にしか見えない」観測霊の映像を利用することで視界を奪って隙を突くあたり、なかなかうまいこと考えている。

 そしてもう1つの見どころは、冒頭でも書いた蘇芳とジュライの心の交流。シナリオ構成として「首筋に水滴を受けても何も言わないジュライ」から始まり、「つねられてしばらくしてから痛いというジュライ」、そして「たんこぶを撫でられてすぐに痛いというジュライ」と3つ並べることで、ドールの中に芽生えたわずかな感情、信頼感のようなものを自然に演出している。観測霊を飛ばして助けを求めたり、霊を利用してヘイを助けたりと、随分色んな思考と感情を持っているように見える。そして、そんなジュライを弟のよう気にかける蘇芳も非常に可愛らしく、どう考えても合理的でない彼女の一途な思いも清々しい。そして全裸に剥かれたジュライは……ショタのドールはニーズがあるそうです。……あるんだろうなぁ。

 ロシアの連中に引き連れられて、ゴキマスター・ターニャも日本上陸、そして紫苑は不穏な発言を父親に漏らす。仙台を舞台に、今度は何が起こるんでしょうか。 

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