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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 歪んだ性癖で同姓に欲情する変態に変態のことを諭された第9話。なんだかエラい癖のあるコンテが際立った演出特異の回で、「一体誰がこんな画を作ったのかねぇ」と思ったら、なんと山内重保氏だった。バトルシーンのアングルも止め画のアングルも、改めて振り返るとガリガリの山内節だな。こういうラノベアニメってのも面白いかも。

 コンテ演出に引っ張られたのか、作画も随分特徴的でキャラの等身がやや低め、目もくりっとしていて随分印象が違う今回。コミカルな前半パートは脱げ女のエロ成分もありで、なかなか楽しい仕上がり。黒子は隙を見て御坂の唇を奪おうとしていたわけだが、御坂はこんな奴と同室で寝起きできるもんである。他にもスカートめくりを越えてスカート全力たくし上げを喰らって慌てふためく初春、レベルアッパーを手にして浮かれる佐天など、この作品で見たいものは大体Aパートで片付けてくれている。

 そしてBパートは、回想シーンの銀行に続いての黒子のシリアス見せ場。能力の分からない相手に分析を施し、更にそれを打開しつつ自分の能力をフルに活かして知的に勝利……といけば能力バトルものとしては格好いいのだが、相変わらずこの作品は能力がわからねーし解決は適当だし、せっかくのメリハリの効いた画面もシナリオになじめないせいでいまいちのめり込むことが出来ない。

 「光をゆがめることで像を別な位置に見せかける能力」は、一体どこの光をどうゆがめて相手の目に届けているのだろう。「実際にいる位置」が転写されるとしたら、回りの景色との整合性が取れないと思うのだが。もし、ものすごくディティールが調整できるくらいに細かい光の調整が出来るならばまだいいとしても(まぁ、その場合は確実に人間の脳の限界を超えた操作が必要になると思うが)、黒子がテレポートした針がそのまま狙った位置に転移した(ように見えた)意味が分からない。その箇所の光りは歪んでいたのじゃないかと。

 そして、能力を見破った後に黒子が相手を打破する手段は、「ビルごとぶちこわす」というお姉様もびっくりの無茶アタック。「ガラスの大量転移」なんて面倒なことせずとも、硝子板を相手の近辺に転移させれば胴体がずんぱらさして片付くよな。まぁ、障害沙汰はまずかったのかもしれないけどさ。それでもビル全部を倒壊させる意味は無いよな。一応「撤去予定のビルだった」という理由付けはしてるけど、治安を守るジャッジメントが勢いに任せて軽々にあんな行動に出ていいとはとても思えない。普段仕事に真面目な黒子のキャラクターを考えると、やはり安易な展開と言わざるを得ない。

 そんなバトルと並行して進行するのが、レベルアッパーを手にして戸惑っている佐天の懊悩。気持ちは分からないではないが「副作用がある」「殺人衝動が起こる」とまで言われているのに友達に勧めるのは流石に……ひどすぎやしないか? 一応黒子の活躍や御坂の一言が佐天のコンプレックスを後押しするという理由付けは描かれているものの、やっぱり「レベル」というものへの無条件の拘りが伝わりにくいので、まだ「単に佐天が考え無しでひどい子」という風に受け取れてしまうのだ。まぁ、実際そうかもしれないけどさ。

 全体的なクオリティが決して低くないだけに、どうしてもシナリオ部分を何とかして欲しいという思いだけが先走ってしまう。何とかならんかなぁ。 

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