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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」 5

 なんか見たことのない枠で始まったからちょっと戸惑ってしまう番組。深夜アニメのくせに日付が変わる前に放送されるなんて、こっちではなかなか無いことで、思い返しても「テガミバチ」がTVOの23時台に放送されていたのが唯一くらいな気がする。それが22時台ってんだから、一体何が起こったのかと。しかも、今期も別にこれまでの放送枠が減ってるようには見えないし……見るアニメが増えるよ、やったね俺ちゃん!

 さておき、こちらもちょっと久しぶり、平井久司絵のロボットアニメ。最近まで「SEED」のリマスターを放送していたし、今期も「DESTINY」が始まるのであんまり久しぶりって気もしないのだが、純正の新番組は「ラインバレル」以来なので5年ぶりであるらしい。「らしい」ってのは、あたしゃどうも平井絵の作品とは相性が悪く、別にデザインが嫌いってわけでもないのに、最後まで見通せた作品があまり無いのである。ガンダムはいいとしても、他に最後まで全部視聴した作品は「リヴァイアス」のみで、一時期怒濤のように押し寄せた「ファフナー」→「オリンシス」→「ヒロイックエイジ」の3連弾は全てダウンしてしまった。おかげで、今回も開始早々に「平井絵か……」とたじろいでしまったのである。

 しかし、今回の平井絵はちょっと雰囲気が違う。明確な特徴としては、かなりキャラクターがコメディに寄っている。基本線は同じなのだが、作中で崩れた表情を見せることが多く、これまでのイメージよりも随分ユルい。メカニックデザインも他作品とは異なるもので、分かりやすいロボアニメ設定ながら、「ちょっと違うかも」という期待は持てる。制作は最近安定している動画工房だし、何よりも監督は元永さんだ。元永監督と動画工房のタッグは初だが、今期はWHITE FOXが細田さんなのでこっちに回ってきたってことだろうか。更に脚本に吉田玲子と志茂さんを配しており、この組み合わせならば、長年苛まれてきた平井絵の呪いも打ち破ってくれるかもしれない期待がある。変な時間帯だけど、被らないからゆっくり見られると思えば都合が良いのかもしれない。

 1話目は基本線を外さない「ロボに乗る」オープニングだが、序盤はちょっと説明台詞や無茶な紹介エピソードが多くて、あんまりシナリオは上手くない。ゆかちボイスの子が突然の告白→失恋とか、キャラが分かりやすくていいのだが、流石にもう少し自然に日常生活を描くところからやってもらった方が自然。スケッチ大好き主人公も極端なキャラだし、フォワードの子とガンナーの子の喧嘩なんかも、全部説明台詞である。ま、おかげでメイン5人のキャラはすんなり入ってきたので助かったっちゃぁそうなんだけど、2クールものみたいだし、もう少し雰囲気重視でも良かった気がする。ただ、その割に説明不足な部分、というか無茶苦茶な部分もあり、誰もが「どないやねん」と思うのは、落ちこぼれの残念ファイブがいきなり最新鋭機に搭乗して前線に赴くという設定、そしてその5人がいともあっさり敵の主力を撤退させるという結果。前者については、まだ司令官が隠している理由がありそうなので「実は落ちこぼれに見えてめちゃくちゃ期待されてる超人5人組なんすよ」という分かりやすい設定が説明されれば問題なさそうだが、そんな5人組の強さを示すのに、今回のミッションは流石にやり過ぎじゃなかろうか。前線を支え続けていた艦隊が壊滅してるのに、5人て。敵が速やかに撤退した理由もさっぱり分からないし、いくらオレツエーでもちょっと突飛過ぎる。まぁ、この辺もひょっとしたらあとで説明があるのかもしれないけども。他にも、遺伝子情報を導入したもんだからマシン自体が恐怖心を関知して戦場から逃げ出す仕様とか、何の役に立つのかさっぱりである。

 などなど、1話目はいきなり疑問符が大量生産されたわけだが、文句は言いつつも、分かりやすい展開はわりと嫌いじゃない。メインの5機が全てデザインと役回りが異なっており、それぞれに特殊能力を活かしたチーム戦をここから構築していく、っていうのが残念ファイブの物語になるだろうし、ギャグタッチの5人の関係性は見ていて楽しいので、ロボ戦もそこそこに、この5人がゆっくり青春していけばいいかな、と。前クールで「5人の友情物語」を描こうとしたらグダグダになった作品があったので、2クールのこちらは多少なりとも期待したいところである。メインの周りに配置されたキャラも割と分かりやすい連中が多いし、このデザインだとエロ方面も期待出来るかもしれない。命懸けの宇宙戦争とお気楽学園テイストのさじ加減が勝負だろうかね。

 ま、1話で脚本が怪しかったのにそこそこ評価が高いのは、やっぱり中の人要素が大きい。キャストロールを見て思いだしたが、今作は謎のキャスト起用で以前ちょっと話題になっていた奴だったっけ。メインのお絵かき主人公にシンケンブルー・相葉裕樹、そしてガンナー眼鏡にはゴーカイシルバー・池田純矢という、何とも奇妙な戦隊キャスティングなのである。視聴中に一切思い出さなかったのだが、これって2人してかなり達者だったため。残りの浅沼・井口・日笠は当然しゃべった瞬間に分かるわけだが、「他の2人のキャスト、これ誰だ?……」って思ってたら、まさかの名前である。少なくともこの2人よりも下手な声優は割といるわけで、「素人キャスト」では全く無い。むしろ、この辺の人材って舞台経験も多いから、一発何か見せてくれる可能性もある。元々浅沼君だって舞台の人だからね、なかなか楽しみなセッティングだ。ちなみに、浅沼君と池田君は、雰囲気がなんか似ていて「兄弟?」と思われることもあるらしい(ソースは本人ツイッター)。確かにそうかもしれん。

 その他にも、沢城司令に、さぁやなおねーさんなど毎度のことながらキャストが楽しげ。大原・沢城・日笠なんて並ばれた日にゃ、M心がゾクゾクするが、実はこの中に1人、ドMが混ざっています。沢城×日笠の絡みってなんか面白そう。一応同い年のはずなんだけどね。


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