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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 新章突入、第52話。さぁ、春になって気分一新、仕切り直しの1話目である。ま、本家本元の「聖闘士星矢」もこうした仕切り直しは2回くらいあるから、なんだか見慣れた光景にも見えるんだけどね。オープニングも切り替わり、なんかいまいちテンションの上がらなかった先代と比べるといくらか盛り返し、威勢の良い曲になった。当然のように出る出る詐欺で鳳翼天翔を披露している一輝兄さんに何を言えばいいのかは分からん。

 さて、色々と話題は多いので何から触れればいいのか迷うのだが、なんと言っても大注目は鋼鉄聖衣の登場だろう。往年のファンには、発表直後に「スチールかよ!」と突っ込んだ人も多いはずだ。当時の(今もだけど)ジャンプアニメはどうしてもオリジナル展開に突入することは避けられなかったわけだが、特にスチールに関しては、アニメ版星矢の黒歴史として語られることが多い。ただ、正直言うとあんまり当時のアニメの記憶が無くて、大きくなってから観て「はて、こんな奴らおったっけ?」というのが私のスタンスである。なんでだろう、ドクラテスとかはやたら印象に残ってたのに、味方側に登場したあいつらはさっぱり記憶になかったのだ。子供心にもいらん追加だと思っていたのだろうか。

 しかし、過去の話はあくまで過去の話。このΩはそもそも存在自体が付け足しみたいなアニメオリジナルなのだから、そこに更に付け足しが出てきたところで忌避する理由はあるまい。これで嫌がってるくらいなら、多分栄斗の登場あたりで既に挫折しているはずだ。独特のフォルムを持つ鋼鉄聖衣の再現度は高く、ご丁寧に「威勢の良いこと言って登場したのはいいけど、やっぱり弱い」というしょうもない部分も完全再現。ま、そりゃ元々星矢達の引き立て役みたいなもんだから。弱いというよりは「目立っちゃいけない」が正しいのだが、今回登場したスバルはあくまで「第2の主人公」としてこれから立身出世しなければいけない立場だ。今後の精進に期待したい。まぁ、パラサイトの雑魚相手に手も足も出ない状態だったので、ここから先は本当に大変だろうが……。中の人はなんと水島裕である。相変わらずベテランに無茶をさせる作品だな。ちなみに、外画をほとんど見ない私の中で、水島裕というと「連想ゲームの人」である(歳がばれる)。最近は「キョウリュウジャー」のアイガロン役でもお馴染みで、気付けば日朝声優になりつつあるのが妙な縁である。

 さておき、そんな新要素の登場に感化されたのか、光牙のまとっていたペガサス聖衣も完全リニューアル。未だに意味がよく分かっていなかったクロストーンは廃止、めでたく古式ゆかしい組み立て式聖衣になって復活。フォルムもボディスーツ状だった旧版に比べるといわゆる聖衣に近づいており、新デザインといいながらも実に懐かしいものになっている。収納オブジェ状態のペガサスのデザインなんかはディティールはどうしても違うのだが、次回予告で聖衣ボックスを背負っている光牙を見ると、ちょっと嬉しくなるのである。そうだよな、やっぱり聖衣は箱に入ってナンボだよな。小さい頃は、箱に入った聖衣のおもちゃ(多分ガチャガチャのおまけ)で遊んで、組み立てて戻すことが出来ずに涙した思い出もあるのですよ。これからまたゆっくりと他のブロンズのところを回って、1人1人ニュー聖衣に作り替える作業が始まるのだろうか。他の面々の収納フォームがどういう風に仕上がるのかが今から楽しみである。

 で、そんな小物の話はさておくと、今回の敵はアテナと対を成すライバル女神、パラスである。もとはギリシャ神話のアテナの後ろ暗い過去のお話から登場した女神のようで、今回もサープリスのごとき漆黒の鎧をまとった従者、パラサイトたちを引き連れての登場。ただ、星矢が殺せなかったことからも分かるように、現時点におけるパラスは単なる無垢な少女であるらしく、パターンとしては最初から完全に敵だったマルスと違い、無垢な宿り木である人間との関係性を模索する、ポセイドン編に近い展開になるだろうか。毎度のことながらアテナにはタイムリミットが課せられているので、光牙はまた時間に追われながら戦うことになるのである。まぁ、マルス編の火時計は割と適当だったし、完全に遅刻しててもどうにかなったけれども。「パラサイト」という呼び名がなんか引っかかる上に「1級」だの「3級」だのと言われると非常に安っぽいので迫力がでないのだが、このあたりのセンスが微妙なのは既に1期目から分かっていることなので、暖かく見守りましょうね。一応、パラサイトのモチーフはそれぞれ固有の武器に現れているようで、今後ブーメランだのトンファーだのという微妙すぎる武器が出てくることを期待したい。

 そして、先週エピローグもなく終わってしまったので気になっていた世界背景だが、基本的には「マルスの爪痕は聖衣が痛んで聖闘士が失われたこと」というくらいの認識で良さそうだ。光牙たちはおそらく事件後に自分たちの生まれた土地に戻ったのだろう。沙織だけがサンクチュアリで事後処理に終われていたというのもなかなか可哀想だ。父の敵を討てた蒼摩、兄の敵を葬った栄斗あたりは一応凱旋帰国ってことになるのかしらね。エデンさんは……あれぇ??? なにしてはるんですか。ま、そりゃ確かにあんたは沙織のフォローに回る必要はないし、アリアのことを考えればちょっと反抗期になる気持ちも分かるが……ほんと駄目な子や。

 そして、気になるのは「失われた聖闘士」のことである。今回、貴鬼を通してその当たりを振り返っていたわけだが、当然明確に死亡したと思われるゴールドは現在空位。しかし、丁寧に1人ずつ名前を読み上げていった中に、ミケーネ様の名前がなかったのはどういうことなのか。まだ生きてたんですかね。更に、「そしてジェミニ……」となんか微妙にお茶を濁されたのも気になる。ひょっとして、貴鬼はパラドクスさんに会ったことがなくて名前を知らなかったとかかしら。いや、むしろあの人なら次元の狭間で元気にしてる可能性の方が高い。でないとパラドクスさん討伐後のお目々カッが完全に無駄伏線になってしまう。早く帰ってきて欲しいものです。当然、龍峰大ピンチのタイミングでね! そういえば、結局星矢は現役で仕事を続けてるわけだから、一時譲渡した射手座は結局光牙のものにはならなかったってことだね。星矢がパラス軍と戦っている時の呼ばれ方が「サジタリウスの星矢」っていうのと「黄金のペガサス!」っていうのが混じってて苦笑い。なんか永遠に「ハンカチ王子」って呼ばれる苦境に似ている。楽太郎だってもう円楽としか呼ばれないんだから、ペガサスだった時代のことは忘れてやれよ。まぁ、本人が遠慮なくペガサス流星拳を使うのが悪いんだが。

 今日の結論、辰巳最強。


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コメント
無題
星矢って、原作連載開始直後にアニメ化企画がはじまって連載開始10ヶ月くらいで放送開始したから原作にストックが無く、世界設定などが固まってないからオリジナル展開や設定にせざるえなかったんだよねぇ……
原作主義者の人にはもうしわけないが星矢はまだマシなほうだとはいえ、車田氏自体が設定無視して行き当たりばったり全開タイプだから、アニメの制作現場は大変だったでしょう(笑)
【2013/04/07 21:50】 NAME[野良猫] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
ほへぇ、そこまでのことをやってたんですね。当時のアニメって本当におおらかというか、適当というか……ま、それでやっていけるくらいの認識だったんでしょうけども。
そんな時代のあだ花とも言える鋼鉄聖闘士が、こうして長い年月を経て現代に蘇って活躍出来るんだから、勢い任せも悪くはない、ってことで(いい話風まとめ)。
【2013/04/07 22:41】


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