最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「宇宙戦艦ヤマト2199」 6 ヤマトが日曜夕方に始まった。先に書いておくと、私は恥ずかしながら「宇宙戦艦ヤマト」を全く知らない。「全く」というのは文字通りの意味ではないが、大まかなあらすじをそこかしこから漏れてくる一般常識程度に認識しているのみで、実際の画面を見た経験がほとんど無い。アニメを見るようになった時期を考えると致し方ないことだが、ガンダムは見たけどヤマトは知らないあたりに限界があるのだ。 そんな人間からすると、このリメイクという試みはそこまで魅力的なものではない。昨今、新しいコンテンツに閉塞感があるのか、それとも日本のアニメ文化がある程度爛熟してしまったことを示すものか、リメイクはことさら多くなってきており、当然のことながらその中にはあたりもハズレもある。ただ、そこまで大きな「ヒット」というのは残念ながら見たことが無く、どうしたって「昔は良かった」という懐古主義的な評価を打ち破れないパターンがほとんどではなかろうか。そうした中で、敢えてこの不可侵領域とも言える「ヤマト」に触るというのは、非常にリスクの高い試みであると、素人目線でも思わずにはいられなかった。加えて、私自身はファンでも何でもないし、若造特有の思考では「どうせ手垢のついた古くさいコンテンツだろ」という思いが先に来るのである。これが日曜夕方に始まったところで成功するとは考えにくい。非常に個人的な事情だが、ホントに日5枠と相性が悪いっていうのもマイナス要因だ。 ただ、そんなネガティブなイメージから視聴を開始したが、どうも、これは何か違うようである。既に今作は全国の劇場で先行放送されているとのことで、きちんと「劇場視聴に耐える」レベルで制作が継続している。そして、イベントが続いているということは、きちんと客層がついているということでもある。実際、私の知り合いに1人好きな奴がいて、そいつは金もないのに熱心に上映が始まると劇場に足を運んでいるのだ。つまり、これは旧作ファンにも(程度の差はあれ)興味を持たせるだけのものになっているし、それだけの覚悟が籠もった作品ということになる。 実際、1話目を見て色々と考えを改める必要があると思い始めている。導入部分の大きさは圧倒的である。とにかく画面の精緻さが凄まじい。劇場クオリティをそのまま持ってきているのだから当然であるが、最近では特に驚くこともなくなったCGによる「宇宙戦争」の描写、そして個々の艦隊、戦闘機のディティールが段違いである。昔から日本のアニメファンが憧れ続けた「宇宙戦争」の迫力は、現代で再現するとこういう形にリファインされるものなのか。CGなのでどうしても軽さが気になる向きはあるだろうが、とにかく細かくて鮮やかな画面になっており、多少の浮き方は許容範囲内だ。力の入り方が違うその画面のクオリティで、とにかく押さえ込まれた気分である。これは、ひょっとしたらものすごくラッキーな形で「ヤマト」に出会うことが出来たのかもしれない。 あとは知らないなりに素直に見て行けたらいいなぁ、と。そして当然お仕事なのでやっておくのは中の人の話ですが、もう、とにかくおっさんどもが恰好いいのがね。艦長役に菅生さんの時点で何も文句がでないけども、これに小川真司なんかも絡むし、江原さんとか玄田さんとか、濃いよ、とにかく濃い。メインとなる古代進が小野Dなのも違和感はない。ま、ここは旧作ファンには文句を言われそうなところだけども、こればっかりは時代が移ってるんだから仕方ないよね。そして女性キャスト。森雪役、桑島法子。な! ここだな、もう、それで全てだな。更にちょろっと出てきた子がサトリナだったりすると、色々捗るわ! 最後に1つ引っかかったのが、エンディングで流れたテーマソングが何故か合唱曲になっていたところ。イントロが流れた時点で当然ささきいさおボイスが来るだろうと思っていたので思い切り腰砕けだったのだが、誰が歌ってるのか調べたらエラいことになっていた。その使い方、流石にどうなんだろう。贅沢なのは分かるけども。いっそのこと1人1人で別に歌ってるところを聞いてみたかったもんだなぁ。「宇宙戦艦ヤマト 歌:飛蘭」 どやねん。「歌:麻生夏子」 コレジャナイ感。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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