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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」 3

 臭い。もしくは痛い。これらを引っくるめて書くと「ラノベ」になる。典型的なラノベ作品なのだからいい加減慣れたものだとは思うが、気持ち悪いという意味ではやっぱり一歩引いてしまう部分がある。

 この手のものをこき下ろすのもいい加減飽きてきたし、つい最近まで「はがない」を見ながら「やっぱり理科かなぁ……あ、小鳩は別枠でね」なんて独りごちていた身では何を言ってもむなしいのだが、それだけに、続いて登場した作品に何一つ進展はなく、むしろ劣化すら感じられるとなると、そこに価値は見いだしにくい。方向性は完全にはがないと一緒なのだから、後発のこちらは「はがないに無かった何か」が出てこないことには意味が無い。果たしてそれが得られるのか分からないし、そもそも「はがないの後追い」って、なんか「僕は将来長嶋一茂みたいな立派な野球選手になるんだ!」って言ってるのと同じくらいのわびしさがある。そこって、目指したくなるような高みなのかよ、っていう。

 ということで、基本的にはがないとの比較になるのだが、現実感を潔く削ってしまった分だけ、先輩作品の方が見やすかったと思う。学園の設定や肉の諦めきったハイパースペックの設定など、完全にギャグレベルになっていたし、その方が無茶な設定にも諦めがついて、お話として楽しめる部分があった。今作の場合、1話目だからということもあるのかもしれないが、まず主人公とヒロインの人となりがさっぱり分からない。お互いに「友達がいない」をステータスにしてるわけだが、主人公なんていかにもやれやれ系のラノベ主人公らしく、独白も含めて恐ろしく饒舌である。女の子にもてないことに異論は無いが、別にこの程度の奴ならそこら中にいるのだから、それなりの友人くらいいるだろう。何故そこまでして「ぼっち」を強調したキャラになったのかが分からないので、見ていて共感も同情も、そして忌避すら出来ない。なんとも中途半端で「設定のために理屈抜きで作られたキャラ」である。

 メインヒロインも同様で、まだ説明されていない部分なのかもしれないが、彼女が四六時中あそこに座っている意味も分からないし、嫌悪感を抱いているはずの見ず知らずの男子に突然自分語りを始める意味も分からない。夜空のような徹底した残念系にも設定されておらず、こいつも普通に友達の1人や2人いるだろう。今回登場した2人目のヒロインがすぐにまとわりついていることからもそれが分かる。最初からあり得ない設定をあり得ない導入で持ってこられても、まったくピンと来ないのである。どう見てもリア充臭いのに友達が出来ないと嘆くという茶番ははがないで散々見てきたので今更文句を言うのも間抜けだが、今作の場合はそうした設定を作ろうとせずに、最初からあるものと考えているのがイラッとするのだと思う。

 まぁ、多分ここから女の子はいっぱい出てくるだろうし、今後はそういうキャラに期待を寄せて見守っていくしかないが……キャラクターデザインもなんだか独特で、1話目の時点ではあんまり好きになれないんだよなぁ……最後の頼みの綱ははやみんボイスの暴君キャラだということ。あの声で罵られたいというニーズはおそらく一大レジャー産業クラスなので、そこに一点突破の望みをかければ視聴動機にはなるだろう。ま、俺妹でいいんじゃないかって話もあるのだが……


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