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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「革命機ヴァルヴレイブ」 5

 今期三本目のメカものであり、放送前から大量のCMを打ち出しまくって話題も色々刺激的な、MBSの「お金使ってます」番組である。CMであまりにもangelaが容疑を否認し続けているため、なんの罪で責められてるのか分からないけど「とりあえずお前らがやったやろ」と言いたくなる作品。まぁ、1話目ではエンディング流れませんでしたが。

 力が入っている作品なのだから当然話題は豊富である。実は割と久しぶりなサンライズ制作のロボットものであり、監督は意外や意外、松尾衡である。確かにサンライズ作品にも参加していることはあったが、松尾監督と言えばプレスコというイメージが第一にあり、サンライズ制作でそういうのはあんまりやらんやろな、という気がしていたので、このタッグが実現したのは非常に驚き。当然今回もプレスコ収録であり、そこにサンライズのロボット映像が乗るという、恐ろしく手間のかかった作品作りが実現している。基本的にプレスコは準備が大変なので絵についてはある程度譲歩する部分があると思うのだが、今作はとにかくドンパチやらなければいけない作品ということで、音の後に従う画にも手抜かりは許されない。どういう制作体制になっているのかは分からないが、とにかく予算と手間がかかっているのは間違いない。

 そんな1話目だが、ま、普通のロボものである。楽しげな学園生活に突然国が敗れて主人公が悲劇のど真ん中、そして無茶なロボット搭乗からの覚醒バトルで無双乱舞、というのは非常に分かりやすいテンプレートのなぞり方。基本的に人間対人間の宇宙戦争なのでそれこそガンダムなどの古式ゆかしいスタイルと思って見れば分かりやすいし、1話目からハムエッグが大活躍して主人公の持つポリシーと、それに対抗する敵対勢力の持つイデオロギーのぶつかりあいは分かりやすい。これに無茶な設定のロボットが絡むわけだが、ロボットの起動にいかにもいまどきな精神的なファクターが入り、血液を媒介した生体認証によるロボットとパイロットの融合で「メカのみの戦いじゃない」ということを示している。悲劇のどん底から「人間をやめた」孤高の主人公というと「コードギアス」に近い部分もあるかもしれない。

 で、そんなお話だったわけだが、第一印象でいえば「まぁ普通」。サンライズなので作画面が整っており、戦闘シーンなんていかにもな出来だが、今更驚くほどのことでもないだろう。今期は既に「それなりの宇宙戦争」がいくつものアニメで描かれているため、既に食傷気味でもあるし(ま、それはこの作品が悪いわけじゃないのだが)。他の作品との差別化を図る最大の要因はプレスコによる音響・作劇の部分であるはず。正直言って、1話目ではそこまでプレスコのうまみが出てはいないように見えた。ホントに大変な作業であるはずのプレスコは、役者連中も固まって本読みから参加して画作りを行うため、本来ならば出来る限り密度の濃い関係性を構築する必要があるわけだが、今作はどうも参加している役者の数が多い。「夏雪ランデブー」はほぼ3人、「紅」でもせいぜい6〜7人程度だったはずだが、今作は優にその3倍はいるだろう。もちろんその全員が打ち合わせに参加しているわけはないので、プレスコにどっぷり関わるのはメインの数名だと思うのだが、それでも特有の「生々しさ、密度の濃さ」を出す効果はやや薄まってしまう。ドンパチが派手な分、個々の演技のやりとりのウェイトも軽くなるので、それは致し方ない部分ではあると思うが、出来ることならもう少しじっとりと絡みつくようなプレスコ特有のあの空気を味わいたいものである。

 でもまぁ、やっぱり中の人の話題はどうしても盛り上がりますけどね。今作は、メインヒロインが死んだくさいので女の子をどう扱っていいのか微妙だが、とりあえずメインは逢坂君である。今のところ学園側ではっきり絡んでるのは茅野愛衣くらいだろうか。そして、やたら濃いのが相手側。福山・宮野・細谷・梶。司令官は小野Dでサポートに水樹奈々。なんだこの国。流石にちょっと勝てる気がしない。そして、収録スタイルの関係なのか、割と贅沢に盛り込まれたキャスト陣がことごとくモブで出てくるというのが恐ろしい混沌を生んでいる。何が兼ね役で何が本役なのかよく分からなくなってくる。この世界には美菜子ボイスのアナウンサーがいて、よっちんボイスのオペレーターがいて、中村ボイスのエンジニアがいる。ツイッター的なソフトで流れ込んでくる大量の声の中にはそれらが全てまとまっている。カオス過ぎる。すげぇ贅沢な音声ソフトが流行りまくってる時代みたいに見えてくる。とりあえず、松尾監督のプレスコというだけで「沢城先生は? 座長は?!」と不安になるが、今回はいなかった模様。ちょっと安心した。プレスコでまたあおちゃんと共演とかしてると、多分死ぬ(あおちゃんの方が過呼吸で)。

 あと、メインテーマが予想通りにハマっていてちょっと楽しかった。西川の旦那と水樹奈々って曲の方向性がほぼ一緒みたいなもんだから、すげぇ違和感の無さ。良い具合のマンネリ感で、新曲なのにこの安心感は異常。


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