プレリリースに行ってきた in ドラゴンの迷路

　前回に続いて、今回も無事にプレリに参加することが出来ました。が、もうさっさとネタバレすると戦績はひどいもんだったので、あんまり記事を書くモチベーションが上がりません。おかげで前回の全勝したプレリ記事に比べると、すげぇ適当になります。

　ギルド選びから始まるのがこの環境のプレリ独特の楽しい部分だが、私の選択は当然ディミーア。事前にあまり情報は揃えないで出撃したので何がいいかは考えていなかったのだが、考えてないなら当然ディミーアです。ここで環境初のディミーアをやっておくことで、来週本番を迎えるドラフトでディミーアに拘らずに済むので大切です。ちなみに、下馬評ではディミーアは当然あまり良いギルドではない様子だった。元々ギルド門侵犯の時点で微妙ではあったが、今回人気だったのはボロス・オルゾフ・ラクドスの３つ。他は似たり寄ったりだったけど、セレズニア・アゾリウス・ディミーアが３つ並んで不人気だった気がする。まぁ、仕方ないね。

　私としては、ディミーアパックなら高確率で「忌まわしい光景」が入ってるだろう、というそれだけの思惑での選択である。ちなみにお供のパックはイゼットで、これも個人的には嬉しい組み合わせ。これでラクドスとかついてきたらどないしたらいいか分からんし。フロストバーンなんかが出てくれりゃ完璧ですよ！

 

　で、出来上がったのが以下のデッキである。もう、色々残念。

 

＜土地＞１６

島×４　沼×５　山×４

ディミーアのギルド門　イゼットのギルド門　蒸気孔

 

＜クリーチャー＞１１

血の公証人　大都市のスプライト

ゴブリンの電術師　地底街の密告人

どぶ潜み　高射砲手

欄干のスパイ　変転充填魔

第１０管区のラヴィニア　竜英傑、ニヴ＝ミゼット

幽霊の特使、テイサ

 

＜その他＞１３

圧縮　ディミーアの魔除け

ボロスの導き石　アゾリウスの導き石

滅殺の火　心理的打撃

本質の反発　致命的な噴煙

忌まわしい光景　霊気化

変化／点火　天才の煽り

身分詐称　

 

　見ての通り、イゼットとディミーアで綺麗に均等３色、あげくタッチ白の合計４色。デッキコンセプトは「出たレア全部使う」である。全部で６枚のレアがぶち込まれており、入らなかったのは「空殴り」１枚だけ。もう、このコンセプトが恐ろしい。とにかくボムに繋げればなんとかなるんじゃね、という実に安直な発想であり、序盤は完全に捨て、最初入れようかと思っていた「破滅小道の悪党」に加えて「風のドレイク」まで抜いた。その分を除去に裂き、コンセプトとしては前回のプレリで使ったディミーアと似たようなもんである。アンコモンの「天才の煽り」も加えれば、ニヴさんにテイサたん、それに「身分詐称」と１枚でゲームを決められるカードが多く、そこにたどり着くためにマナソースも１８枚裂いている。どうせどれだけあがいても他のデッキだってそこまで早くないんだから、何とかなるだろうと思っていたのだが……

 

Round 1　VSゴルガリタッチ青

　沼引かずのボッコ→２戦目・相手さん、「死儀礼のシャーマン」。私、何故か相手のライブラリを削って応援する。gg

 

 

Round 2　VSシミックタッチ白

　こちらは相手のデッキがほぼ２色でまとめた綺麗なシミックで、「ドレイク翼の混成体」や「突然変異の混成体」に加え、今回新たに加わった期待のエースコモン「甲虫体の魔道士」がナイスヒッター。１戦目、手札真っ赤に山引かずであぼん。２戦目は序盤押し込まれるも、「ラヴィニア」さんで何とか押しとどめた後にニヴ様が着地して圧殺。３戦目はまたも黒マナを引かずに死亡。やっぱりこのマナバランスでは厳しかった模様。

 

 

Round 3　VS多分グルールとラクドスの間

　最終戦は相手のマリガンを無視して今までの不満をはらすかのようなブン回りで相手に申し訳なくなるくらいのフルボッコだったんだけどね。「ゴブリンの電術師」から相手のレアを「本質の反発」でさばいて「身分詐称」で叩くとか、２セット目に至っては「導き石」２枚から最速テイサたんで、テイサたんが「身分詐称」って叫んでエンドレストークンとか。あり得ない回転。まぁ、それがやりたくて組んだデッキではあるのだが、最後の試合でそれやられてもな。

 

 

　雑感としては、そこまで大きく方向性を誤ったとは思ってないんだ。どうせみんな色は散るし、シールドのセオリーは「ボムに触れ」なわけで、色が伸ばしやすいこの環境で使わない理由は無い。ただ、それにしてももう少しマナについて考えるべきだった気はする。でもさぁ、ここまで来たらお祭り状態を楽しむことにしか頭が回らなくてさぁ……結論・ニヴ様が悪い。何でディミーアって言って選んだのにイゼットパックの方が強いんや！　俺が見たかった「つぶやく幻」や「門衛」さんはどこへいってしまったんや！

 

　今日戦ってて強かったカード。

「甲虫体の魔道士」：まずとにかくこれ。コモンのくせに４ターン目に殴れる４／４フライヤーって。起動コストも実は意外に軽い。シミックが急に力強く見えるようになった。

「クロールの戦士」：いや、強くなかったのかもしれないけども。世界が遅くなったおかげで、案外６マナたまるのである。１戦目、２戦目ともにこいつのパンプで相当やられた。

「のたうつ苔犬」：普通のコモンだけど、到達が凄く余計。パワー３の到達持ちがいる環境は，色々なデッキの人権が危うい。

「迷路の滑空者」：自身が優秀なフライヤーな上に、出した瞬間に世界が変わる。

「分割カード全般」：特に自分で使っていた「変化／点火」はやべぇと思ったが、他にも「労苦／苦難」の火力っぷりや、「遠隔／不在」のあからさまなアドバンテージなど、劇的に影響が出るカードが多かった。今後は要注意。

「トロスターニの召喚士」：これも見た目通りの強さ。セレズニアは不人気なのに、こいつのせいで白タッチが続出したレベル。

　対戦相手の色が偏っていたので強いと思った色も偏ってるのはご愛敬。やっぱり、総じて重たいカードにもスポットが当たるようにはなったね。これまでのカードも全部見直す必要があるだろうなぁ。