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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 クリスマスシーズンの話のくせにまだスイカを抱えている第12話。スイカレンジャーは一体どんな戦隊物なのだろうか。

 今回から、オープニング時にやかましいエフェクトが付くようになった。歌が好きな人間には耳障りだろうが、アニメーションに合わせての盛り上げ方はなかなか悪くない出来である。この手の「オープニングテーマに途中からエフェクト有り」という趣向はちょくちょく見るのだが、一体何が開祖なんだろう。個人的に印象に残ってるのは「新白雪姫伝説プリーティア」で、これは回を増すごとに少しずつエフェクトの箇所が多くなっていくという凝った演出だった。まるで「迷宮組曲」のオルゴールを集めてるみたいで毎回楽しかった記憶がある。また、最近では「ゼロの使い魔」シリーズは必ず最終回だけエフェクトありのバージョンで放映されていた。今作もそれに近いノリだと思うのだが、まだ最終回じゃない。ってことは来週はOP無しってことになるのかなぁ。

 ラストも近づき、諸々の問題も収束方向へ。以前「手をつなぐ」ことを目標としていたイカロスだったが、今回は「笑う」という目標を智樹から命じられる。何とか笑おうとするイカロスだったが、そうしたデバイスは組み込まれていないのか、どうにもうまくいかない。代わりに、智樹とのコミュニケーションにうまくいっている(ように見える)ニンフに対して、未体験の胸のうずきを感じてしまう。その感情に説明をつけることが出来ず、音速越えでかけだしてしまうイカロス。良くあるラブストーリー展開も、ものがエンジェロイドだと地域規模で大変である。

 彼女が今回智樹とニンフの間に複雑な感情を抱き、それを処理出来ずにいたということは、彼女の中に自覚的な「恋愛感情」が認識できたのは今回が初めてということなのだろうか。これまでは主従関係から来る「忠誠」によって仕えていた部分が、長い思索の時を経てようやく1つの感情として結実しつつある。ぶっちゃけ、そはらと智樹の関係性に何も感じなかったのはどないやねん、と思うのだが、こればかりはタイミングってことにしておこう。考えてみりゃ、ここ最近は智樹とそはらの間でいい雰囲気になった記憶がないから。

 しかし、実はこの作品においてイカロスの感情は既に副次的な要素でしかない。メインテーマとして今回対比されたのは、イカロスの煩悶を軽々と乗り越えながらも、同様に自分の感情を処理しきれなかったニンフの方だ。イカロスよりは常識がある(バージョンがあがってる?)ために一見するとそれは表に出てこないのだが、最終的な懊悩のレベルで言えば、ニンフの方が深刻だ。彼女には既にマスターがおり、「忠誠」は絶対的なものであるにもかかわらず、それとは別の感情が彼女を地上に縛り付ける。この作品のクライマックスを演出したのは、イカロスではなく、あくまでニンフのアンビバレントな感情である。今回はそのテーマとなる要素が最大限に膨れあがったところで次回に引いており、最終回に相応しい盛り上げ方になっているわけだ。ニンフの身体を張った悩みっぷりに、イカロスは自分の答えを見つけることが出来るのだろうか。

 今回はシリアス多めだったおかげで感想もそれなりに真面目なものになっているが、やはりこの作品の真骨頂はそんな部分じゃない。動物園大パニック発生から智樹逮捕までの一連の流れは、これまでのギャグパートに比べればはるかに短くてあっさりしたものだったが、シリアスに挟まれていたために、その希少性がよく分かった。やっぱりテンポ命で馬鹿が挟まると落ち着きます。あと、会長の外道っぷりに歯止めがききません。

 さて、いよいよ次回は最終回。ぶっちゃけ嫌いじゃないけど別に別れは惜しくない今作。最後にもう一花咲かせてくれるのだろうか。 

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