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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ハイペリオンさん!? 第88話。お約束、マンネリの固まりである今作において、「予想外」をやられたのは久しぶりである。前回の次回予告、完全にひっかけだったのね。この期に及んで小賢しいことを。

 というわけで、前回の予想は「青銅勢が悲しみを乗り越えて因縁のエウロパ・ミラー戦」だったのだが、エウロパ・ミラー組はラスト1分で駆け込み登場しただけ。なんとなんと、アテナエクスクラメーションをくらってもほぼ無傷という、あり得ない頑丈さを見せつけたハイペリオンさんが、再び立ちはだかることになったのであった。そりゃまぁ、確かに四天王のくせに一週でやられてしまうのは寂しいとは思ったが、あの潔い散り様で、あっけらかんと強さを見せつけてくれたからこそ美しかったわけで……復活して単なる怪物としてガオーされると、先週散っていった3人の死が無駄になったみたいで凄く悲しい。一応、聖剣を粉々にしたっていう部分でハイペリオンも認めるような発言をしていたが、デストラクションテクターは相変わらず元気だしなぁ。こんなに悔しいのも珍しい。まぁ、次週はそんなあまりにも強すぎるハイペリオンに対して、いよいよ真のΩ覚醒という大イベントが待っているようなので、そのための「無茶過ぎる敵」だと思って納得するしかないだろう。確かに、「黄金3人で命を賭けても倒せなかった敵」を倒せれば、Ωというよく分からないパワーの強さもこれ以上無いくらいに裏づけられることにはなる。うまくシナリオを見せられれば、だけどね。

 結局、今回はそんな無敵すぎるハイペリオンさんを使っての昴アゲエピソードということになる。父親の死に膝をつく龍峰に対し、昴は「先輩たちがどれだけ素晴らしい存在だったか」を力説して慰めようとしてくれていた。何かとはねっかえりだった昴だが、黄金聖闘士たちの器の大きさと使命感の強さには心底感服したようで、自分のこれまでの若さを恥じ、仲間と手を取り合ってこの世界を守ることを改めて誓ってくれた。あのシーンで突然の宣言はどっか的外れな気もするのだが、突然「勿体ない!」とか「神になりたい!」と言って暴れ出す脈絡の無さは昴の持ち味である。龍峰もそんな昴の励ましで立ち上がってくれたので結果オーライということにしておこう。

 ハイペリオンの復活は、やはり青銅たちから見ても「黄金聖闘士たちの意志が無駄になってしまった」ように見えており、ハイペリオンもそれを煽るかのように聖闘士達の無力さをなじり、圧倒的な力の差をその身でもってたたき込んできた。聖剣を折られたところで、孤高の存在であるハイペリオンの力は一部も揺るがない。彼の強さを支えているのは、アイガイオンやガリアのような惰弱なゆるみを持たず、徹底的に「あのお方」に対して忠誠のみを貫く頑強さである。だからこそ、聖剣を折られた怒りが、仲間を失った聖闘士達の力に匹敵したのだと自己分析している。まぁ、価値観は人それぞれだからね。大切なものを奪うという意味では、世界を滅ぼそうとするパラス軍の猛攻に対して義憤に燃えた聖闘士達も、聖剣を砕かれて忠義に水を差されたハイペリオンも同じである、という理屈は一応筋が通っている。

 しかし、そんな身勝手な物言いでは昴が納得出来るはずもない。これまで約1年、じっくりと時間をかけて「絆」というテーマをたたき込まれてきた昴にとって、単なるモノと人の命を等価に扱うハイペリオンの主張は我慢出来ないものだった。いつも以上に際だつ禍々しい色彩を放ち、ついにハイペリオンをねじ伏せるまでに膨れあがる謎の小宇宙。その暴走の果てに、ついに昴は幻視を見る。何か知らないものが、自分の中からあふれ出そうとしているのだ。「神を目指した男」を支えた、その奥にあるものは一体何なのか。そして、そんな存在があることを信じようとしないのがハイペリオン。そりゃそうだ、「人間になど一切興味は無い」と豪語した男が、今更突然変異のような1人の人間に心を奪われるなど、あってはならない。「ひたすら忠義を貫いてやる」と息巻いて昴にクロノデストラクションを叩きつける。久しぶりの時間停止技で、疲弊していた昴は完全停止。これで決着である。……が、はたして昴の「中の存在」は、時間を止める意味があるんですかねぇ。その人、時間を司ったりしないんですかねぇ。「忠義!」と叫びながら昴を攻撃し続けるハイペリオンさんが、なんだかどんどん可哀想な存在に見えてきたのだが……この後、昴の「中身」はハイペリオンさんのことをどう思うんでしょうね。

 一方その頃、エウロパさんは氷河、瞬の2人と、聖闘士独特のフォームで駆け回りながら楽しい鬼ごっこを続けていた。最初にネビュラチェーンで捕まえたんじゃないのかよ。「このままではらちがあかない」と前に回り込んだ氷河。出来るなら最初からそうしておけ。そして当然のように「わざとおびき寄せて時間稼ぎをしていたんだろ」と指摘する瞬。分かってるなら何とかしてくれ。「ばれてましたか」と悪びれる様子もないエウロパさんは、まもなく最終局面が訪れることを告げ、余裕で次元扉を開いて去っていく。残された2人の相手をするのは当然ミラーさんだ。「あのお方が復活するからようやく本気を出せる」とのこと。やっぱり、この2人はかなり特殊な立ち位置だよなぁ。ハイペリオンが訳も分からず昴をボコボコにしていたのに対し、エウロパは確か以前、昴にかなり意味深なことを言っていたはず。ってことは「あのお方」の正体と、現在の状態を知ってるのはエウロパ・ミラー組だけだったってことなんだよね(タイタンは知ってるのかな)。ハイペリオンさんが完全に道化だ……一体どんな気持ちでミラーを配下に従えていたんだろうなぁ。

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