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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜」 4→7

 そうか、初期配点4点やったんか……1年前の俺、びっくりすることになるだろうな……。いや、1話時点での感想みたら完全に誤解してるんだよね。てっきり「ナイトメアムーンを退治するために冒険する馬たちの物語」だと思ってたんだよ。まさか2話目で倒すなんて思ってなかったんだよ。

 本当に終わってしまうのが惜しくてしょうがない作品。この感覚、去年で言ったら「しろくまカフェ」と同じなんですが、あんなにも人畜無害な狂気ではない。こちらは海を渡ってやってきた海外の狂気。普段日本のアニメーションしか見ない人間にとって、この馬たちは本当に刺激が強すぎた。初めてエロ本読んだ男子中学生みたいな気分である。多分、海外で話題になるアニメってこれと同じくらいの毒っ気はどれも抱えてるんだろうな。「サウスパーク」とか「シンプソンズ」とかも、1回観たらはまっちゃいそうな気がする。観たことないけど。そして、そんな「メリケンな毒気」がちっちゃなお友達向けに提供されたのがこの作品というわけだが、そりゃね、国によって文化って変わるし、人格ってのは文化が創造するんだ、ってのが嫌と言うほど実感出来ましたよ。幼い頃から「プリキュア」や「アイカツ」で育った日本の子供たちは、そりゃぁ多少スイーツ臭くはなるかもしれないけど、最終的には努力が大切で、愛と正義が世界を救うことになるという性善説によって育てられるのは間違いない。いつかどこかで「日本の道徳は戦隊ヒーローなどの幼少期のテレビ番組ですり込まれる」っていう論旨を読んだことがあるのだが、本当にそうだと思う。我々は、小さな親切をすることで、どこかのヒーローがそれを観ていて助けてくれると信じているし、悪いことをすると、必ずそれ相応の報いがあることを心のどこかで当然のものと考える。それは、アニメで必ずそうなるからだ。

 しかし、この馬どもはそんな道徳を持ち合わせていない。他人を罵倒しても特にお咎めはない。自分本位で我が儘勝手に振る舞っても、それが力を持てば正義だ。「トモダチは魔法」を謳っておきながら、基本的に30分の中でトモダチを裏切らないことは絶対にない。酷い事をやっても、最終的にはなんだかんだで主人公チームがハッピーエンドを迎えることだけが約束される、圧倒的「力」の世界だ。最近のエピソードだとピンキィがケーキの盗み食いをした犯人を必死に探す探偵回があったが(50話)、散々ライバル菓子職人を疑い、理不尽な疑惑を押しつけながら、最終的に犯人は全部身内だった。しかも動機が「あまりに美味しそうだったから」って。いや、それで許すなよ。くそう、フラッターシャイだけは信じていたのに……いや、やっぱりあいつら全員キチガイに違いないからな。もう、毎週土曜の朝にはポニーたちのマジキチスマイルを観ないと満足出来ない身体になってしまったんや! ちなみに好きな順位は上からレインボーダッシュ・フラッターシャイ・ピンキィ・以下略です。

 耐性が無かったおかげですっかり打ちのめされてしまった「海外アニメの脅威」。そういえば「シュガーラッシュ」を観たときも同じような自分の視野の狭さを痛感させられたもんだなぁ。完全に製作原理が違うからなかなかジャパニメーションとは比較出来ないし、そもそも作られる事情が違うから比べてもしょうがないのだが、このアニメが持つ面白さをきちんと分解、分析して日本の子供向け、おっきなお友達向けアニメとして再構築出来る技術があれば、もう一山稼げるアニメになる気がする。そんな素敵な可能性を感じさせる作品でした。

 ふつーに考えると、私みたいな狭量な人間はスルーしそうなアニメだったんだけどね。ブシロードが小賢しい手段で誘致してくれて本当にありがたかった。ミルキィホームズを起用したメインキャラのキャスティングが予想以上にどんぴしゃではまっており、馬鹿ピンク三森、真面目くさってるそらまる、別次元のスピードスターいず様、よく分かんないけどイラッとさせる能力で言ったらしばいぬ子さんをも凌駕するみころん。完璧じゃないか。これに普段はなかなか聞けないフラッターシャイの抑えめの声が入るが、大人しいだけにキレた時のキチピーボイスが更に盛り上がる。全てを統べるトワイライト沢城は、壊れるために普段良識ぶってフラグを積み重ねているとしか思えないのが素晴らしい。多分、イカれた時のダメージが一番でかいのがトワイライトだからな。スパイクもよくこんなのについていってるよなぁ……まぁ、ラリティ好きの時点であいつ見る目ないけど。

 事のついでに書いておくと、最終回が本当に素晴らしかった。何がすごいって、ゲストキャストに彩陽とかもさんだったところ。まさか「シンフォギア」以外でラスボス彩陽(仮)の歌唱パートが拝めるとは思ってなかった。沢城・名塚・高垣という85年生まれの第2ゴールデンエイジがここでも異彩を放つ活躍を見せているのだ。それだけでおじさんお腹いっぱいだよ。毎回ゲストキャストも贅沢過ぎて、本当に幸せな朝だったよ。もう、これから朝のさわやかな時間をみもりんスマイルで迎えることが出来ないのか……まぁ、あそこだけ実写で出てきまくるのはどうかと思うけども……みもちゃんも四捨五入すると30歳なんだぁ。

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