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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 知り合いが1人、この作品のOPの犠牲になったらしい……第7話。しょうがない。中毒性の塊ですし。今期でもトップクラスの出来だよ。太田雅彦作品は見事なOPも毎回の楽しみなのだが、最近は太田さんではなくて毎回副監督を務めている大隈孝晴氏が作っている。まぁ、どっちにしてもちまっこいキャラが賑やかに動く作品性は一緒。とても愉快にUMR!

 さて、今回はこの期に及んでこのサブタイトルである。第1話が「うまるとお兄ちゃん」であり、放送話数の半分で綺麗に折り返して戻ってきたことになる。まぁ、お兄ちゃんにスポットが当たらない回なんて無いんだからやっぱり今更なんだけど、ちゃんとこのタイトルになってる意味がある、良いお話が目白押しですよ。

 1本目、お兄ちゃん涙目話。久しぶりに心底ムカつくうまるの悪行を見ることが出来る。お兄ちゃんが聖人君子であるのをいい事に、うまるの卑劣な行為がエスカレート。どう考えてもうまるの方が悪いのにぐさぐさと心を痛めるお兄ちゃんを見ていると、こちらまでぐさぐさ刺さってしまう。もちろん、ちゃんとうまるが多少反省する形になっているのでこれまでの話の中では最終的な胸クソ度合いは低くなっており、「呼んでみただけ」という悪ふざけの台詞が、「こまる」と「うまる」で全く違った意味合いに聞こえるという落とし方は見事に決まっている(田中あいみの仕事もとても良い)。それにしても、うまるが休みってことは日曜日だと思うのだが、日曜日の9時過ぎにゴミ出しするってこともあるものなのかね。単にアパートの集積所みたいなトコに出しに行ったのかな? でも、それだったらうまるに怒られた後にすぐに回収出来るだろうし……不思議な文化である(お兄ちゃんの出勤時の様子から東京の八王子在住であることは分かっているのだが)。天使のようなお兄ちゃんの頑張りが最大の萌えポイントのお話であるが、喪失感から焦って涙目になり、頭にまとわりつくうまるの愛らしさもまた格別。お仕置きとしては一切ペイしてないんだけど、一応「うまるが痛い目をみる」部分は溜飲が下がるのである。でも、あんだけ大泣きしてるのに、うまるは一言も謝罪の言葉を口にしてない、っていうのがポイントね。もう、この兄妹はこの関係性がベストなんだろうなぁ。

 2本目、海老名ちゃんとラーメン。しっかりとした食レポ(同じことしか言ってないけど)のせいで、割と飯テロ気味。普段よく食べてるものって、適当な絵でも食欲を刺激されるものですね。3人の中では一番ラーメンに縁がありそうなお兄ちゃんが、脂っこいラーメンに一番嫌悪感を示しているのが面白いところ。どこまでも「草食系」な人である。海老名ちゃんは今回大した見せ場はないのだが、彼女がいるおかげで土間家兄妹の新しい顔が見られるので、大変貴重な役回り。ちなみに、うまるはコテコテのラーメンにコーラを合わせることを提唱しているが、カロリーなどの観点から絶望的にアウトである。加えて、あの手のラーメンを食った後に炭酸でげっぷをすると、自分でもびびるくらいに臭い場合があるので注意が必要だ。うまるはげっぷなんかしません。

 3本目、お兄ちゃんの同僚、「ボンバー」こと本場氏が土間家へ介入。彼のモテないトークの力説っぷりにすごく聞き覚えがあるなぁ、と思ってたら、単に中の人が同じようなことを言ってるのを毎週聞いてるからだった(安元洋貴・細谷佳正の「天才軍師」好評配信中)。切絵ちゃんに続いて貴重な2人目の自宅侵食者かー、と思ったら、なんとそのぼんばも切絵ちゃんの兄だったという衝撃的なオチ。世間は狭いが、果たしてお兄ちゃんやうまるはこの本場家の真実を知ってるんでしょうかね? どこの世界も兄と妹の関係性が一筋縄ではいかないが、まぁ、本場家の方が正しい姿ですね。「妹と買い物なんて行くわけないだろ!」 ……ぶっちゃけ、私の家は割と普通に行ってましたけどね。高校生までは。ぼんばの前では、うっかり油断していたうまるは「こまる」モード(最近知ったけどこれを「家うまる」と呼称するらしいね)で遭遇。こちらも切絵ちゃんと同じ状況であり、色々とお騒がせな兄妹である。そして、遭遇時の反応も妹さんと大体同じ。メタモルフォーゼしてちんちくりんになったうまるを見て、そこに強烈な「癒し」のパワーを感じ取っている。可愛い小動物を見て癒されるのは人類共通だからいいと思うけど、流石に他所様のおうちで「寝ている妹さんをじっと見させろ」は問題だと思います。

 4本目、シルフィンと駄菓子屋。今回はサブヒロイン勢揃い。シルフィンも軽めの出番であるが、相変わらずの素直な愛らしさ。そしてうまるもUMRモードなのでちょっと大人っぽい対応が魅力的。シルフィンってマジでお嬢様設定なのね。あの偏った駄菓子屋知識は一体どこで手に入れたものなのやら……。

 5本目、本日のクライマックス、お兄ちゃんの帰路。なんかね、自分でも全く意味が分からないんだけど、このエピソードを見て涙が出ました。「普段の仕事を忘れて、ふっと知らない道を歩いてみたくなる」衝動に共感しすぎたんだろうか。別に疲れてるわけじゃないんだよ。ただ何となく、日常のルーティンを抜け出して、ちょっとだけ知らない時間を過ごしたい、そういう思いから、寄り道したくなるんだ。そこに猫なんかがいたら最高ですよね。ほんのちょっとだけ非日常に溶け込んだお兄ちゃん。夕暮れの街を歩きながら過去を想起していく様は、さながら「ARIA」の一篇を観ているかのようである。そんな状況でも、思い出されるのはやっぱりうまるのこと。そして、そんなうまるの面影を残した母親のこと……。しんみりするなぁ。明日もお仕事頑張れお兄ちゃん。大丈夫だよ、あんたの料理はポテイトなんかよりも絶対おいしいさ。

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