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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<無色エルドラージ>

All is Dust 全ては塵 (7) M

部族ソーサリー・エルドラージ

各プレイヤーは、自分のコントロールする全ての有色パーマネントを生け贄に捧げる。

 「ウギンの目」に大きな存在理由をもたらすことになるかもしれない、エルドラージ呪文の最右翼。ここまで強力な「全体除去」は久し振りだし、史上初の「青単デッキや緑単デッキで使うことが出来る全体除去」である。そりゃま、神話になるのも当然至極。エルドラージ構成のデッキ以外では土地だけが残ることになるので、その効果は基本的に「アクローマの復讐(ONS)」と同じだが、最近多い「破壊されない」や再生クリーチャーを無視できるといううま味があり、除去としての信頼性は(相手がエルドラージでなければ)抜群。普通の使い方は、自分のデッキをフルエルドラージにして、「エルドラージの寺院」「ウギンの目」などからの高速プレイということになるだろう。7マナというコストは同系統のスペルである「アクローマの復讐」や「陽光の潮流(MRD)」を上回るので、普通に考えたら実用に耐えるレベルではないはずなのだが、この世界の、特にエルドラージの場合はコストはある程度さっ引いて勘定すべき。今後は、あらゆるデッキにおいて警戒が必要なスペルである。ただまぁ、これがものすごく強かった場合、結局世界がエルドラージだらけになって役に立たなくなるというジレンマも起こりうるのだが。別に「災いの砂時計」も世界を制しなかったから大丈夫……かなぁ。さぁ、世界はエルドラ一色に染まるのだろうか。ちなみに「絵描きの召使い(SHM)」がいると突然アポカリプすというネタもあるんだけど、誰も得しないので忘れてしまおう。

 

Artisan of Kozilek コジレックの職工 (9) U

クリーチャー・エルドラージ

10/9 滅殺・2

あなたが〜を唱えたとき、対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を戦場に戻しても良い。

 アンコモンエルドラージ。コスト的には「ウラモグの破壊者」に継ぐ9マナという軽さ(?!)。まぁ、手頃な価格と、それに見合いすぎる充分なステータスと滅殺能力は充分なセールスポイント。そしてキャスト時に「ゾンビ化(9ED)」が発動するので、その時点で一仕事できる。これでエルドラージが掘り起こせれば完璧。なんだかもう、パワーとタフネスの値はインフレがひどすぎて感覚がよく分からなくなってるな。今後はライフ30点から始めるみたいなルールにすればいいと思うよ。現時点での最大の悩みは、リミテッドでこの手のエルドラージってどの程度の順目でピックすればいいのかってこと。無色だから誰でも引けるんだよなぁ。

 

Eldrazi Conscription エルドラージの徴兵 (8) R

部族エンチャント・エルドラージ、オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは、+10/+10の修正を受けるとともに、トランプルと滅殺2を持つ。

 どんなクリーチャーでも気軽にエルドラージ気分を味わえるようになるオーラ。その気軽さはなんと驚きの8マナ! ……まぁ、軽いと思うよ。同じコストを持つエルドラージである「ウラモグの破壊者」(コモン)は、8/8で滅殺2という性能である。このカードは、「土台が必要」「対応して除去られるとフィズって涙目」「カード2枚使ってようやく1枚分」といったオーラ特有のデメリットがあるために、少しだけコストパフォーマンスがよくなっているわけだ。8マナも出る頃にはそれなりのクリーチャーがいて当然なので、そこらにいる「丘巨人」クラスにプレイしても13/13と、雲を掻いちゃう気分が手軽に味わえるわけだ。そりゃま、強いわな。リミテッドなら無色なのでみんな初手級。大ざっぱな世界。また、オーラはクリーチャーと違って色々妙なプレイのし方があり、最近なら「失われたアラーラの君主」でコストを丸ごと踏み倒せるし、古いところなら「奥義の翼(FUT)」、「アカデミーの研究者(10ED)」なんてカードもある。色々と夢の広がるカードではないか。まぁ、レアなんだけどさ。

 

Emrakul, the Aeons Torn 引き裂かれし永劫、エムラクール (15) M

伝説のクリーチャー・エルドラージ

15/15 飛行 プロテクション(有色呪文) 滅殺・6

〜は打ち消されない。

〜が唱えられたとき、あなたは追加の1ターンを得る。

〜がいずれかの領域から墓地に置かれたとき、そのオーナーのライブラリに加えて切り直す。

 3体存在している伝説のエルドラージの1体にして、最強最大のこの世の終わり。コストはなく子も黙る15マナ、「ドラコ(PLS)」に継ぐコストであり、サイズは「クローサの雲掻き獣(TSB)」らを抜いて堂々のトップだ。そして、当然リアニ対策能力を持っているのでプレイするとしたら頑張って真正直にプレイするか、「召喚の罠」「変身」しかない。そこまで頑張るんだから「本質の散乱」されてはつまらないってことで、カウンター防止機能は当然搭載されているし、プレイするだけで「時間のねじれ」し、除去に対してプロテクションを持ち、殴るだけで「ニコル・ボーラス」に迫る勢いで相手陣営をガタガタにする。でもま、「有色呪文」っていう微妙なカテゴリーなら、除去はちょいちょい出来ることが判明したので、まだ対処法はあるのですな。パーマネントと呪文、微妙に違う。あぁ、「大祖始」さん、良かった! まだアイデンティティが否定されたわけじゃなかったんだね!

 

Hand of Emurakul エムラクールの手 (9) C

クリーチャー・エルドラージ

7/7 滅殺・1

あなたは、〜のコストを支払う代わりに、【落とし子トークン】を4体生け贄に捧げても良い。

 種族特性であるクソ重たいコストを何とか克服するためにピッチコストを用意してくれた庶民派エルドラージ。9マナかかるのに7/7で滅殺も1つなのでエルドラージとしては少し物足りないが、エルドラデッキならば落とし子トークンは不可欠なので、うまくいけば半分以下のコストでプレイ可能。高速エルドラ召喚合戦になりそうなリミテッドならば、いち早くこれをプレイして滅殺パンチ出来るのは評価出来るかもしれない。コモンエルドラージは数がそれほど多くないし、とりあえずこれをキープしておき、落とし子の集まり具合を見て「ウラモグの破壊者」との選択をすればいいんじゃないかしら。このくらいのサイズだと、一応「ワームとかの普通のクリーチャーでも頑張ればエルドラージを倒せるんだぜ」という武勇伝が聞こえてきそうで微笑ましい。

 

It that Betrays 背くもの (12) R

クリーチャー・エルドラージ

11/11 滅殺・2

いずれかの対戦相手がトークンでないパーマネントを生け贄に捧げるたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。

 滅殺能力を心ゆくまで堪能したい人のためのエルドラージ。コストあたりのサイズと滅殺数は、エルドラージの中では普通くらい。そこに、滅殺やら何やらとばっちりかみ合った妙な能力が備え付け。相手がトークンを1体も持っていなければ、殴るだけで自動的に2つのパーマネントをパクれる意味の分からないカードということになる。更に、殴る以外にもパーマネントをサクらせる手段は色々あるわけで、最近ならば「マラキールの門番」と組み合わせられるし、古いところならば「平等化(ODY)」や「死の雲(DKS)」あたりと組み合わせるとホームラン。まぁ、例によって12マナもかけてクリーチャー出したあとのギミックなんて考えるだけ無駄な気もするが。レアなのでリミテッドなら当然エンドクラス。ただ、それはどのエルドラージにも言えることで、むしろ除去耐性が無いので御しやすい部類かもしれない。構築なら、大人しくレジェンド連中に声をかけるべきだろう。

 

Kozilek Butcher of Truth 真実の解体者、コジレック  (10) M

伝説のクリーチャー・エルドラージ

12/12 滅殺・4

あなたが〜を唱えたとき、カードを4枚引く。

〜がいずれかの領域から墓地に置かれたとき、そのオーナーは、自分の墓地をライブラリに加えて切り直す。

 このブロックのトップ情報を飾った神話的エルドラージの先兵的存在。登場時は「なんだこの馬鹿クリーチャーは!」と鼻で笑ったもんだが、情報が漏れた後だとこれでも充分現実的だったんだと知らされて愕然とする。コストあたりのサイズでいえばシリーズトップクラスであり、滅殺4もあるので殴れば勝てるは保証済み。そして、レジェンズの中でこいつだけは除去を回避する能力を持ち合わせていないので結構な確率で殺されてしまうわけだが、それをフォローするのはプレイ時誘発能力の「連絡(10ED)」。登場後に即除去られても、カウンターされて場にすら出られなくても、このカードは4倍に増える。それだけでも、何か使い道がありそうではないか。とにかく、「プレイすること」に対するデメリットが低いのでエルドラージ初心者にはお勧めの安心パック。個人的にはやっぱり「願いのジン」でごにょごにょ。

 

Not of this World この世界にあらず (7) U

部族インスタント・エルドラージ

対象の、あなたがコントロールするパーマネントを対象とする呪文1つか能力1つを打ち消す。

そのパーマネントがパワー7以上のクリーチャーである場合、〜のコストは(7)少なくなる。

 無駄にカード名が格好いい、エルドラージ専用っぽい「妨げる光」。呪文も能力も扱ってくれるのはカウンターとしては斬新だが、流石に呪文1つ打ち消すのに7マナというのはふざけすぎている。普通のデッキでこれを使う理由は何1つ無い。そして、エルドラージがわんさか出てくる予定のデッキならば、これは完全防壁を敷くことが出来る恐るべき「フリースペル」となる。「エムラクール」クラスならばわざわざ下々の使う除去など恐れる必要は無いが、流石に下っ端エルドラージたちは黒除去に怯え、バウンスにがっかりすることもある。せっかく苦労してプレイしたカードをそうした妨害から守ってくれる保証が、ただで得られるというのは凄いことだ。「1枚出して数ターン守りきれば勝ち」の世界になるのだったら、こうしたちょっと窮屈なスペルでも充分存在価値があるのではなかろうか。

 

Patherazer of Ulamog ウラモグの道滅ぼし (11) U

クリーチャー・エルドラージ

9/9 滅殺・3

〜は3体以上のクリーチャー以外にはブロックされない。

 サイズとレアリティから考えると一応「中堅」のエルドラージであるが、なんとこれがアンコモンというのだから頭がおかしい。まさか「ファイレクシアの巨像(8ED)」がアンコモンになる日がくるとは、誰が思ったであろうか。もちろん、名前をいただいた同じコストの神話である「ウラモグ」と比べちゃうと悲しさ一億万倍だが、レアリティ2つ分の差というのは、このくらいの悲哀を伴うのである。手軽なレアリティで、手軽なエルドラライフを。略して、エラフを。

 

Skittering Invasion 走り回る侵略 (7) U

部族ソーサリー・エルドラージ

【落とし子トークン】を5体戦場に出す。

 白や緑が得意とするトークン量産スペルだが、コストが高いのに「征圧者の誓約」よりもトークンの数が少なく、更にパワーも持ってないので打撃力は皆無。いくら頭数が増えるとは言ってもあまりに適当である。となると、これはもう、純粋なマナ加速呪文以外の何物でもない。これが普通にプレイ出来るならば、次のターンは12マナ出せる。「コジレック」ならば手が届くところだ。「ウギンの目」が絡めばこのスペル自体を6ターン目にはプレイ出来るし、もちろんこのスペルをプレイするためにもっと別な「落とし子」呪文をプレイすれば更にプレイは速くなる。ものすごい「エルドラージデッキ」が出来たなら、かなり重要なファクターなのは間違いない。なんか、在りし日のレベルデッキみたいな脅威のエルドラ落とし子連鎖が実現する日が来るのだろうか。それはそれで楽しみだけど、世界中に「火山の流弾」が降り注ぐことは確定だろうなぁ。

 

Spawnsire of Ulamog ウラモグの種父 (10) R

クリーチャー・エルドラージ

7/11 滅殺・1

(4):【落とし子トークン】を2体戦場に出す。

(20):任意の数の、ゲーム外にあるあなたのエルドラージ・カードを、マナコストを支払うことなく唱える。

 起動コスト欄に20というギャグとしか思えない数が書いてある新機軸カードだが、その能力も斜め上過ぎて対処に困る。まず、自身が10マナもかかるくせに、登場後もさらなるマナ加速に全力を尽くすその姿勢は格好いい。普通に考えればエルドラージなんて1体出れば仕事は終わりだと思うのだが、それでも駄目なくらいに押されてしまっている状況というのもあり得る。そんなとき、こいつは毎ターンチャンプブロッカーをばらまきながら突っ込むことが出来る。もう、これだけならかなりのお利口さん。パワーは多少控えめではあるが、タフネス11は安心して攻撃に繰り出せるだろう。そして、落とし子トークン連鎖がブロッカーに消費されなければ、いつしかものすごいマナが出ることになる。これで「エムラクール」なんかに繋げればゲームも簡単に終わるわけだが、「そんな出せるかどうかも分からないカードなんかデッキに入れたくないよ!」という人のために、なんとこの子はゲームの外からいくらでも援軍を呼べるという「願い」能力を持っている。「願い(JDG)」シリーズはカード1枚が1枚になっていたわけだが、こいつは一発起動で好きなだけ。うわぁ、厨二だ。起動すれば勝ちだが、起動しないと勝てないデッキは考え直した方がいいだろう。ちなみに、過去の「願い」シリーズは公式戦のルールでは「リムーブされたカード」「サイドボード」からカードを選択できたが、現在はルール変更のおかげで「追放」されたカードはゲーム外ではなく「追放領域」に置かれることになっている。つまり、プレイ出来るのはサイドボードのカードだけということ。まぁ、ご丁寧に場に出すだけじゃなくてプレイもするので、「エムラクール」をサイドに仕込んでおけばそれで事足りるだろう。普通にプレイしろとは思うけどさ。

 

Ulamog’s Crusher ウラモグの破壊者 (8) C

クリーチャー・エルドラージ

8/8 滅殺・2

〜は可能ならば毎ターン攻撃に参加する。

 8マナで呼べる「軽量」無色エルドラージは、なんとコモンである。ま、どの色でもプレイ出来る「超大なベイロス(M10)」がちょっと大きくなって、更に滅殺能力とデメリットがついたのでとんとん……なわけねぇ。「可能なら攻撃に参加する」って、このクリーチャーが攻撃したくない瞬間など世の中にはほとんど存在しないだろう。つまり、純正メリット付きでカラーレスになったファッティ。今の世の中じゃ、かろうじて黒を持てば「破滅の刃」や「忌まわしい最期」を回避出来るというメリットになるが、普通に考えると「天界の粛清」や「瞬間凍結」を回避出来るカラーレスというのはメリットと考える方が自然だ。つまり、このコモンは強いのだ。ドラフトでは各種ドローン経由でさくっとプレイ出来てお手軽にこの世界の雰囲気を体感出来るナイス代表格。でも、デッキに2体以上は入れたくないなぁ……

 

Ulamog, the Infinite Gyre 無限に廻るもの、ウラモグ (11) M

伝説のクリーチャー・エルドラージ

10/10 滅殺・4 〜は破壊されない。

〜を唱えたとき、対象のパーマネント1つを破壊する。

〜がいずれかの領域から墓地に置かれたとき、そのオーナーの墓地をライブラリに加えて切り直す。

 最後に姿を現した神話エルドラージの3体目。サイズでいうと「コジレック」と「エムラクール」の間だが、滅殺する数はコジレックと同じ。エムラクールが6なんだから間とって5でも良かった気がするけど、まぁ、4だろうが5だろうが大して変わらんけどな。で、基本的な設定は他の2体と大体同じで、スーパーサイズなボディにあり得ない滅殺能力とリアニ回避の墓地クリーニング能力、そしてプレイ時誘発という理不尽なおまけ。ただ、1マナ軽いコジレックが「連絡(10ED)」(5マナ)、エムラクールが「時間のねじれ」(5マナ)であるのに対し、こいつの能力は「名誉回復(APC)」(3マナ)なので、ちょっと損した気分ではある(まぁ、「砂漠の竜巻(MMQ)」(6マナ)だと思えば得だけど)。そして、コジレックに与えられず、他2体に与えられたのがこれまた無体な防御能力。エムラクールは有色呪文全てに対するプロテクションという妙な形でディフェンスを固めたが、こちらはシンプルにダークスティールボディを持っている。同じコスト、同じレアリティ、同じ能力を持った「ダークスティールの巨像」があまりに不憫なこの性能。単純な安定感なら、コストとの兼ね合いも考えてこいつが一番「フィニッシャー」にはふさわしいだろう。死ににくさでいえば「流刑への道」で除去されるこいつと、代わりに「吸血鬼の夜鷲」や「審判の日」で死ぬエムラクールという差があるが、まぁ、大きな差にはならないだろう。となればやはり4マナの差は無視できない(まともにプレイする気があるならね)。基本的な役割分担としては、コスト無視ならおまけてんこ盛りのエムラクールを選び、ある程度普通にプレイすることを考えて、その上できっちりゲームを決めたいならこのウラモグ、カウンターされてもいいというならプレイ時に4枚引けて最も軽いコジレックということになるか。まぁ、どれプレイされても印象は大して変わらねえけどな!

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