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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「HEROMAN」 6

 本放送は見逃しちゃったけど、バンダイチャンネルで無料配信してくれてた。ありがとう、情報化社会。

 というわけで、夕方放送の正統派子供向けヒーローアニメ。原作にスタン・リー(個人的には和月伸宏のトークでのみお馴染み)ということでアメコミ原作なのかと思ったが、実際は原作を氏が担当しているだけで、アニメとしての骨子は日本のスタッフが作っている模様。製作がボンズなので、画面の品質は保証済み。今回の配信だと画面が小さかったのではっきりとは分からないが、1話ですべきことを、1話らしいクオリティできちんとやってくれている。奇をてらう必要がない分だけ、こういうまっすぐな作品は逆にベタベタな方が安心できるってもんですよ。

 一応アメリカのどこかを舞台にこそしているが、設定自体はかなり「日本の伝統」に乗っ取ったもの。主人公ジョーイは女と見紛うようななよっちい少年で、機械いじりが好きないわゆる「いい奴」。そしてジョーイのどこかいいのか分からないけど何となく気にかけてくれるヒロインと、それを快く思わない乱暴者の兄、そして取り巻きにはいけ好かない金持ちのガキ。まぁ、ドラえもん設定ですわな。

 ヒーローマン誕生までの流れでこれらのメインキャラクターの配置もうまいこと説明してくれていたし、2話目からは何の問題もなく世界を追うことが出来る。また、この手の作品で最も重要であろう、ヒーローマンの造形も割と好みの部類で、このあたりはやはり日本人の生み出すステロタイプの「ヒーロー」とはちょっと違って、いかにもアメリカ人らしいゴツさが面白い。思い出すのはロックマンシリーズの破壊神、デューオです。登場シーンまで含めて、めちゃめちゃ似てる。こういうゴロッとしたデザインが好きなんですわ。

 気になる点も一応あげておくと、ちょっと主人公のなよっと具合がキツすぎやしないかという部分。今後はなんだかんだでアツい展開が期待されるわけで、いくら成長物語とはいえ、この子が男の子としてたくましく育っていけるのかどうかはやや不安です。中の人はどうやら新人みたいだが、きちんと男の子の部分を出していくことが出来るんでしょうか。そして、やっぱり「ひーろーまん」っていう名前がどこか間抜け。これってネイティブからしたらどういうイメージで受け入れられるんだろう。そりゃま、「デビルマン」だの「ライジンオー」だのも格好いいかと言われると微妙だが、「ひーろーまん」だとシャウトしたときにアクセントを置く場所がないんだよね。「ひ」が摩擦音だから発声するときにいまいち迫力が出ないんだわ。ジョーイ役の子はこれから大変だと思うよ。 

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