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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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10月7日 ドラフト模様(KLD×3

ピック順 【Sangriter】→【Chrolony】→【Alessi】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→

 

 環境第2戦。混迷極めるカラデシュ次元だが、我々の中ではそれよりも驚くべき事件が発生。この度、試合当日に前回優勝者の某氏が体調不良を訴えて突然の欠席。環境2戦目にして早くも5人戦という残念な結果になりかけたのだが、ここでなんと、我々のコミュニティとしては約3年ぶりに、新規参戦のプレイヤーが現れたのである。ずっと仲間になりたそうにこちらを、というか、仲間にしたそうにこちらが見ていた感もあるのだが、少しずつ手ほどきをし、当の本人も「シャドウバース」のおかげでMagicに興味を持っていたらしく、割とあっさり、ドラフトという高い精神的ハードルを超えてきたのであった。まぁ、流石にドラフトについてのトレーニングなんてやってないので、基本的なルールを覚えた程度の状況ではあるのだが、なんとオンラインのフリープログラムでデッキを回して備えていたらしく、プレイングの方はそれなりに落ち着いている状況。まだ毎週コンスタントに参加するかどうかは定かでないが、新しい風が入ることで、我々の試合環境はどのように変化していくのか、今後の戦局に要注目。

 




 

    AL SE TH SA ME CR

AL  ー  ◎  ×  ×  ×  ○  2ー3 3

SE  ×  ー  ×  ×  ○  ○  2ー3 4

TH  ○  ◎  ー  ×  ◎  ◎  4ー1 2

SA  ◎  ◎  ○  ー  ◎  ◎  5ー0 1 ○

ME  ○  ×  ×  ×  ー  ◎  2ー3 5

CR  ×  ×  ×  ×  ×  ー  0ー5 6

 

 

1位 【Sangriter】 緑赤 <つむじ風の巨匠 牙長獣の仔 ピア・ナラー

 おそらくこの世界では今後もしばしば出てきそうな概念であるが、「クソ緑」である。緑が強い、という情報は前回のドラフトでも散々共有されていたはずなのだが、強いからといってそこへ行きたいかと言われれば話は別。むしろ我々はひねくれ者の多い集団。強い色ならむしろそこを避け、オレ流デッキで鼻をあかしてやろう、みたいな発想が先に立つ。実際、ここもスタートは「つむじ風の巨匠」である。しかし、エネルギーに絡むこともあり、そこから素直に「牙長獣の仔」「亢進するサイ」と太々しい緑に歩を進め、後はただただ流れてくる緑を受け入れるだけの簡単なお仕事。緑コモンにはずれ無しの言葉通り、それだけで、相手の展開よりも1手2手速いデッキになってしまうのである。最終的には「牙長獣の仔」2体というアンコラッキーもあり、「亢進するサイ」も2体、「ピーマの先導」1体、「水辺の虎」2体、「鎧作りの審判者」など、もう何がなにやら。サブカラーに赤を選んだところもピンポイントであたり、「亢進する地虫」「改革派の霊気砲手」あたりで緑にエネルギーを流し込みつつ、「チャンドラの螺旋炎」×2「猛然たる報復」など、序盤の捌きが非常にイージー。だから、このデッキは組ませちゃ駄目なやつなんだってば。

 

 

2位 【Thraxi】 赤白 <マリオネットの達人 バリスタ突撃車 博覧会場の警備員>

 上のデッキがひどすぎたのでどうにも残念な結果に終わったが、ぶっちゃけ、これだって普通なら最強レベルのデッキだと思う。実際、上の優勝デッキ相手に辛くも1セットは取っているわけで、コモンの連なりに1枚のレアで切り込めるかどうか、みたいな勝負になっている。当初の狙いは「黒赤アーティファクト」。前回のドラフトであまり顧みられなかったが「垂涎グレムリン」が赤のキーコモンと踏んでいたので、それに「無謀な炎織り」もあわせて「アーティファクト連打ビート」を狙いたいと思っていた。狙い通りに「マリオネットの達人」というベストマッチレアからスタートし、白の様子を伺いながら、5引き「垂涎グレムリン」で視界良好を見て取り赤へ参入。その後も赤のピックは予定通り。2パック目2引き「陰謀の悪魔」で2色目は黒が確定するかと思われたのだが、「プロペラの先駆者」が7,8引きと様子がおかしくなり、黒の流れも期待出来ないことから白にスイッチ。ここで4引き「パンハモニコン」を中心として「製造&赤」の図式が完成。「垂涎グレムリン」は3体集まり、「パンハモニコン」がある状況で「プロペラの先駆者」を出すだけで10/3トランプルが突っ込むという地獄絵図。他にも「天才速製職人」「博覧会の警備員」「鉄華会の馬」など全てパンハモニコンで愉快なムーブを見せ、多数の瞬殺パターンを演出した。まぁ、最高にタノシカッタデスヨ。

 

 

3位 【Alessi】 黒白 <アラダラ急行 鋳造所の隊長 エンブロールの暴れ者>

 前回と全く同じ黒白デッキにご不満。まだまだ環境は手探り状態で、「アラダラ急行」→「放射篭手」という様子見スタートからどこへ向かったものかとしばらくは思案していたようだが、今回3人いた黒の最上位ってことで次第に黒はかたまり、遅くまで誰も手をつけていなかった白も2パック目6引き「特権剥奪」あたりで確定だろうか。結局、「様子を見て不人気の色をやらされる」といういつものパターンである。まぁ、それを協調ドラフトというのだけども。結局、まだ基本的なアーキタイプが見えない状況での何となく協調なので、何となく白黒。それでも一応「亢進するアイベックス」がそれなりに強いとか、適切な機体の投入バランスとか、その辺を探るひとつの踏み台にはなったんじゃなかろうか。普通はこんなもんよね。

 

 

4位 【Serra】 青黒 <霊気突風の古きもの 高速警備車 つむじ風製造機>

 「霊気突風の古きもの」と「オビア・パースリー」という面倒極まりないレア2枚パックから、夢を信じてのリバイアサン1引きスタート。そりゃま、堅実なのは婆さんで間違いないだろうが、怪獣には理屈では片付かない夢があるから。実際には1度たりとも戦場に出なかったらしいので結果は駄目なんだけど。いや、でも今回は青の棲み分けに成功しているわけで、そういう意味では悪くなかった……のか? でも緑に行ってた方がやりやすかったかなぁ。早めに「禁制品の黒幕」なんかを引いてさっさと青黒の2色に決め打つ姿勢。まぁ、環境序盤はこうして余計なことを考えずに色を見ていくのが練習にはいいのかもしれない。「高速警備車」が引けて打撃力が上がり、これで気をよくしたのか「アラダラ急行」「改革派の貨物車」「航空艇」と機体はかなり多め。これで「ドゥーンドの調査員」とかが多ければアーティファクトシナジーも確保出来て万々歳なのだが、黒の低マナ域はやっぱり強く見えるせいで人気がかなり高いな。ここ2戦で見てると、緑に流れるべき手数のいくらかは黒が過剰に担当しているような気はする。

 

 

5位 【Mei】 緑黒白 <豪華の王、ゴンティ 夜更かし 博覧会場の吠え象>

 こちらは黒レアの1引き。さらに上家からはオビア婆さんが流れてきて緑も決定。最終的には「領事府による拘禁」と「品種改良の力」で白にタッチした3色デッキに。「野生の放浪者」がクソ余る展開だったのでこのくらいのタッチは余裕だ。何故前回こうならなかったのかと小一時間。白はおまけであくまで緑黒なので、デザインとしてはゴルガリシナジーの+1/+1カウンターを積極的に押し出した形。「博覧会場の吠え象」が2体おり、これに「透彫虫の群生」や「クジャールの種子彫刻家」あたりが絡むことでなかなか贅沢な序盤のムーブが実現する。なるほど、上手く回れば純正の緑単をサイズで上回ることは可能だろう。ただ、こうしたシナジーはここ最近は「シナジーがなくてもそこそこ」レベルを維持しているものの、やっぱり「吠え象」あたりはやや取り回しが難しい。結局、どのカードも単純な横の線で繋がってどこからでも爆発出来るエネルギーギミックには膝をつく結果となった。黒の強みを活かす構築ってのがもうちょっとハッキリしてればいいのだが、緑の3〜4マナ域と交換出来る黒の同マナ域ってのがないんだよなぁ。

 

 

6位 【Chrolony】 青 <霊気池の驚異 革新の時代 試験飛行士>

 というわけで、こちらが今回加入の期待の新人。記念すべき第一ピックは「霊気池の驚異」。神話レアだし、書いてあることは強そうだし、何とも象徴的なスタートの手。さらに2引きでも上から「電招の塔」という似たようなギミックのカードが流れてきて、もうこれは霊気池を使っていく選択肢しかない。そしてそこから取った選択肢は、「最初は難しいからとりあえずの単色ピック」。この方策は過去に先輩プレイヤーも採った判断であり、決して間違ってはいないのだが、不幸なのはそこで選んだ1色が青だったことである。これは個人的な好みからの判断だったらしいのだが、3引き「テゼレットの野望」というムーブではそりゃぁデッキ構築は難しい。先輩が色々と余計なことを教えてしまったせいで「珍品売り」がやたら早く引かれていたり、まぁ、初回ピックならこれくらいかな、という温かく見守られるタイプのピックであった。でもまぁ、初めてにしては頑張ってデッキの全体デザインを調整したと思うけどね。今回の青単は結局決める手段が「歯車襲いの海蛇」×2以外に存在せず、「霊気池」も不発に終わってしまい、「勝ち手段を定める」ことがデッキ構築でいかに大切かを学んだ。

 

 ちなみに、この翌日、我々は突然の乱入者により、謎のドラフトラッシュを向かえることとなる。5時間でドラフト2回しの強行日程の中、この初心者プレイヤーも一気に成長を見せ、初戦では白黒の雑多製造デッキを組み見事初勝利。さらに2戦目では「デパラ」率いる魅惑の白赤機体デッキを完成させ、勝ち星を重ねることに成功した。なんとまぁ、成長の早いことで。若いっていいなぁ。

 

 さらにちなみに、この怒涛のダブルドラフト地獄では私は全9試合を戦って7勝してるので、もうオレが優勝でいいんじゃないかな。(記録に残らず、記憶もあんまり残ってないので幕)

 

 

 

今回のピック表

 

 【Sangriter】(緑赤)→【Chrolony】(青)→【Alessi】(黒白) 

                       

 【Thraxi】(赤白)←【Mei】(緑黒白)←【Serra】(青黒)

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コメント
無題
私ももう三年くらいこの通信を読み続けているので新風が吹くのはワクワクしてしまいます
それにしても定期的にドラフトできる仲間がいらっしゃるのは羨ましい・・・時折野外とかいうワードが出てくるのは少し不思議ですが
【2016/10/10 01:48】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
応援ありがとうございます。
見られてるって思ったら、当人もモチベーションがあがる……かもしれません。

>それにしても定期的にドラフトできる仲間がいらっしゃるのは羨ましい・・・

まぁ、社会的な常識に当てはめたら絶対ありえないような方法で継続してますんでね……もう、10年ぐらいずっと「今年でドラフトも終わりやなぁ」って言い続けてる。

>時折野外とかいうワードが出てくるのは少し不思議

人員の確保・場所の確保はいつだって課題なのです。これからの季節はちょっとお外は無理かな……
【2016/10/10 02:24】


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