最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ALL OUT!!」 4 ラグビーアニメとはまたニッチな。前クールからの流れで言うと「チア男子」の続きみたいな印象だけど(単にしこりんの声がしてたせいかもしれない)。 原作は「モーニングツー」ということで当然のことながらさっぱり知らない。青年誌連載ってことはおそらくこの第一話を見た「王道スポ根」という印象そのままの作品なんだろうな。そういう意味でもやっぱり「チア男子」っぽくはあるが、より寄せていくなら現在のアニメなら「DAYS」の方が近いかな。こちとらラグビーのルールなんてさっぱり分からないので、作中の主人公・祇園と一緒にお勉強出来たらいいかな、くらいのレベルだが、スポ根のスタートは別にルールを知ってる必要も無いので特に問題無く入ってくる内容。 ただ、今作は狙ってそういう作り方をしているのかどうかは微妙なところだが、キャラクターの背景をほとんど感じさせずに「今ある事象」だけを描くという、何ともふわっとした描き方になっているのがやや気になるところ。例えば主人公の祇園の場合、よくある「チビと罵られると過度に怒る単細胞」キャラなのだが、彼が一体どういう人生を送ってきたのか、普段どんなことを考えて生きているのかがさっぱり分からず、情報としては「ラグビーボールすら初めて見る」というとんでもない阿呆であることくらいしか与えられない。あれだけの熱血漢だが、中学時代にどんな部活をやっていたかも分からず、高校でなにをしようとしていたのかも特に説明は無く、フラッと出会っただけの石清水に連れられて見たラグビーを見て、何故かあっという間にラグビーをやりたいと思うようになった。普通に考えたら、こんな性格の人間なら小学校・中学校時代に野球なりサッカーなり、もっとメジャーで触れる機会の多いスポーツを経験し、そちらにハマって高校に上がっても続けていそうなものなのだが、何故か祇園はそうしたバックグラウンドが一切無く、転がり落ちるようにラグビーに頭を突っ込んだのである。まぁ、スポ根を展開する上で、そうしたバックグラウンドの説明は必ずしも必要ではないだろうが、なんだかあまりにも「ラグビー漫画を描きたい側」に都合が良すぎる「たった今生まれてきた」みたいなキャラなので、どうにも主人公としての魅力に欠ける。 普通、こうした跳ねっ返りキャラってのはわがままを言いながらも次第に部活に溶け込み、先輩を尊敬するようになる過程あるものだが(「ダイヤのA」の沢村なんかが典型的か)、祇園は単に礼儀を知らないやつ、というだけだったようで、でかい先輩に怒られたらあっという間に素直な良い子になった。さらに、さっき見たばかりのラグビーに石清水を引き戻すために、ほぼ初対面みたいな人間の過去のデリケートな部分にずけずけと入り込んでくる様子もあまり魅力には映らず、「単に失礼なやつ」に見えるのも微妙。これは原作でもそういう設定なのか、アニメにするにあたって色々と要素を省いたために欠落が出てしまったのかは分からないが、スタートとしての印象は微妙なものになってしまっている。 それ以外の要素、作画や演出などについてはそれなりのもの。まだ実際の試合描写はほとんど無いが、オープニングなどを見るとガチンコのぶつかり合いが見せ場となるラグビーの迫力は割と出ていそう。製作がトムスとマッドハウスの共同であるが、最近は様々なスポーツアニメで見映えのする映像表現も増えてきているので、その部分は「アニメ化して良かった」と思える出来になることを期待したい。まぁ、「DAYS」もそうだけど、こういう作品はのんびり試合を追いかけて行くうちに馴染んでくることの方が多いからね、気長に見守りましょう。 ちなみに中の人については(声優としては)ほぼ新人みたいなメインキャスト陣。祇園の中の人は声優としての仕事がほぼ初、石清水の中の人は「アクエリオンロゴス」の剣嵜をやっていた人か。今期は各作品で色々男性キャストが熱いな。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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