最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
もういくつ寝ると、第11話。きっちり時節に合わせたエピソードになっているのは、たまたまなのか、まさか放送時期まで計算尽くなのか。 前回のお話とのギャップが壮絶な1話。あれだけ心がクサクサしていたというのに、それを一発で吹き飛ばしてしまう川本家のパワーはやはり凄まじい。 零にとっては重たい対局が続いていたことも原因だったのだろうか、仕事を終えて気が緩んだところで体調はそれを察知したかのように悪くなる。一人暮らしの風邪っぴきというのはなんとも心細いもので、出来ることといえばただ寝るのみ。その間に栄養・水分の補給、あわよくば病院へ行っての治療・投薬ということになるのだが、一人でいては病院へたどり着くこともままならぬ。現代はコンビニがあるから食料などの調達は比較的容易だが、一昔前の人は、一人暮らしで患ったときはさぞかし不安だっただろう。現代の世捨て人みたいな生活をしている零もそこは同じ。自宅にはろくに食べ物もなく、朦朧とした意識の中、まるで死期を待つかのように世の全てに対して悲観的になるもの。それがハレの日である大晦日だったりしたら、なおさらである。 そして、そんな零の状況を察知したかのように飛んでくる川本シスターズ。元々犬猫を拾ってきて太らせるのが趣味というあかりさんのこと。弱っている零を放っておくはずもなく、そのまま驚くべき迅速さで彼の病魔撃退へと動く。世話焼きママン体質、ここに極まれり。残りの姉妹2人もこの長姉の指示をよく聞き、訓練された軍隊のごとく、零をおもてなしていくのである。くそう、なんと羨ましい。流石に下着を脱がせて云々までは進まなかったが、下手したらそのレベルまでいってエロ漫画展開になだれ込んでもおかしくないシチュエーションではないか。 もちろん、川本家はそんな下衆な世俗とは無縁の楽園。愛にまみれ猫にまみれ、零はながされるままに至福を味わう。そこに待ち構えていたのは懐かしき良き日本の年末年始の姿である。零の病気もあってか蕎麦をすするシーンこそ無かったが、何となく流れる紅白。この日ばかりは夜更かしを認められ、居間に転がりながらも結局寝こけてしまう子供たち。除夜の鐘が聞こえる中で、そんなかけがえの無い「家族の日常」が零に染みこんでいく。かくいう私にも、こうしたノスタルジックな風景はチクチクと刺さってくる。家族の正月……あの頃は良かった……嗚呼。ただ、こうした家族の肖像の中で、川本家は「両親」だけが欠けている。中でも父親の存在というのは不可思議なものであるらしく、零もそれを感じ取っているために多くを尋ねることはしない。いや、零は何一つ尋ねない。そのことが、家族に混ぜてもらえる恩義への礼節であると考えているのかもしれない。 年が明けてからの挨拶、おせち、年賀状。これらもまた、象徴的な家族の風景。まぁ、年賀状が少ない事なんて気にする意味はないのだよ。わしも来ないから気にするな、零。人間、年賀状を1枚も出さないように決めておくと、自然に届く枚数も減っていくものですよ。あんな面倒な習慣、消えてなくなればいいのに。でもまぁ、子供さんが年賀状の中身や枚数で一喜一憂する気持ちも良く分かる。お正月という特別な風景の中で、あの1枚1枚が自分の1年の蓄積のようにも感じられるしね。年賀状を出したりもらったり出来るあいだは、その関係性を大切にした方がいいのかもしれません。 こうして紡がれる日常の風景に、川本家の色々な面が新たに見えてくる。叔母の紹介で夜のお店に出ているあかりさんも、その扱いが「生活に窮したが故の苦しい仕事」というわけではなく、むしろ叔母の気遣いによる社会活動の一環であることが分かったり、川本家の謎な間取りによるドキドキシチュエーションが分かったり。いいぞ零、そこから今度はお風呂ハプニングイベントだ。このアニメじゃ絶対そういう展開は起こらないのが残念無念。あかりさんのお風呂タイムとか、想像するだにNHK向きじゃないからね! あかりさんに「えらいえらい」っていわれたいだけの人生だった……。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|