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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「鬼平」 4

 謎アニメ。果たしてどんな層にニーズがあるのか、誰が何を目的に作ろうとしたのか。現代アニメ業界の混沌を表すタイトルになりそうだが、考えてみりゃこういうメディアミックスって逆方向(アニメ→実写)はいくらでもあるわけで、発想としては割と普通のことなのかも。なお、一番笑ったのはスポンサーに「時代劇専門チャンネル」がついていたこと。そんなら素直に時代劇みろよ、っていう。

 私は興味のないジャンルについては恐ろしいほど無知なことで有名()だが、時代劇というジャンルもそのご多分に漏れない。世間的には「幼少期に父母や祖父母が観ていたから」というのが時代劇の入り口としてはもっとも多そうだが、私の場合、家庭の事情でそうしたチャンスもなく、いわゆる「水戸黄門」のような定番時代劇も、大河ドラマも、これまで片手で足りるくらいの視聴経験しかないのである。しかしまぁ、そんな私ですら何となく知っているビッグタイトル「鬼平」。ぶっちゃけるとほとんどのイメージは「江戸むらさき特急」という漫画からのものかもしれないけども(なんでそっちは知ってるんだよ、っていう)、とにかく、時代劇の大定番であり、いつの時代にもおじいちゃんおばあちゃんの暇つぶしに大いに貢献していることくらいは知っている。

 で、そんな状態で観るわけだが……うん、これ、時代劇でいいんじゃないかな……。いや、別にアニメが悪いって言ってるわけじゃないよ。常日頃から「アニメにはアニメにしか出来ない表現があるから価値があるものだ」って力説してるわけで、「アニメオリジナルの新しい鬼平犯科帳」が作れるならそれでいいんだよ。……でも、無いよね、これ、特に無いよね。やっぱり「実写でいいんじゃないかな」って思うよね。実写で出来ない部分ってなんだろう。凄惨な拷問シーンとかかな。別に見たくないな。特に作画面に何かこだわりがあるようには見えないしな。制作は「ルパン」シリーズなんかでも割と硬派な画を作ってくるトムスの系列会社なのだが、1話目からいきなり外注だから特に「時代劇の良さ」みたいなものは感じられなかったしな。……そういえば過去に「幕末義人伝浪漫」っていうひどい時代劇(?)アニメがあったけど、あれもトムスの系列だった。なんかこう……敢えて他人が触りたがらない地雷原に自ら突っ込んで行くスタイルだな。

 こういう作品だと、中の人要素だけを見る、というのが一応有り得べき楽しみ方になってくるのかもしれない。鬼平役には賢雄さんが抜擢され、「ジョーカーゲーム」に続いての鬼っぷりを披露。こう言うときにビシッと決められるのは流石だ。ちなみに鬼平の抜けた息子役に浪川大輔がキャスティングされているため、アニメ版「牙狼」もイメージさせる設定になっている(朴璐美も出ているし)。まぁ、だから何だと言われても困るけども。

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