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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 早苗さんは尻キャスだった?! 第7話。中の人の尻がでかいのは本人の自己申告なんだから本当……のはず。「胸に比べれば尻がでかい」という意味だった場合は正当性を保証するものではありません。

 映画エピソードの後編。以前もこの作品について「不安になる」という感想を書いたことがあるが、相変わらずこの「不安になる」は続いており、今回のエピソードにおける真希やしおりの立ち位置も、そうした「不安」の1つのファクターとしてカウントされることになった。正直言うと、今回のシナリオは非常に据わりが悪い。何が落ち着かないって、結局今回撮影された映画がどの程度のものだったのかがさっぱり分からないのだ。まぁ、どう考えても大ヒット超大作になるとは思えないし、あれだけスタッフがあくせくしていた低予算ムービーなのだからどうせ上映館数も大したことがなくてあっという間に忘れられるような作品になるのだとは思うが……それが、一体どの程度間野山に影響を与えるかが分からないのがモヤッとするところだ。

 現実的に考えれば、ロケ終了から実際の封切りまではかなりのスパンが空くはずなのでリアルと言えばリアルな展開。前回も書いた通りに間野山にとってみればロケ隊がやってきてある程度町の中で活動してくれればそれだけで一定の経済効果があったと見なせるわけで、別に映画が成功しようが失敗しようが大きな問題ではないのだが、如何せん、今回メインを務めた2人にとっては、この映画の成否というのは決して無視出来る問題ではない。特に影響が大きいのはしおりさんの方だろう。彼女は身を切る思いであの廃屋を犠牲にしたわけだが、そこまでして彼女が作り上げた映画が箸にも棒にもかからないような駄作だったとしたら、どれだけ彼女が「しょうがないことだった」と頭では理解出来たとしても、心の底まで納得できるものではないだろう。わざわざあの古民家を燃やし、その結果「良いものができた」と言えて初めて、今回のしおりさんの葛藤には区切りが付くのである。そこがわからず、ちゃらんぽらんの監督が単に思いつきで家を燃やして逃げていったという結果だけが残っている現状だと、しおりさんの気持ちの置き所をはっきり決められないのがもやっとする原因なのだ。

 ただまぁ、しおりさんのエピソードは今回のお話だけで片が付くような問題でも無いので、一端保留されるのは致し方ない部分もあるか。これまで一切ネガティブな要素を見せてこなかったしおりさんが見せた初めてのほころび。「単に自分勝手な思い出にすがっていただけ」といえばそうだし、前回懸念した通り、いくらかエゴイスティックな振る舞いになってしまったのは間違いないのだが、ここでしおりさんがあそこまで悩んでいたのは、大きく「郷土愛」や「思い出」が間野山に結びついているためだ。今回の小学校のシーンなんかで分かる通り、実は真希や凛々子もなんだかんだで「地元民」というステータスは重要。それに対し、由乃はしおりさんに「故郷を捨てた」と言われたし、早苗は「東京から逃げてきた」と言われた経験を持つので、王国5人組も、実は一枚岩ではなく「土着と外様」というはっきりした境界線があるのだ。その違いについては、おそらく今後もう少し掘り下げていくことになるだろうが、今回のしおりさんのわがままは、その一端を見せる程度のものである。地元民にしか分からない感情、それを理解出来なかった国王。この軋轢は、おそらく今後の由乃政権に大きな影を落とすことになるのではなかろうか。まぁ、それにしても今回の2人の言い合いはお互いに容赦無くて「お前ら、実は仲悪いんじゃ……」くらいのテンションだったけどな……。

 そしてもう1人、真希の方のエピソードだが、映画の成否が分かっていない現状で、果たして彼女がどのように身の振り方を考えているのかが宙ぶらりんのままである。あの映画が何らかの形で成功し、「特にラストシーンで炎の中に飛び込むシーンが印象的」とかいう評論が出てくるような展開になれば、彼女は再び芝居の道へ進むことにもなるのだろうが、現状はそんなこともない。彼女は「やっぱ芝居が好きなんだなぁ」と自分の気持ちを再確認し、久しぶりに「役者」としての活躍を見せたわけだが、今のところはそれっきり。再び東京に出て勝負を挑むとも言っていないし、もちろん諦めるとも言っていない。役者としての仕事なんてさっぱり無いだろうこの間野山の地で、彼女は今後何をやるというんだろう。まぁ、一応今回のエピソードで父親との軋轢だけは多少解決したので、その部分が前進といえば前進なのだろうが……。

 こうしてみると、真希についてもしおりについても、持ち上がった問題は洗い流されておらず、「彼女達は今後どうなっていくんだ?」という疑問は積み重なる一方。これらの要素がちゃんと今後の展開に活かされて解きほぐされていくことを期待したいが……どうだろう。今回の映画の展開、割と適当だったから、正直言うと別な次元での「不安」が芽生えていないといえば嘘になる。頼むで、スタッフの皆さん。

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