最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
モス饅頭が一番気になる、第13話。真っ黒だったんだけど、一体何を原料に使ってるんでしょうかね。 建国祭編の後編。前回の時点で「失敗するに決まってるんだけど、果たしてどんな風に失敗するんだろう」とヤキモキしていたわけだが、その結果はいかにもこのアニメらしい、何ともモヤッとする「失敗」である。まず、イベント自体を単発で捉えれば「失敗」はしていない。集客もきっちりあったのだし、お客を巡るトラブルなども最小限。テレビ局の尽力もあり、慣れない大量の観光客を捌くのにも大きな失策は出なかった。「ライブに客を取られてクイズ大会がしょっぱくなる」という展開は予想通りだが、成立しないほどの客が削られたというわけでもないし、最後がグダグダになったのはお客さんのせいじゃなくてサンダルさんのせいである。あれ、どう見てもサクラを使って優勝賞品を回収する反則技にしか見えないと思うんだけど、そのあたりでの批判はなかったんですかね(そしてサンダルさんからはやっぱり没収したんですかね)。 観光客はちゃんと呼び込めた。そして一時的なカンフル剤とはいえ、出店の稼ぎでしっかり商店街にも恩義を返した。1日限りのイベントとしては大成功の建国祭だったが、それでもお通夜みたいなムードが漂うというのが、今作の、つまりは町興しという目標の難しいところ。改めて「何故失敗ムードなのか」を確認すると、「テレビ番組が何か変な風に改変された」とかいう問題もあるが、まとめてしまえばただ1点、「再帰性が無かったから」である。一過性のバンド人気にあやかって人を呼んだところで、それはあからさまなドーピング行為でしかなく、強烈なバンド人気に目をやられた人にとって、商店街のクーポンなど文字通り紙くず同然。午前中には「間野山も面白い町じゃないか」と思っていた人たちも、強烈なライブの洗礼を受けてしまえば、些末な記憶として間野山のことなど忘れ去ってしまう。残されたのは、ただの「遠くのライブ会場」としての田舎町である。 凛々子のところのババアもそうだが、およそ視聴者だってこういう結末になることは分かっていたのだ。しかし、失敗するなら失敗するで、アニメ的にはもう少し分かりやすい「惨敗」が出てくるのかと思いきや、「表面的には上手くいってるように見えて、結局目標には近づけなかった」という、嫌にリアルで、どうしようもない現実を叩きつけてくるのが今作なのである。「上手くいった。でも、それじゃ何の意味も無い」と、世の多くの「町興し」が経験してきた失敗を、そのままダイレクトに伝えてくれるのである。由乃もこれまで散々失敗を繰り返してきたが、それが「目に見える分かりやすい失敗」だったからこそ、トライアル&エラーで立ち直り、戦うことが出来た。しかし、今回のように「最善を尽くせたと思ったが無意味」というカウンターパンチをもらってしまうと、そこから立ち上がるのは難しい。完全に倒したと思った相手に実は一切攻撃が通用していなかった、という方が絶望感が大きいのだ。 だが、冷静に考えれば、今回のイベントは「やらないよりやった方が良かった」のは間違いない。テレビを通じて名前を知ってもらったことは事実なのだし、広報の第一歩はとにかく認知してもらうこと。今は実利を伴わずとも、どこかで必ずやっておかなければいけない「導入」が行われたのだから、このことは確実にプラスである。そして、千人規模でのリピーターなど望むべくもないが、ひょっとしたら何人かのお客さんは興味を持ってくれたかもしれない。「一度来た場所」というのは実質的にも心理的にも再訪しやすくなる傾向があるので、とにかく来てもらえたというのも大きな効果である。今回の建国祭のイベントは、本来ならば町興しの一過程として大きな意味を持っていたのだ。 しかし、持ち上げてから落とされたせいもあり、由乃はおそらくそのことに気付いていない。自分は浮かれていたのだと、ネガティブな部分ばかりが見えてしまっている。このまま国王は町を去ってしまうのだろうか? 1クール終了のタイミングでの転換点としてはなかなか衝撃的だが、ここで突然の逃走は流石にメインヒロインとしての責任感がなさ過ぎるように見えてしまう。まぁ、まだ「駅に向かった」だけで本当に何を考えているかは分からないが……。 「奮闘し、結果を出した」。その結果が当初望んでいたものではなかったかもしれないが、事実は事実として受け止められた方が良い。国王は、この先の重たい一歩を踏み出すことが出来るかどうか。さぁ、後半戦のスタートだ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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