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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「博多豚骨ラーメンズ」 5

 将棋アニメが2本同時に続き、なんとラーメンアニメまでもが2本同時に放送される日本という国。……嘘です。ラーメン関係ないです。一応食べてたけど。バリカタとかいう麺料理の概念を否定する食い方な。あれやると腹壊すねん。

 さておき、タイトルからは一切想像できないようなハッピー殺伐修羅の国アニメ。言われてみればこういうアニメってなかなか無いんですよね。完全に「ネット上の概念」として生み出された謎の「日本の街」像ってのは結構あって、アニメにしょっちゅう取り上げられる概念としては例えば「秋葉原」があるし、「鎌倉」とか「横浜」なんかも割と登場頻度が高いだろうか。最近だと「原宿」が登場したし、今作との類似点が多い「デュラララ」なら「池袋」である。しかし、これが首都圏を離れてしまうと、いわゆる「聖地アニメ」としてリアルな地方を描く作品は数多く存在するものの、こうした「なんちゃって」感がある「日本の街」が舞台という作品はほとんどない。ぶっ飛んでる事例で言えば「ガルパン」の大洗くらいだろうか(ゆゆゆの香川はなんか違う気がする)。ネットでネタにされる機会が多いグンマーですらアニメの舞台としていじられることは無い。しかし、ついにここに「地方都市」アニメが到来したのである。

 人口の3%が殺し屋という全力でツッコミ待ちの設定を用意した博多。もう、それだけでちょっと面白い。絶対に無理ですやん。お仕事成立しませんやん。「人口の3%がコンビニ店員」でも多分無理なのに、より積極的に人口を減らしにいく殺し屋が3%て。それでも「まぁ、博多なら……」とか思えてしまうあたりが修羅クオリティ(いや、思ってませんよ)。わたしゃ博多なんてほとんど知らんし、人生でも1度2度行ったことがある程度だが、それでも様々なニュースやメディアで見かける博多の街に、何故か妙に溶け込んでいる殺し屋パラダイスの設定。もう、これはこれでいいんじゃねぇかな。一番イメージが近いのは「デュラララ」よりも「K」の世界観な気がする。それくらいにファンタジーな世界だ。

 そうして描かれるのは「群像劇」と呼ばれる類の物語だが、こういうのって1話目ではなかなか入り込みにくいのでハードルが高い。全体構造を把握するために中心を1つ決めるんじゃなくて外縁から埋めていく形になるので、何がゴールなのかわかりにくいのだ。ただ、今作の場合は人間関係のほとんどが「殺すor 殺される」なのである意味わかりやすく、誰がどういう理由でどういう風に殺されそうなのかがわかればOK。ユーザーフレンドリーである。いろんなバカがいていろんな殺し方を試そうとしているみたいですよ。とりあえず、これがどんなドタバタに広がっていくのか、しばらくは黙って見ているしか無いでしょう。

 西日本が舞台だと割と便利に引っ張り出される小野D&中村の二大四国声優な。せいぜい殺されないように見守っていきましょう。

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