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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「バジリスク〜桜花忍法帖〜」 5→4

 ……結局、なんだったんだろう。最終回の怒涛の展開は本当に訳がわからなかったが……これって途中も真面目に見てたら全部腑に落ちたんだろうか? やっぱりいい加減な視聴を続けているとどうしようもなくなってしまうな。

 ただ、やっぱりどう考えても今作が腑に落ちたとは思えないんだよなぁ。そもそもこれ、なんで「バジリスク」の名を関する必要があったんだろう。伊賀VS甲賀の忍び対決要素はほとんど無かったし、成尋衆との対決も原作のような抜きつ抜かれつの緊張感が無かったし……やっぱり、スタート地点で既に忍法の限界を超えてたせいで、「あれを超える何かを使わないと」っていうので設定を振り回して明後日の方向へかっとんでしまった感がある。

 「無敵の瞳術が前提なので、それをどうやって破ればいいか」というテーマの置き方は面白いと思う。「甲賀忍法帖」もその辺りで色々とネタは仕込んでいる訳だが、本作の場合はまず相手がそれを使うことを知った上で敵がその上を行こうとする。おかげで成尋衆の能力は全てスタンド能力をはるかに超える超常現象になってしまい、概念レベルに達するとアニメーションでも処理できなくなっちゃうっていう。もう、何がどう因果を巡らせてるのかもよくわからんのよ。ラストに向かって敵味方がバタバタ死んでいく展開になるわけだけど、「死ぬのかよ! っていうかむしろよくここまで生き残ったよな!」とツッコミもどっち方面から攻めればいいのかすら定かじゃない。いっそ「能力バトルもの」としてのエッセンスは全部捨て去ってとんでも忍術アニメにしてしまった方が面白かった気もする。でもなー、起動兵器城とか飛空機械とか、既に忍法に納める気すらないしなー。

 こうして原作の「自由さ」を微妙に履き違えた感じでぶっ飛んだシナリオラインになり、最終的に世界線をまたぐリーディングシュタイナーに目覚めたりもしたわけだが、残念ながらそうした破天荒なプロットを描くのに、本作の演出はあまり向いていなかった気がする。西村純二の耽美かつ劇的な構成は作品次第でハマることもあるし、多分好きな方だとは思うのだが、本作はやっぱりチャンバラや怪獣バトルでどんぱちやってほしいので、あんまりノロノロやられるのは好みじゃない。まるで歌舞伎でも見ているような、ゆったりと持って回った演舞の立ち回りは、どうしても作品が孕む馬鹿馬鹿しさに相入れないのだ。いや、そこまで含めて全部ギャグだという解釈も可能だけども……そもそも何が起こってるか分からないシーンが多いから、演出の妙で笑うよりも先に、何がどうなってるか説明して欲しいんだよ。ギャグの説明が必要なアニメだったんだよ。そう考えると、やっぱり生まれながらにビハインドが多い気がするな……。

 もっさりした演出で、ざっくりした画面展開、そしてどこかピントのずれた脚本運びと、本当に捉えどころのない作品でした。所々のネタ回しで面白いところはあったんだけどねぇ、孔雀の生き様とか、あと最後の成尋のネタとか。まさか2クールも作品を追いかけて、あの人が最後の最後で大活躍(?)することになろうとは……。そして最終回のオチはジジイが幼女に向かって「わしの子を孕め」っていうエンディング。なんかもう、そこだけ観て満足した気もする。今期は色んなテイストの土師孝也が楽しめるので、そこは満足です。あと上しゃまがエロい。ほんとエロい。

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