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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ガーリー・エアフォース」 5→5

 視聴前の印象「一昔前のラノベだ……」。

 視聴後の印象「一昔前のラノベだ……」。

 まぁ、それでいいんじゃないでしょうかね。実際はそこまで昔でもないみたいなんだが……なんだろ、あんまり難しいことを考えずに「さて、どうやって今までにないところから女の子とイチャイチャするシチュエーションを作ろう?」というのが原初からのラノベの目的意識であり(超暴論)、今作はそれを「なんか、飛行機の意思を具現化した女の子を用意したよ」という、誰でも考えそうな、でもあんまり実行しないような、絶妙なポイントから生み出してみせた作品。いや、だから完全にアルペジオではあるのだが、まぁ、船と飛行機でもだいぶ違うしさ(適当)。「艦これ」みたいな変な擬人化ではなく、ちゃんと飛行機自体は素体として搭乗可能であり、意識はサブとして乗り込んでくる女の子の形になっているというのは悪くない設定である。

 今作は女の子がそこまで可愛いとは思わなかったのだが、最低限飛行機パートの作画・作劇は維持されていたし、視聴に問題があるような作画トラブルもなく、きちんと予定通りの場所に着陸できた印象。全然問題は解決してなくて、むしろ「謎はどんどん深まるばかりだし、人類のピンチは続くだけだし……」みたいな終わり方なのでもやっとしているのも事実なのだが、これまたやっぱり「アルペジオ」だって1期は似たようなところで終わってるわけでね。今作はきちんと対ライノ戦という節目のバトルで話をたたんでいるので、構成についてはあまり文句をいう部分はない。

 まぁ、それだけなら「可もなく不可もなく」と言ったところだが、個人的にアニマのキャラ設定は割と好きだった気がするんですよ。デザインがどうこうではなくて存在そのものの与えられ方が色々と悩ましい部分も多く、いわばレッツイシュカンコミュニケーション。SFといえばSFだよね、これも。しかもグリペンにしろライノにしろ、何か意思を持った宇宙人が攻めてきたとかじゃなくて「いや、私たちも自分がなんだかよくわかってないから」という悩ましい状態でのコンタクトなので、いろんな方向に伸ばし放題なのである。あれ、考えてみたらこれも「アルペジオ」と同じか……。まぁ、ほら、タカオさんだってコンゴウさんだって最高に可愛かったじゃないですか。自分が定まっていない個性的な女の子に色々教え込むシチュエーションっていうだけでも希望が持てるってもんですよ。その結果がライノさんみたいになる可能性もあるけどね……。

 個人的にはそのライノを担当した白石涼子の仕事ぶりが良かったので最後の方はぐっと視聴のモチベーションがあげられた。うりょこは今まで男女含めていろんな役回りを担当してきたけど、今回のライノ役はなんか新しいところに入った気がしますね。お気楽なようで、どこかに狂気と悲哀をはらんでいる感じ。こういう声の出し方ができると、いわゆる「少年声」というだけで終わらないバラエティがあってよいのです。まぁ、最終的に好きなアニマはイーグルですけど(身も蓋もないな)。

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