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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「約束のネバーランド」 6→6

 やっぱ2期あるかぁ……まぁ、今やジャンプの貴重な弾の1つだしなぁ。ただ、これ以降をアニメ化する場合って現在進行形の展開に影響を及ぼす部分にも食い込みそうなんだけど、どこまでのアニメになるんかなぁ。

 さておき「第1期」であるが、やっぱりこの漫画おもしれぇな、というのが再確認できるよいシリーズであった。初読の連載分しか読んでないので改めてこうやってアニメで見返してると「おっ、こんなサプライズがあったんだっけ」って改めて驚くようなこともちょいちょい。自分のトリ頭に感謝である。単に「農園から出る・出ない」というだけの攻防なのだが、毎週毎週きちんと新しいトピックが立ち現れ、それらが存在意義を主張しながら絡み合っていくので、閉鎖空間でのバトルなのに全然中だるみしないし飽きもしない。それにも関わらず、あくまでも掲載誌がジャンプであるというラインは残していて、例えば頭脳バトルだからって「HUNTER×HUNTER」みたいに完全にちっちゃいお子さんお断りのプロットになっておらず、おそらく少年少女でもついていけるくらいのプロットにとどまっている。イメージとしては「ロビンソン・クルーソー」とか「巌窟王」とか、そういうナチュラルなサバイバルもので味わった興奮を変化球で投げている感じだろうか。もしくは「ホームアローン」みたいな頭脳戦? ダークな作品なのは間違い無いのだが、子供さんが読んでも理解できて、なおかつ大人が読んでもそれなりに説得力があるというバランス。この脚本は大したもんである。

 そんな完成度の高いプロットをアニメにするにあたって、製作陣が最も注意したのはやはりどういう雰囲気を前面に押し出すかということだろう。原作絵が荒いのでアニメの絵も割と大胆にリビルドする必要があったが、原作絵の持ち味である線の細さ、ちょっとした危うさみたいな部分は残しつつ、かなり色彩を落として牧歌的な和やかさとどんよりとした暗さの融和を図っている。特に今作は「夜のシーン」「日光が射さずにランプの明かりだけに頼る室内のシーン」が多かったので、明度と彩度の調整はかなり神経を使う部分だったはず。ランプの揺らめく光の中での悪巧みや腹の探り合いの図式が、また怪しさを引き立てもするし、ちょっと現実離れした異質さも演出している。そしてそこで敵サイド(ママ)が浮かべる悪い顔に、エマやレイたちも負けじと悪そうな顔を浮かべたりもする。これだけの材料でじっとりとへばりつくような心理戦が描かれるってのはやっぱりすごいことだと思うわ。最終話を見た直後だとどうしてもママの方に感情移入したくなっちゃうのが悩ましいけども……イザベラ、ジャンプ漫画史上でも屈指の「良い敵キャラ」だよなぁ。ぶっちゃけ大好きなので、原作でもいつ再登場するかはかなり気になってる。絶対出てくるとは思うんだけどね。CVが甲斐田裕子ってのも素晴らしいんだよなぁ。今作はメインのCVが本当にはまっててサイコーなのよね。すみれちゃんはもちろんだけど、真礼たそのあんなキャスティングなかなか見ないからね。やっぱり腕のある役者ですわ。

 さて、2期はまたしばらく間が空きますな。今作はこの「脱出前」と「後」でかなりはっきり作風が分かれるのでブランクが開くことによるデメリットはそこまで大きくはないだろうか。問題は本当にガラッと変わるからこの続きが面白く見られるかどうかだが……まぁ、1期スタッフを信じるしかないね。

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