最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
←前(1/4)へ 第3位 ’10「刀語」 ‘11「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 ’12「黄昏乙女×アムネジア」 ’13「有頂天家族」 ’14「月刊少女野崎くん」 ‘15「えとたま」 ‘16「RE:ゼロから始める異世界生活」 ‘17「3月のライオン(第2シーズン)」 ‘18「ひそねとまそたん」 ‘19「BEASTARS」 まぁ、この作品は選ぶべきでしょう。「宝石の国」に続くオレンジ初のCGアニメ、BEASTARSである。 今作の特筆すべきポイントは、単にCG作劇ってんで手間を省いたり、既存のモデルにおんぶにだっこで安易な映像化にしなかったところである。職人集団オレンジについて今更そんなことを言及する意味もなかろうが、「宝石の国」のときにはあまりにも画面自体が鮮烈すぎて、そうした部分を観ることがおろそかになってしまっていた。今回は「宝石の国」ほどぶっ飛んだ設定ではないので(それでも色々おかしいが)、ある程度普通のドラマとしても、既存のアニメの表現と比較してみることが可能だった。 確か個別の感想記事でも言及したが、「ケモキャラのCG描写」といえば何と言ってもディズニー製アニメの印象があり、これとほぼ同じ目的で作成された「ズートピア」と比較すると、なるほどコストをかければCGの細部のクオリティというのは天井知らずで上がっていくもので、毛並みの細かさなど、手数ではやはり日本はかなわない。しかし、そうした方面でのこだわりは天井知らずだとしても受け手側の認識に頭打ちはある。それなら、コンテワークや心情芝居など、別な部分でいくらでもこだわりで上を目指すことができるはずなのだ。本作は現在の日本アニメが作れる最高峰とも言えるクオリティで映像を提供しつつ、なおかつ作劇も一切手抜かりなく作品のテーマ性を磨き上げた。全編を覆う「舞台」のモチーフはどこか不安定で閉鎖的なイメージを生み出し、獣社会に滲む闇を常に意識させる。「差異」を意識させる偏執的なまでの動物たちの差別化は、ただそこにあるだけでこの世界のあり方を訴えかけるのに、それを光と闇の演出でさらにはっきりと区分けしていく。「人」と「舞台」とで、初めて生まれるのが「演出」なのである。原作からしてそうしたドラマティックな演出の多い作品には違いないが、アニメという媒体に乗せる上で、また新たな魅力を付加してくれたことは、原作ファンにとっても大きな喜びにつながったのではなかろうか。 さて、2期はいつ来るだろうかねぇ……。 準グランプリ ’10「STAR DRIVER 輝きのタクト」 ‘11「花咲くいろは」 ’12「人類は衰退しました」 ’13「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」 ’14「四月は君の嘘」 ‘15「昭和元禄落語心中」 ‘16「ふらいんぐうぃっち」 ‘17「宇宙よりも遠い場所」 ‘18「風が強く吹いている」 ‘19「まちカドまぞく」 そりゃそうだろ。ここに来るだろ。奇跡が奇跡を呼び続けた謎の中毒性アニメ、ハイパーシャミ桃タイムのスタートだ。 いわゆる「きらら枠」はやんわりとしたヒーリング効果を主目的とした作品が多く、なかなかこの記事のベスト3まで上がってくることはない。良作と呼ばれるものはいくつもあったかもしれないが、見ての通り、「けいおん」を最後に中庸な評価を受けてそれでおしまいである。しかし、何度も言及している通り、単なる癒し枠としての「きらら系」はすでに時代が求めるものではなくなり、アニメとしての拠り所を別に求める必要に迫られるようになった。そうして生まれたキマイラのごとき異形、それがこの「まちカドまぞく」である。 魔族と魔法少女の骨肉の争い。魔族が主人公で、あの手この手で正義の魔法少女を籠絡していくダークファンタジー。そんなもんがきらら文脈に乗るはずがないというのが普通の神経だが、今作はそんな常識を軽々とぶち破り、独自路線すぎる新たな世界を築き上げた。その世界は虚弱体質の魔族の娘が、筋トレ狂いの魔法少女と慎ましくも大胆でインモラルな友情を育む世界だ。もう、この時点で意味がわからない。不条理に飲み込まれそうになる我々視聴者は、狡猾な魔族のご先祖に導かれるままに、ゆっくりと謎のシャミ子ワールドへと沈んでいく。気づいたら彼女の一挙手一投足が見どころとなり、激昂するとポコポコ音がするようになる。そう、これが魔族の、否、まぞくの手管なのである。 めくるめくまぞく世界を生み出したのは桜井弘明監督。これまた繰り返しになってしまうが、氏が得意とするマシンガン早回しアニメがここまで作品を引っ張り上げることになるなんて、想像もつかなかった。「斉木楠雄」の時のように、早回しそのものがネタになることはあるが、完全にメタレベルでのネタであり、作品そのものにプラスアルファの要素があるなんて普通は考えられない。しかし、シャミ子は違ったのである。何故かあのテンポが「正解」だったのである。ただでさえゆったりまったりを是としてきたきらら作品で、このスピード感と破壊力を実装することに耐えられる作品があろうとは。恐ろしいまでの作品密度と、クドいくらいの徹底したネタ管理があってこそ可能になった禁断のジェットコースターだ。 「きらら系」の枠1つとっても、アニメはまだまだ進化を続けている。惚けた頭で適当に視聴していては、この荒波には揉まれて砕かれるだけだ。各々の危機管理を怠らぬよう。 グランプリ ’10「けいおん!!」 ‘11「へうげもの」 ’12「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」 ’13「凪のあすから」 ’14「ユリ熊嵐」 ‘15「響け!ユーフォニアム」 ‘16「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」 ‘17「宝石の国」 ‘18「リズと青い鳥」「やがて君になる」 ‘19「この音とまれ!」 今年1年を代表して、その頂点に選出させてもらうのはこの作品だ。こうして並べてみれば、至極普通で、どこまでも当たり前の作品。それでもやっぱり、王道を行くからこその見返りというのは、間違いなく存在している。 特別なことなどない作品とは言いながら、やはり「箏」という題材そのものが今作最大の課題であり、武器だったことは間違いないだろう。我々が普段接することがほとんどない領域であるにも関わらず、全く聴いたことがないなんて人間もいるわけがないという、盲点のようなジャンル。それを真正面から青春部活ものとして取り上げ、徹底して「画」と「音」でもって説得力を積み重ねていく。これこそが漫画では成し得ない、アニメならではの最大のアドバンテージであろう。聞けば演奏された曲はほぼオリジナルで今作のために作曲されたものであるらしく、クライマックスを飾った「天泣」を筆頭に、どの楽曲もドラマとの融和性が非常に高く、物語と切っても切れない「曲の物語」を形成している。私はよくこの作品を「響け!ユーフォニアム」と比較していたわけだが、こうして「曲そのもの」を最大の武器として取り上げたことが、今作とユーフォの最大の相違点と言えるだろう。ユーフォは京アニという反則じみたパワーを持つスタジオが、石原立也や山田尚子といった怪物じみた監督の統制のもとで作り上げた、鋭く磨き上げた刃物のような存在。こちらの作品は、1つ1つの要素ではユーフォの精度に届かなかったかもしれないが、中心となる「王道漫画」のベースを守るために、多方面から抜かりなく集めてきた素材を間断なく撃ち込む、散弾銃のような作品であった。 2クールに渡り、昼ドラのようなドロドロした関係性の中にキラリと光るヒトの感情を落とし込み、最終的には明るい未来の姿に変えていく真っ当な「友情・努力・勝利」の構図はまごうことなきジャンプ漫画。「ばちばちにぶつかる高校生の対抗戦」という要素もユーフォには無かったもので、クライマックスでは「どこが勝ってもおかしくないッ」と手に汗握る3校の戦いが音と画で埋め尽くさんばかりに襲いかかってくる。いわば丹念に仕込まれたフルコースを3品連続で提供されているようなもので、こんなにも贅沢に素材を費やしてしまっていいものかと不安にすらなってくる。そうして1つ1つのエピソードを惜しげも無く作り込んだからこそのカタルシス。終わってみれは本当に「普通の」お話だが、改めて、普通の凄みというものを確認してほしい。 <サブタイトル部門> 個々のエピソードにスポットを当てていくサブタイトル部門。やはり30分で1枠というテレビシリーズアニメなのだから、その1つ1つに意味を持たせて欲しいと思うのは、今となっては贅沢なことなのかも。最近じゃぁ枠を飛び越える作品も増えてきているのでねぇ。制作側からしたら、いちいち30分で切れるのって純粋に制約なんだよね。クライマックスの作り方とか、落とし所とか、そういうものを考えたシリーズ構成って、本当に大変な作業。そんな中でサブタイトルを切って見ていくのもなんだか罪作りな気もするのだが、どうせやるなら最大級の効果で見せてくれる作劇が欲しいからね。ちなみに、当たり前の話だが「よかった回」を思い出そうとすると、どうしたってタイトル賞で選んだ作品が出てきやすいんだ。なんとかそのあたりにバリエーションを持たせようとは頑張ってみているが、被ってるところはご容赦願いたい。そうそう、例年通り、こちらの部門では「1話目と最終話」は意図して選ばないようにしている。 「最終話を選ばない」というのは、どうしたって作品の集大成となる部分だから作品全体の評価と切り離すのが難しいから、っていうのが理由なんだけど、逆に言えば「作品全体を表現してるはずだけど最終話じゃなきゃ選んでもいい」という話。中盤にクライマックスがきた作品ですぐに思いついたエピソードは「歌舞伎町シャーロック」第11話「切り裂きジャック」。ついに事件の真相が明かされ、そこから一気にモリアーティの顛末へと転がっていく、まさに転機と言えるエピソード。切り裂きジャックのキャラも強烈だったし、後から振り返ると本当に色々と伏線が詰め込まれたお話だったことがわかる。同様に事実上のクライマックスとなったのは「グランベルム」第12話「マギアコナトス」。あまりロボ戦闘要素が評価される作品ではないのだが、ガンダムもかくやというこの回だけは別。そしてまたラスボスとして覚醒した水晶さんがしゃべることしゃべること。ロボットバトルとしても、女だらけの憎しみダダ漏れキャットファイトとしても最高の展開であった。 「クライマックス」といっても差し支えなさそうなところでは、「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」第11話「水着を脱いだシンデレラ!?」は作品のメインテーマであった謎解きが行われる「解決編」のお話。まさかそんな結末に!……ってほどではないけど、一応ミステリっぽい限定になってるのがむしろ笑いどころか。謎がかえって深まる地獄の様相を呈するのは「ID: INVADED」第10話「INSIDE-OUTED Ⅱ」。富久田さんが要素詰め込みすぎだし伏線張りすぎ。斜め上ってレベルじゃねーから、視聴者は全員ぽかんと口を開けてみてるしかない。 クライマックスの準備段階としてどうしようもなくなったのは、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第10話「穴」。もうね、5人が5人してやりたい放題に恋だのエロだのとほとばしりすぎて、「これ、絶対収束しないだろ!」ってさじを投げたくなるお話。しかもサブタイトルが「穴」っていう……コンテクストが……。文句なしのクライマックスで、本当は選びたかったけどタイトル部門とかぶるから外してしまったのは「この音とまれ!」25話「天泣」。まぁ、そりゃね、集大成のコンクールですからね。たっぷりと演奏時間を取り、音で実際に殴りつけてくるタイプの作劇ですよ。音といえば、ライブシーンを流すのも最近のアイドルアニメではまさにクライマックスという印象になる。つまり「Re:ステージ!ドリームデイズ♪」第7話「先輩とはいえ少し黙らせるべきか」のことだ。ライブシーン自体がハイパークオリティでなくとも、それまでの積み重ねで達成感は無限に高めることが可能だ。そうそう、怒涛の最終話(直前回)なら、「ぬるぺた」第11話「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん!」も忘れてはいけない。油断してるところをがつんと殴りつけられるような衝撃のシナリオであった。 純粋に「そんなことしちゃうの?!」という驚きに満ちた単発エピソードってのももちろんピックアップしていきたいところ。直近なら「うちタマ〜うちのタマ知りませんか?〜」第5話「トラの初恋」がまさにそれ。こんなところで叙述トリックに騙されるなんて思わんがな。作品の構造自体が斬新で度肝を抜かれたのは「俺を好きなのはお前だけかよ」の第1話「俺(僕)ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生(モブ)なんだ」だ。「どーせラノベやんけ」って思って侮ってると、意外に足をすくわれることがあるもんでね。チャレンジングな構成といえば、「キャロル&チューズデイ」第9話「Dancing Queen」なんかも見応えがある。マーズブライテストのチャレンジコーナーを驚くほどの長尺でたっぷり見せるという、今時のアニメなら恐ろしくて出来ない大胆な構成で、この世界における音楽シーンの多様性を見せるのはかなり効果的。よほど音楽に自信がないと出来ない手段ではなかろうか。同様の豪腕でいえば「さらざんまい」第2話「つながりたいけど、奪いたい」も衝撃には違いない。いや、1話目も衝撃なんだけどさ、2話目で「そこバンクなのかよ」みたいなことを確認して、終わったと思ってたら「燕太ァ?!」ってなる展開。常に刺激を届けてくれるクリエイターには尊敬の念しかない。そうそう、最近の作品で意外性といえば、「プランダラ」第8話「アビスの悪魔」はちょっと驚いた。すでに適当に見るようになってたタイミングだったので「えっ?そんな展開になるの?!」っていうのは正直意外すぎたのである。 そのほか、どういう観点で掘り下げればいいかちょっと悩むが、一番作品らしさが出ていたエピソードとしてやたら脳にこびりついているのは「星合の空」の第9話。いわるゆ(?)月ノ瀬暴走回であるが、この作品のジェットコースター的な救いのなさが一番よく出ているのがこのお話だった(いや、一番よく出てんのは最終話だろうけど)。「らしさ」でいうなら、多様な楽しみ方を提供し続けてくれた「ゲゲゲの鬼太郎」からは第81話「熱血漫画家妖怪ひでり神」がやたら忘れられない。後味の悪い話が多かった今作において、多少なりともすくわれるお話だったし、単純に妖怪の描かれ方が面白いのである。後味の悪い……そう、「バビロン」っていう作品があるんですが、第7話「最悪」が文句なしで最悪なんですが、個人的には初登場の曲世を執拗に描き続けた第2話「標的」が印象的なんですよね。掴みはばっちりのアニメだった。まぁ、ある意味そのまま走りきったとも言えるけど。 後味の悪さという点では繋がるかもしれないが、実は最後の最後まで悩んだのが「僕のヒーローアカデミア」第77話「明るい未来」。オーバーホール戦の決着エピソードなのでバトル作画の壮絶さなんかは言わずもがなのド派手な回なのだが、その後の治崎の末路を描いたシーン、そしてナイトアイの最期など、今作の容赦ない部分もまとめて描かれたエピソードであった。ジャンプ漫画の場合、こういうエピソードだけ切り取って評価するのってなかなか難しいのだが……。 さて、あと3つ。 第3位 ‘10 「侵略!イカ娘」 第5話Cパート「飼わなイカ?」 ‘11 「ベン・トー」 #10「それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal」 ’12 「戦国コレクション」 COLLECTION-19 「Vengeful Fang-IS」 ’13 「ワルキューレロマンツェ」 第7話 「風車の下で」 ’14 「ユリ熊嵐」 第9話 「あの娘たちの未来」 ’15 「OVERLORD」第9話「漆黒の剣士」 ’16 「ふらいんぐうぃっち」第5話「使い魔の活用法」 ’17 「18if」#8「THRESHOLD」 ’18 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」 第5話「キラめきのありか」 ‘19 「鬼滅の刃」第10話「ずっと一緒にいる」 ジャンプ漫画である。やっぱり、気合の入ったジャンプ作品ってのはストレートなアツさが目を引くものになることが多く、過去にも「ハイキュー」をワンエピソードだけひっ借り出してきたこともあったっけ。そうなると、当然今年はこの作品を持って来ざるを得ない。業界的には久しぶりの特大ムーブメントを生み出した、2019年を代表する作品、鬼滅である。 凄まじい作品だったのは間違いないことで、ufotable製作によるこだわり抜いたアニメーションは、作品のプロモーションに大きく貢献したのは間違いない事実。ただ、そうは言っても「まぁ、ジャンプだしなぁ」ってんで最初の方はかなり適当に見ていた気がする。お約束の修行パートにしてもそこまで驚くような展開があるわけでもなし、炭治郎のキャラが素直で引っかかりがないだけに、むしろ序盤のフックは弱い作品だったと言ってもいいかも知れない。 印象がガラリと変わったのは具体的なバトルが盛りあってから。特に話題性があったのは必殺技となる「呼吸」の描写で、原作リスペクトの強い墨で引いたような、時代がかったエフェクトの数々が自然に画面に流れ込んでくる様子は、大迫力のアクションと相まって輝く個性となった。そして、そんなエフェクトが特に威力を発揮したのが、事実上最初の激戦といえる、手鞠鬼・矢印鬼との対決だ。カッ飛んだ鬼たちのキャラクターもさることながら、独特の武器を用いた戦闘の解釈が本当に「アニメらしい」動きに昇華されているのが最大のみどころ。「ベクトルを武器に戦う」なんて、どこぞのレベル5の人でもなかなかアニメにしづらくて四苦八苦していた要素なのに、こんなにも大胆に、そしてシンプルに「矢印」を映像にのせて見せてくれたのはかなり思い切った判断だったはず。一見すればふざけているようなその効果も、ufoの技術力を持ってすれば最大級の「戦闘兵器」となり、炭治郎、禰豆子のタッグマッチデビュー戦を華々しく彩った。考えてみりゃがっつり着物を着た禰豆子の衣装なんておよそ戦闘には不向きなはずなのだが、そんな禰豆子が必死に飛んだり跳ねたりで手鞠地獄を抜ける様など、ちょっと間違ったらコントみたいになってしまいかねないところを、実にスタイリッシュに描きあげているのである。この戦闘を契機にして、「やっぱこのアニメすごいな」と胸襟を正したものである。 鬼滅はさらに劇場版へと続き、おそらくアニメシリーズの2期も近いうちに作られることになるのだろう。今後も、人気におんぶにだっこではなく、こうした先進的な映像作りにチャレンジし続けて欲しいものである。 第2位 ’10 「けいおん!!」 #20「またまた学園祭!」 ’11 「BLOOD-C」 第11話「たれをかも」 ’12 「中二病でも恋がしたい!」 EpisodeXI 「片翼の堕天使」 ’13 「げんしけん二代目」 第11話 「いい最終回だった」 ’14 「少年ハリウッド HOLLY STAGE FOR 49」 第5話 「エアボーイズ」 ’15 「ハイキュー!! セカンドシーズン」第24話「極限スイッチ」 ’16 「響け!ユーフォニアム2」第9話「ひびけ!ユーフォニアム」 ‘17 「プリンセス・プリンシパル」#11「case22 Comfort Comrade」 ‘18 「ゾンビランドサガ」第2話「I♡HIPHOP SAGA」 ‘19 「BangDream! 3rd Season」第4話「タコさんウィンナーだぎゃあ」 アニソン部門とどっちにするかはかなり迷ったのだが……やはり一連のドラマの流れの中でのMVってことでこちらに入れさせてもらうわ。というわけで、私のこの1年間は、バンドリコンテンツに支配された1年であった。 そういう場所ではないので改めて細かくは書かないが、Roseliaライブにはまり、さらに合同ライブに向けてRASにズブズブとはまっていく流れの中で、強烈な誘致要因となったのはやはり楽曲である。ポピパ、Roseliaのどちらとも全く毛色の違うRASというバンド。もともとバックバンドというか、音楽を担当するためだけに生み出された楽隊だったはずが、いつの間にか個性を持ち、その個性がライブで他の2組に負けない強度を持ち始めた。そんなことがはっきりと伝わってくるブチあげ曲のEXPOSE。そりゃもう、ライブに関わるようになってからはヘビロテだし、映像で何度も確認するくらいのジャンキーへと堕ちた。そして、腹の立つことにバンドリコンテンツってのは本当に「ファンが一番やって欲しいこと」を全部やる阿漕な連中なのである。3期になるまで溜めて溜めたRASという存在、その魅力が叩き込まれ、2Dと3Dが見事に融和したEXPOSEのMV。あぁ、そりゃ見たいさ。見たら歓喜するさ。滂沱の涙も流そうじゃないか。そういう風に仕向けられて、半年間ここに向けてゆっくりゆっくり沈められてきたんだ。耐えられるわけもない。 やはり、ブシロードグループのプロモーションの仕掛け方ってのは、理不尽なまでにうまいんですよ。それに簡単にのせられてしまった1年だったので、大人しくここで総決算させてもらいますわ。「こっちはもう飽きちゃってんだ」って、なかなか言わせてもらえないだろうね。 第1位 ‘10 「探偵オペラミルキィホームズ」 第4話「バリツの秘密」 ‘11 「花咲くいろは」 第十七話「プール・オン・ザ・ヒル」 ’12 「スマイルプリキュア!」 第23話「ピエーロ復活! プリキュア絶対絶命!!」 ’13 「有頂天家族」 第六話 「紅葉狩り」 ’14 「四月は君の嘘」 第6話 「帰り道」 ’15 「響け!ユーフォニアム」第8話「おまつりトライアングル」 ’16 「RE:ゼロから始める異世界生活」第18話「ゼロから」 ‘17 「宇宙よりも遠い場所」第5話「Dear my friend」 ‘18 「やがて君になる」第6話「言葉は閉じ込めて/言葉で閉じ込めて」 ‘19 「戦姫絶唱シンフォギアXV」第7話「もつれた糸を断ち切って」 そんなわけで、私はブシモの掌の中で踊り続ける哀れな道化……。しょうがないじゃない! バンドリはせいぜい1、2年や。それに比べてこっちはもう8年も付き合ってんねん! 10倍だぞ、10倍!() もうさ、適当に付き合ってるファンからしたら単なる消化試合というか、予測されたお約束の塊みたいなものだったのかもしれないんだけど、やっぱ僕らソシャゲ組はさ、ずっとずっと餌をぶら下げられた状態で待ち続けたわけですよ。「なんでパヴァリア組がさっさとプレイアブルになってるのに、キャロルとオートスコアラーは来ないの?」と。事あるごとに「キャロルは2度と実装されないのでは?」みたいなことすら囁かれ、「いや、そんなバカなことがあるわけない」と思いながらも、やきもきして見守ってきた。そうしてテレビシリーズ最終章と冠された本作。そう、ここで出すのが一番効果的。あまりにわかりやすい切り札。そこにくるだろうとわかっていても避けられない。約束されし勝利の錬金術師なのである。 そしてまぁ、このキャロル組の登場があまりに劇的すぎた。オートスコアラー組は与えられた少ない時間を1秒も無駄にすまいと、とにかく持ちうる個性を全てぶつけて画面に踊る。ファラがステップを踏み、レイアが派手に決め、ミカは不器用なお手手で精一杯の愛情を見せる。そして皮肉屋のガリィがまっすぐにマスターを認める時、その奇跡は「破壊者」によって達成される。わかってる。彼女の登場なんて、誰でも予想できたんや。それでも、その鷹揚たる王の帰還を前に、我々はただ拝み奉るしかできることはなかったのである。 これを臆面もなくやれてしまうのがシンフォギアなのだ。8年分の禊、確かに見届けさせていただいた。こんな奇跡など、安いもの。 次(3/4)へ→ PR |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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