たほいや譜（21／02／06）

　なんでだろ、今日は無駄にアイツのエンジンがかかってたな……。

 

Round１・「たっそ」

１、ウシガエルの称。田ネズミ。

２、イタリア文芸復興期の詩人。フェラーラ公の宮廷に仕え、十字軍を題材とする叙事詩「エルサレム解放」を完成。狂気のうちに死去。

３、タルタルソースの略。

４、戦力の差がきわめて大きいこと。りゅうそ。

５、達人が己を卑下していう語。

６、すぐにタップする甲斐性のない僧を罵った語。

７、近世以前の日本で、人間の体の主成分と考えられていた架空の物質。たいそ。

８、フィンランドの土着信仰。他者の財産を削るのではなく、自身の財産を削ることをよしとする。海面の波紋から信託を受ける独自の儀式も特徴。

９、出世鼠の一。同族を一京五九万七千五百九十二匹共食いすることで鉄鼠へと変化するとされる。

　①「言うほどタネズミのことタッソって読むか？」　②とりあえず狂って、とりあえ死ぬのがテンプレ。　③これは間違いない。デミグラスソースはデッソだし、ベシャメルソースはベッソだ。　④「龍鼠」。　⑤どういう謙遜なのかはよく分からないが、「達」まで言ってる時点で卑下出来てないと思う。「いや、言いかけて途中でやめてるんですよ。タの一音前のソに言い換えてるので、『達……いやいや、ソです』っていう」（やっちゃば以前の問題）。　⑥タップが「ギブアップ」の意なのか、カードを横にする行為なのかは分からない。すぐに起動型能力が起動されるモンクは多分強いと思う。　⑧最後の一文がタッサなのはわかったんだが、前の文が何を意味するのかは分からなかったが、正解は「タッサの信託者」だった。なるほど（？）。　⑨「鉄鼠」なので、そのあとのアホみたいな数字が「京５９」までで「京極やんけ！」ってなったのに、なぜかその後が語呂合わせになっておらずに議論を呼んだ。ちなみに、「7215（ナツヒコ）」にならなかったのは、単に検算ミスだったっていう。検算ミス？！

 

 

Round２・「てこねる」

１、死ぬことをののしっていう語。

２、小児性愛。また、同性愛を指すことも。

３、曲げた状態の指一本を親指で押さえ、それを弾くことで他者にぶつける打ち方。

４、てこで生地を練る。

５、指の付け根を力点、指先を支点、爪先を作用点として力を増大させる技術。

６、無敵鉄甲でひと揉みにすること。

７、モルモン教における五大天使のうち、技術を司る大天使。産業革命は、この天使の加護の賜物とされる。

８、寝たふりをする。または、ふて寝する。

９、でっちあげる。

　出題は通ったものの、後になって「過去に出題されたことがある」ということが判明し、一部の解答者は参加を自粛した。　③デコピンってどう説明したらいいんだろうね。「take on nail」だったんだけど、「デコ」が入ってるからそっちで解釈された。　④確かに「美味しんぼ」でテコの原理使って麺つくってる人はいた。　⑤「テコnail」。これは何してるか分かんない。壁の画鋲が外せるくらいかな……。　⑥知らない人がいたので「二重の極みにすら耐えたこともあるんですよ」みたいな説明をしてあげたのに、「じゃぁ、ニコニコ動画のネタなんですね」と言われて……俺はキレた。

 

 

Round３・「うしことば」

１、牛の鳴き声のようにだらしなく漏れる意味のない言葉の意。甲高く冴え渡るニワトリの鳴き声のような言葉、鶏口と対比して用いられる。

２、聴いた人の気持ちを沈ませる、後ろ向きな言葉。またそのような話し方。

３、時代とともに使われなくなった言葉。

４、感嘆詞「もう」を牛の鳴き声に掛けていう語。

５、貴族のたしなみを並べた語。牛車の運転、琴の演奏、馬車の運転。

６、牛を飼い、使役する際に用いる言葉。馬言葉にも共通したものが多い。

７、鴬粉を用いたとば。

８、悪口を表す雅語。

９、「うし」はU.C.（ユニコーン）、「ことば」は後鳥羽（ゴッド・バード）を意味することから、U.C.歴1221年の承久の乱を意味する隠語。「牛」は「UZI（機関銃）」を意味し、「ことば」は「コットン（K10）爆弾」の隠語である。

　久しぶりに、解答を集めた出題者が「ちょっと待って、読む練習するから」という精神修行を強いられた。いや、単純に読みにくいからかもしれないけども。　①「鶏口牛語」。「よく考えた」って褒められました。　②「後ろ言葉」なのか「憂し言葉」なのか。　③「失し言葉」。　④昔「うしべや」で同じような答え書いたなぁ……。　⑤貴族、もう運転手じゃん……。「行く時が牛車で、帰りが馬車なんですよ」「お盆の逆だな」。　⑥「モーリンガルがあると解釈できるやつですね」。　⑦「とば、って何？」「………………さぁ」。　⑨頑張って解読してください。私もうろ覚えだったので自信がなかったけど、ユニコーンって宇宙世紀でいいんだよね。わざわざ暦を作る必要はなかったはず。「しかも1221年が承久の乱なら、結局U.C.歴って西暦じゃん」。「でも、後鳥羽がGod birdなのは初めて知った。覚えておかなきゃいけない知識だ」。

 

 

Round４・「いんちんこう」

１、漢方生薬の一つ。消炎・利尿・利胆の効がある。

２、明代、中国より渡来した香木。大徳寺所蔵。

３、韓国の軍人・革命家。大日本帝国の統治に反発し、六・一五政変の中心的人物となった。

４、説法の一。珍しいものはいつも陰に隠れているので、求め続けなければ得られぬと説く。

５、荼毘の和称。

６、江戸時代の画家・性犯罪者。尾形光琳の一番弟子を自称し、個展にきた婦女の体に「琳派ですから」と言いながら春画を描くという犯行を六十九件繰り返した。被害を受けた婦女の多くは、「琳派なら仕方ない」と行為を受け入れていたという。

７、のどの痛みを和らげるのに用いられる香草。

８、淫奔な女を蔑んで言った語。ズベ公。

９、福沢諭吉の著である、日本語とインド語の言語圏としての誤差を考察した一説。インドちんちん考とも。吃音症の太郎冠者はカレー屋でけんちん汁を注文しようと    「けん、ち、ちんちん、し、汁、けん…」と言うが、インド人の店主に、博多弁でちんちん汁を欲しがっていると誤解され犯されてしまう。勘違いの結果ではあるが子供ができ、国力が増すという皮肉を詰る、諭吉らしい一文である。

　出題を受けて「こんなもん、もう、地獄やで」って言ってたら、まー地獄だった。とりあえず事前に「１インチのちんこ」は禁止しました。「問題があるのが⑥と⑨でシックスナインなんですよねぇ」「挟まれた⑦⑧がかわいそうすぎる」「百合に挟まる男は聞いたことがあるけど、シックスナインに挟まるのはレベル高いな……」。　①「チンで利尿作用とか、安易すぎる」って言われてたけど、実際には想像の斜め上の漢字表記だった。「草生やしすぎでしょｗｗｗｗｗｗｗ」。　④「陰・珍」までは確定だけど、その後が「乞う」なのか「講」なのかは分からなかった。　⑤これに対し、「ダビとインチでダヴィンチなんですよ」とかいう斜め下すぎるやっちゃばが展開された。もう、最近はやっちゃばという概念も崩壊してるな。　⑥辞書じゃなくて、もうニュース記事じゃん……。まさにシックスナインの使者。まぁ、実際にやってることが性犯罪なのかどうかはよく分からんが……「これが元ネタになって、あのよく見るリンパものが作られた可能性があるわけですね」。　⑧「淫狆公」。ナチュラルに「ズベ公って何？」っていう質問が出てて、おじさんは「これ死語なのか……」ってちょっとショックだった。　⑨１ワードごとにツッコミどころが待ち受けているという本日の最難関。「らしい一文」らしいので、是非ともその情景を思い描きながら堪能していただきたい。

 

 

Round５・「かいぎょうそう」

１、人間三大寄生生物。回虫蟯虫僧。

２、人口のうち、自ら事業を営んでいる層。

３、漢字の書体の三種類。楷書・行書・草書。

４、法医学用語。平常時にはありえないような形相を指す。

５、人鬼の疑いをかけられた僧。

６、中国から伝来した植物。その蜜は非常に美味だが、強い利尿作用があり、口にすると小便を漏らす、すなわち軽ピスしてしまうという特性を持つ。そのため、「カルピス」・「カルピスソウ」とも呼ばれ、これが飲料メーカー・カルピスの社名の由来になったことで知られる。

７、→改正業務総案。

８、（中医）餃子を開いた様にぱっくりと空いた創傷。

９、イスラーム教徒。

１０、イスラム教徒の僧。

　こちらは新明解から。　①最終問題だけ飛び入りで直前に参加した人間の作なのだが、瞬間的にこの答えが作れるのはすごい。「普段からそう思ってないと絶対書けないやつですね」。　③あまりに綺麗で、全員が納得しすぎた一文。これは書けないわ。　⑤「人鬼」でカイと読むわけじゃないからな。　⑥前回「サングリアの社名」が登場し、今回はカルピス。「違うんだよなぁ」ってすぐ指摘できるのでアウトなのだが、まぁ、それ以前にアウトだから特に問題はない。尿もれのことをカルピス言うてたらマジで訴えられるわ。　⑦この聞いたことがあるような無いような文字列は絶妙だな。実際に「一時期よく聞きましたよね」とか言い出す人間が現れたし。ちなみにgoogleでの検索結果は「一致する結果はありません」なので、まだ存在しない日本語でした。　⑧「中医」は「中国医学」なんでしょうね。麺点師でもこんな言葉つかわねぇよ。　⑨⑩かぶったかー。「私はちゃんとググった上で、イスラム教に僧がいないってことを知ったので書きませんでした。私の方が正しいです」「そういうのどうでもいいから」。

 

　来週は金曜夜予定です。