たほいや譜（21／07／02）

　３週間ぶりのたほいや。そして久しぶりにアイツも出現。最初からフルスロットルの９人戦となりました。つまり、地獄です。３時間弱で４問しかできてないんだが？

 

 

Round１・「たんぱんかん」

１、タンカン科の低木。江戸時代に紀州の農学者、高畠肌枝（たかはたはだえ）によって交配されて生まれたと伝えられる。その実はどのように調理しても美味。

２、（板をかつぐ男の意。その板に遮られて一方は見えないことから）ものの一面だけを見て大局を見得ない人。

３、商売の一生（誕生、繁盛、勘定）をいったもの。

４、小さくて素早い男の蔑称。短小パンパン漢。

５、→真空管。

６、「人はパンのみに生きる」という死生観。

７、（ことあるごとにパン一つを配り歩くことから）司祭。

８、短パンを頭に戴くことから、陰茎。

９、（漢民族用語）短管パイプを犯すパンパン。満民族の槍満マンとの双極とされる。

　①「これ、学者の名前はどこからきたの？」「特に意味はなくてなんとなくそれっぽい名前にしただけです」「なんだよ、意味ないのかよ」「キモになるのはその後の部分で……」「キモって」。　②「担板漢」と書く。明日から使えそうな悪口。　③声に出して読んでみると、思いの外語呂がよくて気持ちいいですよ。　④こちらも読んだ時の語呂はいいけど……声に出すかどうかは自己責任で。　⑤最多得票。この選択肢ではなぁ……。　⑥⑦こうして並べると、なんか司祭が退廃的な職に見えてくるな。　⑧どういう角度でものを見てるんだろう。１人称視点（男性）か。　⑨久しぶりに帰ってきたなぁ、っていう実感が湧きますよね。それ以外の何かも湧きますよね。

 

 

Round２・「くえすちょんたいむ（第１義を問うもの）」

１、犯人当て例会における解答可能時間のこと。一般に、１時間。

２、なぜなぜ期。

３、党首討論に同じ。

４、出された判決に対して被告の質問が許される時間。

５、幼児が何事に対しても疑問を抱く時期。なになに期。

６、議論における質疑応答の時間。

７、ラクロスにおける、試合の前半と後半の間にとられる休憩時間。審判役に試合経過を尋ねる時間であったことから言う。

８、筆記試験の制限時間。

９、クエスト・チョン・タイムの略語。豊臣秀吉がメインステージである日本全国統一を果たした後に行った朝鮮出兵をボーナスステージに擬えた語。

事前に第２義が「出された問題に対して回答者の質問が許される時間」であることを説明された上での第１義を問う問題。ただ、出された後に正解知ってたパターンが多かった。ちょっと申し訳ない。　①ノーコメント。　②⑤まぁこれはしょうがないかぶりか。ちなみに「なぜなぜ期」の方がメジャーっぽい。　⑦最多得票。今調べたら、ラクロスは15分×４Ｑで、休憩は前半後半の間に10分だそうです。　⑨事前に「第２義が明かされてるってことはquestion timeで確定なんだよなぁ」みたいな確認をしてたのにこれである。「まぁ、ここからquestionっていう単語が生まれた可能性もあるしね？」「ボーナスステージでミスったらメインステージまでゲームオーバーになるのは問題あるやろ」。

 

 

Round３・「はっせんひょう」

１、船便の依頼書き。

２、三角関数表。正弦・余弦・正接・余接・正割・余割・正矢・余矢の八つの表を載せる。

３、出向船が水先案内人に提出する札。

４、歯抜け風に言ったハンセン病のこと。障害者を別の障害者風に馬鹿にすることが粋とされることから。

５、占いを記した暦。

６、３×３の表。八本の線で書けることから。

７、軍の中から厳選された八人の兵士。この八人で決闘を行い、負けた四人は衛生兵に、勝った四人は四天王になる。

８、細長い錐状の形をした雹。白糸雹（はっしひょう）とも。

９、内部にひび割れの生じた氷。

　どうとでも漢字変換できそうで悩ましいお題だった。　①③「発船票」。これもまぁ、かぶるのはしょうがないか。　②本当に聞いたことがない異次元の概念。あなたも学校の数学教師に付きつけて困らせてやろう。　④「わっぱしめ」に続く歯抜けシリーズの第２弾。歯抜けシリーズってなんだ。そして書いてあることは格段に酷さがレベルアップしている。こいつはいつの時代を生きているんだ。　⑥確かに書けるだろうけども。「だいたいは４本で足りるんだよなぁ」。　⑦「四天王とは何か」ということを考えさせてくれる概念。まず８人にするくだりを詳しく知りたいのだが。「この衛生兵のところに四天王が運びこまれたら絶対なんかされるやろ」。

 

 

Round４・「いちごさかえる」

１、狂言。「ヌいて」と言ったのだから和姦だと太郎冠者が、「抜いて」と言ったのだから強姦だと花子冠者が、一語の差でニュアンスが変わる主張をぶつけあうが、最終的には太郎冠者がポン刀で去勢され、暴れん坊将軍を城前にさらされた。

２、上杉景勝の口癖。「越後栄る」の誤りか。信長公記「本能寺やり申した！ーー」

３、五・一五紀尾井坂の変で犬養毅と大久保利通が相討った事変。日本史におけるL事変（あまりに規模が大きく残虐であるため一般には秘匿された事件）の第一例となった先駆け的なイベントとされた。

４、定期市が終わった翌日、集まってきた商人たちによって、さらに街が賑わうさま。転じて、購入者よりも出品者のほうが多い様子。

５、いろは坂十五番目の登り経路（左折）の異称。

６、ユダヤ教における七大天使のひとり。栃木県の守護天使であり、ヘブライ語で「いちごを逆さにする者」を意味する。

７、一代で財を成す。

８、青春小説「ラクトアイス」のヒロイン。苺サッカー部で主人公を待ち受ける。

９、「一が栄える」に同じ。

　どこをどういじっても地雷臭がするお題。案の定である。「みんなしてアクセル踏むタイミングが最悪」。　①「花子冠者」は新概念。かつて「十津川冠者」や「フェニックス冠者」に「マンモス冠者」、はては「タロウ・パシャ」まで出てきたことを考えれば、遅すぎるくらいの登場かもしれない。ちなみに念のために「花子冠者」でググったら何故か広末涼子のアンチスレがヒットしたのは笑った。　②よりによって大事な口癖で誤ってるのはどうなのよ。あと本能寺でテンション上がりすぎじゃね？　③Ｌ事変改めＬ犯罪についてはこちら参照のこと。特に議論中は誰も拾わなかったため、きっと執筆者はお怒りだったことだろう。　④「こんな状況あるか？」「あんまり人気がない作品のオンリーイベントとかだと普通にありそう」。　⑤「１５坂Ｌ」。本当は「バナナ坂ライトと一冊のノートを巡って争った」とか書こうと思ったけど自重した結果。　⑥多分各県に守護天使が１人ずついるんだろう。僕はそういう設定大好きですよ。しかし「イチゴ」も「逆さ」もヘブライ語由来だったとは……。　⑧「氷菓」に比べるとやや乳成分が増えた小説。冷静に考えて、苺サッカー部で待ち受けてるヒロインと主人公はどういう関係になるんだろう。　⑨なんとなく⑦と同じような意味だろうと思ってたら割と違った。聞いたことないけど、これも誰か使ってみましょう。

 

　今回は、試合終了後に特大のサプライズが待ち構えていたのだが、しばらく後に考えてみると「まぁ、よく考えりゃ真っ当な結果か……」と納得感があった。今後のたほいや会がどのように変化していくのかは要注目（変わってたまるか）。