詰将棋って誰もができるようなもんなんでしょうか、第23話。いや、基本的な将棋のルールさえ分かってればできるのかもしれないけども……私は未だに細かいルールがわかってない気がする。「詰めろ」を延々繰り返さなきゃいけないんだよね? その上で相手も最善手を打つ前提で動かさなきゃいけない……やっぱいきなり素人にぶつけるのはむずくね?
久しぶりに古見さんで記事立てしたのは、今作にしては珍しく作画のショボい回だったもんだから、逆に強烈に印象に残ったため。まぁ、普段のクオリティが高いので、作画がヘタったといっても有象無象のアニメの「普通」レベルに低減したというだけの話で、作品クオリティに傷をつけるようなものではないのですよ。むしろ、そうして要所でキャラ作画がなんか違和感のあるものになったおかげで、最大の見せ場(??)となるストッキング山井さん爆走シーンの無駄に気合いの入ったモーション作画が際立つ結果にもなったのだし。……山井さん、そりゃもうヤバい奴だっていう認識は古見さんからも得られてると思うのだが、ここまで極まった行動にでたのは流石に初めてじゃなかろうか……よく今まで警察のご厄介にならずに済んだもんだな……。
前回のバレンタインまでの流れで修学旅行も含めて結構しっかりしたエピソードが多かったので、今回のようにオムニバス形式でいろんなキャラエピソードを集めてくる構成はなんだか久しぶり。ここぞとばかりに新キャラ(?)も大量放出されているのだが、意外にそれらの脇キャラたちのキャスト陣に名前を知らない役者陣が集まっててちょっと意外だった。今作は脇の脇でも有名どころで固めてくるようなイメージがあったのだが、きちんと若手にもチャンスが与えられていたのでしょうね。個人的には左藤さんの人は自然な感じで好きよ。
1本目は「伝線です」。最大の見せ場は当然山井さんの極悪極まりダンシング。結局、今作で一番露骨に性犯罪に及ぶのはこの子だけなのだわ……。ところで、ストッキングの伝線ってそんなに恥ずかしいものなんでしょうかね? いや、そりゃ衣服が破けてるって考えたらそうかもしれんけど……私が学生だった時にはふつーに「やぶけてんで」とか言い合ってた記憶があるんだよな。あれ、今の時代だとセクハラで訴えられたりするの? そんな理不尽なことないよね。
2本目「鬼に金棒です」。脇キャラ鬼ヶ島さんにスポットが当たるお話。「いい奴だよ」「只野くんにすら声をかけていたよ」など殊更にいい人フォローが多かったが、それならもうちょい早めにスポット当ててくれよ、と思わんでもない。そして、作中での触れられ方を考えると、いい人どころか山井さんオーバーのヤベェ奴の可能性もあるんですが大丈夫なんですかね? ……バッティングセンター、久しぶりに行きたくなった(近所にないのよねぇ)。
3本目は「甘いです」。左藤さんと、あとついでに前の人と後ろの人にも触れるエピソード。個性だけで勝負するはずの高校で、最大のアイデンティティが「古見さんの前の席、後ろの席」ってのはかわいそうすぎる。だからって「熟女スキー」の方が極まるのもどうかと思うけども。なんでこんな連中がモブに埋もれてるんだこのクラス。
4本目が「ケンカです」。よりによって初めての喧嘩エピソードが詰将棋ってのもなぁ……でも何気に「古見さんが何を言いたいか全部わかってる只野くん」っていう場面で仲の良さばかりがアピールされてるんだけどね。加藤さん、こんな形でキャラが生き続けることになるとは思わなんだ。でも他の連中に比べて「将棋好き」だけだと弱いよな。いい人なのに、今後生きていけるんだろうか。
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