最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「Rio -RainbowGate!-」 4
パチンコだかスロットが原作となる作品、ってことで、ある意味「うみものがたり」に通じるものはあるのかもしれないが、パチンコ屋からそのままカジノに移行したというこちらの方が分かりやすい。ただ「うみものがたり」の時にも思ったのだが、元々大して物語性のないパチンコ台なんかを、わざわざアニメシリーズにする意味はよく分からないのである。 多分に予断を含んでいるので申し訳ない話なのだが、どうも加戸監督が作る「萌え作品」というだけで斜に構えてしまう部分があり、受け入れにくいものになっている。監督は過去に「To LOVEる」で大失敗を犯しており、今回は同じXEBEC製作での再挑戦という形になるわけだが、期待しろと言われてもちょっと難しい。もっとシンプルなバトルもの、ファンタジーものをやるならそれなりに描ける監督だという認識はあるのだが。 今作についても、予断の通りとしか言いようがない1話目であり、お色気要素や派手目の戦闘シーンなんかで見せ場を用意しているのは分かるのだが、そのどれもが適当な印象で、少なくとも「作品世界にのめり込む」のは無理な状態。個々のエピソードを繋ぐテンポがもっさりしていて、勧善懲悪の高揚感が乏しいのである。具体例は出しにくいのだが、例えば1話目でいえば、「悪役が出てくるがリオにあっという間にのされて一時退却するシーン」というのがあり、後から考えれば「リオが相手の目的をぬいぐるみであると知るために必要なシーン」だったと分かるのだが、見ている視聴者からすると、単に間抜けな男が出てきて軽く殴られてすぐに退場しただけの、本当に無駄なシーンにしかみえない。リオがちょっとだけメイド服に着替えるくだりとか、ハリウッド女優がスロットに悪態をつくシーンとか、個々のカットの意味が分からず、ただダラダラと「リオの周りにあった風景」を切り貼りしているようにしか見えないのである。一番導入に気を使う必要があるはずの1話目でこの調子だと、今後息をのむ展開を期待するというのは酷な気がするのだ。 シナリオライン以外の見どころとしては、バトルシーンでの馬鹿馬鹿しいとすらいえるエフェクトバリバリのギャンブル描写があった。今回はポーカー1回戦という盛り上がりが感じられない内容ながら、敵方は「自分の女運を利用して強引にクイーンを連れ去る」という理屈もへったくれもない能力をコミカルに表現していたし、そんな愚策をまるっと飲み込んだリオの持ち味は柔らかな植物の生長として描かれた。これらのシーンは「ギャンブルなんて行程だけを見たら地味なことの繰り返しだから、アニメ的演出で見せ方を工夫しよう」という方向性だけなら勿論正しい。実際、劇画調になったりしてコロコロ画面が変わるのは面白い部分であった。ただ、いかんせんバトルの内容そのものが地味過ぎる。今回の勝負なんて、単にカードを1回チェンジして終わり。いくらフィーチャーマッチになったポーカー勝負とはいえ、チップのやりとりやコール・レイズを交えた心理戦もなしに「ギャンブルで勝ちました」と言われても、なんの説得力もない。事前にリオが披露した「ルーレットでプロポーズの勇気を与える作戦」も、「どうしてリオがチャレンジャーの恋人の誕生日なんて知ってたのか」という情報が一切無いので、本当に「単に運がめっちゃ良かった」というだけのエンディング。実際、リオの能力は「単なる幸運」でしかないのかもしれないが、それで1シリーズの物語が紡げるとはとても思えないのであるが(そもそも、客がラッキーになるディーラーって、カジノ経営側からしたら単なる疫病神だよね?)。 どうにも見どころが分かりにくい今作。一応「井上麻里奈がメインで頑張ってる久し振りの作品」ってことで視聴は続けたいところだが、今後の展開次第ではさようならを願う可能性も低くない。やっぱりパチンコが絡む作品はあまり興味が湧かない。あ、あと「また竹達か」。なんでこんなに重用されるんだろうなぁ。 PR |
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