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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「シャインポスト」 6→6

 というわけで、終了までだいぶ時間がかかってしまったが、なんとかゴールまで辿り着けました。ひとまずはお疲れ様。

 毎週感想を書いていたのであまりまとめることもないのだが、とりあえず画面のクオリティの高さが保証されているおかげで安心して見ることができた。「ウマ娘」のスタッフが制作しているということで、単なる「かわいらしいアイドル像」だけでなく、全力で歪めまくった顔芸なども無駄にこだわり抜いたキャラデザで鋭く描かれており、まさに喜怒哀楽、感情の振れ幅の隅から隅までアイドル人生を堪能することができる。「クドい」絵柄には違いないので多少客を選ぶ部分はあったかもしれないが、ヒかれるのも恐れずにやりたいことに全振りできる采配はお見事である。

 そして今作の場合は何と言っても少年漫画的に振り切った設定の妙。「輝く嘘」の設定ももちろんだが、アイドルモンスター・青天国春という主人公を生み出したことにより、これまでとはまた違った視点からアイドル業という生き残り競争を描くことに成功している。「結局春の何がすごいのかいまいち分からんかったやんけ」という意見もあるかもしれないが、そこはあまり重要ではなく、本作で見せたいのは「もし、完全無欠で他者を置いてけぼりにするくらいの圧倒的カリスマが生まれてしまったらどうなるか」という実験的なドラマである。そこはもう、サイヤ人が強いのと同じで理屈は必要ない。「そういうものだからそうなのだ」という強引極まりない認定を出してしまったおかげで、その後は余計なことを考えずに「春をめぐる人間模様」に集中することができるようになったのだ。強いもの、「輝く道標」が明確であればあるほど、周りでそれに照らされる有象無象の輪郭が際立つことになるし、そこに落とされる影もまたはっきりと形を見せる。「アイドル業界の光と闇」って言葉は他の作品でもちょいちょい出てくることはあるが、こういう形での「闇」との戦いというのは、ありそうでなかった切り口であった。まだまだアイドルアニメにも可能性ってものが残されているのかもしれない。

 欲を言えば、やっぱり紅葉にワンエピソード割いて欲しかった気はしますね。5人でTINGSとはいうものの、結局彼女だけが「踊れるアホの子」で終わってしまったので……まぁ、理王編とかで善い子なのはよくわかったけどさ。周りのキャラの配置が濃いので、今後もさまざまな広がりが期待できるかもしれない。さて、何か次なる展開はあるのかしら?

 

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