最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
誰が何と言おうと大団円、最終話! 日常はどこまでも続いていく。そんな当たり前が一番嬉しい、幸せなアニメ。 Aパート、弓耳祭の顛末。まずもって、このエピソードがBパートの大トリじゃないあたりが今作らしい構成でとても良い。一応これまでのシリーズの中では一番大きく、盛り上がりを見せるお話だが、それだって高耳神社の日頃の業務の1つでしかないわけでね。小糸にもエルダにも、ちゃんと活躍のシーンがあって良いイベントでしたね。 オチを見ればもちろんエルダの株が上がるわけだが、実は巫女の責務はなんだかんだ言いながらきっちりこなす生真面目な小糸の株が上がるお話である。彼女がわずか3日の修行で何もマスターできなかったのは致し方ない。弓道はそんな簡単なもんじゃないし、足場が不安定な船の上で、しかも相当風が強いであろう海上。かてて加えて鏃の部分がモロに風圧を受ける吸盤のおもちゃなんて、プロの弓使いでもまともに飛ばす方が難しいだろう。一朝一夕でどうにかなるもんじゃない。それでも小糸は、きっとできる限りの猛練習をしたに違いない。本番に挑むに際して彼女の頬についていた絆創膏、あれはおそらく練習中に「顔打ち」した結果だ。顔打ちとは、弓を持つ手(弓手)の形がうまく作れなかった際、綺麗な弓返りが起こらず、離した弦が真っ直ぐに顔に当たってしまう現象のこと。初心者にはありがちな失敗で、このほかにも弓手の内側に当たってしまう腕打ち、女性ならちゃんと防具をつけとかないと「胸打ち」なんてのも。初心者が使う軽い弓でも、これが結構痛いようだ(私はやったことないから分からんけど、腕打ちで苦しんでた部活仲間の腕が真っ赤に腫れ上がってて痛々しかった)。いっぺんでも「顔打ち」してしまうと、その痛みがフラッシュバックして弓を引くのが怖くなるものだが、どうやら小糸はそんな状態にもめげずに練習し、本番では立派にそれなりにいい射形で矢を放っている。3日での急拵えでもここまでできるなら大したものだ。案外、このまま特訓すれば来年にはいい弓引きになってるかもしれないよ。 そんな小糸の頑張りを見ていたからなのだろう。エルダが普段は見せない一世一代の大仕掛けで見事に祭事を成功に導いた。やっぱエルフだけあって、”俊敏に”動いたときは絵になるよねぇ。ちなみにエルダの弓引きも格好良かったんですが、彼女は馬手(右手)の離れ(フォロースルー)が小さい「小離れ」と呼ばれる状態で矢を放っていた。これはおそらく、実際に森で獲物取る際など、なるべく小さなモーションで矢を放てるようにしたもので、「武道」としての型を推し進めた和弓による「弓道」とは一線を画するもの。なんだかんだ言って、エルダも立派な「森のエルフ」なんでしょうね。 ちなみに、Aパートで一番気になったのは観客に紛れて精霊さんも神事を見守っていたこと。精霊さん、小柚子の隣でドキドキしてましたね……小柚子、なんか妖精とかに好かれそうだよな。 というわけで、いかにも最終回らしい晴れがましいエピソードをやっておきながら、そこからBパートは「神頼みする祭神」という途端にダメダメなエピソードを締めに持ってきた。うん、やっぱりエルダはこうじゃないとね。小糸もちょっとエルダのこと甘やかしすぎな気もするんだけど、こういうのんびりした家庭だからこそ、エルダもめげずに幸せを享受できるのだろう。じいちゃん、せっかくの機会だしちゃんと怒ってあげてね。 高耳神社の御神体は間違いなくエルダ。そのことはこれまで400年変わらなかったし、今後も変わらずそこにいてくれるのだろう。シマデンのばあちゃんも言ってたけど、「変わらないでいてくれるものがあること」が、本当に安心感をもたらすのだ。エルダには、そしてこのアニメには、そんな安寧の象徴になってほしいと思います。サザエさんくらい続けばいいのに。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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