最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
7月6日 ドラフト模様(AVR×3)
ピック順 【Serra】→【Thraxi】→【Alessi】→【Mei】→【Metallica】→ この時期にいつも悩むのは、さて、基本セットはどれくらい買ったらいいのか、ということ。しょせん基本セットだからカードは割と持ってるし、別にドラフトやったからって飛び抜けて面白いわけでもないし。去年までは経済的に余裕があったから大体1〜2箱は買えてたんだけど、今年は特に神話レアとかの新しい部分に興味が湧かない……開けたパックから新カードが出たとしても「世界火」とかだったら喜んだらいいのか、にょろーんしたらいいのか……まぁ、ひょっとしたら再来週のドラフトは基本セットになるかもしれません、よろしく。 PR
○「うぽって!!」 5
新番じゃないかも枠、第2弾。俺にとっては新番組。ニコ動でアニメ見るのとか、ごめんこうむる(Youtubeで特撮は見てるくせに)。 開始1秒で「わぉ、高見さんだ!」と分かるいつもの絵柄。そして高見明男ということはXEBECということ。監督は加戸さんなので期待するかしないかと言われたら確実にしない部類なんだけど、こちらでも荒川捻久が脚本なのでそこは良いかもしれない。荒川さん、今期仕事しすぎだけど大丈夫か。ゴーカイジャーが終わって開放的になってるんだろうか。 既に4月から放送が始まっていたのであれこれと噂は漏れ聞いていた作品だが、やはりこうして改めて見ると「もうやだこの国」という言葉が当然のように口をつく。「この娘たちが銃なんです」。うん、そりゃぁ分からねぇよ。ちゃんと視点人物として何も分からない主人公がいてくれて助かったわ。突っ込み無しで流されてたらたまったもんじゃなかった。 元々武器オタク、ミリタリーオタクっていうのはアニメなんかよりもディープで根強いファンが多いジャンルだと思うのだが、その辺のニーズと、蓄積されているマニアックなこだわり、快楽志向を擬人化することでソフトにして、あわよくばアニメファンも囲い込んじゃおうという、なかなかあざとい作品だ。そして、そのあざとさは、憎らしいことにある程度いい部分を突いている気がする。元々銃器を女性として扱うっていう文化もあるみたいだし、古来より武器なんてものは性の象徴になることも多いツール。それならそのまま女の子にしても意外と違和感は無い(と思ってる時点で末期なのかもしれないが)。流石に武器の1つ1つにまで性格付けをしていくのは大変そうなので、初見での印象は「男性向けのヘタリア」ってな気がする。あくまで性格付けは国レベルで処理されているし、ヨーロッパメインになっているのでそのままあの「ヘタリア」に対応させたら大体話は通じるだろう。そう考えると、ニッチなニーズとは言え、案外受けの広い、当たる要素の豊富なジャンルだったと見ることも出来る。実は天王寺きつねの作品がアニメ化するのってものすごくものすごく珍しいことなんだが、よりにもよってこんなジャンルがアニメ化までこぎ着けたってのが面白いところだ。 まぁ、こちとら武器についての知識なんで無いので小難しいことはわからんのだが、ダイレクトにエロに結びつけてのネタ回しは考えずとも理解出来る部分であるし、射撃に関わるシーンや銃のディティールなんかも、かなり頑張って描いていることは伝わってくる。これ、多分ちゃんと武器についての知識と愛情がある人ならもっと色々と褒めたりけなしたりして楽しめるんじゃなかろうか。顧客が少ないジャンルでもきっちり満足させようっていう姿勢は立派だと思いますよ。そして、それが独りよがりなマニア知識のひけらかしにならず、きちんと一般層も見られるだけのものになっているのは偉い。手放しで褒めるような作品でもないが、これくらいの温度なら、充分楽しめるんじゃないかと思います。コレきっかけで銃器に興味を持つポロロッカ現象も充分あり得るんじゃないかしら。 中の人的には、完全にプロダクションエースの職業斡旋所。こうしてみると、やっぱりエースのエースは野水なのか。だから僕は美名や富樫美鈴の方が好きだと何度も。いや、今回の野水は割と好きだけどね。ふくれっ面のふん子が可愛い。富樫美鈴は今回関西弁の役を任されているわけだが、これまた頑張ってやってますよ。「この関西弁とゆっきーの中の人が同じ」っていったら結構驚く人も多いんじゃなかろうか。
○「カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」 4
なるほど! 分からん! よくあるパターン! いや、ほんと分からん。設定が。途中からちょっとうとうとしてしまったのが悪いのか? いや、でも序盤も一切説明なかったよな。主人公がいて、日笠お嬢がいて、田中敦子魔女がいて、皆川純子な子供がいて。で、その関係性がなんなのか、分からん。主人公は何も知らない状態でただおじいちゃんのお使いのためにイタリアに来てるんだよね。で、そのお使いの品が何か大切なものだったから、日笠に狙われた。でも、実際はその石版は主人公に譲渡されて、「別にいらねーよ」って思ってたら、でっかいおっさんが出てきて、そのでっかいおっさんと子供が喧嘩しようとしてるところにぴかしゃが割ってはいって、危なくなったから主人公が助けに入ったら、なんやかんやあって、突如としてアンリミテッドブレイドワークスを発動した、と。……、「なんやかんや」がわからんのだ。結局あれか。「主人公は血統的に魔術師の素質があった」とかそういうこと? でも何の謂われも説明されてない気がするんだけど。能力に関してはまだ分からなくても仕方ないけど、せめて何がどこでどう敵対しているのかだけでも分からないと視聴が大変なんだが……。 うん、まぁ、ラノベ1話目なんてこんなもんかなぁ。出来たらもう少し初見のお客さんに気を遣って欲しいもんだけども……これから見ていくと分かるようになる、と思うしかないな。全体的に画は悪くない。まぁ、そこまでパッとするもんでもないし、ディオメディアがファンタジーバトルものを担当するのって「ポリフォニカ」以来かよ、とか考えるとものすごく不安になったりするが、この作品の場合、「バトルシーンの大迫力が!」みたいな要素は正直あんまり追いかけても仕方ない気もするしな(他に何を見るのか、と聞かれても困るが)。戦闘の組み立てなどは、監督の草川さんが何とかしてくれると思いたい。草川監督、なのはの仕事は終わったんですね。出来たらさっさと「Force」もアニメ化して欲しいんですがね。そういえば、「あれ? 今期ってDOG DAYSの2期もあるけど、草川さん大丈夫なん?」と思ったら、なんと「DOG DAYS」は監督が替わっていた。西村純二にバトンタッチって、なんだかイメージしづらい。どうなるんだろう。 いや、DOG DAYSの話はいいんだけど、とにかくこの作品は、「1話目ではよく分かりません」という非常に頭の悪い感想で終了。中の人的には、ぴかしゃがいつも通りでした。今期も忙しそうで何よりです。最後の最後で突如出てきた立木文彦ナレーションは、笑ってはいけないのに別なイメージしか被らなくてやっぱり笑ってしまう。まつろわぬ神々とEカードやらチンチロで勝負するアニメなら名作になるかもしれないのに。
○「だから僕は、Hができない。」 5
今期3本目のラノベ枠。そして案の定のタイトル。「はぐれ勇者」に続けての視聴ってことで、「まぁ、そうなれば、そうなるやろうな」という思い。 ではあったのだが、オープニングでいきなり話が変わる。予備知識無しだったので何も知らなかったのだが、なんと、キャラクター原案に桂井よしあきの名前が。いやぁ、びっくりした。桂井よしあきといえば、NTRもののエロで定評のある漫画家ではないか。まさか一般の仕事もしていたなんて。とどのつまり、そういうことだ。そして、「へぇ〜、エロ漫画家はラノベ媒体での仕事だったら結構あるもんなんやなぁ」とか思っていたら、次に出てきた名前が「脚本・荒川捻久」「監督・高橋丈夫」。なんとまぁ、まさかのコンビの作品だった。高橋丈夫というえば個人的には本当にお気に入りの監督なのでね。おかげで急に姿勢を正しました。 内容はやっぱりタイトルから分かる通り。「欲望に忠実なエロ男子高校生」「エナジーを吸い取る死神」「なんか分からんけどとにかく触手なモンスター」と、まぁ分かりやすい設定。はっきり言って全くそこに魅力はないが、少なくともAT-Xでは乳首券が解禁されているようなので、視聴モチベーションとして一番正しいのは「ハイスクールD×D」と同じような「紳士枠」ということになるだろう。触手バトルの作画なんかはなかなかお見事なので、大人しくそちら方面だけで見ているのも悪いわけではない。 でも、やっぱり折角の高橋丈夫作品なのだから、この人の画作りの見事さを堪能したいところだ。今回は1話目ということで当然監督自らコンテを切っており、こういう作品でもしっかりと隙無く作り込んできていることがよく分かる。ヒロイン・リセラがたびたびかます膝蹴りのモーションと角度なんかは本当に動きとして綺麗だし、「折れた剣」を突き刺すシーンでぐるりとカメラを回して見せる幅の出し方なんかも楽しい。また、感心したのは主人公良介がリセラと出会うシーンで、良介は雨に濡れるリセラに傘を差しだしてやるのだが、このシーンで実際に傾けられた傘が一切描かれず、リセラのアップと、変化する雨音だけで彼女に何があったのかを伝えるという演出がある。こういうのって、よく思いつくなぁ、と本当に感心してしまう。「ヨスガノソラ」でも構成・演出については安心して見ていられたし、こちらの作品も、そういう方向性の楽しみは多そうだ。決してエロい目的ではなく。えぇ。 というわけで「ヨスガ」から続投で今回も下野主人公である。「ヨスガ」の悠は下野とは思えないリア充プレイボーイッぷりが鬼畜じみたお話になっていたが、こちらは設定から考えるに下野の「童貞臭」が存分に楽しめるお話になりそうだ。「エロにまっすぐな主人公」っていうと「ハイスクールD×D」と設定としては全く同じなんだけど、あっちはどこか白々しく見えてしまった。こっちは不思議な下野アドバンテージがある気がする。まぁ、なんにせよ「どう考えてもハーレム展開のリア充のくせに文句いってんじゃねーよ!」というお約束の不満は出ると思われるが、それはまぁ、仕方ない。そしてそんな下野に「赤い糸」をプレゼントしたヒロインリセラは、2期連続で「おっぱい丸出し美闘士」を演じることになってしまった遠藤綾。綾さん安定エロスなのです。不思議なもんだなぁ、本人にはいっこうに(略)。この人の「特に作品は興味ないんですけど」感は異常。
○「はぐれ勇者の鬼畜美学」 3
今期2本目のラノベ枠。そして、こちらがいわゆる、私が言う意味でのラノベ枠。逆にホッとするスタート。 「人類は衰退しました」のところで書いた「滅び行く人類が魔物と戦ったりする設定のいけ好かない中高生男子を主人公としたファンタジーラノベ」テンプレは、こちらに適用されるべきであった模様。いや、別に人類が滅んだりしてないし、魔物と戦うかどうかもよく分からないけども、何となく言わんとすることは伝わるだろう。何せ「人類最強の主人公」だからね。もう厨二病設定という言葉が一人歩きして久しいが、これはなんだか懐かしいにおいがする、本当の意味であまり触りたくない設定だ。 もちろん、「よくある」部類なのだからそこからいくらでも面白くすることは出来ようが、本作の場合、本当に褒めたい部分が見あたらないのが清々しい。設定に面白味が感じられないだけならいいが、見せ方にも魅力が見いだせないし、個人的な好みから言ったらキャラクターデザインもなーんかもっさりしてて萌えないし、あげく1話からそのキャラクターの作画もやや怪しいときている。アームスの制作なんだからそのあたりのコントロールはお手の物だろう、と思ったのだが、崩れじゃなくて本当に「そういうデザイン」なんだろうか。だとしたらモチベーションあがらないなぁ。メインヒロインが可愛くないんだ。何でなんだろう。 ただ、問題はヒロインよりも主人公の方にある気がする。タイトルにもなっているのだから、このラノベの肝は主人公の設定が全てだろう。確かに「異世界で最強になった主人公が元の人間界に戻ってきてからのお話」という切り出し方は新しいと思う。新しいと思うのだが、そこが全く活かされる気配がない。1話目からそんなにぽんぽん盛り上がる展開なんて出来やしませんよ、と言われるかもしれないが、それにしたって主人公の描写が凡庸過ぎて、どこに最強要素があるのか、どういう部分に共感を持てばいいのか分からない。冒頭、異世界でのメイドとのバトルでは拘束脱衣術で辱めたりしているのに、そのエロ要素は本当にとってつけた要素でしかなく、その割に「クールで恰好いいキャラ」を目指そうとしている向きも見える。「俺カッケー」したいことだけは分かるのだが、その割には人間界に戻ってきてからの「試験」とやらの受け方がそこまでパッとしない。全然「はぐれ勇者」である気がしないし、そもそも「はぐれ勇者」だったからと言って何が面白いこともないのである。なんなんだろね、これ。 まぁ、こういう枠から早めに切れそうな作品が出てきてくれるのはこちらとしても歓迎するところなのだが……今後のキャスト次第かなぁ。1話で出てきたサトリナのお姫様は多分もう出てこないですよね。じゃぁ別にいいや。
○「ゆるゆり♪♪」 5
帰ってきた期待枠。この作品の1期目をどのように見て、どのような感想に至ったかは過去の記事を参照してもらうとして、とりあえず視聴後にコミックスを全巻そろえるくらいのファンにはなりましたね。そんな新作。 この2期を迎えるに当たって、改めて原作コミックを読み直したのだが、やはりこの作品は非常に「薄い」んだ。コミック1冊を信じられないくらいのスピードで読めてしまうし、ギャグにしろ絡みにしろ、良い言い方をするなら「ソフト」で、悪く言うならやっぱり「薄い」。この軽さは、時代が違ったら人気アニメはもとより、漫画としても受け入れられなかったんだろうな、とすら思える代物である。 しかし、これが人気アニメになったんだから、そういう時代になったということ。かくいう私も好きだったんだから仕方ない。確かに「薄い」のだが、このキャラ、このネタ、この空気は、詰め込むことを要求されたわけじゃないんだからこれでいいじゃない、という結論になる。何となく日常で、何となく百合気配。このバランス。そういう売りを持ったアニメは最近多いけど、それだけに特化して、臆面もなく「それだけ」で出してくるなんてことが出来るのはここだけ。そういう意味では、やっぱり貴重なオアシスといえるのかもしれません。 ただ、久しぶりの顔見せとなった復帰1話目は、まぁ、こんなもんか、というスタートになった。多分視聴者は全員持った感想だと思うのだが、Aパートのあかり妄想ネタがとにかく長い。すげぇ長い。どうせ夢オチ、妄想オチになると分かっているくせに長い。そして、このネタ中のあかりが素直にムカつくのである。「あかりのくせに」である。まぁ、この何ともぬるっとした苛立たしさ、気分の悪さもネタといっちゃぁネタなんだろうけど。結局、ユルさを武器にしてる作品なので、どうあがいたところでロケットスタートなんてないんですよ。なんでちなつの髪にピンポン球が吸い込まれるトコだけ無駄に気合いが入ってたんだろう。こういう力の入れ方が明らかに間違ってる感じ、嫌いじゃないぜ。 中の人については特に言うことも無し。1期の時と違って完全に識別出来るようになっての2期目なわけだが、やっぱり1期のときと印象は変わらないし。バウムは別に上手いわけじゃないんだ。単にキャラがおもろいだけで。こうしてみるとやっぱり生徒会チームのレベルの高さが段違いだなー。あ、でも今回だけでいうならライバるんがお勧め。
○「人類は衰退しました」 6
意外にも今期初のラノベ枠。タイトルが文章になってたり、いかにも厭世観溢れるタイトルから、勝手に「滅び行く人類が魔物と戦ったりする設定のいけ好かない中高生男子を主人公としたファンタジーラノベ」という訳の分からない思い込みをして視聴開始。 ごめん、なんだこれ。全くもって予想したことのないものが出てきた。確かに人類は衰退している。衰退っていうと「スモールワールド」(ボード—ゲーム)のイメージしかないのだが、確かに、もうくるくるとユニットトークンを裏返して後は他の種族に取られるばかり、という状態になっている、はずだ。でもなんだ、このユルさは。食糧問題に、生き残った人類の人間関係の悪さ。謎の種族妖精との今ひとつ繋がりきってない微妙な関係性。暗い話題には事欠かないはずなのに、もう、画面が一切そんなんじゃない。初見で度肝を抜かれたのはなんと言ってもそのビジュアルだ。背景で「うわっ」と思い、まとめてキャラクターが出てきたところで「なんじゃこりゃ」となる。形容しがたい状態だが、色彩が薄くて、キャラ絵と背景の境界が曖昧な、どこか不安にさせるようなデザインだ。キャラデザ自体は坂井九太ってことなので馴染みのあるもののはずなのに、なんでこんなに不安定になるんだ、という出来。「うわぁ、これ、見られるのかなぁ」と思っていたのだが……。 気付いたら、なんかニヤニヤしてた。このイラストレーションは、独特の間抜けな空気を出すためのものだったのか。いや、基本的に脚本自体はラノベの嫌なにおいはするんですよ。主人公の独白パートとか、うまくもない上に冗長なたとえ話とか。ただね、そういうものを加味しても、なーんか変。こういうのも確かに「ファンタジー」には違いないな。何があっても不思議じゃないから、「じゃぁ次に何が起こるの?」が予想出来なくて、そこにネタが飛んでくるのが楽しい。このテンションが1クール楽しめるのかどうかは分からないけれども、このテイストは、嫌いじゃない。 構成は上江州さんで、助監督に小坂春女、制作はAICだ。割と信頼出来そうな並び。そして、肝心要の監督は、岸誠二だ! さぁ、どう出る。当たり外れの激しさならば随一の難しい監督。しかし、今のところ「原作有りならハズレ無し」という実績もある。1話目を見た限りではかなり相性は良さそうに見えるが、さて…… まぁ、個人的には、なんでこれがこんなに楽しめたんだろう、と考えると、多分放送時間の8割をずっと中原麻衣がしゃべってたからだと思うんですけどね。こういうの聞くと思うでしょう、やっぱりこの人すげぇな、って。一人のしゃべりでここまで空気が作れてしまうのです。細かいポイントでの笑わせ方とか、本当に的を射た演技プランであっという間に引き込まれてしまう。こういう時の中原は本当に強い。それだけでも期待度MAXですよ。これに加えて、居並ぶ妙ちきりんな妖精さんもいかにもな名前がずらりと並んでおり、あおきさやかやささきのぞみなど、とにかく高音でゆるゆるやれるラインナップ。ひーちゃんは面白い使い方だし、小林由美子っていうのも意外だけど面白い使われ方。そして、異彩を放つのがあけこですよね。「明坂」+「緩い」+「妖精」って……房子は? 房子はいないの?! そしてエンディングに現れる伊藤真澄歌唱っていうのも、この救いようのない不安定さを更に加速させてくれる。ソロで歌ってるのは久しぶりに聞いた気がする(「西の善き魔女」以来かしら)。実は歌ってるのが結構怖いし、エンディングの画像も結構怖いっていう、この感じは「童話・寓話ってのは常にホラーと隣り合わせ」みたいなイメージかしらね。 さて、来週以降にこのどうにも理不尽で緩い世界がどこへ向かうのか……楽しみです。
○「貧乏神が!」 5
ジャンプ漫画のアニメ化。ちょうどこないだアニメ化記念でジャンプ本誌にも読み切りが掲載されていたので、大体の設定を把握した状態での視聴。うん、これは求められているものにしっかり応えた出来なんじゃなかろうか。 「夏色キセキ」の後枠(の30分後)ということでそのままサンライズの制作だが、監督は「銀魂」をやっていた人とのこと。なるほど、それならギャグは安心だろう。1話目から露骨なジャンプネタを端々に織り込みながら、あくまでパロネタは添え物程度に収まっており、昨今ありがちな「パロディ満載だとお前ら楽しいんだろ!」みたいな押しつけ臭さが無い。1話目だからかもしれないが作画の質も高いし、コロコロ変わる表情を中心にした動きの付け方がお手本のようなギャグアニメになっている。目新しさはあまりないものの「これでこそ天下のサンライズ」と安心して見ていられる。 シナリオについてはやっぱりシリアス要素は入ってくるわけだが、この設定でギャグをやる上でのバランスとしては妥当なところなんじゃなかろうか。ジャンプSQで連載ってことは、1話1話の尺は割と長いはずだし、ギャグだけでドタバタして繋ぐよりは、やっぱり一本ずつメインの筋があった方が落ち着く。「男子高校生の日常」みたいなのも面白いけど、こういうオーソドックスなのも久しぶりな気がするのでホッとする。設定としては相変わらずドラえもんなどの系譜をつぐ「居候コメディ」なので、ノリは作りやすくて、見ている方も困らない。やっぱりジャンプ漫画だと最低限セオリーをおさえた「定番」が出てくるもんですね。最近の奇をてらうことだけに全力を注いじゃってるラノベ原作なんかより、おっちゃんはこっちの方が好きです。まぁ、その分ものすごいインパクトを与えたりはしないと思うけども。 あとはまぁ、本作は「花澤祭り」というのが1つの大きな要素でして。何回も何回も書いてるけど、やっぱり花澤香菜はテンション上げてナンボ。トバし系キャラをやってるときが一番輝いてるんですってば。今作はヒロインの市子がなかなかえげつないキャラになっていて、トバし気味な上に外道というなかなか新鮮な花澤テイストが楽しめる。バックドロップのシーンは流石に吹いたわ。そして、そんな市子との掛け合いのテンポが見事な紅葉役は内山夕実。これまで「Aちゃんねる」のナギとか「咲」の黒い子とか抑えめの声の役ばかり多かったのでどんな人なのかイメージが湧かなかったのだが、なんだかドえらい器用な子やな。基本は低音域なんだろうけど、市子のノリにあわせてトバし芸も出来るし、声音がコロコロ変わっても演技がぶれない。全然気付いてなかったけど、実はやる人? 中の人にも期待いっぱいで見守っていきますよ。
「シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜」 3→4
見事に1クールの間、パンを焼き切りやがった。恐ろしいアニメ。 結局1話目での感想から何も変わってない。パンアニメで、青二アニメだ。それ以上でもそれ以下でもない。いや、多分それ以下だとは思うけども。2話目で「まだパンを焼いてやがる!」と驚愕したのだが、結局毎週驚愕することになった。延々続いた1クールをまとめると、パン焼いて、パン焼いて、泥棒と対決して、パン焼いて、パン焼いて、あと空飛んで、パン焼いた。もう、それだけじゃない。すげぇとは思うけど、これを褒めちゃ絶対駄目だと思う。何がすごいって、ここまでのパンアニメのくせに、別にパンは美味そうじゃないんだ。何となく「パン食べたいな」とは思う時もあるが、それは決して「作中のあのパンが食べたいな」じゃないんだ。どこのステマだ。いや、ステルス性無いけど。 結局、そうして「パンだ!」と叫び、「焼かれる!」と怯え、「エンディングだ!」と狂乱するという楽しみ方以外には何も無いという、実に恐ろしい結果となった。すげぇ気になるから原作ゲームがやってみたい気もする。なんだろう、最初に自分の店の定番メニュー決めるところから始まったりするのかな。どうせなら最初の勢いのままにひたすらパンを焼き続けて、「今回はジャムパンの話」みたいにパンメインのストーリー展開にしてくれれば良かったのに……無駄なファンタジー要素なんか入れるから途中つまらなくて仕方なかったわ。どうせ最後はパンだったんだからさぁ。でも、改めて振り返るとすごいな。結局メインの3ヒロインの印象が全く残ってないもんな。名前すら覚えてないや。かな恵ちゃんはまだ存在感あったけど、みかしーがなんか不憫。あ、千和は良かった。青二に囲まれながら戦ったアイムの千和とVIMSの堀江由衣は完全に外様だったはずなのだが、それでも充分存在感が出せるポジションで出番があるってことは、やっぱりこの2人は特別ってことだろうか。あ、でもいず様とかもいたな。 とにかく、多分アニメ本編はもう今後見かけることはないだろう、と思われるどうでもいい作品だったが、何故か配点を上げてしまっているという罠。……エンディングがなぁ……愛を込められたらなぁ………………これがデジタルドラッグって奴か……怖いなぁ……最終回の終盤でオープニング曲が流れ始めた時には「まさか!」と思ったが、ちゃんと最後にエンディングを流して締めてくれたことは評価したい。もう、我々に残された道は、こねられるしかないのである。 まぁ、ここまで唯一無二の視聴の仕方が強いられた作品というのも希有なので、これはこれですごいと思うのだが……やっぱり求めてるものじゃないなぁ。最終話は桑島ボイスで「寝てていいのよ」とか涅槃に連れて行かれそうになったのがかなりやばかったけども。パンのおかげで事なきを得た模様。人はパンのみに生くる。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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