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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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想像を絶する第3話。

 いや、この作品、絶対に毎週感想を書くことは無いと思うんだけど、無視してるのもアレなので、一回だけ確認しておきたい。今期、一番頭がおかしいのが、これな気がするんですよ。いや、細かいネタはすっごいベタなんです。たとえば今回の動物たちが自分の生態について文句言うシーンなんかは、まぁ、その辺のギャグマンガならあるでしょう。ラッコが「おなか痛いからあのパフォーマンスはもうやりたくない」っていうとか、別に面白い要素じゃないです。もちろん、パンダ君がずっと寝てたせいでシロクマさんたちが来てくれたことに気づかないところだって大して面白くないし、ペンギンさんが必死にごまかした「じゅうたんですよ」のくだりなんかはお寒いレベル。

 でもさ、やっぱり「シロクマ館にはシロクマ立ち入り禁止」はおかしいと思うんだ。普通の人間なら、「シロクマたちがカフェをやってるような世界に、動物園は無いな」って思うじゃない。意味が無いって、思うじゃない。ましてシロクマさんがすぐに行ける距離にある動物園に、シロクマ館は作らないじゃない。そこんところを、一切の迷いもなくネタにするあたりが、どこか飛んでる部分だと思うのですよ。これはまぁ、夕方放送でぴったりのアニメ……なのかなぁ……

 今週はラマさんが素敵。いいじゃないねぇ、草食べてるだけでも。あと笹子さんは安定して可愛い。

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思いの外あっさり風味、第2話。今期真剣に見るアニメはどのあたりになるかなぁ、と思いながらつらつらと作品を見ていますが、この作品はそのうち一本になる可能性があると思っとります。

 初見の時に引き合いに出した作品に「BLACK LAGOON」があり、その後でこれの原作漫画も掲載誌が同じだ、ってことに気づいたりしたんだけども、この作品はどうも「BLACK LAGOON」と比べると、方向性はある程度「軽め」というのが分かりやすい区分のようである。今回のエピソードは、「武器を売りに行く」→「事実上軟禁される」→「強引に突破を試みる」→「悪知恵で綺麗に突破!」という一連の流れが、実にスムースに展開してワンエピソードを成している。よく言えば非常にすっきり、爽快な流れであり、悪く言えばちょいと話が急で、お話にひっかかりがない。ブラクラはとにかく1つ1つの出来事について、オサレ台詞をくどくくどく垂れ流して粘り着いていたのだが(そしてそれが味になっていたのだが)、この作品にはそういう要素はほとんどない。所々にちょっと洒落た(というか洒落ようとした)言い回しは出てくるのだが、少なくともこの2話の場合、そうした要素は本当にお飾り程度で、演出上もあまりそこに注目を求めていないように見える。

 もちろん、だからといってつまらないかといえばそんなこともなく、どこまでも人を食ったようなココの愛らしさと格好良さは悪くない水準だと思うし、今回一番目立っていた百合風味溢れるバルメとミルドの絡みなんかも、背後に何があったのかさっぱり分からないにも関わらず、2人のココに対する感情なんかも相まって、ちゃんと伝わってくるものがあった。ミルドのキャラがいい感じにトんでたのが気持ちよさの原因かなぁ。百合だからっつうのもあるけど。基本的にミリタリー要素はさっぱり分からない状態で見てるので、どうしてもそういう部分に目がいっちゃうんですよね。ちなみに今回のコンテは岩畑剛一さんという方。ちょいちょい名前を見た気がしたので調べたら、元永監督の下でずっと仕事をしている人で、私のお気に入りの「刀語」のオープニングコンテもやっていると。今週の決闘シーンの流れとか、ラストでココが駆け抜けるシーンとか、好きですよ。

 あと、わざわざ今回の話数に触れたかった理由として、ミルド役をやってくれた恒松あゆみがぶっ飛んでた、というのがすごく印象的だったから。声を聞きながら「これ誰やったっけ!」と悩みながら結局分からず、スタッフロールを見てたまげたのですよ。そうかぁ、こういうのをやっても楽しいんだなぁ。恒ちゃま、地道ながらも確実に面白い役で実績重ねてるなぁ。

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○「つり球」 4

 ノイタミナ2枠目にして、安定の中村健治作品である。であるが。

 さて、よく分からんものが出てきたなぁ。CMとか見てた感じでは「なんか『君と僕』っぽくね?」という印象だったのだが、幸か不幸かそれとはちょっと様子が違う。ということは、「見ない枠」には入らないってことだ。しかしこれ……何をするアニメなんだろう。正直、1話目では全く分かりません。いや、中村さんのことだから初回で分からないことなんて普通なのかもしれないけども、これまで見てきた数々の中村作品と違って、本当に、怪しさとか難解さ以前に、ぴんと来ない。

 一番の理由は、やっぱり描いている題材だろう。昨今よく話題に上る「聖地商法」を臭わせるような江ノ島のアニメ。普通はそういう狙いならば出来る限り現実に即したものを作中に埋め込んで親和性を強調するわけなのだが、いかんせん絵を描いているのは中村さんなのだ。フツーの風景に落ち着くはずがない。作中に登場する海も、駅も、島も、どこか頓狂はカラーリングで、ざくりと切り落とした中村節に仕上がっている。これじゃぁ流石に、わざわざ「このアニメのために江ノ島を観に行こう」っていう流れにはなりにくそうな気がする。そういう商売がいいか悪いかは別にしてね。とにかく、そうした「よく分からない部分」に筆を裂いており、普段監督が見せてくれているような「現実にはあり得ないもの」の絵面が、今回は中途半端に現実に擦り寄ってきてしまっている。それに加えて、主人公達が何を始めようとしているのかも分からないときている。いや、タイトルを見りゃぁ「釣りアニメ」になるであろうことは理解出来るわけだが、そもそも釣りアニメってなにさ。私は生まれて1度たりとも釣りをやったことがないので、「釣りアニメ」って言われても「うわぁリアルな質感」とかいう感想は一切出てこないだろうし、そもそも中村さんの作品にそういうものは求めてない。うーむ、じゃぁ何を見ればいいんだろうね。

 もちろん、全てを1話で判断するのは早計。特にこの人の場合は真意を読み取るまで時間がかかるんだし、1話の印象がぴんと来なかったからといって視聴をやめるつもりはないです。また、逆説的な物言いになるが、「現実に半端に寄せた中村画」というのは、今までやってなかったことであるのは事実なわけで、ひょっとしたら、今後この画が見たこともない面白い効果を生み出すこともあるかもしれない。「聖地」の話だって、たとえば「現実はこんななのにアニメだとこういう画になるのかよ」という、比較対象として面白く見られる可能性だってある。楽しみ方は押しつけるもんでも押しつけられるもんでもない。次回以降に感じたままに、この作品の良いところも見ていこうと思う。

 中の人の話……はあんまりないなぁ。あ、でも主人公が新人さんなんだってね。全然そんな風に思わなかったわ。本当に男の子の新人はそつのないのが多いよなー。おばあちゃんが平野文さん、というのはとても素敵なキャスティングですね。

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○「坂道のアポロン」 5

 今期ノイタミナ1枠目。なんだかオープニングでYUKIの歌を聴くと、初期のノイタミナが帰ってきた感じがしますな。

 で、少女漫画原作ということで全く知らない作品のアニメ化。一言でいうなら、「男子高校生版のけいおん」である。いや、確実に間違った表現なのだが、一抹の真理はあるはず。どちらかといえばこのアニメは割と「真剣に音楽と向き合う」形になると思われるので、真っ当な「頑張る主人公」を描くドラマの基本設計からいえば、こちらの方が圧倒的にスタンダードな作りといえるだろう。これを先に放送して「バンド活動したい」っていうモチベーションを生み出してから「けいおん」が多少邪道な「バンド」の姿を描く、っていう方が、流れとしては綺麗なのかもしれないけど。

 スタッフは、なんと久しぶりの渡辺信一郎。そして制作が虫プロという謎の布陣。作画面については、少女漫画独特の癖もあるのですぐに入っていける、という感じではないのだが、流石に描くべきポイントは心得ているなぁ、という印象。やっぱりこのテーマの作品ならば音楽に関わるシーン、演奏シーンが最も大事なポイントになると思うのだが、今回描かれたドラムの活躍だけでも、そういうところに時間を割いているのはよく分かる。同じノイタミナ枠の「のだめ」もなかなか面白い描かれ方がなされていたので、この作品についても、そっち方面の面白さは期待したい。あとはまぁ、「男主人公たちの友情のかわし合い」っていうのがどこまで真に迫って描けるか、というところかな。どうも、昨今の風潮だと野郎ばかりの作品は変な層が湧いてくるから怖いのだが……いや、少女漫画原作ならある程度狙い通りなのかな。せめて我々にも見やすい方向性の描写を心がけてほしいところです。1話目は少なくともその辺は気にならなかったのでね。

 中の人的な部分については、男メインなのでそこまで語りたくなるもんでもないが、細谷佳正がまた新しい方向性で仕事をもらっているのがなかなか面白い。幸い彼も西の方の出身なので、ごつごつした九州方言の言い回しにもそこまで違和感はないし、今まで朴念仁ばかりやってきたイメージが強いが、今回みたいな豪放磊落なキャラも案外悪くない。この数年で確実に安定感は増している。そして、女性キャラは、場所柄だけに長崎出身の南里侑香を起用。これは面白い使い方である。やっぱり最終的には「都道府県出身声優」がものをいう時代だぜ。

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 これって原作まだ既刊が5冊だけなのか、第2話。そりゃまぁ、このペースでやっても大丈夫、というかこのペースじゃないと駄目なのかもね。

 さて、鳴り物入りで、というか鳴り物をならして見始めた作品の2話目。「ゾンビ少女もの」と聞いていたのに、まさかのまさか、なんと2話目もゾンビにゃならんかった。一応飼い猫はゾンビ化したみたいだけど、ヒロインはまだ生身です。そして、生身でなまめかしいです。今期はゾンビ(予定)だの幽霊だの、生命力のないヒロインがアツい気がします。ちなみにゾンビの相手主人公はフルヤ君、幽霊の相手してるのはニイヤ君、なんのリンクだ。いや、漢字で書くと降谷君だからそこまで繋がってないけどな。

 1話目のような「得も言われぬすごみ」みたいなものは、流石に2話目となると少なくはなったが、今回も要所要所での見せ方は刺激的。本当に不思議なんだけど、シナリオ的にそこまで大きな盛り上がりが見えるわけではないんだけど、何故か目が離せない魅力がある。どういう部分かと言われると、やっぱりヒロインの礼弥が映っているシーンかしら。崖を登るところの細かい関節の動き、千紘と接する時の細かい「男の子に慣れてない」感じ、そういうところが可愛い。「可愛い」でありながら、変態親父が撮影する写真なんかをみると、やっぱり何ともなまめかしい。このバランスがたまらんのです。蘭子さんの足コキプレイ(違う)のところなんかは実に「それらしい」描写がえげつないし、分かりやすいサービスカットなんかもガッとくるし。背徳的な空気を上手いこと自然に昇華している。ボーリングの玉とか咲き乱れるアジサイとか、シャフト系からの流れでくる「オブジェクトの置き方」もじっくり見たいポイントだ。

 なんか、大した根拠もなく手放しで褒めると申し訳ないな。まだちょっと説明に時間がかかりそうなので、頑張ってみよう。いや、次回以降に監督がコンテ切ってくれる保証はないんだけどね。

 ちなみに、中の人的な部分も少しずつヒートアップしてます。「アキバレンジャー」を見たおかげで内田真礼についての印象はがっつり固まりました。その上で番組ラジオを聞くと……この子、強いぞ。今までどんな修羅場くぐってきたんだろう。この安定感は、一体どこから来るものなのか。今後も注目して見ていかねば。

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「未来日記」 5→5

 まだ終わってない番組があったんですよね。これが今期最後? 違います、もう一本残ってます。さっさと新しい春を満喫しないとな!

 さて、そんなわけで多少長丁場ながらも無事に完結した本作。終わってみれば、なかなか良いアニメだったのではなかろうか。正直言うと、中盤かなり中だるみしてしまい、視聴のモチベーションが下がっていた時期もあったのだが、そこから少しずつ持ち直し、「なんだったんだろうなぁ」という実に不可思議な後味の最終回まで、無事に視聴することが出来ました。やっぱりこの手の作品は、どうしても「設定を追いかける」ところに労力が裂かれてしまうのは難点であり、「つじつまを合わせる」ところに色々と腐心しているのが見えて感じ入ってしまうものがあります。原作は、結局どういう締め方で、どういう評価になっているんだろうねぇ。アニメの終わり方だと、賛否は分かれそうな気がするんだけども。

 私個人の感想としては、確かに最終回を見て「なんじゃいな」という気にはなったが、多分、突っ込みを入れるとしたら、その前の段階、つまりバトルロイヤル形式だと思っていたところに、ねじくれたループ設定が食い込んだ時点だ。ループ、デスゲーム、どちらも綺麗に終着させるのが非常に難しいものだが、これらを組み合わせたのは、より難しい結論を出すためではなく、むしろ難解に難解を掛け合わせてうやむやにする目的だろう。実際、ループが始まってからの「神」を巡るルールはなんだかよく分からないものになってしまっている。そのあたりの時点で既におかしさ、この漫画の限界は見えていたわけで、それが綺麗に着地しないだろう、ということも予想出来ることだ(そもそも綺麗に終わることはあんまり期待してなかったことは、既に新番チェックの時点で書いているけどね)。だったら、エンディングがどうこういう局所的な部分よりも、シリーズ全体として、「なんとなく」何がやりたかったかを見る方が、正当な評価である気がするのだ。

 それでは、このアニメがシリーズ全体を通して描きたかった最大の「売り」とは何か。それはおそらく、「由乃と雪輝」なんじゃないかと思う。典型的な駄目駄目タイプの男の子と、それをつけ回して徹底的に愛し抜くヤンデレヒロイン。由乃については、その目的意識やゆがんだ思想など、かなり良い線まで「ヤンデレ」のエッセンスを見せてくれていたと思う。もちろん2週目だのなんだのという裏はあるわけだが、それが「良いヤンデレ」を描くためのとっかかりとして機能しており、作中でも「最愛の人とのデスゲーム」という一見無茶と思える要素を最後まで責任を持って処理している。我妻由乃というキャラクターが最後まで走り切れたことは、1つの収穫だろう。そして、そんな由乃に支えられる形で、天野雪輝だって、立派に少年漫画の主人公をやっていた。序盤から中盤にかけて、由乃を信じたり疑ったり裏切ったり、ふらふらしているところはみっともないが、他のアニメにありがちな「理由もなくふらふらしているやつ」ではないのだ。そりゃ、人間誰だってあんな女の子に追い回されたらまともな思考判断なんて出来るはずないんだし。あのシチュエーションにおける「雪輝の視点」は、最後の最後に立派な「主人公」にたどり着くまで、こちらも一貫した主義を貫いたんだと思う。もちろん、サブでもみねねやムルムルなど、愛すべきキャラがいっぱいいました。

 結局、総体として見れば「ちょっと粗いシナリオのフツーのアニメ」であるが、「ヤンデレ美少女サイコロマンス」として見れば、この作品はとても面白かった。徹底的に絵にこだわり抜く細田監督の特性も活かされており、訳の分からない無茶なバトルシーンも安定して作られていたし、最終回直前に見られたようなトンデモバトル動画を見せられると、「相変わらず元気だなぁ、とにかく人の度肝を抜く動きが描きたい人なんだなぁ」としみじみ思う(25話はコンテ描いてるの竹内哲也だけどな)。良いアニメを見せてもらいましたよ。

 そして、今作で一番の見どころは、なんと言っても中の人の躍進である。いっつも「中の人の話」というと同じような名前しか並ばないのは声オタの宿命であるのだが、今作に限り、頑張った人は大体若手の知名度の低い面々だ。まず、開始前から期待していた雪輝役の富樫美鈴が一仕事。彼女の場合はエース所属なので「ごり押し」気味(と見られやすい)キャスティングが多くなってしまうのだが、今作を見る限り、「ちゃんと出来るから仕事が回ってくるのだ」ということがはっきり分かる。是非ともエースの看板として、これからも色々な役にチャレンジしてほしい。そして、完全にノーマークだったのが、ムルムル役の本田愛美。ムルムルがここまで重要な役になる、ということが予想外だったこともあるのだが、最後の最後まで、きちんと「ギャグメイカーとしてのムルムル」を守りながら、自然にシリアスの流れにも棹をさした。この一役は実にお見事。そして、一発必中、我妻由乃役の村田知沙。なんだか妙なところから飛び出してくるゆのっちボイスは中毒性が高かったですね。さぁ、ここからもう一歩、この「未来日記」から明日の声優スターが飛び出してくることに期待したい。

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<黒>

 

Bane Alley Blackguard 破滅小径の悪党 (1)(B) C

クリーチャー・人間、ならず者

1/3

 黒い「ルーメングリッドの管理人(10ED)」。一昔前ならば「まぁ、黒だからな」と言われておしまいだったカードだが、現在は黒も堂々と2マナに熊が持てるようになった。未だに熊ステータスが許されていないクリーチャー後進国の青クリーチャーと比べてもちょっとガッカリなのである。ま、各色にある熊が止められるのだからニーズはそれなり。止めることを考えるくらいなら、自分も「排水路潜み」で殴りに行った方がいいとは思いますけど。一応のポイントとして、こいつの職業がならず者である、というのは気をつけよう。つまり死教団が止められる。でっていう。

 

 

Blood Scrivener 血の公証人 (1)(B) R

クリーチャー・ゾンビ、ウィザード

2/1

あなたが、手札が無い状態でカードを引く場合、代わりに2枚のカードを引き、1点のライフを失う。

 2マナ2/1で普段よりもカードが引けるクリーチャーといえば、なんと言っても「土地がめくれたら宇宙ですよ!」でお馴染み世界のボブ・メイヤーである。流石にボブはもう印刷したらあかんということで、調整版として産みだされたのがこのカード。フレーバーからするとオルゾフ所属のクリーチャーなのだろうが、ニュアンスとしては旧ラクドスギミックの暴勇であり、何となく「ぼろ娘(DIS)」に近いイメージ。手札が無い状態ならば「ファイレクシアの闘技場(9ED)」が内蔵された状態になるわけだ。手札の動きからすると「生態融合帽(7ED)」なんかも近いかもしれない。攻めるデッキだったら当然この能力は強烈であり、このカードは自分のドローステップ以外のドローも全て効果範囲内なのが強み。たとえば最後の手札がキャントリップインスタントだった場合には、解決時には手札が無い状態なので2枚引けるわけだ。ガンガン手札を使うデッキならば2マナ2/1の前のめり体型も強力な武器になるし、素体だけで見てもなかなか有望な良いレアである。このデザインならリミテッドでも使いやすそうだな。

 

 

Crypt Incursion 墓所への乱入 (2)(B) C

インスタント

対象のプレイヤー1人の墓地にある、全てのクリーチャー・カードを追放する。あなたは、この方法で追放したカード1枚につき3点のライフを得る。

 ライフゲインに墓地対策。どちらの効果も「別にそこまで欲しいものじゃ……」と言われる類のものだが、その2つが噛み合って出来上がったこのカードは案外馬鹿に出来ない。形こそ違うが、ちょっと前までライフゲインカードとは思えない活躍を見せていたあの「骨までの囓りつき」に迫る回復量なのだ。相手の墓地を肥やすデッキといえば当然ディミーアであり、ディミーアならば長期戦を狙ってライフが欲しくなるので、この効果は綺麗に噛み合っている。試合中盤、まだ一押しも二押しも足りないような状態でそこそこライブラリを削って死にかけたとき、これを使えば、軽く15点くらいの回復は見込めるのではなかろうか。3マナインスタントでそれだけ押し戻せれば、次の一手も考えやすいし、試合前半から多少無理してライブラリを狙うアクションも採りやすくなるだろう。ただ、「囓りつき」と違うのは再現性が無いこと。一度使うと相手の墓地にライフの源は無くなってしまうので、試合中に炸裂させられるのは1回である。2発目は自分の墓地に打つ、という手もあるが、イニストラードじゃないんだからそこまで自分の墓地は潤っていないだろう。デッキに大量に詰め込めないので、なかなかバランスが難しいカードだ。もちろん、相手がゴルガリだったら適当に放り込んでおくだけでもいい嫌がらせになる。


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○「黄昏乙女×アムネジア」 6

 最速では一週間以上前に始まっていたはずだけど、アニマックス待ちだったのでようやく視聴。原作は何となく既読。コミックス3巻くらいまで中古で買って読んだはずだけど、特に読み返しもせず、場所ふさぎになるので知り合いにあげてしまった。あの当時アニメ化するって知ってたらあげなかったかもしれないんだけど。基本的に幽霊もの、妖怪ものは好きなジャンルなのでねぇ。

 そんなわけで、原作の内容はぼんやりと知っているわけなんだけど、「絵がきれいなのは好きだけど、アニメにしてもそこまで盛り上がるようなお話でもないし、1クールだと大したクライマックスもないよね」と思っていたのだが、そこはさすがの大沼心。いきなりいじってきましたね。果たしてこれは「原作クラッシュ」なのかどうか。個人的には、この1話はかなりお気に入りです。理由はいくつかあるんだけど、一番大きいのは、やっぱりこの作品のキモであるところの「見えない存在である夕子さん」というネタを、わざわざこんな変則構成を使ってまでフィーチャーしたという点。やっぱり、アニメの1話はがっつりと掴みが欲しいところだが、こうして「この作品の面白いところはここなんですよ」というのが明示的に示されると、新規の人たちも見やすいんじゃなかろうか。

 そして、そんな奇妙な脚本だが、ベタといえばベタな展開で、Aパート見てる時点で「ひょっとしてBパートは夕子さんありでやるわけ?」という予想は立つのだが、ここで2つ目のポイントとして、「女の子が可愛い」が活きる。Aパートの時点で、大体部室で何が起こっているかは分かってしまうわけで、本来ならBパートを繰り返すのはしつこいし、だれる展開であるのだが、やっぱり「そこに夕子さんがいる」ことははっきりと違うわけで、2つを見比べることで、夕子さんという存在の特殊性が浮き彫りになる。これってアフレコはどうやったのか気になるんだけど、とにかく勇気のある演出なのは間違いない。まぁ、むしろ「Aパートを見ただけで夕子さんが何をしているか分かる」っていう方が、演出としては難度が高くて面白かった部分ではあるんだけどね。プリントをぺらぺらやってるカットが好きです。

 あとはまぁ、賑やか福圓さん劇場ってことで。今回はメインの4人が雁首そろえていたわけだが、何の紹介もなしに、この4人がどういう立ち位置で、どういう人間なのかが分かる、というのも良い点ですね。小此木さんのテンション芸は何よりも雄弁ではあったのだけどもね。

 大沼心&SILVER LINKという毎度おなじみの組み合わせだが、今作の場合はキャラの等身が比較的高く、さらに夕子さんの場合は「可愛らしさ」というよりも「きれいさ」で見せるタイプのキャラなので、いつものようなおふざけ演出は多少控えめ。もちろん要所要所で大沼節ではあるが、割と素直に見せたいものを見せている感じだ。このままキャラ絵が崩れずに、どこか怪しく綺麗な夕子さんの勇姿が見られればよいなぁ、と思います。

 また、大沼さんといえば、キャストへのオーダーもなかなか無茶なクオリティで要求してくるはず。今回は福圓先生が完全に世界を掌握していたわけだが、ここから先は夕子さんの仕事、つまりは中の人である原由実のお仕事だ。彼女の場合、実はアイマスの貴音役がほとんど唯一の代表作。この夕子さんが大事な大事なステップアップの2歩目ということになる。個人的には割と好みの声なので、ここでしっかり決めてほしいところだ。演技については「あぁ、そうなるのか」というような、ちょっと不思議な感じだが、決して悪いものにはなってないと思う。このまま「謎めき美少女声の声優」として定着……はしないな。

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○「咲 -Saki- 阿知賀編」 5

 割と間が空いたがひょっこりと帰ってきた、謎の美少女(?)麻雀漫画の続編。前作分くらいは漫画も読んでいたのだが、今作分は読んでないので、何がどうなっているかさっぱり分からない状態。だから1話目でいきなり和が出てきたときには正直びびったのです。

 で、本編であるが、この作品に独特な「何の説明もなしにとにかくそこに麻雀がある」要素は本当に健在。なんで田舎の女子小学生が寄せ集まって麻雀やるのか、とか、麻雀メインで進路決めてんじゃねぇよ、とか、なんで昼日中のテレビでワイドショーに混じって女子中学生の麻雀選手権の決勝放送してんだよ、とか、そんなところがすごく健在。でも、この作品の場合にはもうギャグですらないんだよな。大まじめにそんな「アナザーワールド」を描こうとしてるんだもの。結局、麻雀要素を野球でもテニスでもなんでもいいから置換して見れば、純正青春スポ根ものとして問題無く見ることが出来ます。

 で、そんな中身がどやねん、という話だが、まぁ、普通。事前に読んだキャストのコメントによると「咲は超能力麻雀ものだったが、阿智賀編は努力で戦う熱血ものです」ということだったので、おそらく麻雀のルールはろくにしらんのだろうあおちゃんのいうことを信じれば、今後はこのスポ根路線がまっすぐ進行するはずなので、女の子だらけの夢の麻雀世界をそこそこ楽しめればよいかしら、という感じだ。監督は小野学が続投しているし、制作もStudio五組なので、まぁ、大体同じと見て良いだろう(そういえば前作はGONZOだったんだなぁ)。正直言うと現時点で中の人以外にはあんまり肩入れする要素もないのだが、きゃっきゃうふふがある作品なら、それなりの盛り上がりを見せてもらえればある程度の満足は得られるんだと思います。うん、ちょろいよ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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