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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<分割>
Alive//Well 生存//存命 (3)(G)//(W) U ソーサリー//ソーサリー(融合) 3/3で緑の、ケンタウルス・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 // あなたは、あなたのコントロールする各クリーチャーにつき2点のライフを得る。 「alive and well」は「元気でやっている」「まだ残っている」といった意味の決まり文句らしい。つまり、知らなかった消息をお知らせするって意味だ。まぁ、カードは全然関係無いけども。そしてこれ、もう緑の呪文でいいんじゃないかな。4マナで3/3のトークンはすげぇ普通の性能。セレズニアだとちょっと嬉しいけど、それって2マナで出来てたやん、っていう。そして、そんなスペルにちょっとお得なキッカーがついた程度のもの。5マナ払うともう少しだけライフがもらえることになる。最低2点なので、本当にキッカー払ってる気分だわ。これ、白の方だけでこの呪文を解決する機会って訪れるんだろうか。
Armed//Dangerous 武装//物騒 (1)(R)//(3)(G) U ソーサリー//ソーサリー(融合) 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに二段攻撃を持つ。 // 全てのクリーチャーは、可能ならこのターン対象のクリーチャーをブロックする。 日本語チームがいつも頑張ってくれているのが、この分割カードの名前。テキスト欄の関係でほぼ1単語の名前になるので多少意訳しても大丈夫とはいえ、このカードみたいにうまいこと合わせるのはなかなか大変だろう。ちなみに、もとの英語の「Armed and dangerous」とは、「武器を所持しており危険」という、逃走犯への警戒を呼びかける決まり文句らしい。是非NHKニュースとかでもこの訳語で言ってみて欲しいよな。「犯人は現在武装で物騒です」。さておき、赤緑の分割カードは実にシュートな仕上がり。緑単体の方は良くあるルアー系ソーサリーなので普通だが、赤の方はかなり研究努力が進んでいる。現在においても2段攻撃を付けるスペルというのは非常に貴重で、「ボロスの魔除け」があり得ないスペックで実現させていることを除くと、「突撃のストロボ(SOM)」が基本形でようやく完成にこぎ着けたくらいの歴史である。このカードは1マナ重たい代わりに、+1効果によって更にダメージアップされており、単体ソーサリーとしての爆発力も尋常じゃない。これだけの効果でも充分デッキイン出来るスペルだ。そして、当然クライマックスは融合形で使った場合。「死相」のように2段攻撃をまとったクリーチャーを寄せ餌にして大量のクリーチャーの首を刈り取るのもいいし、おとりを用意して二段攻撃のダメージを本体に全ぶっぱするのにも使えるのである。トータルコストも「サングライトのうねり(ALA)」と同じと考えればすこぶる健常。いかにもグルールらしい、問答無用のフィニッシュブローだ。
Beck//Call 唯々//諾々 (G)(U)//(4)(W)(U) R ソーサリー//ソーサリー(融合) このターン、クリーチャーが戦場に出るたび、あなたはカードを引いても良い。 // 1/1で飛行を持つ、白の鳥・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。 多色+多色の分割。かつてディセンションで登場した分割カードは、特定の色を中心にして、友好色ならアンコ(白青+白緑など)、敵対色ならレア(白黒+白赤など)という分配だったのだが、今回はなんと、そのどちらでもない。このカードは青を中心にして、友好色の白、敵対色の緑という2つのモードになっている。何とも珍妙なデザインだ。で、書いてあることはもちろん強くて、シミックの方はいかにもそれらしい「垣間見る自然(CHK)」に近い効果。ソーサリーなのでほぼ自分限定となってしまうが、緑絡みならばクリーチャーをまとめて出す方法もあるから、使い方は色々考えられるだろう。アゾリウスの方は空飛ぶ「ゴブリンの結集」。どう見てもセレズニアの効果にしか見えないのだが、一応鳥トークンっていうところがギリギリの理由付けにはなっている。6マナは容赦無く重く、どう考えても「未練ある魂」で足りてる気もするが、まぁ、一応選択肢があるわけですし。8マナ使って融合させれば、鳥トークン4体と4ドローである。うわぁ、強いや! ……8マナは無いなぁ……右モードがもう1マナ軽ければレアっぽくなったんだけども。一番相性が良いギルドはセレズニアなので、そっち方向に寄せられれば色々楽しそうなカードではある。
Breaking//Entering 強行//突入 (U)(B)//(4)(B)(R) R ソーサリー//ソーサリー(融合) 対象のプレイヤーは、自分のライブラリを上から8枚墓地に置く。 // いずれかの墓地から、クリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。それはターン終了時まで速攻を得る。 グリクシスカラー黒中心の融合呪文。こちらのカード名である「Breaking and Entering」は日本語に訳すと「不法侵入」であるらしいので、この日本語名はちょっと違っているが、カード単体で考えると「Breaking」はどうしても勢いを付けてぶっ壊してる意味になってしまうので仕方ないところか。ディミーア側の効果は、あの「不可視の一瞥」に近いライブラリアタック呪文。現在は「精神刻み」が2マナコモンで7枚削れてしまうのであんまりレアっぽくない気もするのだが、もし今後の環境で純正ディミーアをやりたいというのならばニーズはあるかもしれない。そして、ラクドス側の効果は一見するとリアニ+速攻という黒赤のスタンダードな組み合わせに見えるのだが、実はかなり特殊な設定になっている。というのも、このカードは一切墓地のカードを対象に取っていないのである。これは何故かといえば、融合呪文にしたときに「ライブラリを8枚削って、そこから出てきた一番良い奴をパクれるよね」というモードを上手く機能させるため。これで「突入」の方の効果が単に「対象のカードを釣る」だと、スペルを唱えた時点でカードを対象にとる必要があり、ライブラリ破壊と一切絡まなくなってしまうのである。何とか理想の動きを実現させるため、このような特殊な書式となった。おかげで、解決時まで何を釣るか言わなくていいし、更に相手と自分のどちらの墓地を選んでも構わないという、非常に珍しいスペルが完成したのである。パクリスペルとしてはそれなりのものだし、リアニと見ても悪くないスペック。ただ、融合モードになると8マナとクソ重たいので、流石に余計なオプションだった気もするのだが。 PR
こんだけ自給自足で生活している自己満足ブログ内でも、ダイレクトメールのごとき外からのお知らせというのは頂くもので。詳しくはコメント云々などを見てもらえばいいと思うが、「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」さんの「今期終了アニメ(3月終了作品)の評価をしてみないかい?」なる企画らしい。ご存じの通り(?)私は毎年年度末にその1年を総括する記事をあげているので、3月終了分については、一度既に触れている部分。そうでなくとも、終了時にはちゃんと見終わった作品については総括する感想をあげることにしているし、採点もしている。であるからして、改めてエントリーされている作品全てを見ていくのは流石にしんどいので、今回はエントリー作のうち、評点で6点以上だったものだけを改めて振り返ってみたい(気が乗らない作品を叩く趣味はないので)。採点基準もいつものようにおおざっぱなものではなくて、細かくジャンル分けしたスタイルなので、案外やってみると新鮮な気もするし、すごく難しい気もする。どうなるだろう。
何回も長文は書けないので、細かい番組感想についてはタイトルからの各リンクを参照。しかし、こうしてみるとやっぱりわたしゃぁ深夜アニメ専門なんだってことがよく分かる。朝アニメでフォローしてない作品が山ほどあるな。 ちなみに、この記事を書いてから初めて、いつの間にかブログの機能からトラックバックが無くなっていることに気がついた。まぁ、今まであんまり使ってこなかった機能だから不便は無いと思ってたけど……こうなるとそうでもないな。
「クイーンズブレイド リベリオン」 5→5
圧倒的未完作品。もう、最後とか何がどうなったのかさっぱり分からねぇし、分かったところで一切完結した気分にはならないと思われる。ここまで潔い「未完」っぷりは流石に久しぶりな気もするが、これって分割2クールとかじゃないよね? ……でも、この作品の場合、シナリオがどうこういう部分って、ほとんど問題じゃないっていうのがこれまたひどいところだ。 1期に1本くらいは転がっている「そっち枠」の代表選手であり、古参作品であるが、やはり、後に追従したフォロワーたちとは一線を画する研ぎ澄まされた紳士アニメっぷりには度肝を抜かされる。変態鎮護国家日本を代表する枠としては、これ以上に誇るべきものもないだろうという完成度だ。「胸が破ける」「服が溶ける」などは定番メニューなので別にどうでもいい。そこから一歩上に登って、全てのプレイが「説明不要の設定」に落とし込まれているというのが頭の悪さの表れ。戦いの最中にSMプレイを始める竜騎士の奴隷戦士、回復魔法をかけようとすると何故か角オナを始めるシスター、祈願の舞いを舞う際には触手が生えてふたなりプレイに興じる踊り子。もう、中学生男子の妄想がそのまま具現化したような馬鹿さ加減だが、これをそのまま真面目にアニメにしようとしているのだから立派なもの。この企画がセルビデオではなく一応「地上波アニメ」として通るんだから、日本のアニメはまだまだ世界一であり続けるだろう。「世界一ナニな」ではあるが。 今期もぜいたくなキャストでもって楽しませてくれたわけだが、なんと言っても今作のイメージを決定づけたミラクルプレイといえば、ミリムのロータープレイだろう。ロリっ子+ビキニアーマー+ローターなんて、誰が実現すると思う? しかも、ミリムの中の人が豊崎である。もう、何がなにやら。スタッフとしても力を入れた部分だったのか、他のキャラを差し置いてもミリムの野外恥辱にはたっぷりと時間を取られており、「もう、そういう企画AVってことでいいんじゃないかな」レベル。最終回の投げっぱなしっぷりも相まって、「結局主人公は誰だったんだよ」という残念な記憶の残り方である。 でもまぁ、一応全部のキャラが登場したし、そこそこのバランスでもって活躍も見られたので、「ドタバタキャットファイトエロアニメ」としての責任は果たしたんじゃなかろうか。惜しむらくは、しゅが美天使の登場が遅れてしまったため、せっかくの良いキャラだったのにあまり活躍の場が与えられなかったことくらい。結局エロいことしてないんだよなー。あと、画伯シスターはアカン気がする。折角のアホなキャラ設定なのに、画伯がやっているというだけでエロさが全く無くなり、全てがギャグ、全てが狂気になってしまう。その辺のバランスというか、キャスト配置としては、やはり櫻井浩美は偉大だな、という感じはする。そして個人的に楽しかったのは、ユーミルがほぼメインで出ずっぱりだったので、齋藤彩夏の活躍がずっと見られたこと。結局ほとんど中の人の感想な気もするが、特に画に見るべき点がある作品でもないし、これは仕方なし。 あぁ、触れるべきポイントがもう1つあった。それはオープンエンドだ。今作のオープニングはなんとあの田村直美が起用されており、久しぶりにその力強いシャウトが楽しめる楽曲になっている。実は昔から大ファンだったので、意外なところで新曲が聴けて嬉しかったのである。そしてエンディングの「future is serious」も今期トップレベルのお気に入り。こんなアニメ(褒め言葉)のエンディングに使われるのが勿体ないくらいであった。映像も……まさかの11話で完全版とか、なかなかふざけていて良いですよ。 さて、あの終わり方だと当然シリーズファンならば消化不良だとは思うのだが……これって続きあるのかなぁ。
フジワラでいいカナ?! 第11話。何でこの作品はいちいち追加キャストでわらかしてくれるんでしょうね。まさかのフジカナコンビ登場とは。
以前ある程度片付いてたとばっかり思っていたバルメの過去話。どうやら全く片付いたわけではなかったらしく、今回が本番。実は前回の南ア戦争以来こっそりショコラーデから情報を聞きつけており、今回は満を持して「世界の鍵」をこじ開けにいく、とのこと。ココと一緒にいくわけではないのは、あくまで主従の関係にある2人のこと、バルメの私怨に愛する上司を連れて行くわけにはいかない、ということなのだろう。あれだけココのことを慕っていたバルメの行動としては意外ではあるのだが、やはりこの因縁だけは、彼女の中では特別なようだ。 そして、そんなバルメの因縁話と平行して発生したのが、謎の愉快な3人衆によるココ軍団抹殺計画である。なんかすごく貝木っぽいけーじ君ボイスのボスを筆頭に、「なんかパンプキンシザーズにいそうな奴」と「アスミス」の3人でお命を狙う。以前狙ってきたオーケストラといい今回の連中といい、どうも殺し屋ってのはまともな人間がいないらしい(当たり前だが)。こんな連中でも腕は確かなのかねぇ。あのでっけぇハサミの怪人なんかは、あんまりおつむが回りそうには見えないんだけども。こんなよく分からん連中にいきなり笑われたウゴさんが不憫である。 とまぁ、愉快な連中が勢揃いしたわけだが、バルメの不在に強敵来襲と、軍団ココにはあまりよろしい状態ではない。何が駄目だって、せっかくのシャワーシーンで電源落としちゃうのは本当によろしくない。もう2分待ってくれればよかったのに。今週も、惜しげもなく披露されたのはバルメの筋肉美だけでしたとさ。 バルメの悩みや、それに対するココの思いというのは、この2人のカップリングをワクワクしながら見ている身としてはなかなかもどかしい。今回、ようやくココの口から「バルメが自分にとってどんな存在なのか」が語られたわけだが、先生のような、姉のような……少なくとも「恋人のような」では無い模様。そりゃぁレームのいう通り、あんまり口に出しちゃ駄目だ。きっとバルメさんががっかりする。社長も色々と気遣いが大変そうだけど、一応そこは明敏なココのこと。バルメの急な行動は何となく気付いていたらしく、そのためにヨナがくっついていくというイレギュラーも発生。いきなりあの筋肉でぶん殴られたヨナ坊がちょっと心配だったが、彼は最近本当によく笑うようになった。そして、彼のココに対する感情も随分固まってきているよう。そんなヨナのエンジェルスマイルに、バルメもほだされてしまっています。良い仕事だな、ヨナ。 話数的には、このお話が最後ってことになるんだろうか。ま、どういうタイミングで終わってもあんまり問題無い構成の作品ではあるが、とりあえず「1クール目」の締めとして、びしっとあのヘンテコフジワラ組を撃破してほしいものである。しかし、なんで阿澄キャラってのはこう、揃いも揃って笑い方がおかしいんだろう。そういやどうでもいいことだが、今回作中で流れたBGMの中で、なんか男声ボーカルでうなるような曲調の奴があったんだけど、どこか「刀語」の次回予告の音楽に似てた。まぁ、同じスタッフだから。
随分空いた気がする第10話。完全にサイドなストーリーが1話入った上に1週休みだったもんだから、冒頭で千紘が拉致られてるの見て「あぁ、そういえば」ってなったよ。
本筋に戻って、拉致られた千紘の視点から謎めいた散華家の過去が紐解かれていく。語り手は礼弥の義母、亜里亜。散々飲んだくれていただけのキャラクターだった彼女の内幕が、今回一気に明かされることになった。これまでのストーリーから、散華家は基本的に「異常なしきたりを持ち、礼弥に不幸を押しつける諸悪の根源」であると思われていた。禁忌的な愛情を注ぐ団一郎と、それを見ても一切娘を助けようともしない亜里亜。単なる「駄目な名家」がそこにあると思っていた。しかし、今回の話を見る限り、どうにもそう簡単な二極対立にはなっていないようである。亜里亜はもちろん、団一郎にも、「ああなって」しまうだけの理由というのはあるものだ。 まず、散華団一郎という人物が持つ「正しさ」と「過ち」。最も意外だったのは、家柄・血筋を大事にしているお堅い人間だと思っていた団一郎だが、彼は若かりし頃、意中の相手を求めるために一度は家を捨てる決心までしていた。彼の目には家から用意された「花嫁候補」などはいっておらず、たった1度の会話だけでもって、家柄もなく、人並みの身体機能すら有することが出来なかった純真な少女こそ理想の相手だと見据えたのだ。そう考えると、彼の価値観、ものの考え方は、実に高潔であるし、立派なものであると言える。彼は、俗っぽいレッテルなどではなく、あくまで自分が求め、自分が必要としているものに対して純粋であるだけだったのだ。考えてみれば、彼がこれまで行ってきた奇行、蛮行の数々も、ただひたすら「礼弥を守る」ために行ってきたことであり、自分のための打算や、計算尽くの行動などではなかった。 そして、そんな団一郎に見初められて玉の輿を狙う亜里亜。彼女についてもまた、実はその胸の内に純粋なものを秘めていたことが分かる。確かに、最初のうちは他のメイドたちと同じように散華の家を狙っての作戦であったかもしれないが、彼女が団一郎に尽くしてきた心遣いは本物である。「相手に取り入る」というのはあくまで打算を承知した行為者の側からの見方であり、行為の受け手から見れば、それはあくまで「やって欲しいことをやってくれるありがたい存在」である。そして、実際に「やって欲しいことを的確にやる」には、非常に神経を使わねばならない。それが出来ていたということは、狙いはどうあれ、亜里亜は団一郎にとって「ありがたい」存在であったはずなのだ。 しかし、残念ながら亜里亜の願いは団一郎には届かず、そうこうしているうちに彼に大きな不幸が訪れてしまう。最愛の人を失った団一郎は、この時点でどこか歪んでしまっていた。そして、そんな彼にひたすら尽くし続けた亜里亜も、彼の妄執に巻き込まれていくことになる。願い叶って後妻として散華家に加わった亜里亜だったが、気付けば彼女が望むものは「団一郎の愛情」になっていた。打算から動いていたはずの行為が、気付けば純粋な愛情になっていたのである。そして、既に団一郎はそれに応える能力を失ってしまっていた。そこには、何の罪もない礼弥という異物が入り込んでいたのだから。 こうしてみると、誰が悪いこともない、本当に悪い偶然が重なった結果である。団一郎の悲劇にはかける言葉も無いし、それを見続けてきただけに、亜里亜の心中も思って余りある。どこかで修正出来たかもしれないが、結局どうにもならなかった「家族」の姿がそこにはある。そして、そんなどうにもならない状態の「家族」に、今、降谷千紘が飛び込んできたのだ。ノイズとしての彼の影響で、まず亜里亜の仮面がはがされた。娘のボーイフレンドに迫る亜里亜に対し、千紘は当然それを突っぱねた。全ての拠り所を失った亜里亜の正体は、単に恋に焦がれ、夢破れた一人の女の子でしかなかった。思えば礼弥のゾンビ化も彼女にとっては本当に可哀想なイレギュラーであり、ようやく団一郎の思いを自分に向けられるようになったかと思ったら、死んだ娘が呪いのようにつきまとってくるのだ。そりゃぁ、おかしくなっても仕方ない。少女のように泣きわめく彼女を見ていると、なんだか本当に申し訳ないような気持ちになってしまうのである。 そして、最後に残されたのは、ゆがみから解き放たれていない最後の砦、団一郎ということになる。純愛を貫き通し、自らを強く持ち続けた1人きりの男の戦い。人生で2度目の「最愛の人の死」で挫けかけた彼だが、ゆがみを大きくする方向で、彼はまだ立ち続けている。彼の妄執を、千紘はどのようにして解放することが出来るのだろうか。正直、ここまで来たら誰も不幸にはなって欲しくない。円満な解決を期待して、次回を待ちたい。 ちなみに、今回は若干動画面で不安の残るシーンも見られたのだが(フェンシングのシーンとかかなり微妙だった)、相変わらず、1つ1つのカットの見せ方に気が利いているので、あまり動きが無くても気にならない。今回は壁の穴から団一郎の様子をのぞき見る亜里亜のシーンがものすごく胸に詰まった。見開かれた目の変化と、切り替わるシャッター音、切り替わる画面。目の前に広がる1つ1つの「景色」が、亜里亜に絶望を刻み込んでいく様子が痛々しく伝わってきた。そして、やっぱり人妻はエロかった。
すげぇ話になったな。普段のネット巡回先もTLもほぼこれで埋まってるレベルのニュース。こりゃぁ流石に記事立てせずにはいられない。なんかもうね、おめでとうとか、ぐぬぬとか、そういうんじゃない。「そう来るのかよwww」と言うのがまず先に。何で声優の結婚報告でまず笑いが先んじるのか、謎である。いや、「おめでとうございます」って書かせてもらいますけども。せっかくなので、「おはスタ」見ながらこの記事書いてます。うわぁ、ちゃんと番組で発表するのかwww フリップ作るなwww
(と思ったら流石に子供番組でそんなことはしなかったぜ……どんな釣りだよ……) 何でこんなに面白くて意外な方向からの驚きだったのかを考えると、多分、2人とも「結婚」というワードで色々と話題が豊富だったせいなんだろう。山ちゃんというと、前妻かないみかとの関係性が色々と噂されていた期間が長くて、正式な離婚報告の前に話題が飛び交っていたり、そもそも「チーズとメロンパンナが夫婦」っていう時点で何かネタっぽかったり。離婚の話なんてあんまり表沙汰になりたくない話な気もするのだが、この2人の場合はむしろネタにしてしまってる部分まであって、この時点で少し異質。 そして、田中理恵+結婚ネタというと、思い出されるのは5年前の「とらドラ!」。「三十路で独身」のゆりちゃん先生役をやってる間にめでたく三十路を迎え、だんだんそのあたりから本人も結婚ネタを口にするようになって。「だぶるあ〜る」では何かというと力ちゃんにいじられてキレ芸になってたのも面白かった。 そんな二人がねぇ。あらあらまぁまぁ。何がご縁だったのかしらね。近所のおばちゃんみたいに色々と気になっちゃうわよ。何から何まで波瀾万丈な人だわね。しかもこれだけの大ネタでもサラッと報告しちゃったのもなにげにすごいわ。ちょっと前にみっこが結婚報告云々で色々と悩んでいた、なんて話もあったし、この業界は相変わらずいびつなのは変わりないからね。こういう直球勝負が出来る関係性って見ていて微笑ましいわ。まぁ、この展開じゃどんなファンもアンチも発狂する隙も無いわね。いっそのこと今後は出演する番組とかで積極的にいじってみて欲しいわ。でも、お願いだから仕事量は減らさないでほしいな。 さぁ、これで(私の中の)独身声優トップスリーの一角が崩れてしまったなぁ……結婚ネタの時のオチは任せたぜ! まつらいさん!(あとナバ)
レジェンド回だよ! 第12話。まぁ、レジェンド回だからってそこまで盛り上がる作品でもないのが残念ではあるのだが。ゴーカイジャーならあらゆるレジェンド回が否応なく盛り上がったものなのになぁ。
指名手配されているにも関わらずのんびり遠足ペースの光牙達に襲いかかる、前回の余り物白銀聖闘士、ハウンドのミゲルさん。シルバーってのは所属条件に「下衆であること」っていう制限でもあるのかと思われるような典型的なちんぴらキャラの犬っころは、今週プリキュアが休みなのでウルフルンさんの代わりに出てきたのかと思うような、割と犬キャラを前面に押し出したキャラクター。「小宇宙の臭い」ってなんやねん。一応属性は地属性だったみたいだけど、それが一番活躍してたのって、サーフィンみたいに岩盤にのって省エネしてたところくらいだよね。当然、期待していたミリオンゴーストアタックなんて見せてくれるはずもなかったけど、一応最後に龍峰に向かって放った跳び蹴りがそれっぽく見えなくもなかったか(かなりこじつけ)。 まぁ、そんな犬のことはさておき、シルバーの襲われて困っている光牙達を救ったのは、なんでそんなとこにおったのかよく分からない伝説の青銅聖闘士、瞬である。「アンドロメダ瞬、あのペガサス星矢とともに戦った、単なるハーデスのよりしろさ!」とか紹介して欲しかったもんだが、ミゲルさんの怯えっぷりを見る限りでは、割とサンクチュアリ業界でも星矢達の活躍は広まっているようで。ハーデス騒動とかあの手の事件はどういう風に伝わってるんだろう。基本的に上層部以外はオフレコなのかな。今チャンピオンでやってる過去話の主人公がほぼ瞬で固定だけど、その辺の活躍も知られちゃいないんだろうなぁ(そもそもパラレルだから事件自体無かったかもしれんけど)。とにかく「なんか強いブロンズ」というよく分からない認識のされ方みたいである。恐れをなした負け犬は逃げだし、無事に光牙と龍峰が接触に成功。瞬の口からは、ちょっとだけ今まで伏せられていた謎が明かされた。 最大の収穫は、クロストーンってなんやねん、という謎がちょっとだけ解決(?)したということ。「謎の隕石が落ちてきて、その結果聖衣が石になったんだよ」って、全然解決してませんけどね。とにかく世界中の聖衣は一通り石に化けたってことでいいんでしょうか。その割にゃ、今回瞬が使ったネビュラチェーンはストーンから具現化させたようには見えなかったんだけどね。そして、「瞬は闇の小宇宙に蝕まれてもう小宇宙を燃やすことが出来ず、聖衣も装着できない」という残念な引退設定も公開。だからって辺境の医師団にならんでも良いと思うが、どうやら今後アンドロメダの活躍は見られないようである。蝕まれっぱなしじゃなくて何とか解決策探せよ。弟のピンチだと必ず奇跡を起こす馬鹿兄貴はどこにいっちまったんだよ。 結局、お礼参りに来たミゲルさんは瞬の命懸けの「ちょっとだけネビュラチェーン」の前に粉砕され、更に昇龍覇と流星拳の合わせ技を喰らうという、未だかつてなかった大サービスで地獄に送られた。瞬は光牙の姿に星矢の影を見いだしたみたいだが、視聴者側からすると「単にアニメ版星矢と流星拳のモーションが同じだからじゃないか」と思ってしまうのは内緒。昇龍覇も同じモーションかな。個人的にアニメ版の振り付けで一番見たいのはダイヤモンドダストなんですけど。もしくはオーロラサンダーアタックね。 結局、いつも通りの山もなんも無い展開ではあるのだが、一応、新盤の画でもって瞬が描かれたことには多少意味があるだろうか。なんだかありゃりゃぎさんみたいなスカした声になっているのは残念ではあるのだが、改めてアニメで見ると、「チェーンが武器の正義の味方って珍しいよな」という妙な感慨もある。ほんの数時間前に冬木市でチェーンに絡め取られたイスカンダルさんが惨殺されてたからなぁ。一応、ちゃんとディフェンスでサークルチェーン、攻撃でスクェアチェーンを使っていたのはよろしかったと思います。 さて、来週でようやく目的地に到達。そしてサブタイトルが卑怯千万、「お前達にアテナを託す」ですよ。この文句はやっぱり旧作ファンにはグッと来ますよね。星矢さん、多分「いつか俺も恰好いいシーンでこれ使おう」とか思ってたんだろうなー。
続けてまだまだクライマックス、第24話。その荘厳さ、華々しさが際だった23話に比べると、こちらは何とも理屈っぽいお話。だが、その幕開けを飾る2つの戦いは、もうこれでこの作品も終わるのか、というちょっとした寂しさも吹き飛ばす、実に愉快なものであった。
切嗣と綺礼、よくみりゃ実に似ている2人の男。その対決は、これまでの英霊達の派手なバトルと比べれば地味な格闘戦のはずなのだが、お互いに自分の手の内と相手の力量を読み切った上で、全然違う2つの思惑、2つの人格がぶつかり合う様子がエキサイティング。正直、一体何がどう転がって決着がついたのかはよく分からん部分もあるのだが、ここまで来てそれを言うのも野暮ってもんだろう。最強戦力と最強戦力がぶつかったら、とにかく何かすごいことが起こるのである。アホな感想だが、そういや「刀語」の右衛門左衛門対七花の時もそんな感想だった気がする(奇しくも片方の中の人が一緒だったりする)。 そして、23話から跨いで展開されたセイバーVSバーサーカーの因縁の対決は、ここで描かれた3局の戦いの中では一番見ていて面白いもの。バーサーカーの無茶な能力設定は正直あんまり活かせてない気もしたのだが、多分、マスターである雁夜さんがあんな状態になってたせいで限界が来てたんだろう。相変わらずの豆腐メンタルのセイバーが正体を見てショックを受けていたにも関わらず、最終的には真っ向勝負の剣対剣で敗れる結果に。それでも、途中でのいきなりマシンガンな展開とか、セイバーが近くにある車をひっくり返して盾にして突っ込むシーンなんかは「もう何でもありや!」というけれん味たっぷりの壮絶バトル。ようやくセイバーがセイバーらしい活躍を見せたのだから、相手方を務めたバーサーカーも満足したのではなかろうか。まぁ、マスターは人知れずひっそりと死んじゃったけど……。 2つの戦いが終わり、聖杯は動き出した。その禍々しい正体はあくまでもアイリの姿を取り、更に精神世界で切嗣に「答え」を提供する段になると、今度は切嗣自身の声を使った。衛宮切嗣という男の理想がいかに歪んだものであるか、そして、それをかなえる聖杯が、いかに歪んだ存在であるか。いざ手に入れてみたところで幻滅するなんてことは何かの賞品にはよくあることなのかもしれないが、あまりに純粋に夢を見すぎていただけに、切嗣の失望は想像することも出来ない。どこまでも冷徹に振る舞っていたはずの男が、結局最後には一番の理想論者だったというのは、何とも皮肉の効いたオチである。 聖杯によって提示された答え(というか解決案?)とその説明は、やはり何度聞いてもどこか馬鹿げていて、子供の考えた理想論をそのまま形にしたような、なんだかこの作品の空気に不釣り合いな印象を抱く。今回の船の例えだって、答えるのも馬鹿馬鹿しい部分もあるし、何か理不尽なことを言われたような状態になっていたが、どちらにしたって詭弁は詭弁。水掛け論をしているだけのこと。今更そんなことを言われたって、単なる言いがかりじゃないか、と思える程度のお話。しかし、結局そんな幼稚な話になるのも、切嗣の持っていた「理想」が幼稚だったことの裏返しでしかない。絶対に正しい正義なんてものがあるわけ無い。そんなことに目をつぶって見ないふりをしていたら、そりゃぁいびつな結果にもなろうというもの。 ただ、それでも切嗣がかろうじて保てた矜恃は、土壇場に至ってもその幼稚な「願望」を捨てきらず、守ったことだろう。秤の針を振れさせないためにはどうしたらいいか。答えは簡単で、そこにものを載せなければいいだけの話。そんな答えに切嗣を導き、甘い夢でもって片をつけようとした聖杯の意志。そこに現れたイリヤとアイリを、切嗣は涙ながらにその手にかけた。どれだけ夢が打ち砕かれても、そこに残ったのは切嗣の意志だったようである。「素手で首を絞めて殺害する」という構図が以前の雁夜の行為と綺麗にオーバーラップするわけだが、あちらは完全に激情に任せての行為で、錯乱の果てに前後の脈絡が繋がらず、一番「自分がやってはいけないこと」をやった結果。切嗣の場合は、最後の最後まで「自分がしなければならないこと」をやった結果。そう考えれば、まだ切嗣の夢の方が救いはあったのか。 最後に残されたのは、既にマスターたちの意志を完全に離れた2人のサーヴァント。相変わらず自由気侭なアーチャーに迫られる、拠り所の無いセイバー。バーサーカー戦で彼女は身体に傷を負ったが、より深刻なのは、彼女の生涯を否定する形で現れたかつての臣下・盟友の存在。かつて聖杯問答でライダーに諭された彼女の「未熟さ」は、結局聖杯を眼前にしたこの時まで影を落とし続けたのだ。 聖杯にすがるしかないサーヴァントと、聖杯に打ちのめされたマスター。どこまでも相容れずに来た2人の関係は、結局どうしようもない形で終わりを告げる。最初からゴールとしての「zero」が見えていた物語なのだから驚くべきことではないのだが、やはり一連の事件の積み重ねの果てにたどり着いたのがこの有様なのかと思うと、なんともやるせないものである。次回は宴の始末。どんな余韻が後に残ることになるやら。 最後にやっぱり蛇足なんだけど……なんか、最近アイリの中の人が惨殺されることが多い気がするんだけど、大丈夫かな。首締められた時の声とか、マジで怖いんだよ。声優さんって、大変だなぁ(すごく今更)。
これぞ王道、第23話。ライダーの最期、その散り様は、最後の最後まで「王」の名にふさわしいものとなった。2話連続放送となった今回、はっきり言ってヘヴィー過ぎるが、何とか勢いで書いていきたい。
まず1本目となる23話は、既に予想済み、というか答えは分かりきっていたライダーVSアーチャーの決着。2人とも雄々しき「王」には違いないが、全ての要素を取っ払って純粋な「武力」で比べた時、そこには差があることは明らかだった。そういう意味でこのエピソードには一切の番狂わせ無しに、やらなければいけないシナリオを片付けただけなのだが、それでもこれだけのもの。言葉も無い。 ウェイバーとライダーの別れの一幕は、全てはウェイバーの胸の内に収束することになったわけだが、そこに至るまでの1つ1つが、全てライダーの道行きを示すために用意された花道だ。最後の一策を打ち砕かれたライダーがウェイバーを臣として全てを伝えるシーンは涙無しではみられない男の子の物語。最後にさりげなく、これまでの「坊主」ではなく、ちゃんと「ウェイバー」と名前を呼んでくれたのは、臣とはいうものの、全てを伝えきった無二の「友」への最大級の敬意の表れだろう。 ライダーの威厳が際だてば際だつほど、その最期には悲壮感もある。武器を破られ、愛馬を裂かれて地に伏す。英霊として顕現した「征服王」は、「王」としての威厳をそがれ、「ライダー」という名を奪われ、最後には自らの足でひたすらに駆ける。そこに残っているのはただ1つ「イスカンダル」という夢に生きた男の足跡だけ。ギルガメッシュも、かの男の生き様には礼をつくし、残されたたった1つの証拠たる「臣」にだけは背中を向けた。 終わってみれば、ただ1つ弱いものが強いものに敗れたという結果が残っているだけではあるのだが、2人の王の忌憚のない対峙は、どちらにとっても最高の、生き様を示す大舞台となった。もう、このエピソードを見た後に残されるのはそれだけである。 当然蛇足であるが、引き込まれつつも楽しかったのは、ライダーの独特の雄叫び声。なんと表記していいのか分からないがカタカナで書くと「ララララ」になるんだろうか。ああいう発生でr音を響かせて、しかもそれが滑稽でなくて勇ましさに繋がるっていうのは、多分初めて聞いた。大塚明夫もライダーという男を演りたいだけ演じきって満足したことだろう。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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