最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
未だ世界設定に得心がいかない第6話。前回は取り立てて見るべき点も探せなかったのでレビューも描けず、今回はお話が動いたけど首を捻った。このまま首の角度が戻らないまま終わってしまったらどうしようかと心配になってくる今日この頃である。ま、まだ6話だからな。「まどか」でいうとさやかと杏子さんとどつきあってるくらいの頃ですわ。
「圏外」へとたどり着いたグラニッツの一行は、大量の「フラクタル難民」と、ロストミレニアム(略してロスミレというのもどうかと思う)の一派であるアラバスターと遭遇。ここに来てようやく、グラニッツ以外の活動家の存在と、「フラクタルシステムが崩壊して、世界が末法の世になる」という設定が確認出来た。一応「難民」の存在については、これまでのクレインの行動などから理解は及ぶものであるが、実際何で連中があんなに困窮しており、救いようのない状態になっているのかは完全に納得出来るものではない。 フラクタルシステムというのは、一種の情報ネットワークのようなものであるというのが私の認識で、身体に埋め込まれたターミナルを通じて回線が繋がっており、様々なドッペルの情報や、星祭りのアップデートなどが得られるもの。「触れられるドッペル」がイレギュラーであるのは、当然ドッペルが視覚情報だからで、フラクタルシステムが干渉できる脳機能は、視覚分野などの受容器官に特化されていると解釈できる。どれだけ技術が進んだとはいえ、触覚の電気信号のような高次の知覚現象までをもフラクタルで全て管理することは難しいということである。ネッサクラスだとがフラクタルを通じて映写・転送された「実際の事物としての存在」を持つものであるという仮定も不可能ではないが、例えば今回の水浴びのシーンでは、ネッサの周りだけは一切水面が動かず、水しぶきがたっていないことから、あくまで彼女達は「人間の視覚・聴覚情報としてのみ存在するもの」であることは確定的だ。 そうすると、「ただの情報発信機関」であるフラクタルが破綻することで、人々がすぐに「難民」になるというのは不自然ではないだろうか。どれだけ情報ネットが優れていたとしても、結局、人は生きるために食べていかなければならない。それなら、人が生活する場所には「実物の」食糧があるべきだ。クレインの言葉を信じるならばそれは自然の食糧とはかけ離れたものであるらしいが、少なくとも実際の栄養素をフラクタルシステムを介して人体に発信したりは出来ないはず。それならば、一時的にフラクタルの恩恵を失った人たちでも、即座に食うに困るというのは変である。「よりよい生活」を送るためにフラクタルを求めるというのは分かるが、単なる発信基地の喪失が、ろくに歩くことも出来ないような貧弱な難民を生み出すというのは、ちょっと極端な状況に見える。 また、新たに登場したロストミレニアム、アラバスターの存在も謎である。難民から無理矢理ターミナルを奪い取って仲間に組み込む、という強硬手段をとっているわけだが、生きる礎となっていたターミナルを勝手に奪われたような連中が、そこからすぐにロスミレの思想に共感するとも思えない。武器を持って脅して抱き込んだところで、新たな憎しみを生むだけなのではないか? 確かに「もうフラクタルは意味がないなら、フラクタル無しで出来る最上の生活を選ぶしかない」という開き直りをみせる人間もいるだろうが、それが全てとも思えない。すっかりフラクタルに依存しきった惰弱な人間たちを囲い込んで、どれほど意味があるものか。 そして、今回登場したエッチさん(仮)の存在。彼はヴィンテージ趣味があるとはいえ、その思想はあくまでフラクタル依存。難民に絡まれる筋合いもなかっただろうし、ロストミレニアムとの関係性も謎だ。ぽっと出てクレインとだけ絡んだおかげで何となく存在が肯定されているが、一体どこから出てきて、これまで何をして生き、何を目指しているのかがイマイチ掴みづらい。そして彼が一時的に復元した「過去のフラクタル風景」も謎。たくさんの建物が並ぶような風景が再現されていたわけだが、「家を望まないフラクタルの世界」の住人に対して、何故フラクタルは「家のある世界」を提供していたのか。何故、崖下に突き落とすような危険な疑似映像を再生しているのか。まとめると、フラクタルとは何の目的であそこまで大規模な「欺瞞」を提供し続けていたのか。分からないことだらけである。こうした謎は、最後にちゃんとすっきりするんだろうか。 ま、最終的に一番違和感があったのは、アラバスターの真実をしったクレインが慌てておっさんのうちに駆け戻るシーンなんですけどね。「偽の映像に騙されて崖下に落ちてしまう人間」なんておっかないものを見た直後にも関わらず、フラクタルが再生した偽の世界を全力で走れるクレインの無謀さ、そして、ちょっと前のタイミングで駆けだした奴は射殺されたのに、クレインは平気で背中を見せて逃げ出し、アラバスターはそれを完全に無視しているという矛盾。なんだか、1つ1つのエピソードの繋ぎが、すごく行き当たりばったりな気がしています。 うーむ、少しずつこの作品に対する期待度が下がりつつあるのだが、ちゃんとクライマックスは用意されているのだろうか。作画もところどころ不安な部分があり、万全の体制とは言えない気がするのも心配である。クレインとフリュネが二人で競走するシーンの走りの動画なんかは割と面白かったので、どこか注意を引くようなこだわりはちゃんと残っているとは思うのだが…… PR
今週はプールのアナウンスの声だ、第8話。この街は色々なところに同じ声が聞こえてくるよ。彩葉の中の人と一緒にハワードリゾートで喧嘩したりもするよ。
原作は知らないのであくまで噂で聞きかじった程度なのだが、この作品、なんでも原作ストックが既に無いとかいう話じゃないですか。つまり今週のプールエピソードは完全オリジナルか。まぁ、考えてみりゃ毎回似たようなネタ回しを舞台だけ変えてやっているようなものなので量産もできそうだけど、この絶妙に歪みきった3人の女性の性癖を余すことなくおおっぴらに描けるってのは、アニメスタッフの努力の賜物だと思います。奈緒のテンションはどこに行っても落ちないし、仲が良さそうに見えて彩葉とのとっくみあいは全力で突っ込む切り替えの速さも笑いどころ。ただまぁ、3人の積極的な絡みがそこまで多くないのは、原作の今後との兼ね合いを考えてのものでしょうかね。 先々週はBL的内容でぶっ飛ばしてくれていたわけだが、繭佳さんが復活したおかげで今再びのBL作画。そして、今回はサブタイトルにもある、乳首争奪作戦がホント無駄に執拗。地上波アニメで乳首は貴重とはいえ、いくら何でも野郎の乳首でここまでのこだわりを見せるというのは……誰得感が止まらない。無駄にいい作画なんだよ、そこだけ。奇形のごとき妙な体型のキャラクターに乳首とかどうやねん、という気もするのだが、繭佳さんがあそこまで食いついたんだからさぞかし立派なものだったんだろう。もう、放っておいた方がいいレベル。わざわざ実際にいないはずの隊長を妄想の中で連れてくるとか、そのサービスは誰も求めてないから! 今後もこの調子で「同じこと」をアニメオリジナルで展開していくことになるんでしょうかね。今回みたいに三人が同じスタンスで修輔に絡めばよく分からない盛り上がりが見られるわけなんだけど、現時点で冷静に考えたら修輔としては繭佳一択にしか見えないのは気になるところ。黒ニーソに洗脳され、プールで妹達を無視してあれだけ食いついていたんだから、あれは両想いと言ってしまっていいような気がするんだが……そうは問屋が、否、奈緒が卸しませんかね。ま、ずっとこのままアホな展開が見られればいいだけなので、正直恋愛模様とかはどうでもいいです。なんだろう、この適当な満足感は。
いけいけ大魔神、第21話。もともとサイバディのデザインについては突っ込み待ちな部分が多かった気がするけど、今回の3.5フェーズはやっぱり異様。細身のロボットVS巨乳メカ女って、B級の臭いが半端無いな。面白いからいいけど。
今回はまさかのウィンドスターメイン回。相棒のニードルスターが特に説明もないままに瞬殺されて2敗目を喫するところから始まり、最終的には嵐のように2人で去っていくという、本当にお騒がせな連中だった。そもそも、あの2人が最初はおとな銀行所属だったこととか、全然気にしてなかったな。突然現れての裏切り行為だったわけだけど、バニシングエージに服従しているような描写も一切無かったし、単に楽しそうだから騒いで、都合が悪くなったから退場するという……ある意味すげぇ便利なキャラではあったかもしれない。でも、せめてカナコとの関係性くらいははっきりさせてから退場して欲しかったもんだけどなぁ。多分2度と出てこないだろうし、過去話は視聴者のご想像にお任せするってことなんだろうか。いいのか? エロいシチュエーションしか出てこないぞ?! とまぁ、散々振り回されっぱなしの1話だったわけですが、一応メインであるタクトとワコの関係性についても前進はしているみたいです。ミズノの退場ですっかり忘れていた学園祭の劇の配役も、ここに来て問題として再浮上。ケイトといちゃいちゃしたり、マドカとプロレスを演じるタクトを見て、ワコさんもなんだかたまらなくなったようです。未だに彼女の本命がどっちなのかが全然分からないのは恐ろしいくらいだ。ここまで二股キープで終盤までもつれ込むヒロインって、あんまり印象が良くないような。せっかくケイトが可愛らしい面を見せ始めているんだから、大人しくタクト×ケイトでくっつけときゃいいのになぁ。流石のスガタ君もそのうち本気で怒るかもしれんぞ。 その他、ヘッドのなんだか物憂げな願いごととか、ケイトの秘めたる思いとか、諸々気になることはありつつも、地味にひどい扱いなのが離反に離反を重ねたタカシ君の処遇である。おそらく大志があっておとな銀行から造反したんだとは思うのだが、結局同道した仲間のエキセントリックな物言いについていけず、「うわ、バニシングエージってヤバくね?」っていうことで尻を巻くって逃げてきてしまった。あんだけヘタレ揃いのバニシングエージの中でも尻込みしてしまうとか、どこをどう見ても駄目男である。そりゃシモーヌだって許したくないだろう。カナコさんは高校生とは思えないぐらい器が大きいのでそんな小物の去就など一切気にしていないようだが、裏切るような手駒を置いておいてもいいことない気がする。アイツ、もう2度とサイバディに乗らない気がするし。ヘッドはどうか分からないけど、サイバディ復元シーケンスのリスクにガクブルしてるのってタカシ君だけなんだよなぁ。いいとこ無しやん。 あとは、今回はサブタイトルにある「リビドー」っていう言葉がちょいちょいクローズアップされてたのがちょっと気になるポイントだろうか。リビドー=本能的欲求と捕らえると、その体現者として描かれたのは間違い無くマドカである。あふれ出す彼女の情欲は、割れたグラスから漏れ出すワインやあふれ出る卵の黄身など、液体のモチーフでもって存分に描かれているものだ。カナコが語る通り、自分の欲望については理屈抜きで正直すぎるマドカは、オーバーフェイズシステムを乗り越えるほどのリビドーを有しており、「リビドーこそがエネルギー」と言われるサイバディの操縦者としては最上の素材。実際、その向こう見ずな姿勢がタウバーンを追い詰めもした。しかし、それを打ち破ったのは表面上大人しくしていたワコであった。普段からBL妄想だけは元気なワコだが、キス魔の寮長、ショタ食い保険医、オープンエロのカナコなどに比べれば、本能的な欲求に対する積極性は見えにくい。しかし、今回のエピソードでは、「リビドーの権化」たるウィンドスターが、ワコの一喝で打ち砕かれているのだ。巫女としての特権があるとはいえ、そのポテンシャルが額面以上のものであることが暗示されているわけだ。そんな巫女を相手にするタクトとスガタが、今後どんな苦労をするのかは想像も出来ない。あ、でもケイトも巫女だから同じくらいの能力なのかな? 彼女のエロは何か悲壮だから見たくない。 次週はいよいよ「神話前夜」。嫌でも迎えるクライマックスを前に、いくらかすっきりしてきた人間関係で挑みます。……でもなぁ、カナコ絡みのエピソードがそこそこ多かったのに、保険医メインが1話しかなかったのが心残りだよ。ギブミーミドリちゃん。
最終的に千葉がクラスで一番の常識人に見える最終話(?) え? 最終話? ……1月に始まったアニメが2月に終わるってどういうことよ。一応まだ次週まで続くみたいだから最終評価は後回しにするけど、本当に中途半端な制作本数だよなぁ。折角面白い作品なのに、勿体ない話だ。
とはいっても、今回は特に最終回っぽい話が目白押し、というわけでもない。一応最後のみつごパパエピソードはイイハナシダナーだったが、それ以外はいつも通り。特に焼き芋屋の話なんて新キャラがいきなりメインを張っているわけで、作品の構成なんて完全無視と言われても仕方ないエピソード選択である。それでも一切問題がないのは、普段から季節感など完全無視で手当たり次第に話を構成してたおかげだろうな。とにかくインパクトがあって笑えればそれでいいしね。 個人的に楽しかったのは、運動会話の時の1組との対決シーン。何故か千葉が3組のメイン扱いで、1組の連中から「お前も苦労してるな……」みたいな目で見られているのが妙に可笑しい。千葉だって充分変態だし、その同情を受けるべきは、本当は佐藤なはずなんだけどな。ちなみに佐藤の中の人、三瓶由布子と1組リーダーの中の人、田村睦心の共演というのもちょっと楽しい。ものすごく声が被る2人なので、なかなか共演機会が無いからねぇ。「典型的少年声」の先輩後輩。三瓶は佐藤&佐藤ママの2役なので、田村睦心も今後そういう仕事がきそうだな。あ、母親と言えば杉崎ママのあのネタ……いや、もういい加減に慣れたわ。アニメの中でこんなにも「本人役」みたいなことをやった声優って、この人くらいなもんだろ。 ちなみに今週一番気になったのは、みつばに詰め寄られて杉崎が顔を真っ赤にするシーンで、何故かみっちゃんまで顔を赤くしていたことです。あれ? やっぱ両想いなのか? この2人がほんと最高。「やっぱりみつばの分は出さない!」のとこの声とか、どこから出てんのかと思う。もっと他所でも千和・彩陽の天才2人のからみが聞きたいのう。
へそ! 第8話。 ヘソに寄ったアングルでメリーがしゃべってるとヘソから声が出てるみたいで何か笑えるんだが。寄りすぎだ。
毎回独特のコンテワークを楽しみに見ている作品ですが、今週はちょっと……あんまり褒められない内容になっています。シナリオラインは至って普通で、いつも通りにいつの間にかデイドリームに紛れ込んで敵キャラと戦うぞ、っていう内容なのだが、それを描くためのテンポがやたらめったらダラケてしまっている。この作品の評価を見ていると「動かない」だの「もっさりしている」だのという意見を見る機会が多くて、これまでは「こういう演出方向もアリだと思うけど」と勝手に満足していたのだが、今回の「もっさり」はこれまでとは意味が異なる。単に「間延びしている」だけの演出になってしまっているのだ。 全編通して似たような印象なので具体例をあげるのは難しいが、例えば接骨院の医者との会話シーンは一言一言のやりとりにブランクがあって練習不足のお芝居みたいに見える。新たな夢魔と対峙したあとのやりとりにしても、歩いたり飛び回ったり、会話中の動きが会話自体との関連性を見いだしにくくなっているし、それ自体の繋ぎも悪い。とにかく「短い脚本で30分保たせないと」という意図しか感じられなくて、大して盛り上がらないところで次週に引いたのもがっかりである。せっかく独特の画面構成でこれまで見せてこられたのだから、今回だって多少装飾を施して情報量を増やせば、こんな風に脚本面での中だるみは緩和出来たと思うのだが……なんだか残念である。 一応フォローしておくと、ドーナツ食べてるところのデフォルメメリーがやたら可愛らしかったのだけは高評価。この番組を見始めたせいか、最近やたらドーナツを買う機会が増えた気がする。ミスドが全品百円だからっていうのもあるんだけどね。……でも、なんかキャンペーン中だから商品ラインナップがおかしいのだよ。俺が喰いたいのはエンゼルショコラであってエンゼルフレンチじゃないんだよ!
この世界の連中は雨を気にしなさ過ぎる第20話。なんで雨の中をみんなして傘もささずにうろつくんだよ。インデックスとかあの格好で雨の中にいたら乾かすの大変だろうに。それとも歩く教会は雨も弾くのか? だとしたら便利だな。でも、一番偉いのは雨の中に出されることも気にしないスフィンクスだったりする。
前回から敵キャラが一気に増えて、嫌でもクライマックスっぽい雰囲気になっている今作。濃いキャラが出てきてくれると、シナリオ云々を気にすることなくキャラ芸だけを見ていれば良くなるのでこの作品も楽しみやすいです。まず、噂は各所で聞いていた「木原クン」こと木原数多。藤原啓治の悪キャラは「本当に悪そう」などす黒さが綺麗に出るので色々お気に入りキャラがいますが、この木原もなかなか強烈。「死ぬ」「殺す」が日常会話として出てくるキャラって、書き方次第ではすぐに陳腐になってしまうけど(そして、冷静に考えれば木原も充分に厨二臭いのだが)、けーじ君のおかげでどこか不気味な雰囲気が維持されています。似たキャラだと「BACCANO!」のラッドとか、「妄想代理人」の真壁なんかも格好良かったですわ。中の人本人も悪そうだしね(見た目が)! そして、もう1人の敵キャラとして登場したヴェント。いかにもこの作品らしい装飾としゃべり口調に、平松晶子の蓮っ葉な演技が絶妙にマッチ。この世界の女性キャラって本当に下卑た台詞回しが多くてあんまり区別されてないような気もするんだけど、アニェーゼの借り物のようなべらんめい口調やオリアナの商売女風の下品な台詞とも違う、壊れ台詞の数々が非常に愉快。一番近いのは作品が違うけどテレスティーナさんですね。テレスティーナはアニメオリジナルのはずだけど、ひょっとしたらアニメスタッフがこのヴェントあたりの口調を参考にしたのかもね。平松晶子はなんだか久し振りに聞いた気がするけど、いいキャラに仕上げてきています。この作品の悪役女性はいちいち贅沢なキャスティングを持ってきてくれるからいつも楽しみ。思えばぴらもすっかりベテランの貫禄だなぁ。 そして、そんな悪役に埋もれることなく、すっかり主人公として映えるのが一方通行さん。岡本信彦は、普段はそこまで声のバリエーションがある役者だとは思わないのだが、この一方さんの演技だけはまるで別物である。笑い声に混じる奇声や、容赦無い悪逆な台詞。本当にこれが彼の「ハマリ役」ってことになるんだろうなぁ。どうしても主人公役が多くなる男性声優は役のスタイルが固定化しがちなので、こういうところで「発散」出来るのは本人にとっても良いことなのかもしれません。何より、 中の人のことにばかり言及してる時は本編であまり語ることがない場合ですが、この作品の場合、そういう楽しみ方が本懐なので別に良いと思います。それにしても、作品はエラいシリアス展開になってるせいで、ラジオとのギャップがひどい。今週は特にひどい。ある意味必聴、ゆかちマジで神やで。「サケかタケはある?」 中国に帰れ! 2月25日 ドラフト模様(MBS,SOM×2) ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Newcomer】→【Alessi】 包囲戦3戦目。最近少しずつ暖かくなってきたおかげで、深夜のすきま風環境でもそこそこ落ち着いてゲームが出来るようになったのはありがたいことです。また、新人勧誘の効果が少しずつ現れており、これまで一切マジックに触っていなかった某新人から、「あー、トランプル欲しい」などという訳の分からないコメントがもらえるまでになりました。ドラフト参加については未だ物怖じしている様子ですが、今後もう少しでコンスタントな6人ドラフトが実現する日が来るかもしれません。ちなみに同氏は別の機会には「うるせぇ、−1/−1カウンター乗せるぞ」という発言もしていました。資質は充分だけど、人間的にどうかという気もします。 あと、神話レアの偏りをどうにかして下さい。うちはワームとマスティの養殖業者じゃないんだが。必要度が高いのに「漸増爆弾」だけが全く登場しないのも謎だ。
ネット考察の力を感じずにはいられない第8話。そんなに熱心に見回っているつもりはないのだが、今回回収されたネタの7割はネット上のシナリオ考察で予測されていた気がする。もちろん、その上で衝撃度が下がらないのがこの作品の恐ろしいところだが。
実に様々な事件が巻き起こった今回。敢えて一言でその本筋をまとめるなら、「光と影の分離」ということになるだろうか。次第に闇が溶け込んでいくソウルジェムのように、これまでたゆたっていたこの世界の善と悪は、今回をもって言い逃れ出来ない段階まで分化された。具体的には、「キュゥべえ軍VSほむら軍」の分化だ。ほむらの最大の目的であるまどかの存在がクローズアップされ、それに伴ってキュゥべえの正体が(一部とはいえ)明らかになった。Incubator(保育器)たるキュゥべえの目的である魔女の育成の結果、さやかは最悪の結末へとたどり着き、さやかの安否を気遣っていた杏子は避けられない流れに巻き込まれて現実を目の当たりにする。一人一人の価値観に揺さぶられた少女達は、結局行くところまで行ってしまった。 今回最大のトピックスとなったのは、やはりさやかの末路だろう。必死で差し伸べられたまどかの手をふりほどいてしまったことを契機に、彼女はほむらの最終警告を遮断し、杏子の救いも受け入れることが出来なかった。前回確認した「利他」と「利己」に揺れた彼女の孤独な戦いも、次第に穢れていくソウルジェムに浸食され、硝子細工のごとき決意は些細な衝撃で容易く砕けてしまう。「利他」とは、心を砕くべき「他」が存在してこそ成立する理念。彼女が信じるべき「世界」そのものの価値が崩壊すれば、彼女の理念は維持出来なくなり、それはつまり、支えを失った魔法少女としての存在意義も否定されることになる。「魔法」の「少女」であった魂の亡骸は、彼女の懊悩を取り込み、見事な「魔女」としての孵化を果たした。 「魔女の保育器(Incubator)」。それがキュゥべえの本当の姿であった。これまで何度となく言及されてきたあまりに残酷で心ない契約の様子も、ゴールが災厄の象徴たる「魔女」であるなら、不思議でもなんでもない。キュゥべえは「奇跡」という安価な代償を先払いすることにより、膨大な魔力を有する魔女を生み出すためのコーディネーターであったわけだ。いつも通りのセールストークでまどかを手にかけようとしたキュゥべえは強硬手段に出たほむらに狙撃され、まるでチーズのごとく穴だらけになるが、「替わりの素体」がすぐに現れ、用済みになった「使用済みケース」を「回収」していた。あくまで、地上をうろつく白い獣は各所の「種」に繋がるルーター基地のようなもの。その本体は、保育器としての概念そのものといえるのかもしれない。 そんなキュゥべえに対抗しようと必死の活動を続けるほむら。さやかの魔女化を阻止しようと強硬手段に出たり、まどかの契約を阻止するために実力行使に出たり、今回はかなり切羽詰まった様子がうかがえる。そして、達観して奇妙な洞察力を手にしたさやかに、その心中を看破され、さらに直接攻撃に出たことで仇敵であるキュゥべえにも能力の一端を掴まれてしまった。これまで情報戦においてはかろうじてリードしてきたほむらだったが、ジワジワと窮地に追い込まれているようである。 さやかの見抜いたほむらの本質、それは、まどかを守るというたった1つの彼女の意志である。まどかさえ守れるならばその親友を手にかけることも厭わないし、多少の傷も恐れることはない。常に防壁を張ったような空虚な彼女の言動も、たった1つの目的を隠匿するためのペルソナである。たが、キュゥべえの強攻策を阻止するため、そんな彼女の防壁にも綻びが見え始めた。さやかに「空っぽの言葉」と指摘された彼女の行動だったが、まどかの説得の時には全てが剥がれ落ちてしまっている。彼女にとってはまどかが全てであり、最大の弱点。それを看過されてしまったことで、いよいよキュゥべえとの関係性に変化が現れるかもしれない。 はっきりと別たれた「光」と「闇」。そんな展開を示唆するかのように、今回の構成では「光と闇」というモチーフが印象的な構図で多用される。分かりやすい部分ではいちいち「闇から光へ現れ、闇へと帰る」ことを徹底したキュゥべえの移動シーンが上げられるし、ほぼ暗闇の中だけで活動を続けていたさやかの心象風景もその一部。さやかが光に照らされたのは、最後の望みであるほむらの説得を受けるシーンだ。ほむらの背後から照らすスポットが、ギリギリのラインでさやかを捕らえている。しかし、その光も杏子の乱入で消え去ってしまった。その後、彼女には二度と光が当たらない。電車の中で男2人に詰め寄る彼女の「真っ黒な」姿は、彼女が人として見せた最後の姿としてはあまりに切ないものがある。車窓の外に流れる風景、きしみを上げる車輪。本来なら明るいはずの電車の中の風景が、暴走の果てに行き着いた彼女の最期を演出するラストステージになってしまった。 対照的に、たとえ夜のシーンであっても常に光の中にあり続けるのがまどかだ。たった1人だけ、ほむらの「本当の声」を聞くことが出来る少女まどか。未だ蚊帳の外に置かれ続ける彼女だが、さやかが失われ、ほむらも策を失いつつある現状、彼女に残された未来は一体どんなものなのだろう。終わらない絶望の続きは、まだまだネットの住民の予想の範囲に収まるものなのだろうか。 今回は久し振りに蛇足で中の人のことも少し。どうにもたまらん迫力を叩きつけてくれるのは、さやかの中の人、喜多村英梨だ。今回はほむらとの対話の時の空虚な感情とか、電車のシーンの鬼気迫る台詞なんかは彼女の真骨頂。サブタイトルにもなった最期の台詞「あたしって、ほんとバカ」は涙無しでは聞けない台詞になっている。これが出来るからこそのキタエリだ。そして、対抗するのはほむら役の斎藤千和。正直言うと、これまでのほむらの声、抑え気味の演技はどこか虚ろで、釈然としないものがあった。戦場ヶ原ひたぎとかと同じトーンではあるのだが、ひたぎの時と違い、「クール」ではなく「空虚」だったのが気になっていたのだ。だが、それがほむらというキャラクターの本質であることが明らかにされて、ものすごく納得した。おかげで、今回まどかにすがりついた時の彼女の慟哭との対比が素晴らしかった。 あとはキュゥべえの中の人、加藤英美里ですかね。キュゥべえを演じるっていうのはどういう気持ちなのかは想像も出来ないが、これだけフラットな「悪役」を貫くというのは、前例が無いだけに難度が高そう。自分の「肉」を食べ終わった後にゲップするみたいに「きゅべぃ〜」っていうのがやたら可笑しかったけどな。あれがアドリブなら笑える。 折角なのでこのブログオリジナル要素としてMTGのカードの中に「インキュベーター」が無いかと思って確認したら、「ウルザの保育器(UDS)」と「マイアの保育器(MRD)」がヒットしました。後者の方は凶悪さとかではキュゥべえに近いと言えなくもない。嘘だけど。
何となく記事立て。昨今の声優ラジオ事情では、ほとんどの番組が1クール・2クールで終わってしまう中、「佐藤利奈のあの空で逢いましょう♪F」がこの程めでたく200回放送をマークしました。足かけ4年間、前身である「あの空で逢えたら」も合わせると実に7年もの長寿番組となっております。実にめでたい話です。
声優ラジオと言ってもタイプは様々で、本当に特定の番組の番宣になっているものから、既に名物となったパーソナリティ声優個人にスポットを当てるものまで、刺激の種類も実に多様。番組増加はファンには嬉しい限りですが、内容については正直言ってどうでもいいものが多い。どこぞの芸人が「声優ラジオにでもはがき送れ」と発現したことが一部の思慮のない声優ファンに悪意をもって受け取られてもめ事が起こったりする事件もあったが、それって、ファン自身が「声優ラジオは別に面白くもないファン同士のなれ合いの場だ」って内心認めちゃっているようなもんだ。実際、ひいき目に見ても「ファンじゃなきゃ毎週聞くほどのものじゃないんだろうな……」っていうレベルの番組も多いのである。 そんな玉石混淆のラジオ業界の中で、佐藤利奈というお方はかなり独自のスタンスを持っている。いわゆる「アイドル声優」に近い部分もありつつも、番組の中身は古き良きFMラジオを彷彿させる、どこかのんびりした雰囲気。毎週聞くのに抵抗もなく、ただ流しておくだけで、サトリナの声に満足できる、そんな不思議な癒しの空間になっている。この「特別じゃない感じ」が、この番組を200回という大台に乗せた理由なのかもしれない。キャラでなく、ネタでなく、純粋に人柄と声を求められる声優、それが佐藤利奈なのである。アイドル業務が必須みたいな昨今の女性声優の中で、こうして純粋に「声のリソース」を求められ、「語り」を売りに出来るというのは、本当に素晴らしいことだと思う。是非ともこの「柔らかさ」を維持して、300回、400回と、番組を続けていって欲しいものだ。 そして、何が嬉しいって200回放送のサプライズゲストが大原さやかだったということ。事務所繋がりで呼びやすかったこともあるんだろうが、やはりラジオと言えば「女王」さぁや。どんな番組でも、どんな流れでも瞬時に適応可能な「パーソナリティ声優」としての本領発揮である。この人も純粋に「声のリソース」を求められる、純度の高い「声優」である。なかなか2人しゃべりを聞く機会が無かった2人のコラボレーションは、本当にありがたいご褒美になりました。是非、永久保存したい放送である。 ま、長寿番組っていうくくりだと「ぱよぱよ」が既に500回間近だったりするんだけどね。あと最近久し振りに聞きに行ったら「絶望放送」がまだ終わってなくて驚愕した。絶望した! 200回間近だというのに一切変わってなかった放送に絶望した! |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |