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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
舞首か毛羽毛現かと思ったらペナンガランだった第10話。いや、正確には引きずってるのは内蔵じゃなくて脊髄だったみたいだけど。やっぱりあのビジュアルは、突如出てくると怖いよね。しかもそれなりに端正な容姿で、声がサトリナなんだよ。怖いけどちょっと可愛い。どうしよう、これが吊り橋効果か!
この期に及んで本当に遅々として話が進まず、これまで経験したことを繰り返し繰り返し、しつこいくらいに何度も確認させる脚本。流石にしつこすぎるとは思うのだが、これだけ執拗な確認をしているということは、この後やってくるカタルシスによほどの自信があるのだろう。 ほとんど新規の情報が出てきていないのに、なんだかジリジリしていて時間が長く感じないのが不思議な作品である。冒頭のペナンガラン戦、実は10分近くあったんだよ、あれ。その割りにキメる時は一瞬だし、今回は動きの面でもかなり充実していたし、どうしても見入っちゃうのだよ。いや、時真君惨殺なんてトピックはあるにはあるんだけど、あまりに回りの人間が気にしてないもんだから、こちらとしてももうどうでもいいのかな、と。これで残った人員は先生、店長、親父さん。もう、「仕掛け人」候補しか残ってませんわ。「こんな茶番はもう終わりにしましょう」って、先生、それはこっちの台詞です。 もう、かなり強めに伏線の含意を押し出してくるようになってますね、「赤くて人の肉に近いギモーブ」に加えて、今回は小夜が元気を出すために飲み干し、先生は飲むことを拒絶した「コーヒー」っていうのもある。小夜が好きなものって、何? 次回より、いよいよ「解答編」。何が起こっても驚かないので、出来るだけ驚くような展開をよろしくお願いします。 PR
予想外の方向から話が重い、第11話。うーむ、私がこの作品に求めたクライマックスはコレジャナイ気がするんだけど……どういう心境で見守ったもんだろうか。
前回に引き続き、商談であまり触れて欲しくない部分に触れられ、ちょいと御機嫌斜めのクロードさん。おかげでせっかくアリスが湯音を誘いに来てくれたのに、勢いでおじゃんにしてしまうくらいのツンケンぶりである。湯音とクロードの関係も随分スムースになってきたと思いながらも、どうしてもこういうときのクロードは頂けない。もう少し「幼女を相手にしてるんだから」っていう優しさをもって欲しいもんである。 もちろん、クロードだって何も学ばないわけじゃない。気合いを入れ直した湯音を見て、必要以上に自分が気を遣わせてしまったことを反省し、代替案としてみんなでピクニックに行くことを提案。めでたく、いい陽気の日を選んで「家族」3人でお外へ出発。そこで「幼女に酒」という禁断の手法を繰り出し、オスカーが一番面倒な状態を残して一時退場。心神喪失状態の湯音は、そのままの流れで今までひた隠しにしてきた姉との事情をポロリと漏らしてしまった。あまりに重たい話にクロードは一旦は話題を逸らそうとするが、ここに来て「湯音を見ない」という選択肢が責任放棄であることに気づき、意を決して彼女の過去話を聞くことに。そして、そこで明かされた姉との逸話は、湯音をボロボロと泣かせるのに充分なお話だった。気落ちする湯音と、慰めるオスカー。クロードは、こんな難しい状態で、最後に湯音に何をしてくれるのか? というわけで、最後のエピソードになるのはクロード・カミーユ間ではなく、意外にも湯音とその姉、汐音のお話だった。日本人には珍しい碧眼に生まれてしまった汐音は、それが原因で回りの人々に迫害されていたが、湯音の慰めのおかげで幸せを掴む。だが、その時に湯音がうっかりいってしまった一言が、湯音に大きな後悔をもたらしている。可哀想なのは、湯音が当時その台詞を言ったとき、当然何の悪意もなかったことだ。ただ子供心に姉を思って漏らした言葉が、結果的に姉の不幸を体現する形になってしまったという、クロードの言葉を借りれば「単なる偶然」である。それでも、信心深い湯音は忘れ去ることなど出来ず、ずるずると傷跡を引きずってしまっている。ひょっとしたら、単身でパリに渡ってきた理由も、姉との生活に息苦しさを覚えたせいなのかもしれない。この心の傷は、ちょっとやそっとで癒せるものではないと思うのだが、さて、クロードたちはどうやって湯音を元気づけるのだろうか。 意外だったのは、クロード同様に、我々視聴者も汐音の現状については全く知らなかったということだ。これまでのエピソードでも度々登場していたはずなのに、「碧眼であること」も含めて、湯音が思い悩むような状態になっているというデータは一切表示されていなかった。そのために、どうしても「幸せな姉妹」の印象が固まってしまっており、今回の悲しいお話が、あまりスッと入ってこなかったのである。どうやらオスカーは知っていたみたいだけど、確かにわざわざ進んで話すような内容でもないからなぁ。 ま、今にして思えば、能登ボイス+和装の令嬢というセッティングで、幸せ一杯の生活なんて出来るはずもなかったんだ。必ず「呪い」的なものとセットになりますよね。おっかない。碧眼は隔世遺伝だと思うんだけど、湯音の家系はどこかで欧米人の血も混ざっているのかもしれないですな。羽衣狐よりかはよっぽどマシだけど。 さて、予想外の方向に行ってしまったが、とにかく次回でなんとか湯音を慰めて、また幸せな団欒に戻ってきてもらわないと困ります。クロード、ここ一番でしっかりしてくれよ。
「Steins;Gate」 5→6
今期一番最初にゴールインしたのは、各所でも色々と話題になっていたこの作品。なるほど、終わってみれば実に「良い話」であった。すっきりした気持ちで秋葉原の空を見上げることが出来たのだから、まずその部分については大成功といってしまっていいだろう。 ただ、先に断っておくと、私はおそらく「熱心な視聴者」ではなかった。その理由は簡単で、結局序盤にそこまで引き込まれることがなかったおかげで、次第に惰性で見る程度の作品にまで落ち込んでしまったのである。中盤の急展開を惰性で見続けるとなると、正直よく分からないことが多くなってくる。多分真剣に画面を注視していたらもう少し細かい画面内の伏線とか、製作側の気遣いにも気づくことが出来たんだろうとは思うのだが(世間一般での評価を見聞きする限り、それくらいのギミックは組み込んであったんだろうと思われるのだが)、いかんせん、取っつきの悪さはどうにもならず、あくまで「惰性が後半割と盛り上がった」というくらいの位置取り。最初からガッツリとのめり込んでしっかり視聴する作品にかなうものではなかった。 元々「序盤は我慢して見るべき」との風潮があり、もう少し辛抱しなければいけなかったのだろうが、残念ながらアニメ視聴というのはそこまでやる義務が全て視聴者に発生するようなものではない。面白そうだったら気を入れて見るし、興味が失せたらテレビを消すだけなのだから。やはり、序盤のうちにある程度指針を立てて「この作品はここが面白いですよ」ということを教えてくれなかった構成は、手放しで褒められるものではないだろう。 そして、どの程度までがSF設定として許容出来るか、という「いい加減さ」も適度に求められるのが、この作品の面倒なところ。そこまで新しい作品ではないだろうから食ってかかっている人間は世間にごまんといるのだろうが、バタフライエフェクトをテーマにしたのだったら、「世界線の移動」はあり得ても、「世界線を元の状態へ修復する」ことは絶対に不可能であるはずなのだ。Dメールをなかったことにすればもとに戻るなんて、そんなことはこの設定ではあり得ない。メール一本で秋葉原が消滅するような特大の影響が有るわけだから、「戻そう」などという一個人の意志が移動後の世界線に反映されるはずがないのだ。しかし、作中でそのことは一切言及されず、「そうなるから、そうなんだ」という説明のみである。 もちろん、セルンやタイムマシンの存在自体が無茶な「なんちゃってSF」であり、細かい部分を気にしていたら視聴出来ないことはわかりきっているはずだが、作中ではタイムパラドクスを利用したネタがふんだんに盛り込まれており、「ある程度のところまでは伏線として使うけど、ある程度以上はほころびがあるけど無視して下さい」というセッティングである。この脚本では、さじ加減を理解してきっちりのめり込むまでに、相当な時間を要するのは致し方ないところだろう。原作ゲームがどうだったのかは知らないが、アニメの場合には、その線引きが綺麗に出来ていたとは言い難い。 しかし、そこまで根本的な問題を残しつつも、やはりクライマックスの盛り上がり方は見事だったと思う。突き詰めれば非常にシンプルな人情もの。人の死と恋愛を描いた単なるラブロマンスではあるのだが、徹底的に岡部という1人のキャラクターだけに視点を搾ることで、視聴者も彼と一緒に時間の迷宮に迷い込み、どうにもならない運命のループの非情さと、それを乗り越える思いの強さを追体験することが出来る。オープニングやエンディング、細かい演出に至るまで、徹底的にこの「お涙頂戴」の部分に焦点化しており、些細な齟齬などを吹き飛ばして「孤独の観測者」のストーリーをまとめあげたのは素晴らしい。セールスポイントが明快で、それをスタッフがきちんと共有出来たことが、この完成度に繋がったのだろう。 そして、この作品がブレずに走り切れたのは、その中心に岡部倫太郎というたった1人の男が存在していたおかげだ。この作品は彼を作り上げた時点で既に成功していたし、彼1人で全てを作り上げたと言っても過言ではない。全てのキャラクター造形、与えられた設定でもって、この物語を支えきった岡部倫太郎、鳳凰院凶真に賛美を送りたい。 そして、岡部が成功の胆だったということは、これすなわち宮野真守の功績だということ。これまで様々な作品で彼の演技を聞いてきて、正直言うとあまり好きな役者ではない、と言い続けてきたのだが、この岡部倫太郎役で、ついに宮野真守を認めざるを得ないという気になった。一手に作品を背負う主人公であり、何とも癖のある、一筋縄ではいかないキャラクター。よくぞここまでのものを作り上げてくれたと思う。そしてもちろん、脇を支えたラボメンのキャストも良いお仕事をしてくれました。中盤のクライマックスになったオカリン、まゆしぃの関係性は、本当に素敵でした。これまた花澤香菜の魔力であろう。他にも関智一、今井麻美、田村ゆかり、後藤沙緒里、桃井はるこなどなど、何も言うことはございません。 さて、劇場版とやらがあるらしいが……何するんですかね? AEtherize 霊体化 (3)(U) U インスタント 全ての攻撃クリーチャーを、そのオーナーの手札に戻す。 「文章が短いカードが強い」というまことしやかな定説がある。ま、これが本当だとすると「天使の慈悲」とかめっちゃ強くて「空虚自身(SOK)」とか最強やんけ、という話になるのだが、余計な制限、条件が無いということは、それだけ効果がでかいことにもなるのであながち嘘でもない。このスペルは「脱出(10ED)」に「攻撃」という2文字を付けただけのカードだが、その効果は「脱出」同様になかなか大きい。まとめて数体のクリーチャーが戻せるってだけでも充分強いのだが、攻撃クリーチャーを戻す、というのはバウンスの防御的性格と噛み合っているので、その他の条件よりも使いやすい。このコストならば2体戻せるだけでも充分なのだから、納得いく状態を調整もしやすいだろう。特に今回のリミテッドでは「トークンも合わせて数で攻めるボロス」と、「攻撃後に突然サイズが大きくなるグルール」という恰好の餌食がいるので、このスペルの決定力は更に増していると見ていいだろう。対象もとらないのでオーラや装備がてんこ盛りのトラフトさんや、暗号を背負ってうきうき殴ってきた「不可視の忍び寄り」なんかも戻せる。その性質上、こちらが攻めに回っている時には痛し痒しだが、デッキさえ間違わなければコスト以上の働きをしてくれる必殺の1枚になるだろう。ちなみに、イラストのおねーさんがなかなかエロい恰好なのも見るべき点である。なんか三国無双のキャラみてーなお着物。 Agoraphobia 外出恐怖症 (1)(U) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは−5/−0の修正を受ける。 (2)(U):〜をそのオーナーの手札に戻す。 外はね、怖いよね。よく分かるよ……。こうしてまた新たなニートを作り出すカード。2マナでほぼアタッカーを無力化できるだけでも青ならば充分なお仕事だが、久しぶりに付けられた回収機構でもって一番厄介な相手に張り直すことが出来る。非常に使い勝手の良い抑止系オーラである。一応小技としては、毎ターン5マナあれば呪文を1つ唱えることが出来るようになるので、完全に膠着した状態ならば強請たかりの回転装置としても運用可能。ターゲットを家に押し込めておいて取り立てだけするとか、なかなか外道。 Clinging Anemones すがりつくイソギンチャク
(3)(U) C クリーチャー・クラゲ 1/4 防衛 進化 徹底的に守りを固める進化クリーチャー。ちなみに、名前はイソギンチャクだがクリーチャータイプはクラゲである。「え? イソギンチャクってクラゲなの?!」と思って調べてみたが、まぁ、当たらずといえども遠からず、といったレベルなんだろうか。生物系はホント詳しくないからさっぱり分からない。ちなみに英語名「Anemone」は当然「アネモネ」のことだが、「sea anemone」でイソギンチャクを意味し、anemoneの名前を冠するイソギンチャクが多いらしい。「イソギンチャク」の英語直訳は「actina」。勉強になるなぁ。で、そんなイソギンチャクだが、割と鉄壁模様の壁。これコモンでヤバいと思ったら、4マナでバランスを取ってきた。確かに4マナだとちょっと悩みどころだな。これが4マナで緑の1/3到達が3マナっていうのはちょっと妙な気もするけども。まぁ、このイソギンチャクはタフネス6まで伸びやすそうだし、タフネスのデフォルト値がでかいと他の進化クリーチャーのサポートにも回しやすいからなぁ。 Cloudfin Raptor 雲ヒレの猛禽 (U) C クリーチャー・鳥、ミュータント 0/1 飛行 進化 どのようにして登場するのか注目されていたのが、この1マナ進化枠。進化能力は先に出て後を追いかけるスタイルなので、とにかく早めに設置してサイズアップを狙わないことには能力が無駄になる。しかし、だからといって無尽蔵に大きくなる可能性があるカードをあまり強くするのも困りもの。一体どうなるだろうと思ったのが、なんと待望の飛行をもっての登場である。飛行クリーチャーは、地上クリーチャーと比較すればパワーの価値が1ランク高い。これの後に毎ターンクリーチャーを出して3ターン目にパワー2のフライヤーで殴れるなら、それだけでも充分コモンとしては強い部類。その後もタフネス4の壁を出して大きくしたり、地上に4/4を出して更にサイズアップしたり、フライヤーであるという利点を最大限に活かした活躍が見込める。登場直後が脆かったり、展開後に引いても役に立たなかったりとデメリットはあるのだが、しょせん1マナクリーチャーなのだから、どんなカードだってそのへんは大差ない。1マナなのに能動的に処理しに行く必要があるだけでも充分。今後の世界では空飛ぶ「教区の勇者」として、青が絡むビートで投入される期待が持てる。こいつのサイズアップをさせるのが「秘密を掘り下げる者」だったりするとイラッと度がアップ。 Diluvian Primordial 氾濫の始原体 (5)(U)(U) R クリーチャー・アバター 5/5 飛行 〜が戦場の出た時、各対戦相手について、あなたはそのプレイヤーの墓地にある最大1枚までの対象のインスタント・カードかソーサリー・カードを、そのマナコストを支払うことなく唱えても良い。そのカードがこのターンに墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。 始原体サイクルの青版。統率者戦などの多人数ゲームならば相手の数だけ強くなれるので面白いのかもしれないが、2人ゲームではどこからどう見ても「尖塔の大長(NPH)」の下位互換という、なんとも救えぬカードである。「尖塔の大長」は当時のリミテッドですらやや微妙だったわけで、このカードは更にタフネスが減っているのが残念すぎる。まぁ、5/5フライヤーだから入れても問題無いんだけどさ。世界観もよく分からないし、何で出てきたのかよく分からないカードである。強いて利点を挙げるなら、イラストがまどマギに出てきた魔獣に似てることくらい。利点? Enter the Infinite 無限への突入 (8)(U)(U)(U)(U) M ソーサリー あなたのライブラリのカードの枚数と同じだけ、カードを引く。その後、手札を1枚ライブラリの一番上に置く。あなたは、次のターンまで手札の上限がなくなる。 またニヴ様がひらめいちゃった系のぶっ飛びカードで、フレーバーにはニヴ様の力強いコメントも寄せられている。最近じゃあの「全知」が堂々の活躍を見せてしまっているのでこの手のカードですらネタとして笑い飛ばすことが出来ないのが悩みどころであるが、……これは、笑えば、いいと思うよ。「全知」の10マナ、「世界棘のワーム」の11マナですら異次元なのに、こちらはそれすら凌駕する12マナのクアドラブル。普通に唱えるビジョンはなかなか見えてこない。そして、なんとかマナを工面して唱えるのに成功しても、それだけでは勝ちが舞い降りてこないどころか、2ターン後には負けすら待っているというオチがついている。もちろん専用のデッキを組まなきゃやってられないのだからそんな事態を勝ちに繋げるコンボ専門カードなのだろうが、リミテッドで開けて叩きつけたくなる神話は困りものである。……でも実際のところ、どうやって使うのかなぁ。それこそ「全知」があれば確実に勝てるのだが、「全知張れば勝てるカード」って、普通のカードじゃないか? 相手の「思考掃き」との友情コンボに期待しようか。あ、「研究室の偏執狂」が呼んでる。 Frilled Oculus エリマキ眼魔 (1)(U) C クリーチャー・ホムンクルス 1/3 (1)(G):〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。この能力は、各ターンに1度だけ起動出来る。 青のギルドカラー起動サイクルはシミック産のホムンクルス。そして、その名前には「眼魔/Oculus(MBS)」というワードが含まれているが、ミラディン原産でファイレクシアが培ったアイツとは特に関係も無いようだ。単に「眼の化け物」のことを「眼魔」というのだろう。能力的に一番近いのは「ルートワラ(10ED)」。起動型能力はまるきり一緒で、マナコストとステータスがちょっと違うだけ。パワーが4に到達しないので本家のトカゲには劣り、「殴って、ブロックされなかったら無駄にマナを使わず2点通す」という使い方が出来ないのはマイナス。逆に最初からタフネス3なので死ににくさは上。壁役にも使いやすい守備寄りのルートワラといったところだろうか。2マナの戦力としては基準値は上回っているので、戦線を任せる数合わせにはぴったりだろう。 Gridlock 交通渋滞 (X)(U) U インスタント 対象の、土地でないパーマネントをX個タップする。 へぇ、交通渋滞のことをgridlockっていうのね。ちょっと勉強になるな。いかにも都市次元であるラヴニカらしいネーミングだとは思うのだが、交通状況が詰まるんだったら土地がタップしてもいいんじゃねぇか、と思うのだが、どうもそういうことではないようだ。まぁ、土地までタップ出来ると色々アカンことは「万の眠り(GPT)」先輩が証明済みだから仕方ない。結局効果自体は割とありがちなものになってしまっている。現環境だったら「暴突風」だし、ほとんどの状況ではクリーチャーさえタップすりゃ片がつくので「睡眠」と同じとも言える。過去にはちょっとマナを追加しただけで「現実のひきつけ(ROE)」なんて上位種もあるわけで、アンコモンとしてはやや地味。そりゃま、リミテッドなら充分エンドカードになるし、コントロールでも1ターンの時間稼ぎにはなるけどさ。 Hands of Binding 束縛の手 (1)(U) C ソーサリー 対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャー1体をタップする。それはそのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。 暗号 コモンでひょいと現れた、いかにもありそうな暗号呪文。確かに効果は「悪寒」と一緒だし、2マナのソーサリーだからこんなもんか、という感じに見える。しかし、「直接本体にダメージを与える暗号呪文」という性質を考えると、このカードの持つ「ブロッカー排除」という任務は実はかなり重要。1マナでクリーチャーを出し、相手がブロッカーを出したところでこいつを打ち込めば、下手したら1体を完全に寝かしつけることが出来る。他にもフライヤーが強力なアタッカー兼束縛装置になったり、そもそも他の暗号を通すのに強引にこじ開けたり、新世紀のディミーアの中ではかなり面白い動きが出来そうな気がする。どこぞで見たナイスアイディアは1マナで出すクリーチャーに「ニヴメイガスの精霊」を使うというのがあった。2ターン目にブロッカー排除してアタック、コピーが出来るのでそれをむしゃむしゃしてニヴメイガスが3/3。以下ループ。なるほど天才か。まぁ、2体目のブロッカーが出てきたら止まるんだけどさ。その時はこれも2枚用意すればいいじゃない。ちなみに、イラストで束縛されているのはボロスの兵卒なのだが、鎧の胸元にでかでかとボロスのマークが描かれていて、デザインTシャツみたいでかなりダサい。ボロスにだけは入りたくないと思いました。 Incursion Specialist 侵入専門家 (1)(U) U クリーチャー・人間、ウィザード 1/3 あなたが各ターンにあなたの2つ目の呪文を唱えるたび、〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともに、このターンブロックされない。 これ、日本語版のテキスト危険な気がする。「当て推量(AVR)」と同じように解釈すると相手が1つ目、自分が2つ目、でもいいんだもんな。英語テキストだとちゃんと「your second spell」になってる。大丈夫なのか、和訳チーム。さておき、とにかく名前が怪しいルパンルパーンな人。2マナ1/3は死ににくく、時折3/3アンブロッカブルになったり、そうでもなかったり。狼男絡みのイニスト環境で嫌と言うほど実感したが、1ターンに2つの呪文を唱えるのは割と難しい。出来ても1試合に何回もあるもんじゃないので、多分このクリーチャーに期待出来るダメージ量は大したものではないだろう。無理矢理軽めのスペルを増やして起動させに行くことも出来なくはないが、これ1体のためにそこまでやるもんでもないし。一応、暗号呪文を使えば2回3回と唱えるのも夢じゃないのだが、その時には戦闘は既に終わっているという。んー、もう少し別な専門家を呼ぼうか。 Keymaster Rogue 鍵達人のならず者 (3)(U) C クリーチャー・人間、ならず者 3/2 〜はブロックされない。 〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするクリーチャー1体を、そのオーナーの手札に戻す。 もう、専門家ならこっちでいいじゃん。四の五の言わずにアンブロッカブルだよ。しかもステータスはなんと「秘密調査員(LGN)」と同じ3/2。これが4マナで登場するってんだから破格の設定。青はこれを集めて守り抜けばそれだけでも勝てそうだ。もちろん、うまい話にはちょっとだけ裏があり、デメリットとして「フェアリーの騙し屋」と同じ制限がかかっている。しかし、「騙し屋」だってその効果をメリットに変換することが出来たのだし、このカードなら多少のデメリットがあっても着地させる価値がある。その構造上、カウンターを増やしたいシミック系とはあまり相性が良くないが、その分暗号スペルを有するディミーアでの辣腕ぶりは説明不要。青のキーコモンの1枚とみていいのじゃなかろうか。 Last Thoughts 最後の思考 (3)(U) C ソーサリー カードを1枚引く。 暗号 当然あるだろうと言われていたドロー暗号。どの程度のコストで調整してくるかと思ったら、「霊感」と同じ4マナで、ソーサリーである。暗号呪文なのでソーサリーなのは当然として、この4マナというのは適正コストなのかどうか。「高いか?」と聞かれたら、おそらく答えはノーだ。これを唱えた時点で1枚引けて、多分わざわざデッキに入れて唱えたということは、おそらくブロックされないで殴れるクリーチャーが1体はいるのだろう。この時点でドローが2枚。ギリギリスペック通りの効果になる。後のドローについては、タップやバウンスで強引にまかり通ることも出来るかもしれないし、そもそもアンブロッカブルな奴に持たせれば話は早い。キャントリップの「好奇心」を背負わせることを考えれば、これくらいなら高くはないだろう。ただまぁ、「安いか?」と言われると、そこは流石にコモンレベル。「是非ともデッキにたくさん入れたい!」というような呪文じゃないのは間違いなさそう。通りやすいクリーチャーの枚数次第かねぇ。 Leyline Phantom 力線の幻影 (4)(U) C クリーチャー・イリュージョン 5/5 〜が戦闘ダメージを与えるたび、〜をそのオーナーの手札に戻す。 まれによくあるタイプの青クリーチャー。このタイプのカードには最弱争いをする有力カードがそろい踏みで、その中でも最右翼といえば旧ラヴニカで登場した「西風のスピリット(RAV)」。もう、どこをとっても弱いことしか書いていないという奇跡の1枚である。同様に「サプラーツォの略奪者(MMQ)」も破格の弱さを持っており、この当時Magicを始めたばかりだった私は友人に「これ、どういう意味があるの?」と尋ねて「自分で使い方を考えるからMagicは面白いんだ」などと適当なことを言われたことが記憶に残っている。また、サイクル最弱の名をほしいままにした「幻影の仔(ODY)」も個人的には印象深い1枚で、一見してこれがまさか「野生の雑種犬(ODY)」と同じサイクルだと思う人間はいないほど。最近でもちょっと方向性は違うが「ヘイヴングルのスカーブ」が惜しみないバウンス力でもってなかなかの役立たずっぷりを見せてくれた。そうした偉大なる諸先輩方と比べると、このカードのなんと強いことか。ちゃんと戦闘ダメージを与えてから手札に戻れるし、5マナ5/5と青クリーチャーとは思えないステータスを持っている。このレベルの強さならば「戦闘したら死ぬ」なんてのもいてもいいのが青なのだから、手札に戻るくらい大したことはない。むしろ、今回青が荷担しているシミックの進化のことを考えれば、継続して5/5がキャスト出来るシチュエーションはむしろご褒美である。山のような進化カードが集まった生粋のシミックならば、これを出し入れすることに快感を覚えるのは間違いないだろう。なんか、普通に行けそうな気がしてきた。
これは駄目だ! マジで駄目だ! 俺は死ぬかもしれん! 第10話! 一撃でもキツいのに両手振りかざして全力で殴られている気分だ! ゆかりさーん! りんちゃーん! うわー!
というわけで、命に関わる何かをガリガリと押しつけられ続けている感じのエピソード。だって考えてもごらんなさい。仮に風邪を引いたとするじゃないですか。そこに誰かお見舞いに来てくれるとするじゃないですか。いや、誰か来てくれるだけでかなり凄い事態なんですが、もし、もしもだよ? それがゆかりさんだったらどうする? ゆかりさん(の中の人)だったらどうする?! もう、私からしたらここ数年来ずっと夢見ていたことが、こんなところで実現しちゃってるわけですよ。慈母という言葉はこのためにあるのですよ。仮にこれが井上喜久子なら耐えられる。笑ってごまかせる。でも、さぁやは駄目だ。大原さやかは、私の魂のなにかだ。何だか分からないけど、とにかく命に関わる何かの値を測定する私のセンサーが、ずっと振り切れっぱなしだ。ありがとうございます。ありがとうございます。 (あ、でもさぁやのおじやは少し怖いかもしれない……量を増やすために切り餅とか入れられそう。「お餅は消化にいいんですよ♥」とか言われて) もう、途中からまともな精神状態で視聴してなかった。だがしかし、今回ゆかりさんがここまでのパワーを発揮したのは、1つの予防策でもあるのです。だって、他の場所に視点をずらしておかないと、今度はりんちゃんで命に関わる何かがヤバい。今回はコンテと作監が井上鋭氏なんですが、我々に一体何を伝えようとしたのだろう。りんちゃんは、僕らが暖かく見守る庇護の対象、みんなで愛でるための1つの偶像であるはずなのです。それを、何だかやたらと艶っぽく描きやがります。何に目覚めさせたいの? ただでさえ駄目な人生を歩んできた人間どもにとどめを刺したいの? もう、ゆかりさんがいなかったら確実に彼岸に到達するところでしたよ。りんちゃん、やべぇよ。氷を口に含むカット、大吉からみかんを食べさせてもらうカット、色々とヤバいシーンはあったんですが、全てのきっかけはやっぱりAパート終わりのワンカットでしょう。何を伝えたいのだ! あ、あかん。少し理知的なことも書いておかないと通報されそうな感想だ。えーと……「パパとも」って、なんかいい響きですね。小学生の娘の父親が31歳ってことは、24〜25の時の子供。そうだ、年とってからの子供って、父兄参観の時とかに子供がちょっと肩身狭い思いするらしいんだ……えーと、仮に今すぐ俺に子供が出来たとして、小学校の入学式に参加するときの歳は…… 次回は最終回! 風邪で弱ったゆかりさんをお楽しみに!
まさかの小林治回、第9話。ガイナックスは、シリーズを展開する時に必ず小林治に1話任せる決まりでもあるんでしょうかね。この衝撃はやっぱり他の人には出せないけどなぁ。
というわけで、「うわ、小林治や!」という衝撃だけで思わずエントリーを書いてしまった。開始数秒で誰が手がけたか分かるっていうのは、クリエイターとしては立派なものだと思いますよ。そして、ガイナックスの前作「パンスト」の時同様、彼のコンテ回は必ず「主人公達が雰囲気のそぐわない異界へ行く」話で採用されるっていうのが面白いね。この異物感は独特だしなぁ。どこかもたっとした独特の動きの見せ方とか、他人ではマネできないコンテワークは、たまに見ると普段刺激されない妙なところがチクチクして面白いですよ。 そして、普段の本作はあまりに美麗すぎてどうしていいか分からない背景美術や細やかな描き込みを見てぽかーんとするのが主な視聴姿勢なのだが、今回はそんな背景美術の浮き方を見事に逆手に取り、異界に降り立ったヒューイたちの「そぐわなさ」を出していたのが見事だった。せっかく「様々な世界を見て、不可思議な幻書を巡る」という物語なのだから、こういう良い意味での違和感みたいなものはガンガン売りにしていって良いと思う。回を重ねるごとに、この作品は少しずつ面白さが増していってる気がするんですよ。 今回はヒューイが詠唱する幻書の呪文が「ういろう売り」のパロディっていうのも笑ってしまった。小野Dもさぞや懐かしい気持ちで朗々と読み上げたに違いない。いやぁ、面白かった。
祝・破壊臣の順位が割と上昇! その分善吉が下がっちゃったけど……凄いよねぇ、まさか球磨川がめだかちゃんを4倍近くも引き離しての優勝をもぎ取るとは。とりあえず嬉しいのは、1回目の人気投票と比べるとかなり投票数が増えていること。1回目は「うわ、俺がもうちょっと頑張って半袖に投票したら順位が変わってたじゃねぇか!」っていうレベルだったからね。
というわけで、今回は第2回人気投票終了記念ってことで、更新された「勝手に脳内保管するめだかボックスキャスト表」の3回目である。過去の分はこちらを参照のこと。変化してないところは一覧表記で、追記が必要な部分と、今回新たに増えた分にはコメント付きで。こういう遊びが出来るから、声オタって楽しいんだよね。既にめだかアニメ化の噂は漏れ聞こえてきてるけど……どうなりますかねぇ。無難に行くならVOMICそのままでいいんだけども。
かな恵ボイスはやんちゃ印! 第24話。やっぱこれだなー。緒花は泣いて吠えて息巻いて、暴れて魅力が花咲くのです。今週は孝ちゃんと女将という2人ものラスボスを相手に奮戦してくれたので、そっち方面の満足感は半端無いです。
シナリオ自体は、最終回へ向けて着実に「締め」に向かっている印象。前回ラストで偶然巡り会った運命の2人は、いつぞやの夜のように、再び公園で一緒に空を見上げる。そして、誤解を重ねていた関係性を、1つ1つ解きほぐし、お互いの一番奥底に秘められた気持ちを確認し合うことが出来た。正直言うと孝一の言ったコーンスープのコーンのたとえはやっぱりよく分からないのであるが、モヤモヤと彼のことを考え続けていた緒花には、その意図するところは充分伝わったらしい。その上で、四十万の女は男性に主導権を握らせてくれない。孝一がゆっくりと回そうとしていた回転遊具を強引に押しとどめ、あろうことか逆方向に押し戻してしまった。今まで孝一に散々言わせてきて、それを受け止めきれなかった自分への戒めを込めて、今度こそ告げるのは自分。押し進めるのは自分。それまで、孝一にはもう少し待ってもらうことになりそうだ。それでも、確実にプラスへ向かった2人の回転は、もうその方向を心配せずとも良さそうである。 そして、残された課題はただ1つ、サブタイトルにある通りに「ラスボスは四十万スイ」。再び湯乃鷺に舞い戻った緒花。喜翠荘では確実に終わりに向かう空気が流れており、そこに垣間見えるのは、1つの使命を終えた後に残る「それぞれの未来」である。調理人コンビは既に他の旅館への引き抜きが決まり、何と巴にも小料理屋から声がかかっている。意外や意外、次郎丸までもが、過去に奇妙な実績を残していたことが明らかとなり、「喜翠荘」という基盤を失っても、ここにいる人々は新しい人生を歩んでいくのではないか、ということを暗示させるのである。 スイが意固地になって喜翠荘を閉じようとしていた理由は、まさにそこにあった。自分とその旦那、そして豆じいの3人で作り上げた「翠の喜ばせる」ための喜翠荘。がむしゃらに目指してきたゴールはとうの昔に過ぎ去っており、喜翠荘はその役目を終えている。となると、そこに残された意味は、「喜翠荘に縛られる」ことであると、女将は考えていたのだ。旅館を守ることに固執したがために、皐月は家を飛び出し、縁は不向きな経営者としての道を進まざるを得なかった。崇子と2人で思い描いた夢も既に昔の話。その他の従業員も、喜翠荘という古めかしい旅館に囚われることで、その未来を閉ざしてしまっている。年寄りの郷愁だけを理由にそんな状態を維持することはできない。実情はどうあれ、女将にとって、喜翠荘は「そういうもの」になっていたのだ。 しかしもちろん、そんな女将の思いは、少なからず的外れなものであった。緒花はそれを代表して「年寄りの考えることは分からない」と応えたわけだが、他の関係者にとっても、その気持ちは似たり寄ったりだろう。既に女将1人の思いを離れて、「とらえる場所」ではなくて「帰る場所」になっていた喜翠荘。従業員たちの気持ちは皆同じであるのだが、いかんせん女将が自分の思いにフタをした状態であるせいで、そのことを口にすることが出来ないでいたのである。 そして、四十万スイがラスボスならば、最大の武器となるのはやはり松前皐月。どこまで行っても、この母親に対して真っ先に反旗を翻し、良くも悪くもその意志をくじきにくるのは愛娘の皐月であった。前回の里帰りの成果を雑誌掲載という形で具体化させ、今や縁を主に据えた喜翠荘に強烈なエールを送った。再び昔のような活気を取り戻す喜翠荘を見て、従業員たちも力が入る。そして、それを見た女将の心も揺れる。連れ合いの墓前というロケーション、そして最も「理解しがたい生物」であるはずの奇妙な孫娘。様々な要素が全て揃い、ここに至ってようやく、女将はその本心をぽろりとこぼしてきたのだ。 女将の気持ちが伝わった今、残された戦いはたった1つ、「今までの喜翠荘」と「これからの喜翠荘」の戦いだ。女将が築き上げ、その完成形が故に自らの手で終わらせようとしている「今までの喜翠荘」をぶち壊すには、従業員が一丸となり、業績も、目標も、地域での立ち位置も、全てが一新された「新しい喜翠荘」が見える必要がある。さぁ、世代を超えた戦争だ。君主四十万スイの決断を契機とし、松前皐月の乱をもって巻き起こった世代抗争。2つの世界に決着を付けるのは、四十万の血を引き継いでこの血に降り立った「若者」松前緒花しかない。どうなる喜翠荘。 とまぁ、メインテーマははっきりしてるんだけど、起こっているイベントちょっと地味だったおかげで、今回一番インパクトがあったのはどう考えてもお風呂場大作戦なんだけどね。最初は「サービスシーンかー」と思って観ていたら女将が乱入して「誰得やねん!」と思っていたら、その後本当に一番のクライマックスシーンになっちゃうという罠。女将すげぇ。ベテランとかどうとかいう問題ではなく、エスパーじゃねぇか。
さぁ、いよいよ残すところあと1県になりました。やはり最後に残されたのは東京。出身声優が最も多いこの首都を勝ち取るのは、一体誰になるんでしょう。これで彩陽だったらごり押しだって叩かれたりするんだろうか……個人的には、彩陽がだめなら川澄綾子を強く希望。
#45「ミョルニル千葉犬」 (CV:吉野裕行) 東京よりも一足お先に登場した千葉。そしてそのモチーフは、やはり落花生であった。ま、あとは個人的には某夢の国のイメージぐらいしかないですから、誰も文句の出ないところなんじゃないでしょうか。千葉出身の友人が帰省すると買ってきてくれるピーナッツバターのお菓子が、本当にうまいんです(名前忘れたけど)。そして中の人はよっちんこと吉野裕行。千葉出身っていうパーソナルデータは知らなかったけど、知ったところで「へぇー」というくらい。当方田舎生まれの田舎育ちなため、首都圏だと大体一緒くたにしか見えないので大した差を感じません。ちなみに、今回よっちんのプロフィールを確認して、「意外と歳いってたんだ……」と初めて知りました。ついでに調べたら、マブダチの保村真も大体同い年くらいか。まぁ、「GA」に出てたのがデビュー後少し経ってからのことで、そっから10年経ってるんだからそんなもんかなぁ。 さておき千葉犬である。落花生の化身ということで、中身をポロッと出すネタをやると同じ豆類の岐阜と被ってしまう恐れがあり、今回は何故か「地面の中で育つ」というよく分からない特徴がフィーチャーされた。愛知ら仲良し3人組が遊びに来たお祭りの縁日で「元祖! もぐらたたき」という謎の屋台を経営する千葉犬は、ボードに穴が3つというシンプルなディスプレイの中を行ったり来たりして、巧みに愛媛の操るハンマーをかわす。 いとも容易く打撃を避けていく千葉犬にしびれを切らした愛知たちは、「穴が3つなんだから3人でかかればイチコロじゃね?」という、本当に身も蓋もない作戦にでるのだが、金さえもらえればいいや、ってんで千葉犬は意外にもこれを承諾。3人はワクワクしながら千葉が頭を出すのを待ち構える。ちなみに、屋台の看板には「1回100円、当てたら¥100↑」と書かれた看板があり、おそらく「うまく叩くことが出来たら賞金500円あげる」ってことなんだろう。愛知たちは最初の1回で100円、続く3人参加費で300円を支払っており、これで勝ってもあんまり儲からない状態である。 しかし、千葉のしたたかな地中潜行能力は、そんな苦境でも一切容赦しなかった。3人が待ち構える屋台のボードをよそに、全然関係無いはるか遠方から出現して「こっちだーよー」とやる気のない声を上げる千葉。もう、何が卑怯で何が正統なのかもよく分からないゲーム展開である。なんだこのグダグダ。多分、あんだけひどい詐欺商売をしたんだから、千葉犬はそのまんま地面に潜って逃げおおせたんだろうなぁ。 ネタとしては本当に適当な展開なのだが、よっちんの演技がなんだか妙にテンポが良くて、グダグダキャラなのにどこか歯切れが良いのが謎。「はい残念こっちだーよー!」っていう台詞が、やたら耳に残るのである。アイキャッチもやる気なさそうにタイトルコールしてるけど、なーんか憎めないんだよねぇ。ちなみに、本編中では千葉はずっと半身を潜らせた状態なので、全体像が確認出来るのはアイキャッチ中だけである。……やっぱり岐阜と被るよな…… 余談だが、タイトルにある「ミョルニル」は北欧神話に登場する伝説の武器であり、形状は鎚である。今回サブタイトルに使われたのは、千葉の驚異的なまでの地中掘削能力を神話の武器に例えてのものであろう。まぁ、ミョルニルがガリガリ地中を掘り進むドリルっていうイメージはあんまりないんだけども。あと、声がよっちんだから何か厨二病臭いフレーズが使いたかったのかもしれない。 #46「白球はともだち広島犬」 (CV:細谷佳正) 46県目となるのは、西の大都市広島県。ここもモチーフが色々と選べそうな県であるが、割とあっさりもみじ饅頭のフォームで登場した。確かに、県外の人間が一番最初にイメージする広島っていえば、やっぱりもみじ饅頭なのかも。ちなみに、中の人はめでたく細谷が担当することになりました。個人的にはまつらいさんの登場機会が減ったのが残念で仕方ないけど、ここで細谷を起用しないっていうのは流石にいじめだしね。仕方ないさ。MC業も割と頑張ってくれてるし、ご褒美みたいなものかね。 さて、もみじ饅頭がモチーフとはいっても、既にこの世界には温泉饅頭やカステラなど、数多の甘味が台頭している。今更、一介のお土産品が登場したとて、スイーツネタは掘り尽くされているのだ。そこで、今回ネタとなったのは、広島県のもう1つの顔とも言える、広島カープとひっかけた野球ネタだ。12球団の中でも「おらがチーム」の色が濃い地域密着型球団、広島。おそらく広島犬も、カープのファンに違いない(その割りには帽子の色が青だったのが謎だけど。権利関係で揉めない保険だろうか?)。 そんな豪腕投手広島の相手を務めるのは、これまでも何度か野球に参加している描写があった2人、静岡・愛知と、遊ぶことなら労を厭わない福岡の3人。ピッチャー広島に対して、バッター静岡、キャッチャー愛知、ランナー福岡という配置だ。一応2対2の構図にはなっているが、キャッチャー愛知が「ピッチャーびびってる!」とヤジを飛ばしたところを見ると、案外腕自慢の広島が3人を相手に勝負を挑む形になったのかもしれない。そして、既に福岡が出塁してるってことは、福岡は広島を打ち崩したということである(ひょっとしたら選んだだけかもしれないけど)。なんだ、あんな引きこもりのオタクに打たれるとか、ひょっとしたら大したことないかも。 2人目(?)のバッター静岡に対しては、意地でも打たれるわけにはいかない広島。剛速球でカウントを追い込むと、最後の一球は「三日三晩寝て起きて」編み出した魔球を放つ。「五月雨紅葉下ろし14号」という珍妙な名前のついた魔球は、ゆっくりとホームへと向かう途中で忽然と姿を消す。なんと、広島は定番である消える魔球を体得していたのだ! 三日三晩寝て起きて、つまり普通の生活をするだけで恐ろしい魔球が編み出されるとは、何と末恐ろしい期待のルーキーよ……ただ、消えたボールは残念ながら広島の思い通りにはならず、亜空間を越えて突如別の空間から飛来。結果、「リーリーリー」とやたらうるさかったランナーの福岡を直撃することに。……どういう仕組みだってばよ! ま、結果的には大暴投です。一応、ぶつかった時点では福岡は塁から離れていたので、ダイナミックな牽制球と取れなくもないけど(投球モーションに入ったからその場合はボークだな)。 結局広島犬の人となりはよく分からないエピソードだったが、声の感じとかからして、純粋に野球好きの好青年っぽいかな。余談だが、やはりというかなんというか、静岡が入っていた打席は左打席である。つまり静岡は左投げ左打ちの外野手だ。愛知もキャッチャーミットを右手につけていいたので、彼女も左投げであると考えられる。せっかくの機会なので確認したら、愛知は他にも18話では左手でスコップを使う描写もある。どうやら純正の左利きだ。現状、右投げなのが広島だけだな(なんと、滋賀県も手裏剣を左手で投げているのだ。この世界はやたら左利きが多いのか)。どうでもいいって? そんなこと言われたら、この記事の存在意義が…… |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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