最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Battle of Wits/機知の戦い(9ED)」 R
また面倒くさいもの再録しやがって……いつの時代にもバベルは現れるからなぁ……まぁ、見た目に楽しいのは良いことだ。ところでこのイラスト、誰なんだろう。ジェイスではないよなぁ。 「Clone/クローン(M11)」 R 意訳すると、「すんません、『幻影の像』は強すぎました」の意。 「Divination/予言(DKA)」 C プリーズ企業努力ウィザーズ社。まぁ、こんなとこでいじっても仕方ないけど。いっそタミヨウデザインで「空民の助言(10ED)」にしてしまうという手もあったのに。 「Essence Scatter/本質の散乱(M10)」 C 「マナ漏出」とのスタメン争いを久しぶりに突破。青ユーザーからしたらがっかりなんだろうが、基本的に構築のカウンターが嫌いな私には朗報に見える。いや、これも充分安定の強さのはずなんだけどね。構築だと意外と採用しにくいのが悩ましい。 「Fog Bank/濃霧の層(USG)」 U 意外なところから再録されたウザ壁。こいつ1枚いるだけで賛美が酸鼻。 「Harbor Serpent/湾口の海蛇(M12)」 C 毎度お馴染み海蛇枠、3年連続3回目。でも、今回相手の土地を島にする方法が無いな。 「Index/索引(9ED)」 C 全世界をがっかりが覆う再録の2。コレが弱いことよりも、こいつがいることで「思案」が追いやられたことが問題。「思案」がフォーマットによっては禁止カードになっていることを考えたら仕方ないのか。せめて「選択(INV)」とかにして欲しかったけど…… 「Jace,Memory Adept/記憶の熟達者、ジェイス(M12)」 M 通称「一番重いジェイス」、もしくは「一番弱いジェイス」。タミヨウさんと同じコスト域っていうのが色々無茶。まぁ、ジェイスはしばらく謹慎処分で良いと思うよ。これだって充分強いんだし。 「Kraken Hatchling/クラーケンの幼子(ZEN)」 C ゼンディカー生まれのがっちり小僧。このがっちりっぷり、どうやらリミテッドを少しでも遅い環境にしたい模様。 「Merfolk of the Pearl Trident/真珠三叉矛の人魚(7ED)」 C 新たな王様が誕生した記念。いや、仮に王様デッキが出来たとしてもこいつは入らないけど。 「Negate/否認(M12)」 C この手のカードにしては珍しく、今まで一度もイラスト変更されてないんだよね。モーニングタイドの時点でよく分からんぼんやりした絵だったしな。 「Redirect/移し変え(M12)」 R 書いてあることはものすごく強い。最近やんわりとソーサリー・インスタント推しが進んでいるので、今後はもう少し価値があがるやも。 「Rewind/巻き直し(9ED)」 U アンコモンカウンターは名優であるこいつが再録。つまり青は少しスピードを落とせってことだ。1マナ3/2フライヤーとか青の仕事じゃねぇ。 「Scroll Thief/巻物泥棒(M11)」 C M11当時はリミテッドで意外な悪さをしたくせ者。気の利いたタフネスとかを見てると構築でも意外とやりよるんじゃないかと思う時もあるニクい奴。 「Sleep/睡眠(M11)」 U 1年間文字通りお休みしていた拘束系スペル。書いてあることは色々と強いんだけど、意外とリミテッドでも出番がないんだよなぁ。 「Sphinx of Uthuun/ウスーンのスフィンクス(M12)」 R リミテッドで出すと相手に露骨に「えー、そんなレアゲーすんの?」と嫌な顔をされるのが主な役割。そのわりに「垂直落下」とか「破滅の刃」とかで割とあっさり落ちてくれるお茶目さんでもある。 「Stormtide Leviathan/嵐潮のリバイアサン(M11)」 R 「そういやいたな、そんなの」というくらいの記憶しかなかった微妙レア。いや、これも相当強いはずなんだけど、基本セット製で構築に声のかからないレアなんて、流石に毎回毎回覚えてないよね。 「Unsummon/送還(M12)」 C 最近このコンフラックスの絵で定着してるから、懐かしい6th版のもにゃもにゃしたイラストがみたい。名も無きエスパー人が可哀想じゃないか。 「Vedalken Entrancer/ヴィダルケンの幻惑者(RAV)」 C 前代ラヴニカでライブラリを攻めるディミーア兄貴たちの拠り所となった「最強コモン」の1つが鳴り物入りの基本セット参入。まぁ、セットとしては「マーフォークの催眠術師(M12)」のタフネスがあがっただけ、っていう話なんだけど、ここからのミルミル伝説が始まるのか否か。続報を待ちたい。 「Welkin Tern/天空のアジサシ(ZEN)」 C 2マナパワー2フライヤーが弱いはずが無いの法則。ゼンディカー出身だが、一切そんなことを感じさせない普通っぽさが可愛らしい。 「Wind Drake/風のドレイク(M10)」 C お前おるんかい、っていう。最強召喚士ターランドさんが片手間で生み出す程度の存在です。それでも強いからターランドさんがすごいのだが。 PR
俺の銀河がもう輝いているらしい第16話。「西の巫女編」のラストエピソードとなる回だが、前回の大盛り上がりに比べると、ちょいと尻すぼみな幕引きだったような気がします。
ケイトの策略によって遂に綺羅星十字団に捕らえられたミズノ。ケイトが「科学部」っぽいことをやってるのは5話のマンドラゴラ以来な気がしますが、科学準備室に大量の液体を沸騰させたり蒸発させたりしてるビジュアルはものすごく怪しい。どう考えても全部が全部管理出来てねーだろ、と思ってたら、どうやらそんな怪しげな煙の中に睡眠薬みたいなものも紛れ込んでいたみたいですね。ミズノだけを眠らせて自分が平気とか、ひょっとして毒に耐性があるタイプの人でしょうか。そして、そのまま綺羅星秘密基地でミズノにレイプまがいの暴行を加え、ゼロ時間に引きずり込んでスターソードでばっさり。封印が破壊された後の解放シークエンスなんかは、いかにもな画面が大迫力です。物語が始まって16話。ようやくフェーズが第2から第3へと移行したことになります。 そして、ミズノの救出に向かったタクトと、散々スガタを挑発してきたヘッドの直接対決。今回は何故かタウバーン登場シーンが普段と違うオリジナル画面。巫女の歌がないとあのバンクが盛り上がらないからだろうか。スターソードを持ちファンネルも装備するという、同じような能力を有したヘッドのサイバディは、能力を発動すると自分より弱い相手サイバディの能力を全封印してしまうというチート臭いもの。一時は体技でも能力でもタクトを圧倒するヘッドだったが、いざとどめの一撃というところになって、何故かタクトが覚醒。想い出フィールドではミズノがタクトの青春の記憶を追体験し、彼の強さの根底にある記憶を知ることになる。そして、そのまま勢いでヘッドのサイバディを粉砕してしまった。 封印が解除されたことにより、ミズノは念願の海の向こうへ。先週と全く同じ構図、同じタイミングでアラームが鳴ったときにはドキリとしたが、その音は目覚まし時計ではなく携帯の呼び出し音である。最愛の姉であり、自らの生み出した理想の存在、マリノ。ミズノの夢は破れはしたが、最愛の存在は失わずにすんだようだ。 というわけで、結果だけ見れば「巫女が解放されて第3フェーズに突入」という綺羅星の狙いは果たしたわけだが、それでも特に絶望的な印象もなく、むしろタクト側が狙い通りに綺羅星を叩いているイメージになっているのはどういうことだろうか。ミズノの悲劇も、先週時点で想像してたよりもずっと優しい結末を迎えており、マリノも復帰したし、ミズノの人生も希望が蘇った。もちろん彼女に不幸になって欲しいとは思わないが、気を持たせた割には肩すかしのような展開であった。 最大のびっくりは、例によってタクトがあっさりとヘッドを撃破してしまったことである。先週無かった分、今回はヘッドの堂々としたサイバディ技能が存分に発揮されたナイスなバトルシーンにはなっていたのだが、いざとどめを刺そうという段になっての、「よく分からない」逆転劇。先週までのヘッドの言動から考えて、タクトもぼちぼち負けるんじゃないかと思っていたんだけど……勝っちゃいましたね。これじゃヘッドが単なるいたい奴になっちゃったじゃないか。彼が負けた今、タクトを倒せるのはスガタしかいなくなってしまったわ(まだケイトが残ってるが、彼女は正面からタウバーンにぶつかるとは思えない)。 ま、ここから東の巫女関係の諸々を片付けて、最後にスガタとワコを巡ったクライマックス、という展開だろうから、ここでうじうじしていると尺が足りなくなっちゃうんだろうな。よく分からない思い出話を理由にしてヘッドを押し切っちゃったのは仕方ない展開だろうか。勝手な台詞を吐いておいて「あなたには分からないんだ!」って、ひどい言いぐさだよなぁ。お前以外誰も分からんがな。 しかし……これでミズノちゃんも一時退場。サカナちゃん、ミズノちゃんと、好きなキャラクターがどんどん巫女として退場してしまいます。無念。来週からは東の巫女の歌唱でバトルが進むんでしょうか。こうしてみると巫女連中は安定感のある歌唱キャストだな。東の巫女の中の人(小清水)が25歳、西の巫女の中の人が15歳、南の巫女の中の人が19歳、北の巫女の中の人が20歳、みんな若いなー。小清水が最年長ってどゆことやねん。そういえば、今回はケイトの見せ場のインパクトがなかなかで、小清水の存在感が素晴らしい。そして最大の見せ場を作ったミズノ役の日高里菜も圧巻。泣きのシーンは初めて見たけど、思わずもらい泣きしそうになりました。 ただ、今回最萌だったのはヘッドでしょうかね。「お前だけが銀河美少年だと思うな」って、どんな台詞やねん。石田彰が言うとギャグなのにギャグじゃないような、ギャグじゃないのにギャグなような、絶妙な笑いどころになってしまうんだよ。柴田秀勝氏に「銀河美少年」なんて意味の分からない台詞を言わせちゃ駄目!
ミスドがコラボする日も近い気がする第3話。うぐぅのたいやき、シャナのメロンパン、メリーのドーナツ。やらない手はないだろう。
3話になり、ようやく作品の流れの基本が見えてきたところのように見えるが、何と今回も山内監督コンテ回である。すげぇ気合いの入りよう。おかげでコンテが重いこと重いこと。こういうみっしりした演出回は疲れるけど視聴後の充実感が段違いなのでたまらんものがあります。 先に断っておくと、シナリオライン自体は特に変わったこともなく。一応、メリーと夢路が共闘関係を結ぶための大切なファクターが描写される回である。2人の関係性を語る上では外せないエピソードとなっているが、例えばバトルが斬新だとか、びっくりするような展開が待ち受けているとか、そういうことはない。 ただ1ついえるのは、充分ヒロインは可愛く描けているということだ。メリーは独特のコスチュームで活発に動くことでちゃきちゃきした魅力を遺憾なく発揮しており、独特の臍見せルックが躍動的な身体の動きを見せるのに効果的に機能している。また、それ以外のヒロイン勢でも、今回ゲストキャラ(?)として登場した幼女みなとのぽやっとした外面と、それと対照的に缶蹴りでみせた子供らしい元気の良さ、そして夢魔と対峙した時の屈託のない純朴さも伝わってくる。相対した夢魔の方も、大胆な表情の崩しでもってその悪辣さは伝わってくるのに、メリーに攻め立てられてほっぺをぎゅ〜っとされているときはどこか憎めない、子供っぽい小憎らしさが出ている。各々の作画の安定感はかなり高い。ラストシーンでは遠藤綾ボイスの新キャラも登場し、まだまだそっち方面の楽しみ方は期待できそうである。 そして、それ以外に視聴のポイントとなっているのが、各シーンごとの癖のあるコンテワーク。やはり山内重保のコンテというのは「流れ」「繋ぎ」の演出ではなく、1枚絵を基調とした「見得」の構図が印象的だ。数えているわけではないので本当に印象論でしかないのだが、カット数は一般的なスタイルよりもかなり多くなっているのではなかろうか。その上でせせこましい印象ではなく、むしろどっしりと重たい印象になっているというのが、この人の見せるアングルや距離感の妙である。 試しに例を出してみると、冒頭の夢路と勇魚の会話のシーンなんかはいきなり分かりやすい。遠望やアップなど、様々な角度から2人の会話の流れを繋いでいき、その中にはあまり関係のない風景のアップ、夢路の顔を追うカット、二人の足下を写すカットなどが連なるのだが、奇妙なことに、最後の最後に至るギリギリまで、勇魚の顔は画面に出てこない。首から下だけのカットなどで繋がれており、「何故か見えない」勇魚の顔が気になって、視聴者はやきもきしてしまう。最後の最後、「立派だと思うよ」という勇魚が夢路に向けて評価をする段にいたって、ようやく彼女の顔が大写しになる。このことによって、勇魚の気持ちがどこにあるのか、というのが視聴者に最大限の効率でもって伝わるようになっている。 他にも、切れかけた電球のフィラメントが大写しになるカット、公園で遊ぶ子供達を、大写しになった端の手すり越しに見るカットなど、画面の遠近を大胆に崩して奥行きを見せる描写も面白い。メリーがデイドリームに飛び込んでくるシーンでは、落下するメリーと一緒に桜の花びらが一枚だけ画面に迫り、画面を多い隠すほどに寄るカットもある。ここでも、華麗に飛び降りたメリーの「上から下」という動きの迫力を、近接する花びらで見せる効果がある。 画面の含意でいうと、ドーナツとそれに見立てた雲のリンクも面白い。最初に、夢路と勇魚の会話が終わり、メリーが鉄塔の上で思いを馳せるカットに繋ぐ場面では、2つにちぎれてばらばらになった雲の切れ端が見える。これはシンプルに、夢路とメリーがばらばらになっていることを表すもの。そして、みなとにドーナツを分けてもらったシーンでも同じような雲が見える。こちらは「みなとにドーナツをちぎって分けてもらった」こととの対比。そして、戦い終わって最後の夕空に浮かぶ雲も、まだちぎれたままになっているのだが、その形が最初とは変わっており、寄りそうようにして繋がりそうな形になっているのである。こういう間接的な部分にちゃんと意味を乗せてくるコンテは好みです。 ただまぁ、その分バトルシーンなどの動きを期待するシーンでは重さが「テンポの悪さ」に繋がりかねないのは懸念材料だろうか。今回も「謎のこけし落とし」というよく分からない技を使う夢魔を相手に、そこまで劇的な大立ち回りもなく、割と淡泊なバトルとなっております。ほっぺぎゅーから最後のビンタに繋ぐ部分の達成感はあるのだが、そこまでの見せ方は賛否両論出そうな出来ですね。ま、これってメリーっていうキャラクター自体が、派手な必殺技のない「単なる凶暴な女の子」であり、見せる要素が少ないことが原因になってる気もするんだけどさ。 最後は当然、中の人の話。今回はゲストキャラ2人の存在感が半端無い。幼女みなと役は、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いとなった日高里菜。こうして単発キャラで聞くと、彼女に独特のちょっと掠れた声音の特徴がよく分かる。現在「STAR DRIVER」でやっているミズノあたりと音域は同じで、まだ「演じ分け」というのが完璧とは言わないが、きちんと役の呼吸に合わせた差異が意識されているのは伝わってくる。今後が楽しみな良い声です。そして、そんなみなとを籠絡しようとする夢魔・イチマ役には、前の番組「禁書目録」からはみ出して来ちゃったかのような井口裕香。ゆかちの悪者ボイスはなかなか聞く機会がなかっただけに、不覚にも笑っちまうくらい楽しかったです。ぼちぼち紋切り型のロリっ子だけでなく、イロモノ系でも見せていくチャンスが欲しいですね。中の人のことを考えりゃ、もっとテンション芸で見せる幅は広いはずなんだから。これで次の番組「みつどもえ」でもしゃべれば奇跡のゆかち三連射が達成出来るところだったのだが、残念ながらしゃべりませんでした。そう考えるとナチュラルに4番組連鎖とか達成してた豊崎は化け物だな。
1月21日 ドラフト模様(SOM×3)
ピック順 【Alessi】→【Newcomer】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Serra】 ぼちぼち包囲戦カードも揃ってきた昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。何故かスモールエキスパンションのくせに基本土地が収録されるってんでちょっと話題になってますね……ま、どうせブースター開ける身としては、傷跡と同じイラストの土地が出るよりは包囲戦オリジナルの土地がある方が面白いので構わないと思うんですけどね。どっちにしたって1パック14枚は変わらないわけだし。ファイレクシアに汚染されまくった沼とか、是非見てみたい。今回は「イシュ・サーの背骨」があるからひょっとしたらボッコボコになってるかもしれないけどな。 ぼちぼちマンネリ化してきているこの環境ですが、今回は5人で4つの色を奪い合う泥沼展開。ここまで綺麗に1色が無視される状態が起こりえるのが、アーティファクト環境の怖いところだ。そして、何箱開けたか分からないこの期に及んで、ようやくプレインズウォーカーが出始めたところです。出ろ出ろゆーてたけど、実際リミテッドで出られるとやっぱりひどいな、あいつら。
「Bloodthrone Vampire/血の座の吸血鬼(M11)」 C
むしゃむしゃする側の人。今回は「反逆の行動」も無いので、そこまで慌てずともいいカード。「流血の鑑定人」と組んで何かとんでもない吸血鬼デッキが作れないものか。 「Dark Favor/闇の好意(M12)」 C 最初に登場したときは「何で黒だけライフルーズやねん!」と思ったけど、実際リミテッドで使ってハマると白よかよっぽど強かったという。やっぱパワー3は偉大。 「Disentomb/墓暴き(M12)」 C 無くてもいい基本セットカード軍団の1枚。大体リミテッドでもほとんど使わないカードなんだから、入れ替えてくれりゃいいのにな。ただし、フレーバーテキストにはあの懐かしのネビニラルさんのコメントが書かれているので、そこだけはオリジナリティ。 「Duress/強迫(M11)」 C 黒にとっては最軽量にして最大級の福音。これでぐぐっと戦える幅が広がる! 「脳食願望」も詰め込んで1マナハンデス8枚体制のデッキを組む。俺は組むといったら組む。 「Essence Drain/本質の吸収(10ED)」 C じわっと帰ってきた、じわっと除去。痒いところに手が届くけど、痒みがあまり治まらない感じが絶妙にコモン。魔法の言葉は「リミテッドなら」。 「Giant Scorpion/巨大蠍(ZEN)」 C 白の牛、青のイカに続き、なんと蠍までもがゼンディカーから参戦。一体何があったゼンディカー、フレンチバニラ王国でも築き上げるつもりなのか。 「Mind Rot/精神腐敗(M12)」 C いつものように、「カードアドバンテージとは何か」を優しく教えてくれるよ。今回久しぶりにフレーバーテキストが変わっており、リリアナ姉さんの相変わらずな様子が楽しめる。 「Mutilate/もぎとり(TOR)」 R 再びこのカードが使える日が来ようとは! 「黒ラスゴ」業界では最初の成功例と言ってしまって良い、黒を代表する名選手。やはり黒といえばトーメントなわけですよ。これで「黒の太陽の頂点」が落ちてもまだ戦える! 「Phylactery Lich/聖句札の死者(M11)」 R なんでお前が帰ってくるんだよ。ミラディン前のほのめかし役だっただけのくせに。 「Ravenous Rats/貪欲なるネズミ(10ED)」 C 個人的にはやっぱりこのあたりが青春、って感じのクリーチャーだなー。いいカードだなー。「雲隠れ」とかしようぜー。単騎? 知らん! 「Rise from the Grave/墓場からの復活(M11)」 U 1年ぶりの普通復帰。そういやM12って墓地から直接釣る手段が黒に与えられてないセットだったのね。 「Shimian Specter/シミアの死霊(FUT)」 R 今回のスペクター枠は、なんか地味だった未来予知のこいつ。書いてあることは強そうなんだけど、鬼コンボと鬼速攻しか無かった時代に生まれたのが運の尽き。今のご時世だと……どうかなぁ。 「Sign in Blood/血の署名(M11)」 C なんだよ、今回の黒は俺を喜ばせようとしてくれているのかい? いいね! これで黒は完全復活だよ! とにかく引くんだ! 赤は手札でも全部捨ててろ。 「Tormented Soul/苛まれし魂(M12)」 C 「狂喜もなくなったのにあいつだけ残っててもな〜」「そうよね〜」ヒソヒソ。あ、違う、賛美あるやん。今後ともよろしく!! 「Vampire Nighthawk/吸血鬼の夜鷲(ZEN)」 U あぁ! もう! 黒いセット! めっちゃ黒いセット! 素敵! でも1マナの変な虫のおっさんと相打ちなのがちょっと切ない! 「Vampire Nocturnus/吸血鬼の夜候(M10)」 M これぞキングオブ吸血鬼。ヴァーズゴスさんの空気読めなさは半端じゃなかったから、この人の復帰で再び吸血鬼の時代は戻ってくるのか? ちなみにライブラリトップがみえるから奇跡とシナジれるんじゃね? とか考えたのだが、奇跡カードがトップの時点で夜候さん3/3確定や。ちょっと切ない。 「Walking Corpse/歩く死骸(ISD)」 C ついに歴史が動いた。黒の熊も緑や白と同じく「熊」を名乗って良いという許可が、イニストラードの努力によってなし得たのである。もう、このセットをゾンビ記念日と名付けてしまってもいいくらいの大偉業だ。「どう見ても吸血鬼フィーチャー」「そもそもイニストラードがスタンダードなんだからこいつ邪魔」などの逆風に負けずに戦え。 「Wit’s End/機知の終わり(DIS)」 R 効果や活躍度合いよりも、そのイラストの方が強く記憶に残ってる珍しいカード。そして、今回は前回の鼻の穴とは打って変わって、圧倒的に恰好いいニコル様の勇姿が拝めるナイスイラストにバージョンアップ。これはもう、手札捨てさせるどころじゃない。3枚捨てさせて3枚引いて1体サクらせて1体戻してライフ5点吸うくらいならできる。出来る! 「Zombie Goliath/ゾンビの大巨人(M12)」 C 無くてもいい基本セットカード軍団の1枚。でも、歴代の黒ファッティの中ではそこそこ頑張ってる方。一瞬だけ「グールの大群(10ED)」が収録されたのは何でだったんだろう。
予想外のことが起きるんだろうと覚悟しながら見つつも、やっぱり予想外な第3話。「画面がちぐはぐだし、製作側は穿った血だまりな見方をさせたいのかどうか分からないなぁ」と斜に構えてみていたはずなのに、もう、もろに血だまり方向に進んでるじゃないですか。こうなってくると、何が起きても「意外」ではないぞ。
今回は、2話かけてずっと描かれている「魔法少女になるとは」「人生における最大の望みとは」という点がさらにクローズアップされ、メインキャラクターのより深い部分へと踏み込んでいく。マミの魔法少女としての活躍を後ろから見学し続け、さやかとまどかは自然に「魔法少女になる」という方向へ歩を進めている。確かに、颯爽と魔女を退治し続けるマミを見れば華々しいものであるように見えるし、その上で「願いが何でも1つ叶う」という提案も魅力的だ。 しかし、魔法少女になるというのは生半なことではないと、マミは釘を刺す。さやかの願いの種類を察し、「自らのためか、それとも他者のためか」と問いかけたり、まどかの何とも不思議な動機にもすぐに頷かなかったり。これまではあまり言及されてこなかった「魔法少女になること」のリスクについても、多くは語らずとも臭わせることはしていた。 利己であるか利他であるか。そのことは個々人が活動するための最大のエネルギーになると考えることも出来るだろう。さやかの望みは、一見すると非常に利他的な「上条という知り合いの治癒」であろう。それが純粋利他的である場合と、あくまで他者に幸福を与えることでフィードバックされる自分の幸福感を望んでの場合、結果は同じだが、そこには大きな隔たりがあるという。また、まどかは仕事に打ち込む母親の姿にも、「活動するためのモチベーション」という要素を考える。仕事をすることで得られる結果を求めているのか、それとも仕事自体をもとめているのか。大好きな母親の姿を見て、まどかは自分なりの魔法少女との接し方を感じ取る。 既に魔法少女として活動を続けるマミは、残念ながらそんなことを考える余裕は無かった模様。多くは語られなかったが、どうやら命の危機に瀕した状態で、キュゥべえとの契約を選択せざるを得なかったようだ。命を長らえたことで後悔はないというマミだったが、親しくなった3人の関係性において、その動機が三者三様になってしまっているのは気になるところ。マミは純粋に己がため、さやかは他者に幸福を与えることを通じての己が幸福のため、そしてまどかは、活動すること自体に幸福を見いだすため。そんな微妙なズレを知ってか知らずか、ほむらは常にマミに釘を刺し続けていた。 そしてその時は訪れた。上条の入院している病院に現れた魔女を打倒するために結界内に侵入する4人。そこで、まどかはマミに対して魔法少女になる決意を告げる。「本当の意味での友達が出来る」と喜んだマミだったが、そのことで慢心が現れたのか、油断を突かれ、魔女に一瞬で食いちぎられてしまった。目の前で頼れる先輩を亡き者とされた2人を尻目に、ほむらは魔女を倒し、シードを持ち去ってしまう。「魔法少女になるというのは、そういうこと」。彼女にも、絶対にゆずれない夢があるのだろう。まだ入門すらしていない2人の魔法少女への道は、いきなり決定的な障壁へとぶち当たってしまった。 3話目にして、マミの死亡(?)。もう、どうにもとまらない。要所要所で印象的なカットが多い本作だが、一瞬にしてマミが喰い殺され、だらりと垂れ下がる半身が大写しになるカットは、それまでの異様な画面と違って実にシンプルな構図だ。それだけに、どうしようもないぐらいに「表すべきもの」が分かりやすすぎる。これが、この作品の悪意なのだろうか。また、そんな魔女を眉一つ動かさずに破壊するほむらのアクションも、爽快さとは無縁の悪魔的な所業。今回は魔法空間のモチーフが「病院とお菓子」という倒錯的なものであるが、これまでのイヌカレー画面とはちょっと違って華やかなイメージをもっていた「お菓子」の画面や奇妙な愛らしさすら感じさせる魔女のデザインが、一転して「血みどろ」へと転換するシーンは本当に救いようがない。これが毎週続くとしたら……どうしたらいいんだろう。 もう、世界設定や「裏側」についての考察などは無意味なのでやらない方がいいだろう。いくらでも憶測や妄想は出来るが、今の時点では何を考えても無駄だろうし、かえって頭空っぽの状態で見た方が面白そうだ。また、現時点においては、マミの活動やキュゥべえの勧誘活動については、『本心から行っている』という風に描写されているように見える。正しい視聴者ならば、そこにクリエイターの個性などは考えず、描かれた通りに素直に受け取るのがベターであると思う。ただ、途中で心が折れなければの話ではあるが。 「衝撃を与える」という目的で考えるならば、この作品は本当にハイスペック。今回はようやくエンディング画面も描き下ろされたが、シャフト作品でありながらビィートレイン作品のような印象も受ける、黒い方黒い方な画面作りは本当に容赦がない。これまで作られてきた「シャフトっぽい画面」のテンプレートが、ようやく「シャフトらしい」ではなく「まどかマギカらしい」画面になってきたのだろう。イヌカレーフィールドもワンパターンにならずのそのエピソードごとにちゃんとコンセプトが見えるようになっているし、毎回どんな「とんでもない」画面が飛び出してくるのか、期待せずにはいられない。 今週の駄目ハイライト。後藤邑子さんがべろんべろんに酔っているシーン。スピリタスを余裕で干すような人間がくだを巻いている姿は、なかなか見られるもんじゃござんせん。
○「IS<インフィニット・ストラトス>」 4
ようやくたどり着いた、今期レギュラー放送では(多分)最後の新番組。関東よりも2週遅れてのスタートという、ちょっとした嫌がらせのような放送である。今まで読売系以外でここまでずれることはあんまりなかったんだけどなぁ。 で、そんな最後の1本であるが、よく分からないもどかしさがある。これだけの新番組を見て疲れ果ててしまったのか、新番組の時期を乗り越えたせいで緊張感が切れたのか、1話目を見ても、ことごとくピンと来ない。どの要素についても平均レベルくらいは維持している作品だと思うのに、何故か面白いと思う瞬間が無い。恥ずかしながら、その原因がイマイチ分からないのである。ま、ラノベ原作だと昔からおよそこんな感じになるのだが……今期のラノベものは各々が一応独自の武器を持っていたおかげで評価軸を定めることが出来た気がする。この作品の場合は……うーむ。 冒頭、アバンで流れる戦闘シーンは、おそらくスタッフがそこを売りにしたいのだろう、ということが伝わってくるきれいな画面。流れるようなISの動きはCGモデリングで描かれて滑らかだし、似たような機体の形状をしていた「スカイガールズ」や、監督が同じ「マクロスF」なんかに比べても、かなり画面との融和性が高い。頑張っていることが伝わってくる動画である。ただ、冒頭にいきなり流されたために、それが何を描きたいのかがさっぱり分からない。誰が誰で、どこに敵がいるのか、目的は何だったのか。そうした起点が分からない状態で「とにかく動いてるでしょう!」というのを見せられても、どうしていいのか分からないのである。 「俺以外全員女子」という潔い舞台設定にしても、昨今では驚くに値しないレベルであり、そこから普通に物語を紡いでいけば何の抵抗もないのだが、現時点で「男がいない意味」が特になく、加えるなら「主人公がそこにいる意味」も分からない。「ISは女性しか動かせない」という設定を前提としても、「軍事利用が禁止されてもっぱら競技として使用される、女性専用の装甲兵器専門学校」に、「たまたまISが動かせるから」という理由で男子が入学する意味がないのだ。後半のクラスメイトの話を聞く限り、「ISで男子が女子に勝てたのなんてずっと昔の話」とのことで、「より高いレベルの学生を」という目的なら男子を入れる意味がない。そもそも、仮に主人公が他の生徒よりもずっと上手くISが使えるのだとしても、結局使用目的は「軍事使用を除いた競技目的」であり、当然周りの競技者は全員女性だ。となると、レギュレーションを考えればたった1人の男子がそこに割り込んでくることに何のメリットもない。「動かせて凄いけど、お前が動かせても仕方ないからもう2度と乗らなくてもいいや」ってなもんである。何より、女性しかいない全寮制の学校に男子を一人放り込むなど、面倒ごとしか起こらないことはわかりきっているのだ。わざわざ入学を認める意味が分からない。 もちろん、今後主人公の有用性、希少性が立証され、学園側が主人公を登用する意味が出てくるのだろうとは思うが、それにしたって、主人公の不真面目が過ぎる。特にISに対して熱意があるようにも見えず、特例を認められたからといって肩身の狭い学院に来る意味が分からない。どうせ動かせたとしても何の役にも立たないISのことなどさっぱり忘れて、普通の高校に進学した方がよほど青春を楽しめると思うのだが。 他にも、無遠慮に男女同衾を認める学園の姿勢だとか、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるイギリス娘の性格だとか、なんだかラノベである云々以前に気になる要素が多すぎるし、笑いを取るタイミングもなんだかずれている。おかげで「どうせいつものノリ」と分かっていても、あんまりストーリーを楽しむという風でもないのである。ま、「ドラゴンクライシス」あたりと何が違うかと言われても答えられないのだが……やっぱり導入がヌルいってことかなぁ。今後のメカニックバトルでの、独自の客層の確保に期待したいところです。今期は他にロボットも居ないし、とりあえずそこさえおさえておけば最低限のラインは守れる気もするしな。 あとはまぁ、キャストの話。主人公一夏役は、「屍鬼」でステップアップを果たした内山昴輝。最初聴いた時には誰だか分かりませんでした。順調に技術の基盤を固めている印象。そして相方にはぴかしゃこと日笠陽子。ぴかしゃの黒髪ストレート率は異常。今年度だけでも澪、マヤ、シノ、セラ、そしてこいつで、黒髪ロング5段活用である。さらに武器をもって襲いかかってくる率と釣り目率も高い。ここまで安定感があると、役者業としては不安になるよね。でもエンディング歌唱の安定感も異常。仕事があるのは何よりです。
「Arms Dealer/武器商人(MMQ)」 U
こりゃまた懐かしいカードだ。当時に比べるとグッとイラストが可愛くなっている。ちなみに今作のゴブリンは、「クレンコの命令」も含めるとコモン5,アンコ1(こいつ)、レア1。まぁ、そこそこ? 1引きで「クレンコ」しちゃうとマジやべぇ。 「Bladetusk Boar/刃牙の猪(ZEN)」 C ゼンディカーからの地味キャラ再録が多いな。いや、こいつって基本セットにいれることを考えればかなり優秀なカードだけども。威嚇がキーワード化したのって確かこいつ(ら)が初だったっけ。 「Canyon Minotaur/峡谷のミノタウルス(M11)」 C 実はM12は欠席してたのね(「血まみれ角のミノタウルス」がいたからな)。変更ナシだけど、こいつのフレーバーテキストの掛け合いがなかなか雰囲気があって好き。 「Chandra, the Firebrand/炬火のチャンドラ(M12)」 M この子は「軽い方のチャンドラ」っていえばいいのかな。強いか弱いかは……分からん。構築採用実績だと初代が一番多かったのかなぁ。彼女の時代はどこで来るんだろうなぁ。 「Fervor/熱情(7ED)」 R 随分懐かしいエンチャントが再録された。確かに基本っぽいのに、まだほとんど再録実績が無かったのね。まぁ、「ヤヴィマヤの火(INV)」の登場で拗ねてたイメージしかないんだけど。なんでこの期に及んでレアリティあげてきた? 「Fire elemental/炎の精霊(7ED)」 U ザ・基本セット。これでアンコモンっていうのが素晴らしい。そりゃコモンだったらまずいけども。 「Furnace Whelp/焼炉の仔(10ED)」 U 「ドラゴンの雛」がちょっと大きくなった姿。今更ながら、なんでこいつの初出がフィフスドーンなのかがよく分からない。 「Goblin Arsonist/ゴブリンの付け火屋(M12)」 C 現在は狂喜トリガーとして八面六臂の大活躍を続ける火の玉野郎。今後もゴブリン部隊の一番槍は任せとけ。 「Goblin Piker/ゴブリンの長槍使い(M12)」 C 無くてもいい基本セットカード軍団の1枚。いや、2マナパワー2だからまだマシな方。リミテッドだと早い環境なら割と使われたりもするしね。「ゴブリンの手投げ弾(M12)」があるなら加点。 「Hamletback Goliath/村背負いの大巨人(LRW)」 R とにかくでかい。ほんとでかい。……うん、でかい。 「Kindled Fury/火をつける怒り(M10)」 C 赤のパワー・先制攻撃インスタントが、3年前から、コレ(+1),「雷の一撃」(+2),「殺戮の叫び」(+3)と少しずつ大きくなり、「次は+4がくるのか!」と思ってたら、何故かスタート地点に戻った。何のローテーションなんだろう。 「Mark of Mutiny/反逆の印(ZEN)」 U 「反逆の行動」が退場して、再び赤のパクりスペルはアンコモンに戻った。まぁ「投げ飛ばし」も退場したし、落ち着いたんじゃないかしら。 「Mogg Flunkies/モグの下働き(STH)」 C 地味に要注目な伏兵の再録。制限有りとはいえ、2マナ3/3の馬鹿ボディは充分な実績有り。懐かしいなぁ。当時Magic始めたばっかりの時に、経験者の友だちがこれとか「ルートワラ」が詰め込まれた赤緑ウィニーでボッコボコにしてくれたっけ……当然「怨恨」入りでね……。あのとき遊んだA君は、今どこで何をしてるだろう(東京で会社員やってます)。 「Reverberate/余韻(M12)」 R 「移し変え」と同じジャンルで、書いてあることは強い。これで相手の「巻き直し」をコピーしてカウンターすると2マナ浮くという謎現象が起こるぞ。 「Torch Fiend/松明の悪鬼(DKA)」 U 意味なし再録。しかも地味にアンコモン。「初心者に配慮」っていうと聞こえはいいが、単なるパック開封のモチベーションキラー。「躁の蛮人(M12)」で良かったやんね。 「Trumpet Blast/ラッパの一吹き(M10)」 C リミテッドだとまれにそこそこレベル。「掲げられた軍旗」の倍、って書くとすげぇ弱そう。 「Turn to Slag/金屑化(SOM)」 C スタン落ちをかろうじて回避だ!! 別にお呼びじゃねぇけど! 今回のリミテッドはうざい指輪がぽこぽこ出てくるので、案外大事だったり。 「Volcanic Geyser/溶岩噴火(6ED)」 U 2年間基本セットに在籍していた「火の玉」を押しのけて、アンコX火力枠が交代。再録が実はこれも15年ぶりという。多分私が一番最初に目にしたX火力って、6th版のこれなんですよ。懐かしいなぁ。6thってこれと「猛火」が一緒に入ってたんだな。 「Volcanic Strength/火山の力(M11)」 C これも1年休んでたカードなのか。あっしがMagic始めた頃は「巨人の力(6ED)」でしたがねぇ。 「Wall of Fire/炎の壁(M10)」 C 再録実績多数のベテラン選手だが、今回初めてコモンに格下げされた。いや、いっぱい出てこられても……
○「放浪息子」 6
今期のノイタミナの密度はものすごいものがあり、ヤマカン・岡田麿里のコンビがお送りする「フラクタル」の後には、この作品が待ち受けている。監督があおきえい、シリーズ構成はなんと、岡田麿里だ。……関西だと「フラクタル」と同じ時間に「GOSICK」もやってるんですが、こちらも構成は岡田麿里だ。1時間で彼女の仕事が1時間半分楽しめるという、矛盾した状態だ。……マリー、過労で死ぬなよ。 さておきこの作品。原作は未読で、実家にいた時に実兄がこの作者のファンだったので漫画は置いてあったのだが、何かの作品をちらちら流し読みして結局触らずじまいだった。後になってから「ささめきこと」のいけだたかしが対談をしており、そこで「男の娘」について熱く語っていたことで改めて興味をもったのだが、結局この作品がアニメ化することになり、「まぁ、アニメになるならその前に原作は読まない方がいいよな」ってことで保留していた。あおきえいの監督作品ってことで、少なからず期待もしていたし、ニュートラルな状態で観たかったのである。 で、1話だが、なんと言っても特徴的なのは画面の配色だろう。ホワイトバランスを間違ったんじゃないかと思わせる、徹底的に光でトバした白、白、白。ものすごい光量だ。そんな状態だから一瞬「これって作画の手抜き?」とか思ってしまうが、実は白い中にもものすごいクオリティの描き込みが施されている。予想外の方向から、「見たことのない画面」が現れたものである。そんな中で微妙に顔の区別が付きにくいキャラクターたちが動くわけだが、白い中でキャラクターまでもが白く、ちょっと油断すると浮き上がるかのような不安定さを持っている。そして、そんな状態なのに、一切の「浮き」が感じられないのが紙一重。 「フラクタル」との連続視聴だったということもあろうが、特にこの作品、一切緊張感が途切れる瞬間が無かった。1話目だというのにとんでもない人間関係が説明無しに流れていったことも理由としてあげられるが、中学1年生という微妙な年頃のキャラクターたちの落ち着かない心情がこちらにも伝染してしまったかのように、終始そわそわしてしまうのである。確かに思い返してみれば、6年という長い小学校生活を追えた後の「大人の第一歩」である「中学校」という舞台は、子供心に不安一杯、期待一杯の奇妙なフィールドであった。こういう年代を描いたアニメって案外少ない気がするのだが、普段なかなか刺激されないような奇妙なノスタルジーもあり、少年少女たちの多感な精神の揺れが、白い画面にジワジワとしみ出してくるのを止める術がない。初めての自己紹介でのやきもき感や、旧友との下らない会話での安堵感、そして過去の「恋人」との奇妙な関係性。女装男装というイロモノ要素を取り除いたとしても、この作品で描かれているモノは、どこか敏感な部分に触り続けている。 そして、ぶっ飛び要素としての「男の娘」。今となってはオタクの萌え要素の1つみたいに拡散したファクターだが、おそらくこの作者にとっての「女装趣味」はそんな浅薄な理念から描かれたものではない(「バカテス」の秀吉のような、単なるキャラクターの1要素では終わらない)。女装趣味は主人公修一の人生を表すものであり、この作品のテーマそのものである。1話では恐ろしいことに「女装」という言葉はほとんど使われず、気付けば修一は「男の子」と「女の子」を自然に行き来する存在となっている。かろうじて姉からは責めを受けているものの、他の登場人物たちは、そんな修一の趣味について、完全に許容している状態になっているのである。 おそらく今後の展開で改めてこのことについての「禁忌感」みたいなものは出されてくるのだろうが、これだけ「濃い」設定が「進学」という緊張感の中でするりと入ってきてしまう導入はどこか異様だ。おそらく、こういう「濃い」テーマを描くための1つの裏技が、画面を覆い尽くす「白」なのだろうと思われる。桜が舞い踊る「白」の中を闊歩する女装少年。そこには奇妙さ、異様さはあるのだろうが、どこか美しく、尊いものであるようにも見えてくる。この背徳感と隣り合わせの甘美さこそが、この作品そのものなのではなかろうか。予断を許さない作品です。 最後は一応キャストの事。主人公の修一役は、完全に素人の子。微妙な年頃の微妙な声音を表現する手法として、まさかリアルで中学生男子を持ってくるとはおもわなんだ。確かに、このポジションをやろうとするとどうしたって女性声優になるのだろうが、それだとあまり切迫感が出ない可能性はあるので、キャスティング側の英断といえる。小学校からあがりたての幼さが残る感じは、拙いながらも面白い配役。同様にヒロインよしの役も新人だ。このあたりの先入観を抱かせない布陣が、今後吉と出るか凶と出るか。他の面々も色々と面白い名前が並んでおり、例えば千葉紗子・南里侑香のtiarawayコンビが久し振りの共演。千葉さん、産休明けで久し振りの顔見せでしょうか。また、南里侑香は南條愛乃と並べると南南コンビで、やたらアーティスト色の濃い布陣である。なんか、新鮮。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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