最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ちぇりお! な第5話。既に伏線が張られてから半年近く経っていますが、遂に正体を現した「ちぇりお!」ですよ。毎月やられていたので「そういやそろそろとがめが恥ずかしがる頃なんだよなぁ」ということは頭の片隅に置いてあったわけですが、あそこまで全力でやってくれるとは思いませんでした。もう、バトルがどうとか恋愛感情がどうとかいうファクターよりも、ちぇりおの方が大事な回でしたよ。 さて、前回が完全変則構成、その前の3話の試合も、ちょっと消化不良気味だったので、今回は2話の宇練銀閣以来のガチンコ正面勝負。事前に「防御力VS防御力」などとあおり立てておき、一体どのような方法で鉄壁の防御を突き崩すのかと思ってみていれば、何のことはない、「愛の力で何となくクリアしました」という腰砕けの展開。バトル要素に関しては、今回も3話同様、特に見るべき点も無く終わってしまいました。まぁ、毎回毎回バトル部分で新規性のあるプロットをひねくり出せ、というのも無理な話なので、あまり高望みしてはいけないと思うが、七花が最終的に何を悟り、何をもって校倉を凌駕したのかがいまいちしっくり来なかったので、決着のシーンはちょいともやもやが残ってしまった。頭では分かっていても、やっぱりこの作品に期待したいのは「すっきりしたバトルの結末」。そうした要素は、今回ちょっと物足りないくらいです。 でもまぁ、シーンの配分からしたら、今回はこんなもんか、というのも素直な感想。何せメインとなるのは七花ととがめの関係性。旅を初めて半年近く経ったこのタイミングで、そろそろ2人の感情にも1つの答えを出しておこう、というのがメインプロットだろう。そういう見方をすれば、校倉というキャラクターは実に分かりやすい噛ませ犬。一目惚れなんて便利なアイテムでさりげなく七花の嫉妬心を煽りだし、それを乗り越えることで試合にも勝ってみせるというシンプルなプロットは、相変わらずジャンプ漫画のような分かりやすさ重視の姿勢を貫き通していることが確認出来るだろう。 また、七花ととがめの関係性、もっと突き詰めていうなら恋愛感情というものを主軸として見た場合には、今回のプロット(とコンテ)は実に如才ない。冒頭の温泉シーンでは二人の色気の欠片もない関係性が描かれるが、行き交う酒の盆に二人の対等な感情がたゆたっている姿がトレースされる。わざわざ七花を立ち上がらせて全てをくまなく観察するとがめは、二人の関係性に男女の間柄を感じさせず、あくまで「主人と刀」の関係を想起させるためのワンシーンと見られるだろう(もちろん、「そのとがめが見ているもの」を視聴者に想起させて、多少なりともセクシャルな雰囲気を出そうという意図もあるのだろうが)。これに続く按摩や浴衣お披露目シーンも、勿論この「色気のない2人」の関係性の表れ。 これが分かりやすく変容するのは、2人が校倉の訪問を受けた後から。しきりに焼きもちを焼く七花が微笑ましいし、とがめもなんやかやとはぐらかしてはいるものの、一度たりとも「七花が不要である」という主旨の発話をしていない。あくまで「七花と一緒にいること」を前提として会話をしており、それを感じ取れない七花に微妙なズレを感じている様子も見える。そして、最終的にはこの「ズレ」や「焼きもち」が七花の戦闘スタイルの「濁り」として表れているという構図になり、とがめの一言で七花は晴れやかな顔に戻る。何とも分かりやすい青春模様。噛ませ犬になってしまった校倉には可哀想だが、互いの気持ちを確認するためのイニシエーションとしては、これくらいが丁度良かろう。 その他に描かれた要素を確認していくと、まず、冒頭では遂に画面に姿を現した「否定姫」の姿が確認出来る。「遂に」とか書いておいて原作を読んでないからどんなキャラクターなのかは全く知らないのだが、事前に「へぇ、戸松がいる」と思っていたので、ちょっと楽しみにしていた。戸松キャラの中では多少変化球気味の声音だったので、今後のキャラの広げ方が楽しみである。ちなみにその否定姫の部下の中の人は小山力也。校倉役が小山剛志だったので、奇しくもこんなところで2大小山の共演が久し振りに実現した。黒い方の小山さんは、まだヒゲ独身なんでしょうか。 続いて、今回は誰も死ななかったのでちょっと嬉しいマニワニ軍団。まとめ役と目される鳳凰が登場し、噛ませ犬役が板に付いてきたマニワニの最近の傾向からは離れ、きちんととがめ相手に1人で渡り合う活躍を見せている。中の人も置鮎龍太郎なので雰囲気だけでも充分格好良く、衣装がどう見ても科学忍者隊にしか見えないとかいう部分はスルー出来そうだ。切り落とした左腕は当然ひとネタ仕込まれているのだろうが、ようやく威厳を取り戻せたマニワニが今後どのように絡んでくるのかは気になるところだ。 そして、そんな鳳凰のさりげない置き土産が、冒頭でも触れたハイパーちぇりお祭ですよ。この作品は台詞量が尋常じゃないので画面が動かないというのが特徴だというのは何度も書いていることだが、何故か今回最も画面が賑やかだったのは、バトルシーンを差し置いてこの「ちぇりお」のシーン。やっぱり、こういうアニメーションを見せられると脳髄が持って行かれるような感覚に陥りますね。そして、毎度毎度ながら感心するゆかりんフェスタ。なんだろう、やっぱりこの人の演技って、魔力を帯びている気がする。とがめは本当にアニメーションになるにあたって恵まれたキャラクターだ。ここまで愛のある描写がなされるのなら、きっと原作者も本望だろう。 そうそう、毎月変更されるエンディング曲が、今回ついに田村ゆかりに。ゆかりん+畑亜貴、そして曲は伊藤真澄。現代アニソン文化の極を集めたような仕上がりですがな。 さて、次回も一ヶ月後。だんだんこのサイクルにも慣れてきましたが、前回が面白かったおかげか、この一ヶ月はやたら短く感じたものです。6月は、長い1ヶ月になるか、それともあっという間と思えるか。このエピソードの真価は、この一ヶ月の気分次第です。 PR この期に及んで新キャラからの新展開な第8話。なんかさ、制作にディオメディア主体とか書かれてる気がするんだけど、シャフトって今何に本気だしてんの? この作品の主眼って、当初予想していたところからどんどんずれてきている気がする。シャフト+不条理ギャグっていうノリに期待していて、実際、荒川河川敷に登場するキャラクターってみんな破天荒で、それなりに面白い部分が多い。これまでだって、そうした突飛なキャラクターがぶん回っているエピソードが面白かったのは間違いないし、今回も秘書の髙井はなかなかぶっ飛んだキャラになっているので、彼が頑張っているシーンは面白いのだ。 ただ、なんかそれに付随して適当なシナリオがくっついてきているのが気になる。リクの父親が秘書などを使って身辺調査を行ったり、リクと河川敷にちょっかいを出しているということは、今後の物語の焦点はリクの立ち位置の話になるはずだ。今回必死にあそこに住んでいるという事実をねじ曲げようとしていたリクの姿勢からも分かる通り、「優秀な人間なのに、何故あんな奇人変人の中で虐げられつつ生活しているのか」というところがメインになるはずだ。しかし、現時点ではそれがあまり面白くない。 理由はいくつかあって、例えば今回のリクの振る舞いは、どう考えても「優秀な起業家」としての側面をサポートしない(外界に虚勢を張りたいなら、マリア達を適当に丸め込むよりも、もっと賢い金の使い方はたくさんあったはずだ)。この作品の「笑い」の基盤となる「リクは真面目で真剣だからこそ、橋の下の面々とのズレが生まれて酷い目にあう」という根本部分が、次第にないがしろにされている気がするのだ。ん、まぁ、相変わらずマリアさんからは本当に酷い目に合わされているわけだが…… 何で微妙に釈然としないのかなー、と悩んでいたら、多分、今回「外の目線」を代表していた髙井自身が、充分に変な奴だったせいだ。「外から見たらリクが振り回されている」という図式は、次第に河川敷メンバーに染まっておかしくなっているリクを見つめる「純粋な第三者視点」が必要なはず。それにはニュートラルなキャラクターが必要なはずなのに、髙井にまで濃いキャラを与えてしまっているせいで、何が中心となるべき視点なのかが分かりにくくなっているせいだろう。そのせいか、細かいネタの破壊力が序盤と比べると落ちている気がする。この作品の場合、キャラクター設定の時点でかなりシュールなセッティングを施しているので、そのキャラクターに負けないくらいにネタ回しも荒唐無稽なものにしなければならず、ギャグマンガとしてのハードルが高い。個人的にはシナリオラインなんて無理に作らずに、それこそシャフトが過去に培ってきた「ぱにぽに」や「絶望先生」のようなネタ優先の作りにしてしまっても良かった気がするのだが……そういうもんではないのかなぁ。 今回はせっかくチョーさんが熱演を繰り広げてくれていたのに、なんだかネタがスベリ気味だったので、勿体なくてちょっと不満。個人的なモチベーションが、序盤のマリア罵詈雑言シーンで満たされてしまったせいでトーンダウンした、っていうのも理由かもしれません。 珍しく、切った張ったの第6話。多分これまでの中では一番動きがあった回じゃないでしょうか。それだけに、この作品の中では異色の回と言えなくもない。 梅のかつての知人、仙吉を追い詰めていた悪党の伝七は、小金を脅し取るだけでは飽きたらず、仙吉には仲間に戻るように詰め寄り、それが高じて梅の店や、ご隠居にまでたかりの範囲を拡大していく。元々梅のことを恨めしく思っていた仙吉だったが、今回のことは完全に不測の事態。あれよあれよと追い詰められ、最終的な結論は、「最初からこうしてりゃ良かった」という台詞が漏れ聞こえた刃傷沙汰。悪党どもの腹の探り合いが繰り返される世界ではあったのだが、やはり実際に人死にが出ると、取り返しのつかない事態になってしまったことが実感出来る。かどわかしのみで事を成す「義賊」の面々に、今回の事件はどのように映ったのだろうか。 正直言うと、伝七の命を奪ってしまうという幕切れは、いささか拍子抜けではあった。五葉の本質はあくまで建前上の義賊という看板を守りながら、「誰1人悪人のいない悪党」として、なるべく不幸の規模が大きくならないように立ち回ってきた印象があるからだ。今回、実際に伝七を手にかけたのは仙吉であるが、彼の凶行を事前に防ぐ手段もなく、ことが起こった後でも積極的に解決に導けなかったのはちょっと残念。そりゃま、あの状態からどうなるものでもないだろうが、もっとミラクルな何かを期待してしまっていたので、事件の本質的な部分ではちょっとしょんぼり。 勿論、それはこちらの勝手な望みであって、今回メインで描かれるべきは、梅を中心として描かれた五葉の「思い」の形。メンバーの全員が梅の事情を一切聞いておらず、その上で、今回の事件が少しでもマシな形になるように、各人が心を砕いているのが分かる。おたけは単に野次馬根性からご隠居宅を覗きに行ったのかもしれないが、伝七の存在が発覚した後の松吉と弥一の心遣いは最後に確認出来た通り。そんな心遣いを思わず口に出して確認してしまう野暮な政之助も、きちんと「梅との義理」を守るべく、ご隠居の前に出ることが出来たのだ。お互いに距離を置き合っているように見えて、気付けば1つの問題に5人であたっている五葉の姿は、ちょっといい話。 そして、画面上の特徴としては、冒頭でも書いた通り、この作品にしては動的なシーンが多かったのが印象的。例えば伝七が仙吉の首根っこを掴んで脅しをかけるシーンなんかはカメラアングルも動きを意識したポジションであったし、実に1話以来(!)となる政之助の用心棒らしい剣裁きのシーンも、短いながらもシュッとした動きが目に映える。そして、驚くべきことに、今回あれだけのすったもんだがあったにも関わらず、めだって「動きがあった」シーンはこれくらいのもの。普通の作品なら、流石にもう少しダイナミックなシーンで売り込んでくるべきところだ。 しかし、この作品は本当に徹底的に「動き」を捨象する。今回顕著だったのは、伝七が匕首を抜いて斬りかかった最初のシーンで、画面の切り替わりで、突然政之助が腕から血を流す場面になる。実際に伝七が刃物を振り回した場面はカットされているのだ。また、仙吉が伝七に出刃を突き刺す場面も、上半身のみの描写なので実際に突き刺したところは描かれていない。今回2回もあった「斬りつける」シーンが、どちらも全く描かれないのだ。このこだわりは凄い。おそらく監督の意向だろうが、この作品からは、江戸ものというと典型的にイメージされる「チャンバラ」を要素を極限までそぎ落とし、それを取り囲む五葉の人間関係だけにスポットを当てる意図があるのだろう。 このこだわりは、個人的にはそれなりに評価出来るものだと思っている。陰影の深いキャラデザのおかげで、夜中に碁を打ちながら語らうご隠居と政之助の会話劇もじっとりと重みが出るし、ラストシーンで弥一が姿を現した際のご隠居の感嘆の声も、画面に描写される以上の存在感をもって現れる。このあたりの心情の揺れの描写は、全編を通じて「静かな」画面が貫かれているからこそ、映える部分であろう。 出来ればこのままの演出姿勢で貫き通してほしいとは思っているが、ラストで弥一の過去に関わる何かが動き出しそうな気配。今回以上に動きの多い展開になったら、今後はどうなっていくかな? 気になるところです。 ちなみに、髪を下ろして行水をしていた政之助のところに弥一が訪れ、政之助が「あらまぁ、あなたが来るならもう少し身だしなみに気をつけてましたのに」とちょっとテレ気味で言ったシーンは…………腐女子向けのセッティングなのでしょうか? マサさん、なんでそんな恋する乙女みたいな顔するのよ!
やっぱり美由梨と華が元気だと安心して観られる第20話。いや、今回は別に特別面白い回というわけではなかったんだけど、保険医が無事に正体を現して見せ場が出来たので、それを記念して記事だけ立ててみました。そこまで重要な立ち位置じゃないみたいだけど、ちゃんとキーパーソンになって痴態をさらしてくれたので良かったです。もっとエロいことすればいいじゃない!
今回は保険医と一緒に新任教師の新田(CVは成田剣!)もきちんと正体を現すことでストーリーがクライマックスに向かっていることが分かる。そして、サーシャが主人公補正(?)で第四階梯まで上り詰めてしまったことで、ちょっと置いてけぼりの感があったカーチャにムチを入れる回でもある。まぁ、割と序盤の戦闘からカーチャは負けパターンが多かったけどね……やっぱり銅のクェイサーっていうのがいまいち使いづらいんだな。 タイトル通りにハリボテの烙印を押された偽りの女王が苦悩している様が描かれているわけだが、個人的にはその脇で一喜一憂している華を観るのが楽しい。小学生の友達と戯れるカーチャを陰から見守っている華は、一本芯の通ったロリペドっぷりが勇ましく、単純に「可愛い物好き」の美由梨との対比でその病巣がきちんと確認出来る。サーシャに完全に見下されたところに「あいつはチートキャラになっちゃったから仕方ないですよ」と身も蓋もないフォローをいれにいくあたり、愛情としてはストレートですわ。実際、チートはチートだと思うし。ただ、何で元々不良の元締めだったような女の子が「チート」なんて妙な単語を知っていたのかは謎。 今回のバトルシーンはリジーが化け物に変身させられてのモンスターバトルという妙な内容だったので、いささかチープな画面でも何とか乗り切れた感。何が起こったかよく分からないけど、鳳が死んだあとのリジーの扱いの不憫さはやるせないものがあるな。聖乳すら吸わずに一蹴して見せたサーシャが、冷酷とか冷静以前に無茶苦茶いやな奴に見えるのがこの作品の難点である。 そうそう、今更だけど書いてなかったので改めて付記しておくと、新オープニングはかなりのお気に入りです。特にサーシャとリジーの剣戟シーンの躍動感は見応え充分で、リジーの背中と肩のしなり具合が見どころだ。鳳の出すナトリウム炎のエフェクトも好き。誰が描いたんだろうと思ったら、コンテが小野学でした。こんなとこで仕事してるとは。あ、もちろん高橋丈夫の手によるエンディングアニメも好きですよ。前期EDのメインモチーフが「風呂桶」だったけど、後期版はより直接的に「ダブルベッド」。ホントにこの人の描くエンディングは賑やかよね。 ときめきシュガーな第7話。もう、これってどう考えても澪(の中の人)から律の中の人に送る詩って考えて問題無い訳ですよね?! ときめくんですよね! しゅが×ぴかの不動っぷりは異常。初心者のかたはここで基礎を学べ! 個人的にはエンディングの「Listen!!」の締めも「律!」って叫んでいるようにしか聞こえないんですよね。 さておき、前回の唯回に続き、今回は阿漕なまでに澪回。短い中にこれまで澪が培っていた様々な成分がみっちみちに詰まっているボリューム満点な一本。個人的には、ナレーションや勝手なアフレコが得意で、中の人もアナウンスの県大会で優勝してる感じのお友達キャラの方に目がいったりしてますけど、流石に今回は澪を観ていても面白い回でした。 それにしても、ここまでずっと「日常もの」を標榜していたこの作品にしては、やや突飛な内容だったので不思議な感覚もあった。いつの間にかそれなりの規模に成長を遂げていた澪のファンクラブというメインテーマ自体が現実感に欠ける設定であるし、全ての発端となった元生徒会長の、無条件での澪好きっぷりも流石に突然過ぎる(いや、面白かったけど)。これまで一度も登場してないキャラクターにあそこまでディープなキャラ付けをされると、別作品を見ているような妙な気分になってしまう。まぁ、レギュラーキャラにくっつけるには無茶な設定だったから、捨てキャラに任せてしまうのが一番安全ではあるんだけどね。ご丁寧に回想を織り込んだ変則構成で卒業生の先輩に澪好き属性をくっつけているのは、今後の展開に支障を来さないための配慮だろうか。あまりに先輩のテンションが高かったおかげで、どれだけ妙な状況でも徹底的に冷静な和の態度が逆におかしかった。 そして、学校の一室を借り切って、おやつ大量持ち込みのライブイベントという、およそ高校の日常では認可されないだろう特別イベントで、新曲披露というアニメ的なクライマックスも搭載。最後にライブを持ってきたことで、それまでの些か無茶な展開もひとくくりにしてまとめてしまえるセッティングはちょっと卑怯だけど上手い。ライブ描写も1期の時の演出をベースに、あまりカロリーが高くなりすぎない無難な出来。個人的にはライブの内容よりも、その前の諸々のイベントでのあずにゃん達の突っ込みの雰囲気の方が好きでしたけどね。シャワーヘッドは毎日洗わんでもいいだろうに。そういえば、あずにゃんはこういう悪ノリには難色を示すかと思ってたんだけど、やたら乗り気だったのが意外だった。あと、律っちゃんのアルバムには、明らかに本人もいらないみたいな絶妙なタイミングの写真が多すぎる気がする。そのデコはなんだ、そのデコは。 今回の気になったポイントは、あずにゃんが使ってるマグがなんか可愛かったこと。すごくほしい。そして当然、今回のベストショットは以下。誰がどこから撮った写真だよ。 でかいタマを止めるには、でかい腕が欠かせない第9話。流石やDr.ミナミ! アメリカ人の考える作戦はやっぱり世界一やで! ……見た瞬間はロックマンワールド版のワイリーマシンを思い出したけど、後で考えたら「突撃の地鳴り/Seismic Assault(10ED)」の方が近いかもしれません。 で、そんなこんなでいつのまにやら最終決戦の様相の今回。大崩落を起こした割には、ヒーローマンのおかげでジョーイが無傷。お兄ちゃんが頑張ったおかげでリナも無事でした。息を吹き返したジョーイが「リナー! ウィルー!」って呼んでるのが何とも薄情な気がして切なくなりました。……ニックの名前も呼んでやれよ……あの崩落だったら、ニックもウィルも生存率は大して変わらないだろうに。 とにかく生き残ったジョーイは、女の子を放置して奥へ進むという外道な選択をしつつ、サイ達と合流する。サイと教授は強化版の音波発生装置のおかげで何とか雑魚スクラッグからは逃れられていたわけだが、今になって思うと、スタート地点でジョーイ達と分かれたのは何でだったんでしょうね? どうせ進入時点でウィル&ニックもタマの生産ラインもどこにあるのか分からなかったから、単純に捜索範囲を広げる目的だったのかしら。いくら自分の開発したマシンに自信があると言っても、手製の武器だけで単独行動を取る気になる2人の無謀っぷりには惚れ惚れします。実際、雑魚には効いてるのも凄いけどさ。パワーアップさせた効果はあんまりわからんなぁ。 しかし、いくらパワーアップしてもラスボス・ゴゴール様にはそんなものは通用しない。騒音をがなり立てるだけの2人を軽くあしらうと、「交渉など無意味」と悪役らしい台詞を吐きながら2人をひねり潰そうとする(ビーム兵器を使った方が楽だと思うのだが、ゴゴール様は持ってないのかしら)。そして、ピンチに駆けつけるのが真のヒーロー。殴るしか能がないヒーローと、眉毛ビローンが特技のラスボスによる、珍妙バトルのスタートだ。 正直言って、今回のバトルはあまり面白くない。ゴゴール様の変身はこの手のバトルものでは王道だけど「あと2回変身を残しています」とかいう注釈もないので意味が分からないし、羽根をはやしてヒットアンドアウェイを主軸に戦うファイトスタイルは、正直言ってラスボスらしさがない。その戦法は、三下臭がプンプン漂ってきますよ。だって飛翔の蝙也の技ですよ。ボスキャラなら堂々と殴り合いましょうよ。しかも、スピードで上回ったから勝ち! みたいなことを言ってるのに何故か自分から触角を伸ばしてパワー勝負を挑んでみたり、挑発した割にはジョーイにあっさり追い抜かれたりと、ボスキャラならではの見せ場がいまいち映えてこない。ジョーイのアクセラレイトもスロー画面だとなんかもっさりするし、「ジョーイがシールドで反射」→「ヒーローマンがリバウンド取ってパンチ」っていう作戦もゼルダの伝説の鬱陶しい中ボス戦みたいなイメージだ。そりゃま、この作品でみんなの度肝を抜く作戦勝ちなんてものは期待してないけど……普通に戦ってくれれば画面の質は低くないと思うんだけどなぁ。勿体ない。 まぁ、流石にワンパンチで死ぬようなみっともないことはないので、次回のゴゴール様大反撃に期待しましょう。ヒーローマンが怒りに身を任せて暴走……って、彼はジョーイが失神しても機能するのか。そしてジョーイが倒れたことで発憤するような感情があるのか。これまでそのあたりのディティールはちょっとぼやかして描かれていたので、来週の展開は引っかかりを覚えつつも、気になるところではあります。でも、やっぱり気になるのはDr.ミナミなんですけどね。出撃、でっかい腕! 回る、ねじれる、第19話。表に見えるは池袋の抗争、裏に蠢くは「神」の謀略。友を思う気持ちは、悪意に濁らされ、下へ、下へ。 前回のエピソードで絶望的な方向へ転がりだした三大勢力の三つどもえの様相は、たった1つのチャットルームを起点として最悪の方向へと加速度をつける。臨也がチャットで操る情報はこれまでよりもかなり直接的なものになっており、「どこまで考えてるっていっても、流石にそんなにうまいこと3つの勢力を転がせねぇだろ」とあきれ果てるくらいに絶妙な采配に。帝人、紀田、園原という3人のトップが「何を知っていて」「何を知らないのか」という情報と、それに応じてどこを刺激すれば何が転がり出すかを操るさじ加減が神がかっており、まさに彼の事務所の謎のチェス盤のごとく。一大勢力のトップとは言っても3人ともあくまでただの高校生であり、その情報体系にはそれぞれ大きな穴がある。その穴をきれいにつなぎ止めることによって「火種」をガンガンに焚きつけていく様は、流石に胡散臭いとは思うが、あまりに出来すぎているのでついつい見入ってしまう。園原が紀田の異変に気付くことや、世話好きのセルティが見るに見かねて園原の救出に乗り込むことまで計画の中に入れているとは流石に思えないのだが、あまりにカチリとはまってしまったので、全てが臨也の手による効果のように見えてくるのだ。 そして、こうした「穴」の空き方の描写が、これまた実によくできている。前回の感想で3つの勢力の基本には「弱さ」と「虚飾」があるという感想を書いたが、こうした各々の勢力の特徴というのは、今回もきれいに表れている。 今回一番大胆に動いたのは、罪歌を操る園原であろう。病院での紀田の異変に気付き、チャットルームに恐る恐る入室して情報を求めるも、見事に臨也の策にはまり、2つのカラーギャングの抗争を止めようと足を踏み出す。しかし、そこで見たものは想定外の親友の姿。これまであくまで「客観」を貫き通してきた園原だったが、紀田の行動原理の中心に「自分を想って」というファクターがあることは理解出来たのだろう。これまで罪歌というテロリズムになり得る事態ですら「客観」で克服して来た園原だったが、自らが引き起こした事件に、自分のために敢えて身を投じた親友を見て、平静を保つことは出来なかった。「客観」「人を愛さない」という園原の「虚飾」ははがされ、そこには一人あてもなく怯える女子高生が残される。 最初から自分の「弱さ」を認めている竜ヶ峰帝人はどうだろう。彼の持つ「虚飾」は数によるかりそめの力と、実体を持たないが故の存在可能性。だが、そんなダラーズの実態も、臨也には全てを知られてしまっている。次第に集まり始める黄巾族の敵意に対してダラーズは全く無力であり、実体が無いおかげで、セルティという象徴に向けられた悪意も、受け止めることは出来なくなる。拡散しているが故に決して無くならないというダラーズの強みは、具体的な悪意を前にした今となっては、「虚飾」としての機能を果たさない。今回、園原と別れて一人途方に暮れた帝人を突き動かしたのが、町ゆく人が「ダラーズが襲われたらしい」と囁く噂話である。実体無きダラーズという組織が帝人を誤った方向に動かし始めていることを象徴的に表すワンシーンだ。 過去の罪に縛られ、贖罪のために戦う決心をした紀田正臣は、臨也の悪意を最も直接的な形で受け止める。黄巾族という存在自体が臨也の影を背負った集団であることに加え、その構成員にはかつてのブルースクウェアの芽まで植え付けられているという。紀田の抱えるものは、組織を組織として維持出来ず、過去の罪すら受け止められない、最もシンプルな「弱さ」。神のささやく情報でねじ曲げられた黄巾族の意思は、すでに紀田の「虚飾」の範囲を飛び越え、破滅への道を歩み出した。元々、黄巾族にはすがるべき縁もなく、一度紀田の手を離れてしまえば、止まる手段を持たないのだ。 どうにも止まらない負のスパイラル。相変わらず、この筋立てにはビリビリきますわね。 今回は、2話や13話などを担当した寺東克己氏によるコンテ。この人の担当回は、ナレーションによる説明の負荷が増えたり、意図的に時系列をいじってシナリオの「俯瞰要素」を高めたりと、メタレベルが他の回よりも上にあるような印象を受ける。今回もメインストーリーと一切関係ない葛原によるナレーションが重要な役割を果たしたり、紀田と園原の関係性を少しずつ時系列を遡って描いたりと、多少変則的な構成になっている。個人的には、もう少しナレーションに頼らずに画面でこのシナリオラインを補強してほしいとは思うのだが、流石に今回はシナリオの密度が濃すぎるだろうか。紀田を見る園原の思考なんかは、もう少しじっくり見せて欲しかったところだけど…… ただ、今回は素直にうまいなぁと思える箇所もいくつかあって、1つ象徴的だったのは、多用された「反射光」の効果。例えば退院した園原を祝う紀田が三ヶ島沙樹の病室を仰ぐシーンでは、沙樹の病室は窓ガラスに反射する夕日のせいで室内が一切見えないようになっている。これは、紀田の思惑が一切沙樹に届いておらず、一方向的に沙樹の意思(つまり臨也の意思)が働きかけていることを表している。他にも、この「一方向性を示す逆光」は園原のメガネなどにも確認出来て、情報の多寡によってねじれきった現状を含みたっぷりに示唆している(もちろん、セルティによるメットなどの視界封鎖も端的な描写だ)。 さて、今回はとにかく展開が早くてみっちりたっぷりだったが、今後もこのくらいのスピードでいくのでしょうか。どんどん作り手側の難度は上がっていくと思うのだが、もうここからクライマックスまでは一気に駆け抜けてしまってほしい。ほんとに期待してますんでね。 雨に濡れそぼつ第5話。今回は梅がメインのお話で、主人公(?)はどんどんやることがなくなっております。「特に何もしてないのに分け前をもらう」→「仕事先の紹介」→「住み込みの場所の紹介」ときて、今回はサナトリウムへの案内までしてもらっているというのに……野菜喰え野菜。 前回ラストで描かれたかどわかしは、五葉が設立するきっかけとなった初めて物語。梅の個人的な腹いせに弥一が一枚噛み、面白そうだったおたけがのり、便利屋として松吉が呼ばれる、という流れ。この時点で、梅は単に仕返しのつもりでコトに及んだわけで、他の連中のように一大誘拐団になろうなどとはつゆも思わず。そんな梅が、ずぶずぶと五葉に沈み込む動機が、今回のメインテーマである。 頼りない政之助視点もあって、梅というキャラクターのナイスガイっぷりがよく出ていて印象深い今回のお話。相変わらずうまいのは、やはり積極的に梅に絡んで過去話をせがむわけでもないし、梅自身もありがたみをうったえながら昔語りをするわけではない。あくまでさりげなく、出自や過去の過ち、そして昔の仲間との関わり合いなどのファクターを結びつけることによって、次第に梅という人間の内面が見えてくるという構成。例えば、気付けばわざわざ手料理を運んでやるくらいに政之助に入れ込んでしまっている梅だが、最初は頼りなさそうな政之助を相手に、つっけんどんな態度でちょっと怖い人くらいのイメージだったはず。それが気付けば一味の中でも一番気を遣ってくれるポジションになっているのは、やはりおたけの言葉通り、彼の世話好きが高じた結果。悪党であった過去があろうと、梅の本質は、一味の中でも特異な、純粋な善意である。 そうした政之助との関係の変化を先に描いておくことで、メインのエピソードである仙吉との関係性もすんなり入ってくるようになってくる。梅にとって、過去の兄貴筋に当たる仙吉の窮状は他人事ではない。「自分が先に足抜けしてしまったせいで法度を破らなければならなかった人間が居た」「その人間も、今や自分と同じようにカタギの生活を望んでいる」といったシチュエーションを無視することが出来ず、自分のことを小童呼ばわりしていた仙吉に金を渡すことで、梅は「悪事に荷担することの肩代わり」を引き受ける。自分も娘が大事なので出来れば胡散臭い連中とは関わりたくないだろうが、それでも、現時点で行き詰まっている仲間を助けないわけにはいかない。この選択をしてしまうのが、優しい梅という男なのだ。雨の中の彼の描写が凄く真に迫っていて、画面をフレームアウトしそうになったりすることで現れる彼の歩速の変化や、いきなり肩を掴んで金だけを押しつける不器用さに、彼の逡巡と決断がきれいに表れる。いきなり押しつけられた仙吉のリアクションが、感動や戸惑いではなく、絶句だったのも印象的だ。この作品は、本当に雨がよく似合う。 他にも、今回は松吉と梅の関係性がちょっと不思議なバランスであることも面白い描写で表されていたり、ご隠居の器の大きさが台詞の一言一言からにじみ出してきたり、丁寧な描写が心に染みる。雨の縁側で仙吉を見下ろすご隠居が、いかにもオノナツメらしい、陰影のゴリゴリしたシャープなデザインで本当に迫力があった。いやぁ、惚れ惚れしますわ。 今回のお話のおかげで、改めて「さらい屋」というのがあくまで「裏稼業」あるという当たり前の事実がはっきりと確認出来た。普段も政之助が渋っていることからきれいな立場でないことは分かっているわけだが、回も進んで、少しずつそうした罪の意識は薄れている頃合い。改めて「梅が苦渋の決断で裏の世界に身を転じた」ことが描かれることで、そうした「慣れ」に今一度のブレーキがかかり、「さらい屋」というこの作品の中軸のスタンスが見つめ直せる。なかなか上手い構成ですよ。さ〜て、来週のさらい屋五葉は? 2人の幼女(?)にスポットライトOKな第7話。まぁ、一番可愛らしいのはニノなんだけどね。ド直球で攻めてくる時のニノは結構な破壊力がある。最初は渋々付き合っていたリクが徐々に籠絡されていく様を見るのもなかなか面白い。 Aパートはめでたく開校したリクの青空教室のお話。「橋の下には一通り声をかけた」って言ってたけど、結局アニメで紹介されてないような連中(私も詳しくは知らない)にも面通ししたってことなんだろうか。そもそも星やら村長が真面目に授業を聞きに来ると思う方がおめでたいんだけどさ。予想以上にカオスな「常識」レベルに、リクの突っ込みもだんだんパターンが無くなってきた感がある。今回は普段通りの目のアップに加えて「背景美術を細かく繋いでみる」というよく分からない演出が増えたんだけど、流石にボケのパターンが多くないので、そろそろ見せ方にも苦労し始めている感があるな。展開的に「絶望先生」よりも一発一発の破壊力が弱い上に、個人的には鉄人兄弟が絡んだ時のリクはあまり面白くない気がする。純正変人が揃う橋の下で、兄弟だけは「幼いが故にものを知らない」という側面があるので、どうしても突っ込みにくいからな。あんまりパーソナリティの深いところまで分かってないし。 そして、そんなちょっとヌルめの学校にスパイスを与えてくれるのが、我らが千和先生、違うステラ。今回は徒手空拳による武力制圧がなかったので、流暢な広島弁以外は割と金髪幼女成分を維持していたように思える。広島弁で押してるところから、リクに説得されて少し「少女」側にブレたあたりのステラが一番可愛い。ぶりっ子モードになっちゃうとその時点で腹黒さがにじむからなぁ。中の人は三十路まで秒読みが始まってるのに相変わらず不動の幼児だなぁ。安心安心。 Bパートは、免許も持ってるから実際は幼児じゃないけど、ステラよりよっぽど幼さが見えるP子のお話。村長に対する恋慕の情や、野菜に対するストレートな愛情、そして、橋の下ではそこそこ常識レベルが高いので半端にリクとの会話が通じてしまうもどかしさ。おかしさポイントがあまり明確では無いので、村長が出てこないとこちらもインパクトはちょっと弱いです。 ラストは無駄にエンディングテーマに被せての会話劇を流してたんだけど、特に意味はありませんでした。こうして聞いていると、もうP子は花澤香菜とかでも良かったんじゃなかろうか。すぐに裏返って引きつる小見川ボイスは、元気のいいキャラに当てるとハラハラして落ち着きません。中の人ネタに終始してる時の感想は、「まぁ、特に何も」っていうのと同義の場合が多いです。そろそろワンパンチ欲しいところだけどなー。 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/24)
(04/23)
(04/23)
(04/22)
(04/21)
(04/20)
(04/20)
(04/19)
(04/19)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
最新CM
アーカイブ
|