最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
友達って言葉の難しさを痛感する第8話。八木に「交友関係が広いな」って言われたときの政之助のきょとんとした顔が実に印象的。「あれ? 弥一とかって……自分にとって何?」みたいな心情だろうか。この不器用さ、自信のなさは、「おお振り」の三橋に通じるものがあるな。 自分の一件を無事に解決し、念願の(?)五葉抜けを宣言する梅。元々表面上は仕事の付き合いだけが繋いでいたドライな関係だけに、松吉との決別宣言は薄情と思えるくらいにひどくあっさりしたもの。ただ、それを回りが特に止めなかったのも、関係性が薄いからではなく、「どうせそんなこと言ったってダチはダチなんだろ?」みたいな安心感があるから。お絹が手土産を送ることを思いつくと、それが自然に梅、マサと繋いで届けられるあたり、どう考えても根が善人な小料理屋の主人の計らいが見て取れる。 そして今週は松吉のターン。彼が五葉で仕事をしている動機が判明し、それを五葉のみんなでバックアップしてやるという、実にシンプルな筋立てだ。まぁ、いくら恩人のためとはいえ、松吉が大津屋に突撃したのは流石に浅慮が過ぎるとは思うのだが、菊屋の旦那が言っていた通り、優秀には違いないのに回りが見えなくなるところはあるんだろうね。そんな松吉だからこそ、回りの人間も助けがいがあるわけで。 今回最もクローズアップされたのは、我が身をなげうってでも義理を果たそうとする、松吉のシンプルかつ徹底した義理堅さである。今回のタイトルは「恩人が二人いる」で、1人は盗人働きをした松吉を、何のかかわりもないはずなのに身を挺して庇ってくれた弥一のこと。そしてもう1人が、顔もろくに知らない息子を救うために、盗人に金を掴ませてくれた菊屋の旦那。どちらも、悪人であることが一目瞭然な松吉に対して、躊躇いもなく善意を施してくれた人間だ。この2人のためなら、松吉は過剰なまでの恩返し行動に出てしまうらしい。そして、今回新たに候補として登場したのが、これまで散々邪険に扱ってきたのに、我が身をなげうって助けに来てくれた政之助。「恩人が3人になっちまう」というつぶやきは、松吉のまっすぐな人柄が表れた実に印象的な台詞だ。まぁ、実際に命の恩人という意味では、これまでの2人と同レベルの恩人と言うことになるが……政之助にぴったり張り付いて献身的になっている松吉はちょっと想像しにくいな。 他方、義理人情という側面で未だに怪しい動きを見せるのが、話題の中心ともなる弥一である。一度は抜けると宣言した梅が、話の流れとはいえ、犬猿の仲の松吉を「仲間」と称し、救うために尽力したいという意志を表した。それに対し、五葉の首領であるところの弥一は、「仲間、ね」と思わせぶりな台詞を残し、例によって感情を表さずに事態を静観している。もちろん、これまでの振る舞いから考えるに、松吉を見捨てる気などは無いだろう。ただ、緊急時にがむしゃらに動き回る梅やマサと違い、彼の中では未だ「仲間」という理念が他のメンバーと共有されていない感がある。最後の最後まで「五葉」は「仕事の上での道具」なのか、それとも「苦楽を分け合った仲間」なのか。弥一の心中、未だ図りかねる。 そんな弥一が、今回八木と初接触を果たした。前回までの流れだと顔見知りなのかと思っていたが、八木の方から弥一への具体的なアプローチは無し。弥一の方は、政之助に漏れ聞いた八木の話から何か思うところがあるらしいが、さて。 そして八木であるが、相変わらず何くれとなく政之助の世話を焼いてくれている。別に縁もゆかりもない弱虫侍のことなど放っておいてもいいのだが、政之助に子犬のような放っておけない何かを感じ取っているのだろうか。「交友関係が広いな」とは言うものの、その政之助の不思議なパーソナリティに籠絡されてるのはあんたも同じですがな。マサの方は八木のことを「友達」と思っているのか、「恩人」と思っているのか。人見知りのくせに変なところで遠慮しない部分がある奴だからよく分からないね。今回松吉の家に上がり込んであれこれ詮索する空気の読めなさとかもなかなかだったし。「野暮でござった」なぁ。 今回は松吉が闇に蠢く人種だったせいもあり、いつもに増して画面が暗い。そして、そんな中で実に印象的に画面を彩ったツールが「ろうそく」である。今回ネタに絡んだ菊屋と大津屋というのがろうそく屋であるというのにもかけてあるのだろうが、例えば盗みに入った松吉にさしのべられた菊屋の旦那のろうそくは、そのものずばり「救いの光」を表すだろう。か細いながらもゆらゆらと柔らかい光は、松吉の人生の貴重な「恩人」を示す。また、蔵の中で疲弊しきった松吉の前には短くなって今にも消えそうなろうそくが1本置かれている。これはもちろん、松吉の「命の灯火」のメタファー。闇に生きて、無様に死んでいく己へのこの上ない悔恨が、彼のろうそくを縮めている。そして、最後に訪れたのが、政之助という新たな「光」なわけだ。無駄に身体だけはでかい政之助、彼の存在は、松吉の人生にとって、新たなろうそくを提供できるのだろうか。 さぁ、頑張って松吉を「さらって」もらいやしょう。 PR <緑・多色> Blightwidow 荒廃後家蜘蛛 (3)(G) C クリーチャー・蜘蛛 2/4 到達 感染 マジックの礎を支え続ける、たった2枚だけ残された「皆勤賞」カードの1つ、「大蜘蛛」。絶滅をかけた壮絶な戦いを勝ち抜いてきたタフネス4の安定感抜群ボディは、いつだって蜘蛛の大切さを僕たちに教えてくれる。M11になって全く同じコストなのに空を飛んでいる「蒼穹のドレイク」が出てきてるんだけど、負けちゃ駄目だ。そして、そんな蜘蛛へのご褒美として、全く同じ設定で感染だけをプラスしたミラディン仕様の蜘蛛が開発された。感染ダメージは必ずしも純粋なメリットではないと言いつつも、パワー2の感染ならなかなか本体には通したくないし、なんと言っても蜘蛛の本懐はブロックにある。ブロッカーとして立ちはだかった時の感染の面倒くささたるや、パワー4を誇った「針先の蜘蛛(PLC)」もびっくりである。3/3クラスの普通のクリーチャーで攻めにくくなるだけでも充分だし、このスペックがコモンで手に入るというのは、感染デッキには相当なプラスに違いない。マジでどうやって突破すればいいんだろうね。 Creeping Corrosion 忍び寄る腐食 (2)(G)(G) R ソーサリー 全てのアーティファクトを破壊する。 あの「粉砕の嵐(10ED)」が色とレアリティを変えての復帰。今の世界ではアンチアーティファクトは赤よりも緑の分野ということになったか。まぁ、「自然に帰れ」と並べると、「緑はクリーチャーに対処出来ない代わりに他のパーマネントに強い」という特性は良く出ているのではなかろうか。これで赤がちゃんと土地破壊の仕事を得意にしてくれてればいいのだが……さておき、リミテッドなら当然ラスゴ級。緑ユーザーだったら白や赤ほどアーティファクトを並べる必要も無く、ひょっとしたらラスゴよりも自軍有利の状態を作りやすくなるかもしれない。1パック目で引いてしまえば、アーティファクト薄めの感染あたりに持っていくのも難しいことではなさそうだ。構築戦でもアーティファクトの今後の拡大を考えれば充分有用な候補カードにはなると思うが、現時点でそこまで依存度の高いデッキは見あたらないので、今後のメタ次第といったところか。ま、「メムナイト」や「羽ばたき飛行機械」を壊してもそんなに嬉しくないけどな。 Fangren Marauder ファングレンの匪賊 (5)(G) C クリーチャー・ビースト 5/5 いずれかのアーティファクトが戦場から墓地に置かれるたび、あなたは5点のライフを得てもよい。 「ファングレンの狩人(MRD)」などでお馴染み(?)のミラディン原産ビースト、ファングレン。地味に「絡み森の脈動(DKS)」で出てくるビーストトークンもファングレンだぞ。で、そんな新作ファングレンだが、我らが緑の代名詞にして最強最大のクリーチャーであった「最上位のティラナックス」様が、色拘束を緩くしたせいでパワーを1下げてしまったもの。「なんだぁ、6マナでパワー6無いなんて、ケツ拭く紙にもならねぇじゃん!」とお悩みのティラナックス派のあなた。安心してほしい、多分ライフアドバンテージで言ったら勝負にすらならない。アーティファクトクリーチャーを2体ほどチャンプブロックさせれば10点ゲイン。そのどさくさに紛れて「真っ二つ」でも使っとけばさらに5点。別に相手のカードじゃなくてもいいので、大量の「地平線の呪文爆弾」を連打すれば一気に20点ゲインとかもあり。ちょっと油断すれば40点越えも見える。何コレ。5点は流石に考え無しすぎやしないか? みんなで「カルドーサの鍛冶場主」と一緒に使おう。もちろん、「ライフゲインなんて男のすることじゃねぇよ!」という人は、今まで通りに「ティラナックス」様を愛でるがよかろう。感染相手なら意味ないからね! Glissa’s Courier グリッサの急使 (1)(G)(G) C クリーチャー・ホラー 2/3 山渡り 赤の「コスの急使」と対になった存在だが、コスの部下がおっぱいボインな女の子だったのに対し、裏切り腐敗したグリッサの部下はみるもおぞましいホラーである。一体どこで差が付いてしまったのか……慢心、環境の違い。いや、マジで環境の違いだけども。ちなみに「コスの急使」は赤単で初めての森渡りクリーチャーであるとお伝えしたが、こちらの急使さんも、緑では初めての山渡り持ちである。お互い初めてどうし、仲良くやればいいよ、って言おうとしたけど絶対にすれ違うんだな。ちなみに赤以外に過去に登場した山渡り持ちは、白が2体で「崖を縫う者」と「丘漁りの巨人(LRW)」。また、意外なことに青のマーフォークにも1体おり、「River Merfolk(FEM)」という、名前からするとどう考えても山は渡れそうもないクリーチャーが過去に存在していたようだ。またどうでも良い知識が1つ増えましたね。 Green Sun’s Zenith 緑の太陽の頂点 (X)(G) R ソーサリー あなたのライブラリから、点数で見たマナコストがX以下のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリに〜を加えて切り直す。 Zenithサイクルの緑。ミラディン世界に最後に登り、決定的な世界の変革をもたらした緑の太陽(5つ目の夜明け、つまりフィフスドーンである)は、何とも嫌な臭いのする、危険なカードとなった。1マナ重たいとはいえ、好きなクリーチャーを選択して直接場に出せるというのはかなりずるい。これを4枚突っ込んでおけば「獣相のシャーマン」が居なくてもあっという間に好きなクリーチャーに「化ける」ことが出来るわけだし、解決時まで相手は何が出てくるか分からないため、カウンターのしどころも掴みにくい。出てくるのが「極楽鳥」なら我慢も出来ようが、今の緑なら有り余るマナを素早く「原始のタイタン」に注ぎ込むことになるだろうし、序盤に引いても「水連のコブラ」「ムル・ダヤの巫女」などのマナソースに充てればすぐに次の太陽が昇ってきた時の肥やしになるだろう。「原初の命令(LRW)」に「適者生存(STH)」はもちろんのこと、当初はそこまで警戒されていなかった「召喚の罠」にいたるまで、クリーチャーをサーチ出来るカードというのは、それだけで強いのだ。そんな強力な効果が、こうも簡単に再利用できるとなると……ちょっと何言ってるか分からない。これ、すごく怖い。唯一の救いは、これをカウンターしても「召喚の罠」がピッチで飛んでこないことくらい。こんな嫌な呪文でも、僕は敢えて大量のマナをタップして「絡み森の主」あたりを引っ張ってくるデッキを目指したい。「巨術士」とかもあり。 Lead the Stampede 暴走の先導 (2)(G) U ソーサリー あなたのライブラリを上から5枚見る。その中から好きな枚数のクリーチャー・カードを公開し、それらを手札に加えても良い。残りのカードを、あなたのライブラリの下に任意の順番で置く。 最近は5枚見て回収するカードが流行っているのだろうか。緑は「古きものの活性」に続く5枚チェックである。そして、1つ前のブロックに4マナで3枚めくる「獣狩り」があったことに全く配慮していないのがひどい。一応あちらは「ハズレカードが墓地に落ちる」という差があるが、クリーチャーでないカードが墓地に行っても大した意味は無い。コスト、効果、あらゆる意味での上位互換である。最大4枚のアドバンテージの可能性は半端じゃなく、不確定要素といってもこのレベルなら使ってみようという気にさせる。特に軽量クリーチャーを大量に詰め込んだデッキならば展開力も保持できるので、エルフデッキや「獣相のシャーマン」、トークン関係のデッキでは貴重なドロースペルとして構築レベルすら見込めるカードになるかもしれない。自分の「召喚の罠」運に自信の無い人は控えた方がいいかもしれないけどね。 Melira’s Keepers メリーラの守り手 (4)(G) U クリーチャー・人間、戦士 4/4 〜の上にはカウンターを置けない。 「破れ翼トビ(SHM)」と同じ能力を持った緑の中堅戦士。「破れ翼トビ」は萎縮持ちのクリーチャーを相手に無敵のブロッカーとなったわけだが、こいつは当然感染相手に無敵のブロックを繰り返す毒デッキキラーとなるわけだ。そもそも感染持っているのはお前ら緑やないか、という突っ込みはさておくとして、サイズが縮まず、特定デッキには綺麗に刺さるとなれば、ステータスもそこそこなのでリミテッドでのニーズはあるだろう。いざとなったら「汚れた一撃」をプリベントスペルのように使うことだって出来ちゃうわけだが、そんな緑黒デッキは嫌なのであまりお勧めはしない。カウンターなら全て受け付けないので、自軍の+1/+1カウンターも拒否するとかいうお茶目な側面もあるが、ま、どうでもいいよね。ついでに「黄金化(ODY)」で壁にならなかったり、「爆弾部隊(ODY)」に絶対爆破されなかったりもするぞ。本当にどうでもいいな。でも「成金、グヮファ・ハジード(CON)」から絶対賄賂を受け取らない、っていうとちょっと高潔な感じがしない? Mirran Mettle ミラディンの血気 (G) C インスタント 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。 金属術 – 対象のクリーチャーは、代わりに+4/+4の修正を受ける。 このブロックの新たなジャイグロ。1マナの亜流ジャイグロの場合、「普通に使うと本家ジャイグロより劣るけど、そのブロック特有のシステムと組み合わさると強くなりますよ」というのがベースラインになっており、このパターンだと最近は「地うねり(WWK)」があったし、他にも「アラーラの力(CON)」や「古きクローサの力(TSP)」、「爆発的成長(INV)」なんかがある。つまりはまぁ、面倒だったのでテンプレ通りのカードってことだ。現在は感染絡みで「荒々しき力」が暴虐の限りを尽くしていることからも分かる通り、この環境は多少質が悪くともジャイグロというだけで価値がある。この金属術設定だとうまいこと感染では悪用しにくいので「荒々しき力」に比べると派手さはないが、それでも充分に戦闘をひっくり返せるポテンシャルはある。やっぱ使うよな。 Phyrexian Hydra ファイレクシアのハイドラ (3)(G)(G) R クリーチャー・ハイドラ 7/7 感染 〜にダメージが与えられる場合、そのダメージを軽減する。これにより軽減されたダメージ1点につき、〜の上に−1/−1カウンターを1つ置く。 ハイドラといえば上に乗った大量の+1カウンターというイメージがあるが、このクリーチャーは逆に縮んでいくタイプ。能力的に分類すると「苔男(VIS)」と同じなので、すごく弱そうに見える気もする。ただ、これに感染がついているとそれだけで迫力が違って、実際殴っていくとお互いにカウンターで疲弊していく形になる。7点感染を完全に防ぐ手段などそうそうないだろうし、確実に相手クリーチャー2体以上との交換にはなるだろう。相手がうっかり隙を作ってしまったり、まかり間違って「ニューロックの透術士」でも併用しちゃったりすると、その時点で人が死ぬサイズなのだ。一応の注意点としては、どんなダメージでもサイズは小さくなっていくため、「金屑化」みたいなダメージがものすごく痛いこと。先制攻撃持ちとの相性も良くないし、感染の持つ難点はそのまま持ち越しているのだ。でもまぁ、これを1パック目で引けたらそのまま感染に行きたくはなるよなぁ。 Pistus Strike ピスタスの一撃 (2)(G) C インスタント 対象の、飛行を持つクリーチャー1体を破壊する。そのコントローラーは毒カウンターを1つ得る。 「垂直落下(M11)」に毒カウンター機能を加えたら1マナ重たくなった。おまけ要素は狙ったデッキを組まないと全く意味のないものだが、過去のスペックを考えればこの効果は3マナインスタントでも充分過ぎるくらい強いものだったわけで、ことリミテッドならばデッキインを躊躇う理由はない。少なくともこれまで「風の突き刺し」が入っていたスペースは全とっかえで問題無いだろう。そして感染デッキが狙えた場合のこのスペルの価値は当然値千金であり、安心確実の除去のついでにカウンターまで増やせちゃうのだから文句無しだ。例によって増殖絡みで「1つ目のカウンターがのらない!」とお悩みの人にぴったりである。一応、対象が限定された除去なのでメインで2枚以上積み込むのに抵抗があるのだが、そういう場合には「飛行の呪文爆弾」をぶち込んでおくと良い。 Plaguemaw Beast 疫病口獣 (3)(G)(G) U クリーチャー・ビースト 4/3 (T)、クリーチャーを1体生け贄に捧げる:増殖を行う。 5マナで4/3は緑ビーストとしては若干小粒ではあるが、こいつの武器はその筋肉ではなく、危険物認定すら受けてしまう強烈な口臭にある。クリーチャー1体をムシャムシャ食べて放たれる口臭はモルボルをも凌ぎ、プレイヤーに浴びせれば毒が増し、クリーチャーにおいては傷口も広がる。何という迷惑行為。絶対一緒の電車に乗りたくない。何故かプレインズウォーカーはこいつの口臭に歓喜して忠誠を高めたりするが、あいつらは未来に生きている連中なので気にしないこと。まぁ、冗談抜きにしても「クリーチャー版ゲスの玉座」であると考えればその有用性は充分。緑からも増殖戦術が狙える様になった上に、「ゲスの玉座」と違って金属術との相性も悪くないため、戦術に自然に組み込むことが容易である。感染型デッキならばこいつ自身に感染が無くても放り込んでおきたいスペックだろう。ものすごく関係無い余談だが、いくらネット上のネタとはいえ、妙齢の女性声優にモルボルというあだ名を付けるのは流石にどうかと思う。全部鹿野が悪い。 Praetor’s Counsel 法務官の相談 (5)(G)(G)(G) M ソーサリー あなたの墓地にある全てのカードを手札に戻す。あなたは、このゲームの間手札の上限が無くなる。 緑の神話枠は2枚あり、なんとこちらはソーサリーだ。一体どんな内容かというと、どうやら感染の親玉を務めていたファイレクシアの重役、法務官が何かしているところらしい。「墓地は第2の手札」というのは黒を説明する時によく使われる文言なのだが、今回はそれを緑が文字通りに実践してしまった。「墓地は手札」。そして手札に制限は無し。8マナもたまったゲーム終盤に使えば、アドバンテージという言葉すら馬鹿馬鹿しくなるほどの特大ハンドを拝むことが可能だろう。これってやり方を変えた「ヨーグモスの意志(USG)」だよなぁ。アホだなぁ。でもまぁ、8マナは8マナだし、「マナ加速から高速で8マナ出すデッキ」でこれを使っても、墓地には大したものも無いはず。何かものすごいデッキは出来そうな気もするが、案外ものすごいだけで終わるかもしれない。カードボックスの中で最近全然使われていない「心の傷跡」が呼んでいる気がするが、気のせいだろう。 ロリっ子2人の奇妙な協力体制を描く第35話。いや、別に特別記事を立てるようなびっくりする話数というわけではないのだけど、どこぞで「3大ロリ声優って誰だ?」っていう話題を見かけたので、それ繋がりで。 放送開始からずっと動いてこなかったリコたちとカノンの関係性。それが今回、3人ががっつりと絡むことで明確に変化した。カノンが御子神姉妹のがんばりを観察して少しだけ認める気になったのに加えて、カノンの気紛れな武勇によるコウモリのイメージアップが、カノンの方からも歩み寄る要因を作ってくれたおかげだ。ようやく年齢にふさわしい屈託のない笑顔を見せられるようになっただけに、ラストのミサの一言が本当に切ない。カノンは基本的にはいい子なので、最終的に幸せになってほしいもんです。でもなぁ、リコがケンとうまくいっちゃうと、リムがタマオ、ポチ姉がパルスだろ。カノンだけ余るんだよなぁ。 今回の見どころその1、キルミンフォーゼした直後のグルミンの鳴き声シーンで、リコのネコグルミだけやる気無し。ふてぶてしくても愛らしい。まさに猫の鑑。何度も「猫は鳥とか襲うでしょ」と言われて息巻いていたリコだが、基本的にキルミンズは変身後も理性は維持出来るんだよね。まぁ、タマオとか、アンゴラウサギの時のリムは駄目だったけど。リコは鳥をみてもすぐに襲いかかりたいとは思わないみたいだしね。そう考えると、完璧なアニマリアンとか言ってるくせに牙組の連中は本当に節操がないよな。
で、冒頭の話題に戻るのだが、今回中心となって話を盛り上げてくれたリコとカノンだが、中の人の年齢差はなんと19歳。リコ役の悠木碧はまだ18歳でギリギリ、リアルロリとすらいえる年齢なので、なんとダブルスコアの年齢差。それなのに、このロリっぷりといったら。考えてみれば丹下桜も我が人生を迷わせた元凶の1人といえるかもしれません。ちなみに「3大ロリ声優」と言われて「どうせ釘とかだよなぁ」と思っていたのだが、「齋藤桃子」という意見が多く見られたのでなるほどと思った。確かに桃子の声は何物にも代え難いものがある。「ロリキャラ以外の選択肢が与えられそうもない声優」というカテゴリで分類すると(こおろぎさとみやかないみかを入れないという条件で)個人的には「齋藤桃子、こやまきみこ」まで決まった。あと1枠はあおちゃんでいい気もするが、リアル若者を「ロリ声声優」と言ってしまっていいものか……。他に候補は明坂聡美とかだね。そういや、千葉千恵巳って最近なにしてるんだろ。 最後に見どころその3、カノンが常笑いの魔刀・シュラムッフェンを装着。……同じことを想像した人、何人くらいいるかなぁ。 平沢家の家族構成に不気味なものすら感じられる第9話。お隣のおばあちゃんが「みんなで食べて」って言って筑前煮を渡したということは少なくとも両親が継続的にに不在というわけではないと思うのだが、何故こうも2人の食事シーンが多いのか。何の情報も無しに両親だけが出てこない少女というと、どうしても彼女のことを思い出して鬱々としてしまいます。ひょっとして、平沢唯という存在も…… などというどうでもいい前振りをするのは、当然、大して書くことが無いからである。だって、ほとんど唯が出ずっぱり、2番目にしゃべってるのがあずにゃんで3番目が憂っていう状態じゃ、私が語るべきことはそんなにないのです。あ、でも「律澪でやろうぜ!」って言ってたのにきれいにスルーされたシーンは良かったかも。ドラムとベースだけのユニットっていうのも是非見てみたいもんだが。地元の演芸会でドラムプレイは無いわなぁ。 ただ、今回のメインプロットについては、「こういうのも面白いな」と思ったのも事実。この作品は「日常系女の子バンドアニメ」なわけだが、結局女子高生がバンド活動しようとしてもシチュエーションは限られてしまうわけで、1期で文化祭とか新歓、そしてライブハウスなんかを一通りやってしまった時点で、「新しい場面」というものを見せるのが難しくなる。もちろん新しいものなど何も無くていい作品でもあるのだが、流石に2クールでそれではまずいだろう。 そこで登場するのが、単なる高校生の身の丈にあった、地元商店街の演芸大会というわけだ。一応新曲(?)も披露しているし、各々のキャラクターの楽器や歌に対する姿勢も垣間見ることが出来るので、「ガールズバンドもの」としては至極まっとうな路線である。そして、近所のおばあちゃんや地元のお年寄りが出てくるだけで「なんか見慣れない新キャラが多く出てきているな」と思えてしまうくらいに新鮮な(悪く言えば違和感のある)仕上がりになるという状態が、この作品の「恐ろしいまでの世界の狭さ」を如実に表している気がするのだ。 でもまぁ、おばあちゃんたちをどれだけ描いたとしても、この作品の「女の子を可愛らしく描く」という唯一にして絶対の命題は曲がっておらず、今回描かれたのは、唯の「お馬鹿ながらも自分なりに頑張って生きている」部分。2秒で忘れておつかいに失敗してみたり、後輩に試験指導されてみたり、天然という言葉では処理しきれない「病気」に近い部分もドぎついほど描かれつつも、近所のおばあちゃんにはこれ以上無いくらいに可愛がられているし、そのおばあちゃんに対しても、きちんとお礼を言ったり、挨拶したりは出来るという「真っ直ぐに育った良い子です」というまともな描写も多く見られる。普段の唯がどこまで「あっち側」の娘かを知っているだけに、彼女の晴れ舞台を見てなんだかんだで嬉しいおばあちゃんの気持ちも、視聴者はよく分かるのである。平沢家は、今日も平和で何よりだ。まぁ、憂は流石に危機感を持った方がいいとは思うけど。醤油無しであれだけの料理を準備出来るスキルがこえぇ。 明日あたり鴨川べりに行ったらギターを練習している女子高生に会えないもんだろうか。……巡礼してるオタクに遭遇する可能性の方がまだ高いな。 6月4日 ドラフト模様(ROE×3)
ピック順 【Serra】→【Thraxi】→【Alessi】→【Sangriter】→【Van】→
エルドラージ4発目。個人的には戦績が伴ってないので執筆のモチベーションがあまりあがりません!! いや、ドラフト自体は楽しいからいいんだけどね。世界が見えないのでテキストが書きにくいんだよぅ。まぁいいや、みんなが楽しいと思ってくれれば僕は幸せです。でも、忙しいから短めにね。
心機一転、ジョーイさんマジパねぇ第10話。あっという間に3ヶ月が経過するというのはちょっと驚きだけど、3ヶ月経ってもまだサイがボードに乗ってるのはどうかと思う。流石に怪我は治ってるだろうに。若いんだから歩け歩け。 「タマ」こそ残っているものの、何とか平和を取り戻した世界。町の復興も賑々しく、ジョーイたちは日常に戻っている。しかし、うかうか日常に戻ることが出来ない人達も少なくない。最もピリピリしているのは、当然のアメリカ政府。スクラッグを殲滅させた謎の存在「ゴースト」の正体が分からないことには、枕を高くして寝ることは出来ない。そして不穏なミスターヒーローの噂。ありがたいには違いないが、見方によっては遠回しに自分の力を見せつける示威行為のようにも受け取れる慈善事業の数々に、政府も具体的な策を持ち出すことが決まった。 憤懣やるかたないのは、デビュー戦の機会を逸して赤っ恥をかかされたDr.ミナミ。折角の新兵器も今では単なる穴掘りマシン。自尊心と現実のギャップにイライラは限界値。その怒りは、全てを台無しにした「ゴースト」へ向けられている。 そしてそんな敵対勢力を知ってか知らずか、教授は今ヒーローマンの試験と調整に余念がない。「そんなすげぇアスレチックみたいな訓練施設が作れるなら、もう少し才能を活かす場所があるだろ」とは思ってしまうのだが、本人はそこそこ楽しそうだ。アメリカは広いからあのくらいの廃工場は自由に使っても構わない……わけないと思うけどなぁ。 そして、今回最も衝撃的だったのは、既に人間としての姿を失ってしまったウィルの決断。「この姿では俺の居場所はない」というのはもっともな意見ではあるのだが、彼だって純粋な被害者だ。出るところに出れば保護と理解を得られなかったものか。あの調子ではどこぞの寒村で隠居生活、というわけにもいかないだろうし、どこへ行っても逃げ場が無い気がするのだが。下手したらスクラッグの残党として政府に追われる可能性まであるしなぁ。潔くリナから離れたのは男前だが、短絡的に考えずに可能な共存策を模索して欲しかったところではある。ニックについては誰も回想すらしてくれないので、個人的には凄く切ないです。 そんなシリアスな問題を抱えた連中と一段違うところにいるのは、兄を失って傷心かと思われたリナ。今回のサブタイトルは「アプローチ」で、先週の次回予告の段階では「政府筋の人間や秘密機関なんかがヒーローマンに肉薄するという意味だな」と解釈できた。まぁ、それも意図としてはあたりなのだが、どちらかというと今回のメインはリナがひたすらジョーイに迫るという、何とも平和な「アプローチ」である。ジョーイの見事なフラグクラッシャーぶりも惚れ惚れするが、普段の生活からあんなにエロい格好をしているくせに、いざとなると案外奥手なリナが何とも可愛らしい。あの格好で授業受けたりしてるんだよなぁ……アメリカンガールおそるべし。 そして最後は、有り余るヒーローの力を何とか復興に役立てようと無償の労力を提供し続ける主人公、ジョーイ。彼の行動理念は実はデントンと同じで、「自分にしか出来ないことがあるなら、やらないことはいけないことだ」という滅私奉公の精神である。デントンは「復興なら他の人間でも出来るが、スクラッグのような勢力に対する備えはヒーローマンしかいないのだから、ヒーローマンは純粋な戦闘兵器として洗練されるべき」という考えで、ジョーイは「もう戦闘はしなくていいのだから、そのパワーを人のために活かすべき」という考え。どちらも正しい考えではあるが、流石に「夜中に突然現場の仕事が終わっている」は迷惑になりゃしないか? 瓦礫の撤去や地ならしならまだ許せるけど、流石に誰が組んだか分からない作業足場は使う気が起きないだろう。そもそもジョーイは作業用の足場設置なんて専門技術、どこでマスターしたんだろう。本人の台詞からすると建築関係の仕事を志している様子もあるのだが、流石にあのレベルの数学を勉強しているガキが出来ることには見えないのだが。ジョーイきゅんは黙って喫茶店でウェイトレス(?!)をやればいいと思うよ。 リナの誘拐とかあった割には、放送開始以来最も平和だったエピソード。きっちり後日談を描いて今後への繋ぎをまとめるそつの無さと、複数のファクターを一気に持ち上げてシナリオを加速させるテンポの良さは相変わらず。次はどっちの方向に転がるのか、Dr.ミナミの暴走にご期待下さい。まぁ、次回はジョーイの身内の話みたいだけどね。 <青> Blue Sun’s Zenith 青の太陽の頂点 (X)(U)(U)(U) R インスタント 対象のプレイヤー1人は、カードをX枚引く。〜をオーナーのライブラリに加えて切り直す。 「頂点」サイクルの青は、シンプルにXドロー。ここ最近のXドローというと「思考の泉(M10)」がベースになると思うが、余計な能力無しでもインスタントになった分1マナ重くなったと考えればつじつまは合う。「天才のひらめき(USG)」の下位互換的なコストではあるが、その分はZenith能力があるのでとんとん。これで過去の「トレイリアンブルー」みたいなデッキがあれば凄いことになるが……まぁ、無いだろう。トリプルシンボルで決して軽いとは言えないコスト設定は、過去に「火想者の発動(GPT)」なんかでもあまり好まれなかったマナ域なので、手放しに強いとは言えない。ただ、現環境においてインスタントのドロー呪文というのは選択肢が「ジェイスの創意」だけなのでそれなりに貴重で(「深淵の謎」もあるけど)、同じ5マナで比較すれば「ジェイスの創意」とこれは1枚しか差が無い。パーミッションに構えてエンドにあまったマナで適宜ドローを補充するという役割ならば、このスペルが充分替わりを担ってくれるはず。また、Zenith能力があるので何度でもその恩恵を味わえる可能性があり、後半にドローの枚数が増えれば増えるほどアドバンテージ構造が明確になってくる。あわよくば最終的には相手のライブラリを破壊することも不可能ではないわけで、何か過去の遺物のようなデッキも作れそうではないか。ただまぁ、現環境で最大のライバルドローソースと言えば「ジェイス」様なんですけどね。そりゃ分が悪い。 Consecrated Sphinx 聖別されたスフィンクス (4)(U)(U) M クリーチャー・スフィンクス 4/6 飛行 いずれかの対戦相手がカードを1枚引くたび、あなたはカードを2枚引いても良い。 神話スフィンクス。どの次元にも顔を出し始めた最近の青スフィンクスの節操の無さはちょっと気にかかるところだが、そのあまりに短絡的に表現された特大アドバンテージエンジンはさらに気にかかる。6マナ4/6は割と普通のボディではあるが、相手はターンを返してドローフェイズを迎えてしまった時点でアドバンテージを確立させてしまう。仮に6マナ4/6、187能力で2枚ドローという生物だっただけでも充分な仕事だろう。そのままちょっとでも放置しておけば、見る見るアドバンテージが広がっていき、対処手段が無くなってしまう。また、青にはご存じの通りに相性の良いカードが多く「ジェイス」を起動すればプラス能力を使いつつ相手が1ドロー、自分が3ドロー。「時の逆転」でも使おうものなら、相手7ドローで自分は21ドロー! 別な意味で死ねる。いっそこのまま「寺院の鐘」を張った上で「ジェイスの消し去り」でも置いておきたい気分である。リミテッドなら勿論鬼カード。構築の場合、「マゴーシのスフィンクス」というお馬鹿生物に声がかからなかったので過剰な期待は出来ないが、このカードの強さは放っておいても勝手にアドバンテージが広がる自動性能にある。除去耐性の無さをうまくカバーしたコントロールとかなら、ワンチャンスあるかもしれない。 Corrupted Conscience 堕落した良心 (3)(U)(U) U エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) あなたはエンチャントされたクリーチャーのコントロールを得る。 エンチャントされたクリーチャーは感染を持つ。 ついにイラストにあのカーン様が現れた。すっかりファイレクシアに陵辱されてしまったカーンは、実に禍々しい姿で鎮座ましましている。ドミナリア時代はウルザの忠実な部下として活躍し、その後もミラディン・ドミナリアの危機を救い、すっかりプレインズウォーカー総本山みたいな印象のカーンだったが、一体何がどうなってこんな姿になってしまったやら……ま、ミラディンの騒動は今も昔も全部こいつのせいなんだけどさ。さておきこのカードである。残念ながら堕落したカーンのカード化ではないが、青特権である「支配魔法」の新作なので、リミテッドレベルなら充分強力だ。そして、ファイレクシアに洗脳されたイメージは感染を付与することで表現されている。単に感染をつけるだけのオーラ「ファイレクシア化」が2マナであることを考えると、3マナの増加でコントロール奪取出来ちゃうのはかなり破格。どのクリーチャーにプレイしても大して損しないわけで、中盤にフライヤーあたりにぺたりとやれば、そのままゲームを終わらせてくれる可能性もあるのだ。やっぱ誘拐オーラはどこをどういじっても強いな。 Cryptoplasm 謎の原形質 (1)(U)(U) R クリーチャー・多相の戦士 2/2 あなたのアップキープの開始時に、あなたは「〜は他の対象のクリーチャー1体のコピーとなる」ことを選んでも良い。そうしたなら、〜はこの能力を得る。 毎回恒例の「クローン」タイプクリーチャー。3マナ2/2はクローン業界ではそこそこのサイズに分類されるが、一応ステータスを与えられたのには訳がある。普通のクローンと違って、こいつは変身を完了させるまでに多少の時間がかかるのだ。無事に出して1ターン生き延びることが出来れば、ようやく、他の誰かの姿を借りることが出来るというわけだ。クローンの強さは常に場にある最上の選択肢を選べることで、例えば「悪残の天使」をコピーしておけば火力圏外に逃げられたし、すぐにブロックに向かうことも出来た。それが出来ず、大きな隙を作ってしまうのはクローンとしては2流である。一応コロコロ姿を変えるオプションを持っているのはメリットだが、わざわざクローンが入るデッキならそんな尻軽使い方などせず、何かもっと確固たる目的があるはずだろう。中途半端は何事にも向きませんよ、というお話。ただ、リミテッドだと安心のステータスと能力のおかげで結構強い。 Distant Memories 遥かなる記憶 (2)(U)(U) R ソーサリー あなたのライブラリからカードを1枚探し、それを追放してライブラリを切り直す。いずれの対戦相手も、あなたがそのカードを手札に加えることを選んでも良い。そうしなかった場合、あなたはカードを3枚引く。 こちらもカーン様のイラストが印象的。すっかり悪に染まってしまったカーンが「ぐぅ、なんだ! この私の心を苦しめる記憶の断片は!」と叫んで必死に改心フラグを立てようとしている様子がなかなかにドラマティック。ぼんやりと浮かんでいるのはウルザ様の顔とヴェンセールのマスクだろうか。一瞬「あれ? ガラク? お前関係無いやん」と思ったけど、マスクが違うな。あくまで思い出しかけてるのは同郷出身のプレインズウォーカーだけである。ウルザとつるんだドミナリア政変と、ヴェンセールと共闘した時のらせん事件はものすごい隔たりがあるけどな(ヴェンセールじゃなくてミシュラだっていうは話もある)。さておき、そんなドラマティックな時代背景を感じさせるカードなのだが、残念ながら能力は大したことがない。何せ、レアに分類されているのに同じマナコストの「魔性の教示者(M11)」の完全下位互換にしかならないのである。そりゃま、特定のカードをサーチする能力は黒の方が優れているということなんだろうが、別に苦手なら無理にやらんでもいいと思うのだが。一応「恐喝」システムになっているので、うまくいけば公開条件こそつくものの、一応「魔性の教示者」と同じ。失敗しても4マナ3枚ドローなら「集中(8ED)」なので悪い相談ではない。が、その場合には「引きたいなー」と思って公開したカードがリムーブされてしまい、2度と引けないという余計なハンディキャップがあるのだ。流石に構築で使えるレベルになるとは思えない。改めて、何でレアなのかと小一時間。リミテッドでも鬼ってほどのカードじゃないしなぁ。 Fuel for the Cause 目的のための燃料 (2)(U)(U) C インスタント 対象の呪文1つを打ち消す。その後、増殖を行う。 間違っちゃいないが、何かよく分からない日本語名を付けられてしまったカード。そらな、目的が無い燃料なんてあるわけないからな。さておき、このブロックの基本カウンター。4マナおまけ付きカウンターについては過去に書いた「解明(ROE)」の記事あたりを参照してもらうとして、このカードのおまけは過去の水準で見たらそこそこ魅力がある。コモンで増殖が出来るカードは「傷跡」時点では「着実な進歩」くらいだったので、どうしても増殖デッキは敷居が高いイメージがあったが、今回はこれと「病気の拡散」がコモンで手に入るようになり、カウンター・除去といったベーシックなアクションに付加効果として増殖を絡めやすくなっている。どうしても受けのデッキになるので狙ったタイミングで増殖出来ないのは難点だが、「転倒の磁石」や「堕落の三角護符」といった増殖プッシュカードと併用するならば運用はしやすそうである。現リミテッドで「冷静な反論」はそこまで重要なカードとなっていないが、今後のコントロール寄りのデッキには注目したい。いや、リミテッドの話ですけどね。 サブタイトルの示す通り、終始薄暗い中をさまよい歩く第21話。前回あたりから大きな動きは少なくなっているのだが、それは描かれるべき心情描写がどんどんややこしくなっているため。今週はどの「色」が塗り替えられることになるのか。 ややこしいので、今週が終わった時点での各自の「知識」をまとめておこう。まず、意識的に「非日常」との接触を避け、事件との関わりを持とうとしなかったために最も「無知」なのが帝人。彼が知っている情報は「ダラーズの真実」「首無しライダーの正体」の2つ。知らないことは「罪歌の全て」と「黄巾族の正体」。その上で、最後に「黄巾族に園原が捕らえられたらしい」ことを知る。 次は園原杏里。彼女の場合、罪歌の真実は全て知っており、決死の単独行によって、黄巾族を統べているのが親友の紀田であることも知ってしまった。そして、「そんな彼の行動原理が園原を襲った切り裂き魔であり、復讐のために黄巾族を使ってダラーズに攻勢をかけている」ことも知っている。知らない情報は「ダラーズとは何か」。 最後に紀田。彼は切り裂き魔の正体を知らず、セルティと園原の突撃のおかげで「ダラーズと切り裂き魔は密接に関わっている」という(あながち間違っていないが)正しくない情報に従って行動している。そして臨也を通じて、また、ダラーズのリーダーが親友の帝人であると吹き込まれており、そこについての確認は取っていない。そして衝撃の事実として、黄巾族のメンバーに「催眠術」をかけた「謎の女」が、園原であるという疑いまで抱かなければいけなくなった。「園原=切り裂き魔(罪歌)」という事実には行き当たっていないが、「催眠術なんて世迷い言も、首無しライダーなら出来そうな気がする」→「首無しライダーは刀を振るった切り裂き魔と接点がある」→「首無しライダーはダラーズである」→「切り裂き魔もダラーズであり、催眠術を使う何者かもダラーズである可能性が高い」と、次第に「ダラーズ」「首無しライダー」「切り裂き魔」の3つが繋がりかけている。あぁややこしい。最大の不幸は、誰もが臨也の存在を意識しておらず、「自らの意志で行動している」と思い込んでいるところと、黄巾族に仕組まれたブルースクウェアという毒に気付いていないところだ。 今週最も直接的な動きを見せたのは、園原だ。黄巾族の横暴を座視しているわけにもいかず、直接的な形で罪歌による干渉を始めている。黄巾族の中にも罪歌の子供が潜んでいるというのがポイントで、一種の後催眠暗示のようにして、黄巾族の暴力行為を止めるための防波堤を築く。一見すると、自分の正体もばれず、内部から抑止出来るナイスアイディアに見えるのだが、超常現象によって黄巾族の中に渦巻くフラストレーションが更に高まってしまうこと、そして何より、施術中に自分の姿を見られていたことがネック。本来ならば捉えどころのないはずの「罪歌」という存在が、ついに捕捉されてしまった。「無関心」を貫き続けた園原の日常が、自分を想う親友の干渉、そして自らの親友への干渉によって瓦解しかけているというのは皮肉な話。 紀田は、今週もただただ流れにのまれる。「ダラーズ狩り」を止めることも出来ず、ついに積極的な罪歌の介入を呼び起こしてしまったのは彼の責任。さらに臨也の情報を手にしたにもかかわらず帝人に確認を取ることも出来ず、転がり落ちるだけの情勢を黙って見ているしかない。 対照的に、見ているだけのポジションから具体的に動き出す決意をしたのが帝人。ダラーズの存在に疑問を隠せない彼だったが、門田と出会い、張間美香と出会い、「何かをしなければ」という義務感に駆られ、何とか活動を再開する。色が無いせいで奇妙な騒動に巻き込まれてしまった不幸なダラーズを、再び「色のない結束性」を元にした有るべき姿に戻すため、リーダーとして立ち上がる決意をする。ここからは、彼の得意の「情報戦」のフェーズになるのだろうか。 三者三様、それぞれに努力はしているのだが、結局流れる方向は決まっているのがこの池袋。騒動の発端である「切り裂き魔」園原が黄巾族の手に落ちるとき、紀田は、園原は、帝人は、そして臨也は、誰のために、どのように動くのだろうか。 もつれ合った状況だけに、各キャラクターは考えることが多すぎるので、その心情を全て追い切るのはなかなか大変な作業。個人的には帝人や紀田はまだ与えられた情報が「全てか、ゼロか」という状態なので楽なのだが、園原の行動原理を追い求めるのがなかなか大変。特に彼女の場合は「度の過ぎた客観」という属性も持っていたはずなので(最近はそれを発動しないが)、現時点で誰を思って行動しているのかを確定させにくい。今回久し振りに登場した張間美香はそれに比べて非常に分かりやすいメンタリティだったので、なんだかほっとしました。「愛する人を決して離すな」と力説する矢霧誠二君だが、あんたが言ってもいまいち説得力がないな。 今回は池袋の街中にほとんど陽がささないというのが随分特徴的で、明るい画面でも、ほとんどが下校時刻の夕焼けに染まった寂れたビルの背景である。これは実にシンプルに、勢力を拡大して完全に「無色」を飲み込んでしまった黄巾族の「黄色」、そして、その「黄色」の内部から介入、浸食しようと試みた罪歌の「赤」が溶けあったもの。前回に引き続き、象徴的なカラーリングによる描写が見事でした。 最後に1つ。ちゃんと教えたつもりで内緒話モードが全然設定出来てないという大ポカをやらかしてしまったセルティさん。もう、どこまでもドジっ子! |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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