最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる」 5 とりあえず、我らが名誉ゴリラ声優であるのじょさんが加わっていたのでそこは認めよう。これで彼女がいなかったらこれまでの人生のゴリ活はなんだったんだって話になるからな。どうせならゴリラ役で参加してほしかったところだが。 タイトルから分かる通りになろう源流の作品であるが、Wikiを見てたらちょっと気になる情報を見つけた。それは、今作がなんと「ラノベとして書籍化されていない」という事実。正確には4〜5年前くらいになろうに掲載されており、その「漫画版」は存在しているらしいのだが、直接の原作となる小説媒体が存在していない。いわば「漫画の原作みたいなストーリー」ってことになる。なろう界隈がどうやって商品化していくかはよく知らないが、こんなルートもあるものかとちょっと興味を持った。 でもまぁ、中身はいつも通りだとは思うのだが……いわゆるチート主人公による「またなんかやっちゃいました」系の分かりやすいストーリー。ただ、そのチートの大元が「動物の力を付与される」というどこぞの戦隊みたいな設定1本だけなので、単体で文句を言う部分はない。「どっちかというともはや神じゃなくて単なる動物霊だろ……」とは思うが、「全国民が等しくジュウオウパワーを付与される世界」であればその世界の動物を「神」と捉えるのはあながちおかしな話ではない。まぁ、「そんならこの世界でのリアルゴリラとの付き合い方ってどうなるんだよ」というのは気になるが……(少なくとも主人公はリスをふつーにリスとして扱っているので、「神」以外の動物は現実と同じスタンスで扱われていると思われる)。まぁ、その辺の細かいことを気にしてもしょうがない。ゴリラ云々は置いといて、設定としては「突如、それまで目立たない人生を歩んできた女の子に超絶フィジカルが与えられた」という思いつきだけのお話である。 残りの部分はステータスウィンドウも鑑定スキルもなく、ごく普通のナーロッパ。魔法すらあるかどうかは分からないが、「令嬢」だけは令嬢らしい。その辺の設定を突き詰めるとまたアラは見えそうだが、「いや、そもそも作者はそこまで考えて掘り下げるつもりもなくて、思いつきでちょっとネタ小説書いただけですやん」と言われたら文句は言えない。「純粋に武力として貴重」になった戦略兵器な女の子が重宝されるのは至極当然のことだし、周りに野郎ばかりが集まってくるのも、そりゃ軍にいるんだからしょうがない。「変なデザインのワンパンマン」みたいなもんだと思えばいいんじゃなかろうか。 まぁ、「単にパワーが強いやつ」を主人公において今後の展開をどう作るつもりなんだよ、というのは気になるが、1クールくらいならなんとかなるのかもしれん。幸か不幸か映像は1話目時点では割と見やすいものになっていたし、監督の追崎さんも大外しはしない人だ。「鵲(カチガラス)」という謎のスタジオ名は聞いたことなかったのだが、エンカレッジフィルムズがいつの間にか社名変更してたらしい。 PR ○「LAZARUS ラザロ」 5 タイトル聞いてもコレしか思いつかなかったわ。元はキリスト教の云々らしいけど学が無いので知らん。 監督が渡辺信一郎、そしてなんとなく「ビバップ」っぽい雰囲気ということでちょっと前から話題にはなっていた作品。実際に気合いは入っているようで、ただのアニメじゃおわらねぇぞ、という気迫が感じられる導入。アクション作画の入念さは相当なこだわりが表れたものだと察することができる。 ただ……それが面白みかと言われるとしょーじきよく分からん。というか、別に面白くはない。いや、違うな。面白かったよ。主人公・アクセルのパルクールをベースにした脱走劇は確かに嘘くささもあるが「アニメ的な」嘘くささいっぱいで面白いと言えば面白い。キャラ作画がなんかやぼったい感じはあるが、ことにモーションにリアリティをつけてゴリゴリ動かそうとしたら頭身も現実の人間に寄せて、ぱっと見に「嘘がない」リアルな方向に持っていきたかったのも理解はできる。しかし、単体では面白いと思える要素も、まだ状況が飲み込めてない1話目で、延々半分以上の時間を使ってやられると……飽きる。どんだけ逃げてんだよと。警察アホかと。いくらなんでも冗長すぎて、ここから先の構成が不安になる1話目だった。 一応、あれだけ長尺のアクションシーンで色々と考えて描いてるのはなんとなく分かるんだよ。例えば刑務所内でとっとと発砲すればいいのに全然警察が撃たないから「どないやねん」と思ってたんだけど、アクセルが意識的に射線に警官が入るように位置を調整しながら逃げてるせいで警官は迂闊に発砲できなくなっている。その辺の「考えてる」感は伝わる。でも長い。ただでさえ1クールなんて描ける要素が少ないんだから、パルクール博覧会に1話まるまる使うのはちょっと無駄遣いがすぎるんじゃないか。 そんなわけで「期待したいところだが、どうにも狙いが分からん」というので様子見だ。内田姉弟がまたつるんでる様子を楽しむのが主目的にならないといいが。 ○「ウィッチウォッチ」 6 こないだ「1年以内に死ぬ魔女」のアニメがあったが、今度は「1年以内に災いが起こる」魔女だそうで。魔女って年契約のサブスクみたいなもんなんかな。 原作はやや既読。毎度お馴染み無料枠試読なのでコミック1巻だけかな? おかげで基本設定は知ってたので新番視聴時にあんまり気負わずに済んだし、この後の展開は全然知らないから楽しみも残るという、精神衛生上一番良い接し方になったかもしれない。まぁ、単話完結のギャグを繋いでいく形式だからあんまり先のネタバレとかは関係なさそうだけど。 この機会に本作の作者である篠原健太の印象について触れておくと、まず、最初はあんまり好きじゃなかった。「SKET DANCE」は原作時点ではそこまで好きな作品ではなく、当時はまだジャンプを購読していたためになんとなく読んでるという、それくらいの付き合い。ギャグは空回りしてることが多いな、という印象があったもんでアニメ化に際してもいささか辛口な評価になっていたが、1年半の放送を終える頃にはむしろ好き寄りになっていたという節操のない手のひら返し。これは勝手なイメージなんだけど、多分ギャグのタイプがアニメに相性が良かったんだろうね。誌面でただ読むだけじゃなく、実際に動かして、音で聞いた方が楽しめるような、そういうネタ回し。 さらに作品は「彼方のアストラ」へと移り、ここでさらに原作者の評価は上がっていく。元々「スケダン」の頃から、細かいプロットを組んで伏線仕込むのが好きな作者で、それがうまい具合にハマったのが「アストラ」だった。そうしてみると、「スケダン」時代だって色々とやってるわけで、今読み返したらもっと楽しめる状態になってるのかもしれない。 てな関係の作者の新作ギャグ漫画がこちら。「スケダン」同様に日常風景の中のちょっと変な連中を描いたギャグであり、1話目を観て分かる通り「魔法」という放っておいたらどんどん散逸しそうなネタをうまい具合に伏線を引くことで誘導する作風が形になっている。どこまで続けられる芸風かは定かじゃないが、この形で連載を続けられているということは、何かしらのネタづくりメソッドが固まっているということなのだろう。真っ当なギャグアニメとして、そしてちょいと青春ラブコメとして、楽しませてもらえたらと思う。 製作体制も恵まれており、スタジオはなんと「100カノ」の放送が終わったバイブリー。2作続けて「ジャンプ系のハイテンションラブコメ」を担当。こちらのスタジオはクオリティの心配をしなくて良いので本当に助かります。同じ日曜5時枠でなんか微妙なクオリティだったジャンプ漫画がちょっと前にあった気がするのに。 ○「ウマ娘 シンデレラグレイ」 6 今期2本目の岐阜アニメ。去年からなんか知らんけど岐阜アニメの流れきてるな……まぁ、今作は途中から岐阜じゃなくなるけども。 さぁウマ娘だ。原作は何故か既読。何きっかけだったか忘れたけど今作については電書で単行本も買ってるので一通り読んでる。まぁ、電書は相変わらず苦手なので、放っておくと新刊が発売されてもず〜っとほっといちゃうせいで未読分が結構な量積まれちゃってるが……アニメで放送される部分くらいは確実に読んでる程度の読者。加えて、ウマ娘に関してはゲームプレイヤーじゃないので大したフォロワーじゃないが、アニメ1期2期、そして昨年の劇場版で心動かされた勢なのでファンではある。3期目がちょっと期待はずれになっちゃったのは残念だったけど、長いシリーズ、当たり外れがあるのは致し方ないだろう。 ウマ娘のアニメを評する時に必ず持ち出してくる話として、「単なるかけっこが面白くなるわけがない」というくだりがある。この問題提起は、面白かったシリーズでは「面白くなるわけがないのになんで面白いんだろうね」という話になっていたし、唯一刺さらなかった3期については「面白くなるわけないんだからしょうがないじゃん」という歪んだ免罪符になったりした。今作ではどっちに転がるか分からないが、引き続き「単なるかけっこをどうやって面白くするんだろう」と思いながら観ていきましょう。でもまぁ、原作読んでるからなんとなくは知ってるんだ、「かけっこでもそれなりに面白くなるよ」ってのはね。 ほんとにひねりのないスポ根なのでもちろん好き嫌いは分かれるだろうが、今作の主人公・オグリキャップは基本的にチートクラスの強さを持つ「怪物」。彼女が不器用ながらも彼女なりに必死に努力し、その結果周りの連中をちぎっては投げ、ちぎっては投げするのを楽しむ作品。その過程で、周りのウマ娘たちもいい具合に友情物語を演じたり、個々の戦いに邁進したりしてくれる。少なくともコミック時点ではその辺りのバランスは成立していたし、アニメも当然CygamesPicturesが担当しているわけで、大崩れするわけないだろ、という期待票を投じておく。 一応、これまでのシリーズとは大きく異なる点があるのでそこだけは注意する必要がある。それは、ウマ娘アニメでは初の「短期間で結論を出さなくてもいいシナリオ」なのだ。オリジナルアニメシリーズはどうしたって1クールである程度の起承転結を持った筋立てが必要になるし、劇場作品ではそれが2時間弱まで圧縮されたわけだが、今作は元々「コミック原作がある」と分かって作られているわけで、別に1クールの枠にとらわれる必要はない。そりゃま、セールス的にはあった方がいいんだろうけど、元々そういうデザインになっていないってことは視聴者も共通認識で持っている。おかげで、アニメ3期で悩んだような「なんか適当でもいいから結果出しとけ」という性急な展開が必要なくなる。まぁ、今作独自の強み(?)として「史実を紐解けばなんぼでも試合は描ける」というのもあるから、尺はだいぶ調整しやすいのだけども。1クール目でどの辺まで描かれるかは気になるところだ。 その他のポイントとしては、わたしゃすっとぼけたオグリのキャラは割と好きよ。いわばドラゴンボールの悟空みたいな「世間知らずの純朴」枠ですから。少年漫画的には王道の強キャラと言える。サポートのベルノライトも可愛かったし、しばらくはこの2人の二人三脚で進めてもらえればいいだろう。カサマツにしか出てこないので将来的には使い切っちゃう感がある3人娘(+フジマサマーチ)も存在感は充分だし、地方編だけでもとりあえず楽しませてもらおう。 ○「TO BE HERO X」 6 まずもって最大の疑問は「これ、ニチアサで放送していいやつなんか?」である。なんか、とんでもねぇのが出てきたぞ。 知らない人のために補足しておくと、こちらの放送はフジテレビ、なんと日曜朝9時半、ゴジュウジャーの裏番組であり、これまでワンピースを放送していた枠らしい。ワンピが枠移動やら再制作やら、なんかアニメ関連でゴタゴタしてる様子で、一旦ニチアサから抜けるのでその後枠に入った作品。こちとら「右から来たアニメを左に受け流す」スタイルなのでとりあえず予約録画はしておいたが、今期のニチアサ、テレ朝系列が「プリキュア→スーパーヒーロータイム」、テレ東が「プリンセスアワー」と大渋滞を起こしており、うちのレコーダーではフォローしきれず、CSチューナーまで使ってこちらの作品を録画するという状態。まぁ、元々フジの朝アニメ枠はあんまり縁がないし、子供向けの変な作品ならとっとと切ってしまおうと思っていたのだが……予想の斜め上のものが出てきておののいている。 ぶっちゃけ、Wikiを見ても今ひとつ来歴のわからない作品。こちらなんと今期2本目となる中国原産アニメ。そして過去に「TO BE HERO」という作品が作られていたらしいのだが全く記憶にないし、名前を聞いたこともない。10分アニメで、しかも日本ではテレ東でしか放送されてなかったらしいので知らないのはしょうがない。なんでそんな作品をフジ系列が引き取って全国ネットにしたのかは分からないが……まぁ、なんらかの可能性を感じたのだろう。 CGゴリゴリタイプの中国アニメで、これまた詳細はよく分からないが多分「時光代理人」と同系統の制作。テーマは「ヒーロー」であり、その源流はアメコミ的な部分に見つけることができそう。いわば日本では「ヒロアカ」が作られたのと同じ流れで、中国ではこの作品になった、みたいな感覚だろうか(日本のヒロアカの更なるパロディと捉えることもできる)。しかしその内容も単なるヒーロー譚では終わらず(始まらず)、なんと1話目で大人気ヒーローが自殺するところから始まり、そのヒーローを扱っていた広告代理店のバイトが無理矢理影武者に仕立て上げられてヒーローデビュー。なんとか任務をこなす1話目だったのでこのままゴタゴタしたコメディ要素含みのヒーロー成り上がりストーリーになっていくのかと思いきや、ラストシーンで恋人が殺害されているのが見つかり、事態はさらに混迷を極める。なんだこれ。絶対にお子様向けの内容じゃない。 筋立てが気になるのもさることながら、ゴリゴリのCG作画は中国アニメならではの質感。日本のアニメではなかなか見ない等身高めのデザイン。さらにアメコミと違うのはここに独自のカートゥーンの質感も自在に混ぜこむ節操のなさで、今作では回想シーンをカートゥーン要素強めのデフォルメタッチで描かれている。この質感の違いはことさら強調されるものではなく作中ではシームレスに接続しており、さまざまなテイストを縦横無尽に行ったり来たりする。すぐにとっ散らかって破綻してしまいそうな危ういデザインなのだが、最初からゴテゴテした濃いめの画面を作っているおかげで、その中で少々要素を切り替えるくらいではそこまで大きな混乱にはつながらない。圧倒的な情報量ながら、しっかりと見せたい部分を主張できている統制はお見事だ。最後に流れたテーマソング(オープニングかエンディングかもよく分からん)ではさらに質感の異なる画面で次々とヒーローが展開される演出がなされ、まだまだ混迷はつきそうにない。マジでなんなんだこの企画。 さぁ、ここからどう転んだものか……しばらくはニチアサが戦場になりそう。休みの日くらいのんびりさせてくれよ(多分日曜には観ないんだけど)。 ○「プリンセッションオーケストラ」 5 エンディングの入り方が完全にシンフォギアでワロタ。どっかのタイミングでこっそりRADIANT FORCEあたりと曲入れ替えて流してほしい。 さぁ、というわけでまさかの今期2本目の上松作品だ。「クラシックスターズ」と違ってこっちは原案に金子さんが関わっているのでマジもんのシンフォギアプロジェクト続編。いや、姉妹編か? 事前に告知された時には「ついにシンフォギアが動いたか!」と思ったのに全然関係ない作品でちょっとがっかりしたものだが、まぁ、やってることはだいたいシンフォギアなので(そうか?)とりあえずよしとしよう。 「歌って戦う」部分を継承した新たなバトルヒロインたち。そのコンセプトはシンフォギアと被りつつ、どっちかってぇとほぼ同じタイミングのニチアサで放送しているプリキュアと被っちゃってる方が問題といえば問題。別にこの作品のせいじゃないのだが、偶然にも放送年が「アイドル」コンセプトで被っちゃってるのはついていない。テレ東のこの枠自体が「アイプリ」との連続枠で「プリンセスアワー」などと称しており、ニチアサの1時間半でなんと3本の女児向けアイドルアニメがひしめき合うことになってしまった。まぁ、おそらくそれぞれに差別化はできていると思うが……私は「アイプリ」系をフォローしてないので憶測でしかないが、とりあえず今作はとっととシンフォギア方向への流れを強めに出すことが一番の差別化になるはずだ。まぁ、その路線で女児にウケるかどうかは知らんが。少なくとも1話目で絶唱して命を落とすアイドルはいなかった(でもノイズに襲われて炭化したような友達はいた)。どこまでマイルドにシンフィギア風味を出していけるかが勝負の鍵となるだろう。(以上はシンフォギア信者の勝手な妄想です) まぁ冗談は抜きにして、プリキュアよりも明確に「バトル」と「アイドル」を絡めている点は強みですかね。おじさん目線ではこっちの方が楽しそうだし。そんで、マイルドにするための方策として「女の子だけの不思議の国」という謎のYoutuberアイランドを生み出し、そっちの世界でドタバタするというデザインになった。「女の子がアニマル要素強めの別次元に転がり込んで音楽をやる」というコンセプトは、実は「SHOW BY ROCK」が一番近かったりする。あれも一応ギター鳴らす敵がおったし。ただ、今作は向こうの世界と現実を行ったり来たりできるため、今後は現実世界とどのように関わるかもシナリオの鍵になるかもしれない。ならないかもしれない。誰にも分からない。 制作はSILVER LINKなので安心できるとまでは言えないのが気がかりだが、まぁ、責任持ってやってもらうだけだ。監督は大沼心なので芸風が刺されば強いとは思うんですけどね。やっぱ最大の懸念点はスタジオのスタミナだなぁ。まぁ、プリキュアやってる東映だって手ぇ抜くところはめっちゃ抜くし……どれだけの尺になるかはまだ分からないが、なんとか長期計画で逃げ切っていただきたい。 ちなみにWiki情報だが、メインヒロインの母親のCVがプリルンらしいで(そしてシンフォギア奏者でもある)。……これ、絶対奏者たちはゲスト出演する流れになるぞ。 4月に入ってからはちょっと若手枠が続きますが、本日は白石晴香です。この人も急に(俺の中で)盛り上がってきたタイプなのであんまり言及するタイミングもなかった人かも。常に「白石晴香」ってフルネームで呼ばないと白石姓の声優が複数いるから大変。あと、今回ブログ内検索「白石」で調べたらやたらとアニメキャラが多くて大変だった。「アニメキャラにつけやすい苗字」ってあるんでしょうかね。
○「黒執事 -緑の魔女編-」 ― CM跨いだら視聴者目線で急にドイツ語聞き取れるようになったのワロタ。案外良い発明なのかもしれん。 前作「寄宿学校編」が去年の春クールなので、ちょうど1年での続編。その前が10年前だったことを考えれば最速とも言えるスパンであり、これくらいの頻度で繋いでもらえると観てる側も助かります。かく言う私は、ぶっちゃけ最初の方のシリーズはあんまり真剣に観てなかったタイプの人間なんですが(元々女性向けの性格が強いと思っていたので)、「Book of Circus」が意外に面白く、さらにこないだやった寄宿学校編については制作がCloverWorksになったこともあって色々とハイクオリティで楽しい作品だった。それがすぐに帰ってきて続編なので素直に嬉しいです。 今回のテーマは「魔女と人狼」ということで、「悪魔」を題材にした作品としては今更かと思えるくらいの鉄板ネタ。装飾としては手放しで喜ぶようなものでもないのかもしれないが、「魔法と伝承」について、イギリス文化の一部として割と詳細に描いてくれている部分は「魔法使いの嫁」に近いものを感じるし、今回わざわざ「人狼」を持ち出すためにドイツに出張するあたりも丁寧である。イギリス人にとって人狼はよそ様のモンスターなわけだね。個人的には最近人狼ゲーム(観戦)がもっぱらの趣味になっているため、人狼モチーフのお話で理解が深められるのもちょっと嬉しい。「人狼」と「廃村」という言葉が並んだ今回のお話は全然関係ないところでドキドキしました。 まぁ、お話はどう転ぶかもよく分かってないので雰囲気で楽しむとして、引き続きCloverWorksのハイセンスな舞台装飾とがっつりアニメーションを堪能したい。加えて今回はファントムハイヴ使用人チームもわざわざドイツにつれてきているのでなんだか賑やかになりそう。中の人もゲストキャラにくぎゅう、小林親弘と並んで準備万端。小林親弘については「また狼と因縁があるキャラかよ」ってんで笑ってしまった。これ以降ドイツ語シーンが出てくるかは分からないが、どこかで木村昴とカッキーがアップしてる気がする。 ○「俺は星間国家の悪徳領主!」 4 どうにも俺が崇拝する役者ってぇのはクソ女成分が高いみたいでして……こんなにも模範的なNTR劇をやってくれるとは思ってませんでした。いや、別に望んでないんやけど。 今回のを見て改めて思ったのは、やっぱりNTRで興奮するのは男女ともに魂の凋落なんだよなぁ。男側が単なる「被害者」でしか終わらなかったり、女性側が単に小狡いだけの奴だったり、そういうシチュはあんまりグッとこないですね。あと中年男性の孤独死は色々と刺さるから勘弁してください。 などと変なところにじくじくと刺さってしまう、なろうにおける前世パートがやたら長いという親切設計。今期は「最強の王様」もそこそこ長くはあったが、改めて転生前をちゃんと描く風潮に戻ってきているのだろうか。いや、どんだけ前世が不幸だからって、それはもはや転生後の免罪符にも何にもならんのだが……これで「転生後に転生前の憎らしい奴に復讐できる方法がある」とかならわかるんだけど、転生後にどんだけ暴れたところで八つ当たりというか、負け惜しみというか……そんなんで虚しくならないもんなんですかね。まぁ、子安にギフトもらってる時点でお察しだよな。 今作の最大のポイントは、転生後の世界がナーロッパファンタジーではなくまさかのモビルスーツ戦争世界という組み合わせ。一瞬新しいかと思ったが、まぁ、ガワが違うだけでやってることは同じだから別に新鮮味は感じられない。というか、確認したら今作の原作者はかつて「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」という作品もアニメ化しており、そっちでもモビルスーツ戦闘してるんだよ。単にそれしかできないだけでは? アニメ制作は「僕らの雨いろプロトコル」などで絶妙に絶望的な作画を届けてくれたQuad。監督はエロバカアニメでは安定した結果を残している柳沢テツヤ。なんかこう、てっぺんは目指さないけど、ヌルいラインだけでも超えてくれ、みたいな布陣だろうか。まー、あとは多分ヒロイン勢とのいちゃいちゃとかを描くだけだろうしなぁ。興味は湧かないが、どこかでロボット好きの視聴者とかが何らかの品評をしてくれるんじゃなかろうか。あ、メイドさんのCVは良い。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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