最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「トニカクカワイイ 女子高編」 ― 不意打ちで始まった新番組(?)。もう、シーズンの枠に入れられないのでどのタイミングなのかはよく分かりません。 知らない人のために(私も全然知らなかったが)説明しておくと、どうやらこちらは基本的には配信作品らしく、配信開始時期からすると夏新番扱いということになるようだ。各種配信サイトで1話ずつなのでネトフリ作品のように一気に全話出る形式ではなく、従来のアニメ視聴に近い形での配信。今作2期は直前まで放送していたわけで、積極的に視聴したいファンからすれば、「6月に2期が放送終了」→「7月から事実上の第3期」という流れになっている。見たところ話数は4話だけみたいなのだが……まぁ、新番っていうかちょっと豪華なおまけOVAみたいな扱いなのかな? ちなみに、なんで配信作品は追わないと決めている私がこのような形で視聴しているかというと、8月から追いかける形でAT-Xでの放送がスタートしたためだ。配信媒体以外での放送はどうやらAT-Xだけらしく、さすがはワンランク上のアニメチャンネルである。課金して良かった、AT-X!(企業案件) というわけでなんとなく視聴した3期(?)。オープニングが司役の鬼頭明里から何故か早見沙織にチェンジしており、鬼頭はエンディングにポジションチェンジ。そしてタイトルからも分かる通り、ナサが女子高の特別講師として働きに出るという筋立てなので、いきなりJKの新キャラも大量追加された。学校が舞台になるとますます「ハヤテのごとく!」との区別がつかないやんけ、と思ったり、「家にいない時間が増えたら肝腎要の奥さんの出番が減って今作最大のお題目が消え果てやしませんかね?」という心配もあったりするのだが、1話目を見る限り、司ちゃんも数少ない出番を取りこぼすことなくいちゃいちゃしていたので、多分大丈夫なのだろう。どうせキャラが増えてドタバタが増せばそれだけ勢いも増すという分かりやすい作品スタイルなので、短い間ではあるが、引き続きお付き合いしていくことにはなると思われる。一応ターニングポイントになりそうな重要キャラも登場したしね(奇しくもこちら、キャスティングが佐倉さんでした)。
PR はい、夏休みですね。というわけで劇場に足を運びました。戦隊映画はもうちょい子供さんで賑わってるかと思ったんですが、封切りからちょっと経ったせいもあり、なぜか劇場内は私と、その他女性のグループだけでした。どういう客層だよ(そういう客層だよ)。ぶっちゃけ、ギーツはあんまり真剣に見てない方のライダーなので(ここ最近あんまり真剣に見てるライダーないけど)、目当ては完全にキングオージャー。冒頭30分で割と満足できたのでそれでよしとします。これの前に見た戦隊映画が心を完全に破壊された「ゼンカイ×ドンブラ」Vシネだったからね……あぁ、普通に見られる(けどちょっと普通じゃない)戦隊は尊い……。
<以下、一応ネバタレ配慮だけど、ネタバレとかない気がする>
こんな簡単にNTR展開が楽しめる世界観だったんやなぁ、第5話。冒頭で女の子メイガスが連れ去られるところでちょっとワクワクしたし、ノワール強奪シーンもちょっと期待してしまった。今作の人気が上がっていい具合に薄い本が描かれますように。 女の子の可愛さも売りの1つとなる作品のはずだが、前半はちょっと作画状態が不安なところも。まぁ今期アニメもぼちぼち折り返し点、スタミナが切れてきたスタジオもあるのかもしれない。何とかエイトビットさんには頑張ってもらいたいところ。「このまま、また歴史の闇に消えるショボいロボットアニメの歴史が1つ刻まれてしまうのかァ?!」と不安になったが、幸い中盤以降はある程度持ち直し、セールスポイントであるメカ戦闘はCGなので作画崩れのダメージを受けず、きちんとやりたい画が作れているようには見えた。今回はことさらに「バディ」という部分にスポットが当たっており、きちんとルーキーのカナタが自分の特性を活かし、その上でノワールと協力して強敵を打破している様子がうかがえたのはいい展開だったんじゃないでしょうかね。やっぱりバディものはうまいこと作れれば通常の2倍の味がするので美味しくなりますよ。 もちろん、単なる「バディ」ではなくて男女の仲という部分も全力で下世話に掘り下げるのが今作。もしかしたら「12回のボインボイン」って、先週までの作中で発せられたボインボインの数だったんじゃないかと勘繰っているが、だいたいそれくらいじゃなかろうか(流石に数え直すのは面倒くさいのでやらないが)。トキオのせいで「必須学習用語」と認識されてしまったボインボインだが、わざわざメイガスのおっぱいが柔らかく作られているのだとしたら、そりゃボインボインが目的だと思われてもしょうがない。ノワールだって適切なサイズで「ある」わけで、もうこれ以上の文句はないですけどね(エリーがどう思うかはしらん)。多分、先週・今週と続けてクラウディアさんが出てきちゃったもんだから、その辺りにより注目がいくことになったのだろう。今後ともカナタとノワールの夫婦模様がどう展開していくかは(エリーと一緒に)要注目。 そして、先週時点では「案外悪い人じゃなかった」と思っていたクラウディアさんだが、平気でカナタたちの前に姿を現したわりに、「案外悪い人」だった。ゼロ型強奪犯の正体はまだまだ分からないみたいだが、あんだけあっさりと加担しているのは単なる銭ゲバというだけでなく、いくらか倫理観は欠如していると見るしかなさそうである。まぁ、先週の盗人行動でその辺は察しておくべきだったのかもしれないが。流石にあんだけ仲良くなった(と思ってた)ノワールをあっさり差し出す所業に出るとは思わなんだ。それでも平気で許しちゃうカナタはいくら何でもこの世界で生き抜くためにはあまちゃんすぎるかもしれません。 ということで、今後の焦点になってくるのは「ゼロ型強奪犯の正体」ということになるが、おそらく今作のラスボスポジションに立つ何らかの巨悪に繋がることだろう。ゼロ型の中でも特定の性質を持つ機体を探しているようで、フラムがあれだけ強力なスキルを持ちながらあっさり解放されたことを考えれば、もっと深いところの、「超絶ゼロ型」みたいな証を探しているのだろう(そしてそれはおそらくノワールなのだろう)。この辺りの事情、多分例の黒仮面も多分知ってると思うが、あの人はどっちかってぇと誘拐犯を取り締まる側の人かな? あいつがラスボスには見えないから、最終的には仲間になってくれる人な気がする。
大学なんて物騒なとこ行くもんじゃねぇな、第5話。先週で講義もダメ、今週でサークルもダメ。もう行く理由ないじゃん。 というわけで、オカルトそのものも恐ろしかったですが、それ以外の部分にやたらと恐怖が募るお話。まずは何といっても純正メンヘラの詠子の頑張り。本当に頼りになるし、愛情も本物の素敵な幼馴染なのだが、唯一にして最大の難点はストーカーになるほどのメンヘラであるという点。そりゃぁ夜宵ちゃんだって「ヒくわー」しちゃうのもしょうがない。危険人物に危険なツールを持たせてしまえば最悪の結果になるのは当然のことで、詠子が最上級の技術者だったもんで、ストーキングの練度がやたらに高くなってしまっている。通常のストーキングに映像や音声ならまだしも、心拍数のデータって必要あるかとは思うのだが……でもまぁ、相手が螢多朗だからってのはあるかもしれないよな……いつ死んじゃうかも分からんやつだし(まぁ、死にそうになったとしても心拍数のデータ取ってる程度じゃ何の役にも立たないが)。とにかく螢多朗にはプライバシーという言葉はない。一応、自宅ではかけないであろう度無しの伊達メガネにカメラをセットしたあたりがせめてもの情けだろうか。あれがもし本当に常に身につけているアクセサリーとかだったら、螢多朗の自宅のプライバシーまで全部垂れ流しだった可能性もあるからね。それこそピーしてる様子やピーしてる様子なんかも全部詠子が手に入れてしまったら……そりゃもうアウトよ。いや、現時点でも余裕でアウトなんだけども。まぁ、人ならざるものを相手にする立場上、人間界の多少の法律無視くらいは許してくれよな! しかし、メガネのカメラは螢多朗も気づいてない状態でもし第三者に見つかったら最悪なんだよな。そしたら螢多朗が盗撮魔としてしょっ引かれるわけで……詠子さん、ちゃんと螢多朗のことも考えてあげてね。 そうして詠子が暗躍しているとは露知らず、螢多朗は学園生活を賭けたのサークル活動へと勝負をかけるわけだが……新歓飲み会のあの雰囲気……あれこそがこの世で一番恐ろしいものだよな……オカルトもストーカーも非現実なら目もつぶれる。しかし、あの「初めて会った人たちとの飲み会」というシチュエーションは人生において何度も訪れる地獄である。私のようなコミュ障が一番耐えられない状況で、過去の記憶もフラッシュバックして最悪の視聴感。ゲボ出ちゃうわ。この歳になって、いまだに「初対面の人とのフリートークって何したらいいんだよ」っていう答えは全く見つかっていません。オープンクエスチョンで場を繋ぐとかさ、そんなん大して時間稼げなくない? そもそも「お前に特に興味はない」っていうのがモロバレになるくらい態度に出そうだし……螢多朗、無理せず引きこもってもええんやで。お前さんは旅行サークルなんか入ったら最悪の事態しか想像できないやろがい。 というわけで、結果的には最悪のサークルでした。今回は「憑依」という形での怪奇現象で、今までの怪異と比べると思い切りアグレッシブで、すげぇ俗っぽい取り憑き方だった。おかげで夜宵ちゃんもシステムメタで対抗するわけにもいかず、マジモンの物理で霊に対抗。ほんと、なんでこんなナリでやたらとフィジカル強いんだよ。幼女が酒瓶で大の大人をぶっ飛ばすアニメ、なんだそれ面白い。挙句最終的には人間が1人死んでるんだが、作品の意図として「死んだやつは極悪人だったから、別に見放してもいいんですよ」ってことなのか……平気で人1人ぶっ殺して何とも思わない夜宵ちゃんはやっぱ怖いな(詠子は別に怖くない)。 螢多朗はもうこのサークルとは関わらないことになるんだろうが、今回の事件で警察は絶対螢多朗のとこに事情を聞きにくると思うんですが。霊的なものが絡んだ事件はもう無罪でええのか?
今期一おもしれーアニメ、第8話。ぶっちゃけ今期はそこまでキラータイトルが無いからってのもあるが、多分結果的に一番夢中で見てるのはこの作品。ちょうど今週のタイミングで(きっかけはアレだったのだが)脚本家がTwitter上で荒ぶっており、そのうねるようなストーリーテリングへの熱情を感じることができました。ギスドリ上等、見たいものが見られりゃ俺はなんだっていいぜ! あまりにも色々な感情が渦巻きすぎていて、もうまとまった記事を書くのが大変すぎるので、今回は試しに、最初からVを流しつつ、気になるパートを時系列順に拾って行く形式で記事を作ってみる。どれくらい長くなるだろう。 ・「やらないって言ったじゃない!」「言ってないけど」〜「どれだけ傷つけたかわかってる?」「だから何?」。そよと立希の「大切」の差が浮き彫りになる一幕。今回はとにかく長崎そよという人間の仮面をぶっ壊し、根っこまでずったずたにするのが目的のお話である。わたしゃこういう「上部だけうまいことやってると思ってた人間が現実を突きつけられてどん底まで落ちる」って話が大好物でね……。立希は本当に「燈さえ幸せならそれでいい」なんだけど、そよにとっては燈はあくまで「CRYCHICのボーカル」であって、彼女が大切にしたいのはかつてのバンドの再建、思い出への逃避。そう考えると、異分子である愛音の存在ってそよさんにとっては何なんだろう。行きずりの女か? ・「そよさん優しいもん、許してくれるって」。当然愛音が長崎そよという女のことを一番分かってないわけで。 ・「もしかして、豊川さん?」「下の名前、祥子っていうんだ…」。祥子のクラス内での立ち位置を端的に示す描写。燈からすれば、祥子の現在が全くうまくいっていないように見えるわけで、そよの叱責も相まってどんどん自責の念に駆られる。 ・ミルクゼリー。紙パックのゼリー飲料、飲みづらくない? ほんでこのベース、なんで立希にこんなにかまってくるん? ・「楽奈ちゃん、立希ちゃんの後ろにいるよ」。LINEのメッセージより。何それ怖い。このシーンで燈が触ってる石、普段よりもゴツゴツしてたり黒光りしてたり、燈の心中の表現として露骨すぎる。 ・「前のライブハウスでも神出鬼没だったし」。ここ、「前のライブハウス」に何か含みを持たせる描写になってる。今後楽奈の掘り下げエピとかある? 入れる余裕ある? ・「みんなバラバラで、このままじゃ、バンド……」。燈はそよがキレた理由を完全には理解しないままなので何を謝るべきかもよく分かっていない。燈にとってはすでに新しいバンドがあり、その解散が一番恐れていること。それに対し、そよはあくまでCRYCHICの復活が目的。2人の見ている「バンド」がそもそも違う。 ・月ノ森に特攻。月ノ森女子学園、今作でもトップクラスのお嬢様高校のはずだが、いかに女子高生とはいえ割とあっさり外部の人間の侵入を許しているのは不安。今年から厳しくなった理事長、セキュリティもしっかり確認しといて。 ・愛音、初めての高松家訪問。燈の部屋があまりに燈の部屋すぎて戦慄するし、フローリングにダイレクトトレイ&牛乳があまりにも高松燈。おもしれー女。ここで燈が祥子に言及。「祥子を傷つけた」はそよと共通認識なのだが、視聴者目線では(そしておそらく燈たちにも)なぜ祥子がそこまで春日影でセンシティブになるのかよく分かってない。そもそもCRYCHICの解散理由がわかっていないのだから。 ・そよの鬼LINE。そりゃブロックするしかない。重い女、短慮な女。ここで初登場か、そよの私室が「いいとこのお嬢さん」とかのレベルぶっちぎっててこえぇ。基本的にバンドリシリーズはセレブリティの道楽の作品です。 ・「いきなりで驚いたけど、嬉しかった」。三角初華登場。こないだのあのメッセージをもらって「嬉しかった」と言える神経は図太いが、これがこの2人の関係性なのだろう。そよがなんと言おうと、おそらく祥子の中で初華以上の存在はない。あと、祥子さんはLINEのメッセージも全部お嬢様言葉。 ・「その話はやめてくださる?」。初華は祥子がCRYCHICを解散させたことすら知らない。当然、理由も知らない。てっきり初華絡みの理由で強制解散していたのかと想像していたのだが、思ったよりも祥子の個人的な理由なのかもしれない。 ・「うちの島に祥ちゃんが来て……」。うちの島ァ?! どんな社会階級の話だ……。 ・ロリ祥子が抱えるドール。この後に出てくる祥子と睦のLINEの画面もゴシックドールがモチーフになっている。某バンドのコンセプトを祥子が作ったであろうことが想像できる。 ・「虫取りに誘ってくれましたわね」。個人的に今回一番エグいな、って思った描写がこれ。祥子・初華の中で最も眩しくて素敵な思い出である虫取り、カブトムシ。直前のシーンで愛音がカブトムシのノートを見て「キモッ!」と拒絶している。どれだけ素敵な他人の思い出も、他者からみたら「知らんがな」なのである。愛音がどれだけ蚊帳の外にいるかが滲む描写でもあり、立ち入れない過去との距離がこんなところで匂わされている。 ・「初華におりいってお話ししたいことがありますの」。バンド、結成するんかなぁ……。 ・LINEのブロック状態を確認する女。そんな目ぇ見せられたら……ゾクゾクしちゃう! 次のシーンで仮面を被り直したそよだったが、睦だけはその異状を察している。睦のキャラも今後最重要な要素になってくるなぁ。 ・「やってほしくないことばっかり」「睦ちゃんのせいだよ、あの時も、今も」。本音には本音で返せ。そよの中で「睦には容赦しねぇ」と割り切った瞬間。祥子と繋がるためなら手段は選ばないが……それがCRYCHIC再建に繋がるかどうかは……。 ・既読をしらねー女。こんな自由な使い方なら、私もLINEを怖がらなくて済むのだろう。ちなみに通知画面は母親からの夕飯コール、そして山吹パン店の営業などが確認できる。抹茶コロネ……どうだろう……。 ・パフェ2つ平らげる女。若い子はカロリー気にしなくていいのかしらね……。 ・「つまんねー女の子」。ちょっとだけ礼儀を覚えた楽奈。そして葛藤に苛まれる燈。彼女の中で最も大切なものが何かが揺れている。他の面々の「大切」が揺るがないため、燈だけが「つまらねー」状態に。 ・豊川邸。案の定、とんでもねー物件。一面のバラ園もイメージモチーフとして効いている。 ・「私もやりたくなかった!」。この女……。 ・「お為ごかしですわね」「いつまでもしがみついてみっともないですわね」。的確にそよを壊す言葉だけを選べるセンス。 ・「では、あのバンドはなんですの?」。正論オブ正論。こんな分かりやすい修羅場を女子高生が演じられるなんて……。 ・「楽しかったあの頃の私たちに戻りたい。燈ちゃんも立希ちゃんもそれを望んでいる」。息つくように都合のいい台詞が出てくる女。なんであの解散の顛末があって睦が戻ってきてくれると思えるんだろう。 ・睦の立ち位置。地獄の修羅場、2人の間でただ立ち尽くす睦はいったい何を考えているのか……。お前が口を開かないと、この地獄は終わらんのだぞ。 ・「行かないで!」「祥ちゃんたちがいないと、私……」「私にできることならなんでもするから」。今、なんでもするって言ったよね? ついに足元が崩れてぐちゃぐちゃになるそよ。 ・「どのくらいの覚悟で言ってるんですの? ただの学生でしかないあなたに、他人の人生を抱えきれますの?」 正論オブ正論オブ正論。縁談かな? 同じくただの学生である祥子がこの言葉を吐ける強さよ。 ・「あなた、ご自分のことばかりですのね」。ゴール。全てを剥ぎ取られ、丸裸になる長崎そよ。未だかつて、ここまでフルボッコにされたバンドリキャラがいただろうか。 一応、「日和見の果て、過去に縋り付いて停滞することを咎められた」キャラとしては今井リサがいるのだが、彼女はきちんと自らの手でその状況を打破してみせた。今回の顛末を見るに、一歩間違えたら泣きながら友希那の足元にすがりつくリサがいたかもしれないという妄想も捗るが……長崎そよは、あの時のリサ姉の強さを持つことができるかねぇ。次回のサブタイトル、「解散」だって。
もう魔王でもなんでもないし、なんならワンルーム要素も少なくない? 第5話。そりゃま「Helck」に比べれば圧倒的にユルいしギャグ寄りではあるが……どこまで行っても世界の不穏さが拭えないので笑っていいものやらなんやら。 Aパートでまず「どう見ても新婚夫婦やんけ!」という軽いジャブ。大人バージョンの魔王とのウキウキショッピング。魔王はさ、もう新妻ポジションにいる自分にもなんの疑問も持ってないんだよね。一応今回「勇者のあれこれをコントロールすることで最終的に人間社会をぶっ壊すきっかけが作れれば……」みたいなことは言ってたが、多分日常のあれこれをやってる時にそんな大それたことは考えてないと思う。純粋にショッピングが楽しいから行ってるだけだと思う。その上でついに「お前、男……だよな?」というずっと気になっていた核心にマックスが切り込んでくれたが……なんかすげぇどうでもいい形で流されたー! そこ大事なのに! もっと深掘りしなきゃいけないのに!!! 流されましたねぇ……こないだもいくつかの可能性を検討したが、魔王の言ってることを本当に素直に解釈するなら、やはり魔族は雌雄の別などあまり気にしないという話になってくるんだろうか……そのくせダイレクトに扇情的な格好になってるのは、完全に無意識で偶然ってことなんだろうけど、どこかにハニトラ風味を感じる時もあるし、どこかで魔王の本気の「恋心」みたいなものを感じることもある。かつて命懸けで戦ったが故の種族を超えた友情(の行きすぎたバージョン)みたいなものだと思いたいが……どうなんでしょうね。 そしてここでついに次なるパーティメンバー・レオ(の関係者)が登場。今作はどうやら服からはみ出る腹筋の描写にやたらこだわりがあるようで……生え抜きの部下のおねーさんの腹筋にも並々ならぬ気合が入っていた。レオの抱える「共和国」はことさらに脳筋要素強めみたいだし、やはり魔族との大戦からそこまで日も経っていないことを考えれば、そこかしこに屈強な筋肉が転がってても別に不思議はないか。……いや、でもスーパーの更衣室であれを見かけたらやっぱりちょっとビビるな。 というわけでなんやかんやあって魔王たちが向かった共和国。Bパートはどう見ても「新婚旅行編」で、共和国っていうか草津でしっぽりしてるようにしか見えないという……これ、一応「温泉回」と言えるんでしょうか? ガチの温泉回があるとしたら来週が本番かな? 腹筋だけじゃない裸(ラ)の美学をもっと見せてほしいもんである。エロ要素かなんだかもよくわからなくなってるけど、魔王から呼び出し受けた時にゼニアが返事代わりにハミケツ直すのちょっと笑った。なんでその衣装にこだわるんや。 「左手画」はぜひ左手で描いて欲しかった、第5話(無茶言うな)。まぁ、いい具合に進行してますね。ちなみに確認してみたら旧版のアニメでも5話目で左之助までなので、ペースはだいたい一緒ってことになる。 さて、まずここまで観てきての雑感だが、悪いアニメ化ではなさそうで一安心している。まぁ、ほんとに「原作を忠実に」ってのを第一にしているので方向性としては「ダイの大冒険」に近く、原作ファンからしたらみていて楽しいのは間違いないのだが、その分アニメ作品としての話題性に乏しいのはしょうがないところか。鬼滅・呪術クラスの爆裂作画をもらうのは流石に無理だし、そんなことしてまで盛り上げるようなプロジェクトでもないしなぁ……。私としてはこのままのクオリティで最後までやってくれるならこれ以上はないが、世間的には「空気」とか「なんで再アニメ化したんだ」とか言われそうでなんかヤだね。それなりに配信とかで伸びて制作サイドが報われてくれることを願う。 別に原作垂れ流しってわけでもなくて、きちんとタイムスケジュールを考えて締めるとこ締めたり、構成はそれなりに工夫してるんだけどね。個人的には2話目で2つの話をうまいことミックスして構成してたのは普通に感心したし。その分「あれ、ここであった小ボケが1つ抜けてんな……」みたいな気づきもあるんだけど、それこそ原作ファンしか分からないような部分なのでどうでもいいし。そのくせきっちり月岡津南を登場させるというオリジナル配慮は盛り込まれており、「ここで出したとしても、再登場どんだけ先だよ……」とちょっと心配。まぁ、こういうことができるからこその再アニメ化と言えるのかもしれないが。 というわけで私はそこそこ楽しんでるんですが、「なんでジョジョみたいに毎週感想書かへんねん、ファンだってのは嘘か」と思われるかもしれないが、流石にジョジョみたいに毎回トンチキなことが起こるわけじゃないのでそこは勘弁してくれ……要所でまたまとめられそうならその都度触れていくよ。今回記事を立てた最大の理由は、「へぇ、刃衛は杉田かぁ」と思ったから。キャストに関して、新番チェックの際に「私は旧作に思い入れがないので好きにやってくれ」と書いたのだが、実はちょっと思い入れのあるキャストもある。それは旧作アニメじゃない。それよりもっと前、集英社が一時期作っていた「オーディオブック」というCD(そしてカセット!)で販売されていた商品である。こちらはね、持ってたんですよ。確かちょうど黒笠編までだったんじゃないかな。流石にオーディオブックまで知ってるファンは少なかろうが、こちらはなんと「剣心・緒方恵美」「薫・桜井智」「弥彦・高山みなみ」「左之助・関智一」というとんでもないキャスティング。だから私の中でのるろ剣キャストといえば、強いて言うならこっちだったんですよ。そんで、このオーディオブック版の刃衛が石塚運昇だったんですよね。この石塚版刃衛がすげぇいいんスよ。多分今の時代に聞く手段はなかろうが……もしチャンスがあったらぜひ聞いてほしい。だから私の中では刃衛のイメージが固まってたんだけど、そこに運昇さんのモノマネ芸でお馴染み(?)の杉田がキャスティングされたのがちょっとおもしろいな、と思って。いい仕事してくれるんじゃないでしょうかね。 ついでにこの機会にこっから先のキャスティングもちょっと妄想してみたい。現時点で「蒼紫・雄馬たそ」「恵・大西くん」は発表されてるようなので、残りの御庭番衆だけでも。勝手にかたいと思ってるのは「式尉→武内駿輔」なんだけどどうでしょう? あと「火男→落合福嗣」と予想。癋見はなぁ……とりあえずよっちんに任せとけばいい気がするけどちょっとイメージズレるかなぁ……そんで般若はマジでわからん。声のイメージあんまりないんよね。調べてみたら旧作だと野島昭生がやってたとのこと。渋さに寄せると……小松史法氏とかだと嬉しいけど……。あと、多分みんな気づいてると思うけど、比古清十郎は関俊彦でほぼ確定でいいよね? そういうキャスティングだと思うねん。 (雷十太はどうせ健太か稲田さんだと思ってる)
はい、ようやくいけました。気づいたら劇場に足運ぶの2ヶ月以上ぶりなのかよ……5月に一気にまとめて通ったもんで、その反動でしばらく近づかない結果になってしまったのかしら。今作も観なきゃ観なきゃと思ってたのにいつの間にやら時が過ぎ、気がついたら日に1回の上映(しかも夜遅い)になっていた。危ないところだったかもしれん。今日確認したら少なくとも封切りしてる作品で2作品は劇場に行く必要があるので、夏の間はまたお世話になるかと思います。 ちなみに折り返し前に今作の大まかな感想を書いとくと、「義務教育の道徳の授業で子供達に見せたったらええねん」です。
<以下、一応ネタバレ注意だけど、今更何を言う> 令和の世に頭のおかしい千和が見られる幸せ、第16話。いやぁ、本当に、いいものですね。 というわけで千和の話であるが、その前に一応アニメの感想もちょっと触れておくと、今回のお話はこれまでに比べて「スパイ同士の騙し騙され」みたいな部分が白熱していてプロットも面白かったですね。1期のVS日笠の時も多少なりともそのラインはあったのだが、やはりまだ力業の印象が拭えず、「スパイものって難しいよなぁ」という印象どまりだった。今回のお話についても、まぁ冷静に見れば結局は「全て見抜いていました!」という後出しジャンケンの亜種でしかない気はするのだが、そこにいかに説得力を持たせるか、もしくは説得力がなくても気にさせない演出にするかが腕の見せどころで、今回はタイトルにもある通り、およそスパイとは思えないぶっ飛び少女アネットを主軸に据えたストーリーを展開し、彼女のぶっ壊れたキャラと「その上での謀殺」というギャップによってお話に引き込むことに成功している。中心となるのはアネットだが語り部としての主観をチームいちの常識人であるティアに置いているセッティングもいいバランスで、彼女目線だと訳のわからないアネットとマティルダという化け物2人を畏怖の対象として映したり、喧嘩仲間のモニカの勇姿を際立たせたりする効果を持っている。今回のお話でようやく、「スパイガールズ大集合教室」という旨みがフルに活かせた気がしますね。 というわけでプロット自体もそれなりに楽しめたお話だったが、そんなシナリオをグッと引き立てたのが我らが斎藤千和という声優のお仕事だったというのがこの記事の主旨である。いやぁ、こっち方向の千和は久しぶりに堪能しましたね。今回のキャラのどっから出してるかわからないような喉奥からの笑い声、あの音響は昔懐かしい千和イズムでした。そこからの「優しい母親」と「ド畜生スパイ」の二面性の演出も綺麗に決まっており、一見すると悪逆極まりないアネットの最後の判断に説得力を持たせる効果を発揮している。最後にきちっと娘に花を持たせる散り様。そこだけはマティルダの母らしい役割だったのではないかと……。 こうして千和の活躍が改めて拝めるというのは本当にありがたいことで、我々声優ファンってのは、どうしたってひっそりとキャリアの果てに消えていく数多の役者たちの存在に胸を痛めることになる。よく考えれば、声優業界というのはむしろ他業種よりも息が長くなるジャンルのはずで、たとえばスポーツ選手なんかはどれだけ応援したところでせいぜい10年20年が限度。いつまでもイチローを応援し続けるわけにもいかないし、生きる伝説となった大谷翔平だって、あと15年もすれば引退は確実だ。それに比べれば、年齢や性別にすらとらわれない(とらわれにくい)声優という職業は、推せるならその人生の最後の最後まで応援できる恵まれた業種である。しかしまぁ、実際にはそううまくいくわけもなく、いわゆる「中堅のジレンマ」を始め、本人のスキルとは無関係に仕事を続けられなくなる理由は多い。これはまぁ、ファン目線からすれば残念なことではあるが、業界が流動するのはどんなジャンルでも避けて通れないことであり、世代が移り変わるのはある意味で健全なこととも言える。だからこそ、失われるものを嘆くことよりも、長らく楽しめるものを尊ぶのが前向きな姿勢というものだ。 どこぞの17歳のようなハイパーイレギュラーな例もあるし、現役なら日笠みたいな天下無双の傑物もあるが、千和もまたそんな傑物の1人。いわゆる(胃痛のあまり血反吐を吐く)アイドル時代を超えて「実力派」の評判を獲得するが、そこから結婚出産を期に一旦仕事をセーブ。そのまま引退まであるかと思わせておいて、ここ最近は母親役などに綺麗にスイッチしつつ、またインパクトのでかい仕事が増えてきた。確認したら、どうやらお子さんはいつの間にやら小学生(!?)、ぼちぼち手が掛からなくなってきている時期なのかもしれない。また、かつてのような千和旋風が吹き荒れる新時代が訪れるのかもしれない。 あたしゃ好きな声優を乗り換えるんじゃない。上書き保存じゃなくて、フォルダを増やしながら保存してるんだ。ブログ右柱部の名前は増えこそすれ、減らすことはしないつもりだよ。声優業界に幸多からんことを。
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プロフィール
HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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