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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 光学銃とはなんだったのか……第4話。今回の試合だけだとビームライフルのアドバンテージが1ミリもわからなかったんですが、もしかして単なる愛好会の人たちだったんでしょうか。

 消化試合というか、試合消化な展開。なんとここにきて「未来のレンちゃんが試合を振り返り、本来なら見えないはずの試合展開を眺めている」という視点から試合上の各所で繰り広げられた戦いをざっくりまとめてくれた。まぁ、展開いうても「順当に強いチームが劣勢を物ともせず戦場を制圧したよ」っていうだけの話で、何かびっくりするような展開があったわけじゃないんだけども。アマゾネスことチームシンクはマジもんのパワープレイで猪突猛進。それができてしまうチームだからこその強豪ってことなのだろうが、それにしたって容赦がない。対抗チームメメントモリも特に捻りはなく、地の利も活かして「前回の強豪は目をつけられる」というビハインドを弾き返していく。2チームに共通しているのは、よくわからんうちに有象無象のチーム連中が徒党を組もうと目論んだ信号弾作戦を逆手にとった部分だろうか。この展開のおかげで、一応「強いチームが単に強い」というなんもおもんない展開にちょっとだけスパイスは加えられていて、「ほんとだったら強豪チームも苦戦したかもしれないのに、雑魚どもが下手に策を弄したもんだから返り討ちにあっちゃった」という大義名分が出来上がった。まぁ、それにしたってほんとに消化試合なんですけどね。

 気になるのは前回壮大な漁夫り方をした優勝チームT-Sの連中。「エリアが狭くなる」というPUBG的お約束は強制的に中心へと全チームを引き寄せるものかと思っていたが、ゲーム内の「海面上昇」という現象自体は一応対策というか、「動かずとも高いところにいれば大丈夫」という逃げの選択肢があり、これで1チームだけ孤立したのはいいのか悪いのか。これでまた壮大な漁夫展開になり、1回も銃を撃ってないチームが勝っちゃったりしたらイベントとしたら最悪だ。

 そして、そんなそれぞれの事情以上に最悪なのが、運営側が設定したとんでもルール。なんとここで人狼要素……ではないが、ちゃぶ台返しの裏切り要素が追加されるという。普通に考えたら大会に向けてみんなしてチームでの統率訓練を繰り返してるはずで、そこにいきなりゲームの本質とは全く関係ない部分からヒビが入るという、どう考えてもクソゲー要素が混ざり込んだ。そりゃま、レンちゃんじゃなくてもビビるし文句の1つも言いたくなる。そして当然のように選ばれるピト。まー、そうなればそうなるしかないやろ……。コロシアエー。これでまたレンちゃんがアマゾネスさんと仲良くできる理由もできちゃったなぁ……。

 個人的に気になるのは、「裏切り者を中心地に送り出すために輸送物体が送られるよ」っていう設定で、当然それって孤立してたT-Sのところにもいくのよね? もしそこにみんなして乗り込めたら孤立状態から復帰できたりしないだろうか。まぁ、だとして試合に絡めるかどうかは知らんが。

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 悲報、猫屋敷ユキさん、3週連続で猫態にならず、第39話。もう、猫の姿はまゆにしか見せてくれないんじゃないかとガクブルですよ。さらに悲報、来週は放送お休み。もはやわんぷりのない日曜日が想像できない身体になってるんですが、なんとかしてくれ!

 しかしもちろん朗報もあるぞ。今回のお話でのニコ様の挙動からして、先週時点でいくらか懸念されていた「ニコ様が追加戦士枠になるのでは?」疑惑はほぼ払拭されたと見ていい。つまり、正式に今年のプリキュアは「追加戦士」枠無しの純正4人プリキュアということになる。例年、玩具の販促目的もあって追加戦士が大前提の商品展開をしてきたプリキュアシリーズだが、今作はそもそもリリアンの加入が19話とやや遅めだったこともあり、追加グッズは必殺技用のパレスのみで展開されたようだ。正式に追加戦士が存在しないプリキュアというと、(「最後の1人」と「追加戦士」の定義上の区別が難しいが)「ハグプリ」以来6年ぶりとなる。まぁ、ハグプリもマシェリ&アムールコンビが20話で事実上の追加戦士みたいなもんだったし、構造はかなり似てるかね。もしアムールを追加戦士と解釈するとハピプリ以来10年ぶり計算かもしれない。まぁ、とにかく基盤メンバーの濃密な関係性が描かれるのは大変良いことである(だからこそユキさんの猫態をだな……)。

 とはいえ、ニコ様が「大きく動かない」ことを表明したことも含めて、今回のお話はラストに向けての方向性をはっきりと定める予定調和的なものである。一応恒例のハロウィン回も兼ねているが「大隈がクマ、蟹江がカニ、猫屋敷がネコなのに、犬飼がウサギコスになった理由を考えると……ヲイ、そこのメガネ」と突っ込みたくなる気持ちを抑えればそんなに大きな要素ではない。ハロウィンにかこつけてメエメエとガオウが自由にその辺を闊歩できるアニマルタウンの治安が心配になったりもするが、まぁ、今更だしそれを見てニコ様が安心してらっしゃるなら結果オーライとしておこう。亀の甲羅を背負ったババア(お亀さん)は同じ東映作品からドラゴンボールの販促にきてるのかとちょっと疑う程度である(?)。

 さぁ、そうしてうまいこと下界に様子見に来たガオウ様。これまた分かっちゃいたことだが、今回は安易にこれでもかというくらいに「悪い人じゃない……っていうかどう考えてもいい奴なんだよなぁ」というフラグを立てまくり、同じイヌ科のこむぎとのリンクも繋いだことでもはやエンディングがどのように収束するかまでが予定調和となった。わんぷり全体での「絶滅動物との関係性」はどうあがいても円満解決はなさそうな重すぎるテーマだったが、ちょっとずつ「絶滅動物全ての人間への憎悪」というどうしようもない概念を「ガオウさん個人の拭いきれない復讐心」にすり替えていくことで、ガオウ個人さえ満たしてやれば解決するというフラグを立てていく。テーマ設定の重さを考えればやや逃げとも受け取れてしまう措置ではあるが、まぁ、こればかりは解決策が無いので致し方ないだろう。あくまで、いたいけな幼女先輩たちが今作を見て地球環境や生物種の問題を少しでも考えるきっかけになってくれれば良い。そういう教育的措置である。ちゃんとガオウ様の隣にはザクロとトラメという「仲間」を残してあげてるからね。ガオウ様単体であればハッピーエンドに納めるのはそんなに難しくないのよね。

 また、理屈でまとめるのが難しい問題なのでそこは「理屈抜き」の善性を誇るこむぎにフル回転してもらうことで解決を早める狙いもあるだろう。前回のエピソードや劇場版での奮戦など、こむぎといろはの関係性は充分な下積みを施して「それでもいろはが大好きだワン」は理屈抜きで成立する状態になっている。あとはその気持ちをガオウに叩きつけてやればいいだけなので話は簡単。今回最大の注目点だった「こむぎのガオガオーン化」がさらりと対策されてしまった時点で、ガオウ様に勝ち目はないだろう。ぶっちゃけ、「人間への憎悪や無理解を狙い撃ちするならまだユキさんを狙った方が勝率高かったのに」とか余計なことを思ったが、それを回避するためにユキさんはずっと人型だったのかもしれませんね。まぁ、そもそも犬と猫で相性がよくないのかもしれんが。

 さぁ、残りの話数でゆっくりとガオウ様の心を解きほぐしていきましょう。そして1週休んで次回はなんと「公式で犬猫変身回」!!!!! これまでファンアートとかで多数の「犬型いろは」と「猫型まゆ」は見てきたんですが、まさか公式での供給があるとは……ユキさんの猫態が久しぶりに復帰します。ほんとによかった。


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 観てきましたよ。封切りから割と時間が経ってしまっており、近所の劇場ではすでに軒並み1日1上映という危ない状況に。オリジナル劇場作品はこれがあるから怖い……ちなみに同じく1日1回にはなったがプリキュアはまだ上映してる。

 視聴が遅れてしまったのは、単に新番チェックの時期で劇場に行くだけの余裕がなかったというのがあるが、あとはまぁ、事前に野郎ばかりの3人主人公だってことは知ってたので、いかな長井龍雪作品といえども若干モチベは高くなかったことは白状しておく。どうしてもさ、野郎3人作品というと「グッバイ・ドングリーズ」のあんま刺さらんかった記憶がフラッシュバックしてしまってなぁ。今回はいつものトリオ(長井/岡田/田中)なので大崩れはしないだろうという信頼はあったが、はてさてどうなることやら。

 というわけで折り返し前にざっくり印象だけ書いておくと……あんま刺さらんかった。残念。いやぁ、なんだろね、つまらないわけでじゃないんだ。ちゃんと形にはなってる。常々私は「やりたいことが分かる」ことを評価の1つの基軸にしているのだが、今作においては、多分やりたいことは理解できたと思う。ただ、その上で「こんなもんか?」という肩透かしがあった。面白かったかどうかと問われれば、多少のinterestingはあった。ただしfunnyはないし、あんまりexitingもない。そして何より、impressedがない。そこはなぁ、素直に残念。

 

<というわけで以下はネタバレありってことで注意。一応ネタがあるといえばある作品>

 


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 リゼロあるある、オープニング端折られがち、第54話。初回90分スペシャルに加えてこのツメツメ具合、そんだけやらないと尺が足りないってのは相変わらず大変な作品。まぁ、おかげであんまりあくせくした感じもせずに観られてるのだからありがたい話なのだけど。

 などと訳知り顔で書いてはみたものの、こちとら2期で割と心が離れてしまっていた不真面目な視聴者なので、だーいぶ忘れてること、認識してないことがあったようだ。2期で語った内容を覚えてないのはしょうがないとしても、1期の出来事を忘れてるのは流石に褒められたことじゃないですね。でも言うても8年前のことだしなぁ。どうにかご勘弁を。

 忘れてることNo. 1、どうやら暴食は新キャラではなかったみたい。そしてよりにもよってレムの現状を生み出した元凶だった。そうか、確かにあったなそんなくだり。レムがまるまる1シリーズ休みっぱなしだったもんですっかり忘れてたわ。しかも確認したらその時にレグルスも一緒にいたらしいですね。割と大罪司教って仲良しさんなのかしら?

 忘れてることNo.2、クルシュさんってどうなってたんだっけ。ぶっちゃけ王選候補者は全員まとめての認識でしかないので覚えてないのは当然なんだけど、なんかこう、弱体化してるっぽいニュアンスになってますね。スバルにお姫様だっこされたり、まじモンの「姫」になっちゃってるじゃん。まぁ、戦えるみたいだから別にいいんだけども。

 忘れてることNo.3、ガーフって麻美子とどういう関係なんだっけ。なんかガーフの周りに常にあのおっかないおばちゃんがおるね。

 多分他にも色々と取りこぼしがあって、ミミと他の兄弟がどういうつながりなのかとかもよく分かってないし、半裸戦士が元々関智一じゃなかったことも忘れていた(今回ようやく「そういえば」と思い出した)。この辺のキャラの多さは如何ともし難いので、忘れてしまったこちらの責任は全て飲み込みつつ、そのままの姿で受け入れていくことにしますね。

 というわけで今回のメインは色欲さん。中の人的には同時期に別作品でドラゴンの付き人(?)をやってるわけですが、こちらは純然たるドラゴン。悠木ボイスで罵詈雑言を撒きちらすハイテンション爬虫類のどの辺が「色欲」やねんという気はするのだが、これまでの大罪司教もなんだかんだで二つ名に相応しいキャラだったし、こいつも何かえっちぃ要素があるに違いない。いや、違うか。色欲を司るなら単にどすけべな性格だったらいいのか(?)。まぁ、今後のさらなるイカれ要素に期待しましょう。他の大罪司教も頑張って異常性を発揮してくれてるのに、最終的に石田彰で落とすのやめろ。

 
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 俺にとって石田彰とはなんなんでしょう、第3話。いや、他人に投げかける問題じゃねぇし、誰にとっても「知らんがな」なんですけど。今期は凄絶なる彰シーズンになってしまい、「リゼロ」のレグルスがやべぇのはすでに書いた通り。そこにさらに「マジルミエ」では敵役っぽい外道社長をやっており、「夏目友人帳」ではご存知の通りに名取を担当。いや、この流れで名取を出すのは流石に可哀想だが……あいつも大概ではあるんだよなぁ……。

 そうして「せめてシーズン後半のラスボスでだけ出てきて欲しい」と願っている石田彰。もちろん嫌いじゃないんだ。大好きなんだ。ただ、石田彰が声をやってるキャラは、もはやその時点で無視できなくなってしまうんだ。だって、それだけ存在感がクソでけぇキャラということであり、そこを見逃して、聞き逃したら全てを失ってしまうリスクがある。ということは、石田彰が出てきたらそのアニメは正座して見なきゃいけないということになり、シーズン序盤から体力を削られまくっているのである。何が腹立つって、ちゃんとそうして削られた精神力の見返りはちゃんとあるってことなんだよなぁ……。

 というわけでたった1人のキャストから興味を繋いでいるように見える今作だが、実は普通に面白い。色々とヒドいアニメなのは間違いないのだが、ほんとに「今まで見てこなかったアニメ」になっているのでいやでも興味を引かれてしまうというか、嫌う理由がないというか……新番チェックの時に触れた「ヤンキーものとかヤクザものは嫌いなんだけどここまで外道ならもう関係なくない?」という感覚はやはり正しかった様子。生まれてこのかた、人に手をあげたこともないよう人畜無害な私のような人間って、暴力で物事を解決しようとするヤクザものなんて理解しようとすら思えない存在なんですよ。持つべき感情は嫌悪感だけだし、その理屈で何を語ろうが基本的には響かない。「東リベ」なんてその結果なんも面白くなかった代表選手だったのだが、今作は遠慮なく極道モンの内情にまで切り込んだ上で容赦無く暴力&暴力。酒タバコ女ドラッグ。絵に描いたような(絵に描いてるんだけど)嫌悪感の対象である。

 でも、もうそんなんどうでもいいんですよ。だって霧島がおっかない理由ってそんなとこにないんだもん。単なる異常者だから怖いだけで、「ヤクザだからダメ」なんて次元はすでに通過している。そうしててっぺんに立つ霧島というイレギュラークレイジーを中心に据えているおかげで、普通だったらこちらも好きになんかなりようがないだろうヒロインの吉乃もなんだか愛嬌があるように見えてくるし、「狂人の理論」が先立てば、まだ話が通じそうな極道の方がマシってもんで。もう、いっそファンタジー部門として処理してしまいたいくらいにイマジネーションを膨らませて見る未知の世界だよ。

 そして、全てに諦めがついて穏やかな心で追いかければ、今作は割と貴重な「おっさんが輝くアニメ」にもなっている。ヤクザ連中に居並ぶ強面キャラと、それに彩りを添えるクドめのキャスト陣がとても良い。特に今作は関西弁の出現率が高く、ネイティブ関西声優がイキイキと真価を発揮してくれている。中でも今回注目したいのは、吉乃の子守り役(?)として付き従ってくれている遊佐浩二である。上田瞳・遊佐浩二とネイティブ京都声優2人が浪速の極道をやってるのは笑ってしまうが、やはり流れるような関西弁トークはとても気持ちがいい。今期は石田彰シーズンだと言ったが、実は同時に遊佐浩二シーズンでもあり、「青の祓魔師」ではすでに遊佐的ノルマである裏切りをすでに終えてしまった関西人、「甘神さんちの縁結び」では“いけず”のイデアを凝縮させたような最低最悪なエクストリーム京都人役を担当して遺憾無く胡散臭さを発揮してくれている。クセの強いおっさんどもが蠱毒のように煮詰められていく今作、そりゃおもろいわ。関西弁テーマで統一されたエンディングもクセになるし、是非関西文化のお勉強に活用してみよう(地獄かよ)。

 
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 僕たちの「リエラのうた」を返せ、第3話。なんやあのおまけコーナーは、まるでLiella11人ユニットみたいじゃねぇか!(前提事項ですので)

 かっちりと「やるべきこと」をやっている進行。ある意味安心だが、ある意味色々と察する必要もあるだろう。結局私は、「もうあと10話も残ってないよなぁ」みたいなことを毎回考えながらハラハラ見守ることしかできない。どう考えても「11人ユニットの3期目」をやるのに1クールは短すぎるわけで、数多求められる要素の中から、なんとか入れ込むべきものを取捨選択して効率よくお話にしていく作業がとても大変。構成の花田センセも毎度のことながら胃の痛いことだろう。

 ここまでの2話をトマカノーテ結成と一応の戦果をあげるところまでで費やしたため、現状でLiellaについての新規描写はほぼゼロという状態。構成を考えるとラスト2〜3話はクライマックス、つまり全員でのラブライブに費やす必要があるわけで、残り使える話数はせいぜい7〜8話だ。そして確定で必要な要素としてマルガレーテ回が最低1話、そして鬼姉妹には嫌でもスポットを当てなきゃいけなくてこれも1話か2話必要。となると、もう自由に使える話数は5話程度しかないのである。その少ないパイをかのんを除く3年生4人と、鬼ナッツを除く2年生3人、合計7人が奪い合う。そして今回白羽の矢が立ったのは四季だったわけだ。まぁ、この順番で出てくるのは順当なところじゃなかろうか。

 千砂都さんの描くまるはいつだって美しい。かのんというセンターを失ったLiellaを切り盛りするのは最高学年で最高の安定感を誇る嵐千砂都をおいて他になし。恋の野郎も一定の信頼は得ていそうだが、やはり真ん中に据えるのは不安だらけだし、すみくーなんて言わずもがなだ。その千砂都が指名した新たなセンター、それが若菜四季であった。……正直、キン肉マンソルジャーがタッグパートナーにブロッケンJr.を選んだ時の「お、おう……」くらいの反応になっちゃいましたけどね。ここでわざわざ四季を選ぶ理由はあんまりないのよね……まぁ、スタイルのよさが分かりやすいビジュアル要素として「真ん中におきたい」キャラなのは間違いないのだが、千砂都さんは少なくとも「今後はずっと四季をセンターに固定して回していく」とかは考えてないだろう。あくまで最初に言ってた通り、「新しいLiellaって言ってんだから新しいことやってみようぜ」ってんでお試し感覚だった気もする。まぁ、そんなこと言ったら身もふたもないから色々と言葉は尽くしていたが。

 メタいお話の構成だけを考えるなら、ここで2年生の誰かにお鉢を回すのは半ば必然。クライマックスに向けて話がマルガレーテ・かのんに集約していくなら、どうしたって3年生組に関わる話は多くなる。私の勝手な想定だが放っておいても可可やすみれは暴れ散らかしてくれるはずだ。となると、前半パートで2年生組を引き上げてやらないと置いてけぼりになってしまう可能性があり、ここで先んじてのブーストが必須。そして2年生カルテットの中で鬼ナッツを一旦外した時に、そのスポットは必然的に赤青カプ、つまりメイ四季に寄せるしかないのである(今後きな子にお当番回があるかどうかは正直五分だと思ってる)。

 2期でもほんとに「お当番」の時しかスポットが当たらなかった四季。彼女の場合は持って生まれたキャラクター性がそうさせてしまうのは致し方ないのだが、やはりアイドルユニットを描くアニメでそんなやつが混ざり込んでいてはどうしても気になってしまう。ここいらで四季の魂レベルを1段上に引っ張り上げ、「同じステージにいても恥ずかしくない」体裁を整えておく必要がある。そのための一番の荒療治が「センター担当」である。その辺の考え方は千砂都の想定通りだったんじゃなかろうか。最後にメンバーから背中を押される流れはちょっと自主性に欠ける気はしたが、なんとかセンターを守り切り実績を残した四季。イニシエーションとしては最低ラインの突破となったか。今後もうちょいお話にも絡んでくれればよいのだが。

 そしてもう1つ気になるのは、「メイの扱いは今のままでいいのか」という要素である。どうしてもニコイチで処理されがちなメイ四季。今回は「四季回」であるが「四季メイ回」と見ることもできるわけで、「はい、これでメイが中心のお話はやったよ」という処理だと流石に不憫すぎる。今後メイのお当番回は個別に用意されるのだろうか。四季が彼女に向けた感情の処理も気になるところで、てっきり今回メイが四季に向かって「お前がセンターやれよ」と言った時の四季の複雑な表情は「えっ、なんでお前がセンター目指さないの? 私に譲っちゃっていいの?」みたいな気持ちなのかと思っていたのだが、どうやら今回の話だけを見ると単に四季が尻込みしてるだけの描写だったように処理されてしまった。

 四季の中に描かれるべき感情、それは「メイが私の背中を押してくれるのは嬉しいけど、メイ自身にももっと貪欲にセンターを狙って欲しい。私なんかに構わずに自身を輝かせて欲しい。そんなメイを私が一番みたいのに」という双方向に憧れを抱く流れである。今回のお話だけではカップリング話として片手落ちの感が否めないのだ。そして、そんだけのことをやる尺的な余裕がないような気もしており、そうなると四季メイカプは不完全燃焼でシリーズを終えてしまう。願わくは、メイにもちゃんと覚醒回がありますように。

 

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 イオナズンとか懐かしすぎるだろ、第2話。ついこないだ「吉野家コピペがネタとして通じなくなってる」ってんでちょっとニュースになっていたが、イオナズン知ってる人間もだんだん減ってるんだろうな……。一応イオナズンのリンク貼っとこ。2ch文化が廃れ、ニコニコ文化が廃れ、現代の代表的ミームってなんなんでしょうね。

 さて、前回時点で「オバロかと思ったらはたらく魔王さまだったね」みたいな展開だったが、今回は「魔王さまみたいに働くかと思ったら異世界おじさんになったわ」という流れ。どっかで見たことある展開にはなっているが、別にそこまでテンプレ感とかやっつけ感は感じないのでまだ印象は悪くない。作画に関して、キャラ絵がややぺしょっとしてしまっているが、まだ全然作画崩壊って段階ではないし、引き続き1話目と同じノリで視聴できていてちょっとホッとしてる。何とは言わんが、新番チェックでいいとこ探しして持ち上げたら2話3話であっという間になろう沼に沈んだ畜生作品があってトラウマ気味である。

 さておき、異世界おじさんとは言ったが基本的には「魔王さま」の方が流れは近い。魔王さまが単なる横柄なキャラではなく、きちんと世界に順応しようと努力もするし、流石に長年人の上に立っていただけあってそれなりに思慮もある。「はまおう」の真奥はそこにさらに「割とノリがいい若者」テイストを乗せていたが、こちらは魔王としての尊厳を失うことなく、日野ボイスというイケボ&イケメンというルックスも武器にしてここからの打開策を模索していく模様。

 それに加えて「はまおう」との大きな違いは、一番の従者がむさ苦しい男ではなく献身的すぎる美少女(ロリババア)だという点。より阿漕な方向になっているわけだが、彼女が可愛くて時たま無茶してくれるのも充分な引きになっているので文句は言うまい。今回冒頭でマキナがベルトールに心酔している理由が軽く語られたが、あれだけだとなりふり構わずベタ惚れしてる(しかも500年もその憧れが薄れていない)理由としてはちょっと弱い気もする。できればもう1つ2つくらいは2人の絆を示すエピソードが欲しいところだが……なんかこのままいきそうな気もする。まぁ、たまに恐ろしくなおざりな態度を見せる時もあるし、2人の関係値はこのくらいでちょうどいいのかしら。マキナが最終的にベルトールとどうなりたいかはちょっと気になる。恋人関係じゃないんだよな……まぁ、再び魔王が支配する世が訪れることが最終目標なのだろう。それまで2人のモチベーションを共有したままで生活できるもんだろうか。

 そして追加ヒロインの高橋がさらにマキナを刺激する。この辺の女の子の愛嬌で攻めるのが現時点での主軸になっているわけだが、今後配信活動が中心になった時に、この2人のアクの強さをうまいこと活かせるもんだろうか。結局「真夜中ぱんチ」になっちゃうとちょい物足りないので、ちゃんと「魔王もの」としての最低限の矜持を守りつつ頑張ってほしいところだ。

 
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 勝手に戦え! 第3話。主人公パーティがエリア死だけ警戒してダラダラしてたら、傍にいる「そこそこメインキャラ」クラスが頑張った結果の死屍累々。FPSはこれがあるからね。

 原作を読んでないのでこの先の展開は知らないが、なんとなく「ははーん、SJ3は実はそんなに長いイベントじゃなくてせいぜい6話で終わるな?」という感覚はある。それくらいにサクサク話が進んでいく。まぁ、1期もおよそ2部構成みたいなもんだったし、今回も似たような構成になってるんじゃなかろうか。まぁ、このままサブキャラがばったばったと倒れていくとレンたちの圧勝になってしまう気もするが……アマゾネスさんたちが頑張ってくれるのかしらね。

 そんなわけで、今回はレンちゃんたちの出番はほとんどなく、「変態みかこし」ことクラレンス、そして「お前誰だっけ」ことシャーリーの2人にスポットが当たる。……すまん、マジで覚えてないわ。回想シーンからすると前回大会でピトに一矢報いたような、そうでもないような人ってことかしら。変態みかこしの方は新番チェックで書いた理由(カラオケの映像に映ってる)で覚えてるんだけどなぁ……まぁ、レンちゃんたちとは違うスナイパータイプの強敵ってことだったんだろう。

 レンちゃん包囲網を敷く敵軍勢、普通に考えたらエリアが狭まる間ずっと睨みを効かせてれば詰み盤面だった可能性があるのだが、連合を形成したところでそれが全てじゃないってのがバトルロイヤルの面倒なところで。同盟組んだと思った中に変態が混ざってたらそれだけで作戦は瓦解。よりによって享楽主義者のクラレンスを迎え入れてしまったら、そりゃダメだろって話で。そこにさらに優勝のために策を練ったスナイパーのシャーリーまでが絡み、貨物車両の周りだけでも大混乱。こんなに綺麗な漁夫り方があるだろうか。

 結局わずか1話とほとんど活躍の時間が与えられなかった2キャラは可哀想といえばかわいそうだが、サブタイトルまでもらってスポットが当たったんだからよしとすべきなのだろうか。特にクラレンスの方は大したことやってねぇのに「うん、ちゃんと変態だったな」って分からせた上で死んでいったので本人は満足だろう。このゲームの死亡判定、相変わらずよくわかんねぇな。他方、スナイパー娘のシャーリーちゃんは単なる偶然から変態と絡んでしまったのが運の尽き。目的も半ばに不慮の事故みたいな死に方で最後までピトの顔を拝むことすらできなかった。こんな偶然に振り回されたチームメイトの人らも可哀想だが、まぁ、シャーリーが死んで1人しか生き残ってなかった時点で結果はお察しだったから別にええか。

 さて、エリアもだいぶ狭まってきたでしょうし、レンちゃんたちもそろそろ動かなきゃいけないとは思うが……残る強敵って、アマゾネス軍団以外に誰かいたっけ?

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 先週の感想で「カッターの声は犬というより牛っぽさがある」とのネタを書きましたが、うっかり失念してたんですが牛よりも馬、いや、ウマっぽさもありますね、第3話。いきなり関係ないことから導入しますが、基本的に中の人ネタでワイワイしてるだけで満足な身体なのでしょうがない。

 ということで今週も「ワァ、なんかメイドっぽい服きた美人転校生ユキさんがやってきたぁ」とアニマルタウン絡みの話をしようかと思ったんですが、日に2回もわんぷりの話題を出すのもどうかと思ったので自粛します(自粛とは)。今回の展開はわんぷりではなく、むしろ直近の「僕の妻は感情がない」ですね。てかマジでかなり被ってる。まー、この手の「押しかけもの」の定番展開なのかしらねぇ。

 確認していくと、「1人ぐらしの主人公のところになんか変な女がくる」というのがスタート地点ですね。まぁ、厳密にいうと家電ロボ妻は押しかけではなく主人公が意志をもって購入してるから差はあるのだが、とにかく「なんか人間から逸脱してるけど、とりあえず可愛くて役にたつ女の子(?)が家にいる」というのは共通の状態。外を出歩くとオーバーヒートする家電か、それとも外を出歩くと強盗を狙撃するメイドかという違いだけだ(だいぶ違う)。そしてそこに、何も知らない妹が訪ねてきて「妻」と邂逅するという展開。なんと奇しくもどちらもアニメ3話での展開なのである。マジで大筋が被ってんな。さらにさらに、別居してる割には主人公と妹の関係は別に悪いわけではなく、多少エネルギッシュすぎる妹に振り回されつつも仲の良い兄妹というのも2作品共通だし、その妹が「押しかけてきた対象」へ偏愛を示すというのもさらに一緒。家電ロボとの禁断の愛を応援する妹はガチでやばかったが、ストレートに「綺麗な女の人が好きなんだ」と言われる妹もそれはそれで。お姫様抱っこで目をハートにしてたのは、ガチ百合志望なのか、ユキに王子様っぽさを感じたが故の憧れか。今後も妹ちゃんの登場シーンが増えればその辺の感情も明らかになるかもしれないが……メイドは学校へと進出したので、残念ながら(?)次回以降は家電とメイドでははっきり差が出ることでしょう。

 しかし、長年職業アサシンをやってた人間がしれっと日本に定住して高校への転入まで滞りなくこなせるのはどうかと思うけどな。一応「図書館に行っていた」という情報が出てきたのでそこで行政手続きを諸々調べて転入まで漕ぎ着けたってことなんだろうけど、そもそもユキは戸籍とかあるんでしょうかね。サポートした妹ちゃんがめちゃ優秀だったのかしら。だとしたらますます「僕の妻」と似た展開ではあるな……。

 このアニメの最大の欠点は、「無性にソース味が食べたくなる」という局所的すぎる飯テロ。ラーメンとか寿司での飯テロだったら諦めもつくのだが、ソースだったら別に舐めようと思えばいつでも舐められるからな。別に単品で舐めまくりたいもんでもないぞ。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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