最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
本渡ちゃん。世間的には「えーでちゃん」というのが最も親しまれている愛称な気がするが、そこまでの距離感でもないのでブログ内での呼び方は「本渡ちゃん」である(俺と声優の距離なんて誰であっても無限遠だろうに)。彼女もまだまだ若手だというのに、言及する機会は結構多い。それだけ一気に抜きん出た存在ということであろうなぁ。
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<以下、一応折り返しだがあんまりネタバレとかそういう概念は無い>
Not Beauty, that’s crazy、第20話。いいですね、こういうネジの外れたギャグをいかに振り回せるかで満足度が変わってきます。 前回が新キャラ・ミミミ(カタカナ表記だとだいぶおかしな字面だ)が登場し、加入エピソードになるといういつもの構造。ただ、これまでは基本的に登場エピソードがまるまる1話分だったのだが、今回は「19話Bパート&20話Aパート」が加入エピソードになるというやや変則的な構成。この後の残り話数でもう1人加入するはずだが、色々とバランス調整を工夫しているのだろうか。もしくは単に前回は「ナノと過去に因縁があった!」という部分で引きになっていたので、興味を引くための構成だったのかもしれない。 ファミリーの加入動機も色々とあるわけだが、流石に10人目ともなると「いつものパターン」でマンネリの恐れ。そこで今回は恋太郎との接続は最小限のままに、ファミリーの別メンバーとの因縁という形で変化をつけた。こうして脇のキャラクターどうしのつながりがどんどん増えることで急速に世界が発散を始め、いわば「100カノユニバース」とでもいうべき世界が複雑さを増していくのは面白い構造だ。いや、別にやってることはごく普通のストーリーテリングなのだが、ともすると「出番が少ない」ヒロインが量産されてしまう今作において、脇で関係性を固めることによってワンポイントでも起用される可能性が上がるというのはとても大事。それこそ今回もフィーチャーされたナノ×シズカみたいな強固な関係性があれば、何かの拍子でどっちか片方にスポットを当てた時に自動的にもう一人にも紐づけることができるわけだ。そのうち恋太郎無しでもお話が回せるくらいにファミリーが独自性を持つかもしれませんね。 というわけで今回のミミミさんは明確にナノとのつながりを示した。ファミリー加入以前のロボットのようなナノが残した遺恨、それを理由に前回の野球に続いての対決形式とあいなったわけだが、この対決がまークレイジー。常々ギャグ作品ってのは合う合わないで差が大きいとは書いているが、私の場合は今作の徹底的にアホを煮詰めたようなギャグ回しはとても性に合うんですよね。真剣な恋太郎のジャッジっぷりも愉快だし、1つ1つ丁寧に突っ込んでくれる大忙しのカラネおかげで小ボケももれなく拾える。最近はすっかり「ボケの主軸をカラネが担い、彼女自身がボケに回ったりフォローに回れなかった時にはクルミが拾う」というポジショニングも安定してきたようだ。そして前回以上に強調されるシズカの圧倒的な「可愛い」ステータス。ナノさんは実は恋太郎よりもシズカに壊されてる部分の方が多いんじゃなかろうか。あまりに周りの面々の活躍著しかったせいで新加入のミミミの個性がちょっと薄まってしまった感すらあるが……まぁ、今後の飛ばし方に期待しよう。 Bパートは加入後のお約束、スキンシップ増し増しの交流イベント。キスゾンビの記憶などないかのように奔放にキスしまくる面々はいつも以上にエロアニメ要素強め。中の人の奮闘ぶりに賞賛を贈ろう(特にハカリ役の本渡ちゃんが飛ばしすぎている)。また、個人的にちょっと嬉しかったのはリップを塗ってる時のクルミ&メイの絡み。この2人に別に繋がりはないはずなのだが、中の人的には同じ事務所の先輩後輩。というかクルミの中の人はメイの中の人に憧れてこの業界に入ったとすら言える至高の存在。まぁ、フィールドが同じになってからは共演機会も増えているが、改めて、良い絡みができて本人も眼福であろう(アメリカを拠点にしてるならアフレコ現場で一緒に仕事できたかどうかは知らんが)。 その他、相変わらず奔放すぎるクスリのシモ事情とか、隙あらばドM芸を披露するイクの変態性とか、色々と危険なシーンが多くて見応えがありました。最終的に「実の娘のガチレズシーンでぶっ壊れるハハリ」が一番ヤバかった気はします。とりあえず、カラネを花園家の跡取りとして婿に迎え入れてしまうのがいいんじゃなかろうか。 いざクライマックスへ、第9話。ぼちぼちどのアニメも締めに向かって加速し始める時期。今作も容赦なくシリアスにムチが入ります。 前回感想をお休みした回がまさかの温泉回。いや、ルークの告白回だったわけですが、これに前々回の現世パートも絡めることによって、ようやく世界の全貌というか、今作の目的が見えたように思う。いや、誰のどんな意思が働いているかなんてのはさっぱり分からないが、作品のコンセプトとして一番大事なのは当然広瀬ナツ子という主人公の成長。現実世界では類稀なる才能を武器にアニメ業界で躍進したナツ子だったが、いざ「初恋」というテーマを投げられたところで人生経験の浅さが露呈。散々悩んだが解決を見出さないままに突然死。どういうわけか転生したのは彼女の人生を左右した「滅びゆく物語」の世界で、そこで彼女はアニメーターとしての自分の限界と向き合いつつ、さらに過去に憧れた勇者ルークとの交流を経て、いよいよもって「初恋」を知るに至る。こうしてみると、この世界は実に残酷ではあるが、全ては「ナツ子のための世界」としてお膳立てされている。 しかし、そこに独りよがりな感情があるばかりでは説得力に欠ける。そこで今回はルーク目線での総集編的な内容が挟まれ、彼女がルークに対して一方的に憧れや羨望を持っているわけではなく、きちんと「1人の人間」としてルークが存在しており、その彼が自分の意思で彼女に好意を寄せているということが保証される。「アニメキャラとの恋愛」なんていうとどうにも虚しいもののように感じられるが、今作におけるルークとの関係は「創作物への憧れ」にとどまらず、きちんと人対人の感情のぶつかり合いがあるということだ。つまり、ここでルークとの関係性にきちんと向き合うことができれば、万一ナツ子が現世に戻れた場合、大きな「初恋」という武器で再び戦えることを示唆している。 しかし、それはあくまでナツ子の都合だけを想定したむしのいい話でしかない。この世界は引き続き「滅びゆく」世界であり、監督鳥は「全修」を拒否して「目指すべき結末」へと突っ走っている。すでにあらゆる部分がナツ子の「修正」を受けてしまっているためもはやシナリオは機能していないのだが、どうやら今回のニュアンスから察するに、監督鳥の最大目標はタイトル通りにこの世界を「滅ぼす」ことではあるようだ。ルークが超空洞ヴォイドそのものであるというトンデモなオチが必須かどうかは分からないが、なんとかルートを操作してこの世界が助からない方向へと運命力を働かせている。これはおそらく、「この世界は滅びねばならない」という監督の強い目的意識(美意識と言い換えてもいいかもしれない)がそうさせているのだろう。そのためにはナツ子の「修正力」を上回る力で滅びへと向かわせる必要があり、手っ取り早い対策として「ナツ子の作画」をそのままパクった新たな敵をぶつけることで打破しようとしてきたわけだ。 その結果、運命はさらなる修正を経て「ユニオの自爆魔法」のくだりまで強制的に引き戻される。やはりシナリオを考えた時、ルークを「堕とす」のに手っ取り早いのは仲間の死だろう。まぁ、このあとデステニーとの関係性はなかなか既定路線に戻せないのでその辺りもアドリブで考える必要はあるだろうが、とにかく多少の齟齬を孕みながらも「滅びルート」に引き戻すことに成功。ナツ子は「モノマネでしかない自分の作画」をさらにモノマネされてしまい、どこかで殻を破って「オリジナル」を生み出さなければいけないという試練に直面する。それは作画作劇もそうだろうし、この後に「滅びゆく物語」をより納得いく形へと「全修」するための構成力も求められているということ。果たしてあの頑固な監督を納得させる結末を紡げるのだろうか。 そのためのきっかけの1つが、今回のQJであろう。本来ならユニオから消えていくはずだったナインソルジャー。様々な要因が重なり、その犠牲はQJにスイッチした。これももちろんナツ子の修正の影響だろうが、少なくとも未だ本来のシナリオからは「ズレて」いる状態。監督がこの状況を美しいと感じるかどうかは分からないが、今後のルークの反応や世界の人々の動きになんらかの影響は与えるだろうか。そして、ナツ子は新たなステップに踏み出し、「自分の世界」を生み出すことができるだろうか。 祝! シーク星人にも声がついたぞ! 第19話。いや、別に誰も喜んでないとは思うけども。ちなみについでにスカルボーズもしゃべってるんだけど、こっちはキャストロールに表記なし。おそらくカレクック役のトネケンの兼ね役だと思われる。次にスカルボーズがしゃべるチャンスがあるとすると、マジで原作が今やってるパートまでこないと多分無理。 さて、感想書かなかった前回でニャガさんが退場したり、ウォーズマンがようやく出てきたりしていたわけだが、飛ばし気味だった原作消化速度が少しずつゆっくりになっており、なんと今回は1期から通してみても多分初、原作3話分を消化しないスロー展開。今回の中心はロビンマスクという男の成り立ちなわけだが、どうもそこは徹底してねっちょりやりたかったようである。まぁ、人気キャラだし、彼の成長を描くことがキン肉マンという主人公像を掘り下げる役割も果たすのでここで時間を使う意味は分かるのだが、超人拳法修行がちゃっちゃと流されたラーメンマンやマーベラスがちょっと不憫。まぁ、あっちは「設定」だけど今回は「史実」だからね。その辺りに扱いの差ができるのはしょうがないところか。 超人オリンピックの話から「3度の敗北」を全て赤裸々に語って聞かせるロビンマスク。ネメシスさんたちは下界の超人たちの調査にも余念がない連中なので流石に知らんとも思えないのだが、ロビン目線からそんなことはわかるはずもないのでだいぶ長い自分語り。このロビンの訴えは原作ではめちゃめちゃいいシーンになっていて、個人的には最後のキン肉マンの締めの台詞「格好いいのうロビンってやつは」は屈指の名台詞だと思っている。ただ、あれから時が流れ、ネメシスの正体が明らかになっている今になって改めて見ると……なんか、釈迦に説法というか、お前の苦しみなんて大したことないやろというか……似たような「エリート一直線」街道の男同士の会話だったんだよな。ただ、その違いとしてロビンは敗北を知り己を知ったが、ネメシスは残念ながら「負ける」ことが許されず、強いていうなら時代に敗れた影の存在。彼の人生にもキン肉マンがいてくれたら歴史は変わっていたのかも、というのは後になってネメシスたちも思うところではある。 そうしてがっつり語られた大将格どうしのイデオロギーのぶつけ合い。結局はネメシスが聞く耳持たないので喧嘩別れに終わるわけだが、負けるにしてもやるだけのことをやっていくロビンの矜持は存分に見せつけている。こっからしばらくロビンはお休みタイムに入ってしまうので頑張って存在感をアピールしておかないとね。個人的に1つだけ気になったのは、何故か今回バトルシップシンクのインパクトの瞬間が描かれなかった。せっかくの大技でアニメ的にもわかりやすい見せ場のはずなのに、なんであんな演出になったのか。考えられる可能性としては①決着の時の画により説得力を持たせるため。多分これが正解だと思うのだが、一応②そもそもバトルシップシンクのネメシスの関節がおかしいのであんまりアニメで描きたくない。というのも考えてしまった。まぁ、今更必殺技の「嘘」なんて気にしないよな。ネメシスドライバーの時点で無茶苦茶やもんな。
今時あんな空いてる新幹線なかなかねぇよ、第9話。座席ひっくり返す人もなかなか見ないよな。いや、時期とか時間帯によるのかもしれんけど。 などとどうでもいい話から入ってみたがとても良い回。いや、今作に関しては未だ悪い回は1回もないんだけども、今回も作品の強みが出たとてもよいお話だった。個人的に嬉しかった、というかホッとしたのは、いのりちゃんの怪我が全ての演技の後に出てきたこと。前にもどっかで書いたんだけど、わたしゃスポ根作品の「怪我でリタイア」展開が一番嫌いなんだよ。まぁ、ストーリーの要請上絶対に必要になるというか、一番手っ取り早くドラマを作ることができる素材なのであっちでもこっちでも多用されるのはしょうがないんだけど、純然たる実力勝負の世界において、「怪我のデバフ」ってのがあまりに便利に使われすぎててさ。作者側からしたら「どんな強い奴でも怪我で泣くことはあるやん」という免罪符として使っているのだろうが、受け手側からすると「どんだけ才能や努力でステータスを盛っても突発的な怪我で全部おじゃんにしちゃうじゃん」という部分が納得いかない。「そういうものだろ」と言われたらそれまでなのだが、どうしてももやもやが残ってしまうのである。 その点、今回のいのりさんは演技に全くデバフがかからず、100%の状態で試合を終えた後に付随的に「怪我のドラマ」が描かれたおかげでストレスフリー。いや、当のいのりさんからしたら「一番大事な夏休みに練習できないってものすごく焦るんだけど」というストレス要因になっちゃうだろうけど、まぁ、それこそドラマの一部と取って飲み込んでもらうしかないし、展開自体にそこまでネガティブな影響はない。むしろ司目線でコーチングの大きな教訓が得られたわけで、今後はいのりが怪我で泣く展開を描かれずに済むということだ(あと、多分スケート靴の管理もちゃんとしてくれるだろう)。そういうところで優しい展開にしてくれたのは本当にありがとう。 あとはアニメとして見せるべきは2人の見事な演技。相変わらずのアニメーションだが、今回いのりと絵馬の演技を2本続けて見せてもらうことによって、アニメにおけるフィギュアの描き方のキーが1つ掴めた気がする。私みたいな素人からすると、ぶっちゃけジャンプやスピンの細かい違いなんて分かんないわけですよ。それこそアクセルとサルコウとルッツって言われてもピンとこないし、多分その演技の細かい部分で姿勢とか速度とか、微細な変化を描こうとしたってアニメには限界がある。おそらくCG処理の過程でモーションキャプチャーみたいな実際の動きの取り込みも行われているだろうが、それだけに「無限の実力差を持つさまざまな演技」のデータなんていちいち蓄積できるとも思えない。そうなると、実際のモーション以外のところで「説得力のある技術の差」を見せつけるためには演出が重要になってくるわけだ。 ほんとに感覚レベルの話なので何がどうと具体的に説明はできないのだが、実際、今回のいのりと絵馬の演技は全く違う「雰囲気」に見えた。絵馬がその長身を活かした大きな演技で見せてくれているというのは問答無用で伝わってくるが、それは決していのりの演技が小さくまとまっているというのでもない。2人の演技の差を、実際のジャンプなどのスキルが関係ない「外側」の部分が脚色されており、ライティングや表情の付け方、カメラアングルの見せ方などでテイストの違いを表現している。この「素人が見てもなんとなく楽しい」画面こそが今作の真骨頂だ。 そして、相変わらずいのりさんというパーフェクトまっすぐ女子小学生の格好良さ。自分のスケーティングで日々成長を続けているのも主人公属性として100点だが、彼女の場合はとにかく「上手くなること」への貪欲さが最大の武器になっており、他人の演技を見ても憧れたり、羨んだりするのではなくてそこから1つでも何かを盗み取ろうとする姿勢が一貫している。絵馬の必死の演技を見て出てきた「1回で上手になったスケートじゃない」っていう表現は的確で、しかも謙虚ないかにもいのりらしい一言。まっすぐなスポ根の良さが出ているシーンだった。 さぁ切磋琢磨、いろんなキャラがわちゃわちゃと出揃って、ステージは次の段階へ。……今期は彩紗ちゃんボイスのメスガキがいっぱい見られて幸せなシーズンですね。 死んでも推し活、第8話。最推しじゃないとはいえ、応援してたグループメンバーが死んだってのに悲壮感ゼロで盛り上がる音子のメンタリティやばいな……。 話数的にも「起承転結の転」になりそうなお話。いつも通りにお客がやってくるところからスタートはしているが、話の焦点はそれぞれのホテルクルーへと向かっていきそうだ。ただ、もちろん今回やってきたアイドルの金子このみにも謎がないわけではなく、今作最大のギミックである「顔」が強固すぎるというのも気になると言えば気になる。一応阿鳥が「顔と名前が強固な生き様だったからじゃないか」という独自の推論を立ててはいたが、普通に考えればアイドルにとって重要なのは「外面と芸名」である。安易に考えたら「金子このみという仮面」をかぶっていてもおかしくないとは思うのだが……今の顔の下にもう1つの顔が隠れている、なんてのは流石にうがった見方か。まぁ、顔モチーフについてのギミックはここまでちょこちょこあったし、今回は音子ちゃんたちクルーに時間をかけるためにさっさと正体を見せただけなのかもしれない。 アイドルグループの裏の複雑な事情を見せられても推し魂がブレない音子ちゃんはそのあたりにこだわりがあるんだか無いんだかよく分からないが、とにかく金子の未練を晴らすためにライブしましょうという強引な流れ。どんな楽曲かは分からないが必要な楽器はドラム、ピアノ、そして管楽器とのこと。変な構成だなヲイ。そんでたまたま支配人がドラムできるのすごいな。あんなもん「少々」できる楽器じゃなかろうに。まぁ、最初から「ピアノとサックスに狙いを絞る」布陣になってるからしょうがないけども。 まずはピアノ。狙いは当然のように大外に絞られ、音子ちゃんは渾身のトランプスキルで大外から一本取って見せる。「トランプへの反射神経が異常」というよく分からんステータスが明かされたわけだが……まぁ、これは流石に伏線ではないよな。単に一人遊びが得意なオタクだった可能性はある。なんにせよ大外に土をつけたのは偉い。ただ、負けても不穏で不遜なのが大外という男でね……音子の本質を「こっち側」だと指摘し、何やら意味深な話はずっと続けている。彼がこのホテルに残った動機の1つに音子ちゃんへの興味があるようにも見えており、彼女の暴くべきパーソナリティのどこかに、何か黒いシミでもあるかのようだ。「迷ったらやる側」という大外の評価、これまでの音子の物おじしない態度から妙に説得力はあるんだ。ちなみに大外はあんなスカした発言をしれっと繰り返してはいるが、その実女子高生の私室に忍び込んで私物を漁る単なる変態である。現世だったら確実にポリ沙汰だが、音子ちゃんはその程度で許していいのか。 そしてサックス担当は当然阿鳥の予定だったのだが、どうにも気乗りしていない様子。彼に対しては音子も遠慮なく「踏み込みすぎて」しまうわけだが、どうも阿鳥がサックスから距離を置いていることは、彼がこのホテルに残り続けていることと繋がっているようではある。サックスを演奏する・しないで分かれる阿鳥の今後。そしてアイドルライブを生で見る・見ないで分かれる(かもしれない)音子の今後。音子はいつでも飄々としてるもんだからあんまり死生に関わる緊迫感が無いのだけど、彼女が生きるにしろ死ぬにしろ、そのきっかけになるような出来事ってこのホテルで起こるんでしょうかね? そうそう、これまでずっと不穏な謎に包まれていた切子だが、今回瑪瑙さんから「あんたがいたところはいつも騒がしいから」という情報が出てきた。……イメージだけで想像すると、こいつ地獄から出てきてるんじゃないか? 埒外存在だとすれば妙なマジックアイテムを持ってた理由も説明できるし……。 ん? 高橋李依? 第20話。エンドロールでりえりーの名前出てきてびっくりしたけど、あれか、アバンでおでぶちゃんが背負ってた箱から聞こえてきた声がりえりーなのか。ってことは1期でやられたと思ってた蜘蛛ねーちゃん(ニヒロ)ってまだあの状態で生きてるってことなのか。……どうやって負けたんだっけ? よりによって感想をお休みした前回が随分なトンチキ回だったもんで色々とツッコミ機会を逃してしまったが、簡単に確認しておくと前回は2人のNew Challengerが追加された。Aパートが凍れるドラゴンおばちゃんルクノカさん。「タルキールっぽいけどこの人はアタルカじゃなくてどっちかというとオジュタイっぽいな」とか思ってみてました。そしてBパートが前からずっと気になってたスライムのサイアノプ。「異界の図書を熟読してるよ」っていう設定だから頭脳労働者かと思ったら職業タイプが「武闘家(グラップラー)」なの笑っちゃったよ。なろうワールドでもフィジカルを売りにしてるスライム戦士ってなかなかいないよな。しかもCVがグリリバさんって、マジでなんなんだよ。一応次元でいうとウーズなのでムラガンダっぽいと言えなくもないが戦ってた犬戦士たちはアモンケットっぽくもあった。 という状態から今回のお話。1話1話しっかり閉じてるから1回くらい飛ばしても見やすいのは助かるが、今回のアバンみたいに「あれ、なんか繋がってる!?」という要素が出てくると過去の記憶(特に1期)は飛んじゃってるので大変だ。まぁ、りえりーボイスの謎は次回以降に解決すると信じて、今回のタイトルにも出ているウハクの物語を確認しよう(ウハクはCV稲田徹って書かれてたんだが、今回一言でも声を発したっけ?)。 ついに出た、超絶カウンター持ちのクリーチャー。最初は聾唖なのがディスアドバンテージなキャラなのかと思っていたが、彼が聞こえていなかったのは「詞術」らしい。この世界における魔法的存在「詞術」について私はいまだよく分かってないんだけど、なんか使うと独特なエフェクトが発生するので、「まぁ、そういう魔法」くらいに受け取っている。ちょっと前にロスクレイさんが他人からスピーカーで借り物してたことから、大切なのは音なのか、詠唱することそのものなのかは良く分かんないけど、とにかく何かを「詩」にする必要はありそうな技術だ。そうして世界を言葉で支配する「詞術」の一番やばいのが、多分1期で出てきたチートキャラのキアだったんじゃなかろうか。 まぁ、そんな「詞術耐性」を持つ特異なオーガであるウハク。生きるのに不自由していたが、他者との交わりがないというのはこの世界では武器にもなるらしい。突然暴れ出した巨人さん(CV明乃)のおかげでその性質が明らかになった。ウハクさんからしたらせっかく言われた通りにしてただけなのに、人間の勝手で自分が善くされたり悪くされたり、いい迷惑だけどあんまり干渉されないのでまあいいやの精神。かろうじて交流があった婆さんの言うことを聞いて、よその教団(?)関係者のところに身を寄せ、なし崩し的に勇者候補にされてしまったようだ。多分本人には全く野心がないと思うのだが、果たして参戦もモチベは上げられるもんだろうか。こいつが大会に出てくれば無敵だと思われてたキアに対する強烈なカウンターになるのだが……別にぶつかる理由もないんだよなぁ。 今回のお話でちょっと面白かったのは「巨人」と「オーガ」ってやっぱ違う種族なんだよな、という部分。まぁ「人」と「鬼」なんだろうけど、サイズとか見た目とかは割と似てるんだよな。すでに巨人の勇者候補にメレがいるわけだが、今回出てきた女巨人さんとメレを比較すると、メレの方が随分規格外のサイズだった気もする。巨人によって大きさってそんだけ違うもんなんだろうか。単にメレがクソでかいだけか。MagicでもOgreとGiantは明確に違う種族なんだけど、物語としての差分は「話が通じるか否か」くらいのもんで、今回は皮肉にも巨人の方が詞術のせいで話の通じない存在になり、まだウハクの方がコントロールできちゃったってのがなんとも寓話的である。ちなみに「僧侶属性のオーガ」というとオナッケのオーガのイメージなのでウハクはシャンダラーっぽいな。いや、無理やりでもMagicの次元と紐付けといた方が理解しやすいんよ。 そして最後には何故か婆さんのところに無敵天使マイスターのクゼさんが登場。事前に思い出シーンで彼が「教え子」であると言われていたが、婆さんのいう「教団」ってこいつも関わってたところなのか。いまだにその辺の設定はよく分かってないが……ここからちょっとずつでも1期キャラとの絡みは増えるのかしら? まだ次回は新キャラみたいだが……。 今期りえりーヒロインはウォーハンマーがよく似合う、第62話。まずは1局の終焉。ここが最初に幕を引くのは意外ではあったが。 対レグルス戦、そのキーとなるのは当然相手の権能の看破だったわけだが、なんかよく分からんうちにスバルが読み解いてしまったらしい。……いや、視聴者目線だとまだよく分かってないんだけど……まぁ、ざっくり言うと「魔界大冒険」ってこと? 後半に使ってた「時を止めて心臓を維持する」能力と「他者に心臓を預けておく」能力って地続きのものなのかしら。なんかよく分かんないけど……とにかく「囲ってる花嫁全員の心臓を止めれば無敵が解除される」という認識らしい。スバルはどの辺からこんな意味不明な能力に気付いたんでしょうね。「レグルス」の名前も含めて、別にヒントはなかった気もするが……まぁ、かつて何度か権能を相手に戦ったことがあるスバルはその辺の勘が鋭かったということにしておこう。 一度看破してしまえば、花嫁の心停止に「氷の魔女」の能力を使うところはそこまで難しい発想ではない。結局その後のステゴロも含め、だいたいのことはエミリアがやってくれるのである。まぁ、スバルもあれだけフィジカルに差があるレグルス相手によくも逃げ切ったものだとは思うけど。スバルも言う通りに舐めプの結果なので、ほんとにギリギリのラッキープレイだったことは間違い無いぞ(いや、死んでも別にいいんだけど)。レグルスも、最初に出てきた時にはもっとあっさり殺しにきてたと思うんだけど、下手に煽られたせいか、やたらお行儀よくスバルの無駄口を聞くようになっちゃったよな。即死技しかないのにあんまり緊張感の無いバトルシーンであった。 そうして「なんかよく分からん権能」「スバルのいつも通りのイラつく煽り口調」などの気に食わない要素はありつつ、今回の結末で「やっぱ石田彰は格好いいな」ということを改めて確認。レグルスは格好良くないよ? 今作は貶めるキャラを徹底的に貶めちゃうのでほんとにダサくて格好悪い死に様にはなるんだけど、あの天下の石田彰が、ここまで格好悪いキャラを徹底してダサく仕立て上げられるのってやっぱりすごい。どう考えても嘘くさいキャラじゃん。ていうか嘘じゃん。こんな奴いるわけないし、こんな奴のこと見ていたいとも思わないはずなのに……なんか魅力を覚えてしまうのはなぜなんだろう。最後の最後までやり切ったキャラの生き様(死に様)に満足してしまうのは何故なのだろう。情けない状態のままでひたすらアキラ節が繰り広げられる最高のエンタメ。アフレコ現場はさぞ盛り上がったことだろう(本人が盛り上がってるかどうかはしらん)。もう、そこだけで満足ですわ。 さて、これにてようやく大罪司教が1つ落ちた。残りの話数で、ちゃんと全部討滅できるのかしら? 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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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