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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 予想外の引き展開、第3話。ふむ、3話目でこういう展開にしてくるのか。なかなか読めない構成ですな。

 正直、前回のお話がややショボくて「まー、オムニバス形式のアプリゲーだったらこのくらいのもんかな」とちょっとがっかりしてたんですよ。いや、別にお話自体に大きなマイナスはなかったんだけど、一番気がかりだったのは最後に「客の生死が分かったら現世か死後の世界へお別れ」っていう話が、なんだかなおざりだったこと。前回の客、ヤクザもんに生き埋めにされてんのに「土の中でまだ生きてるから」でしれっと帰還したのは流石にどうかと思うよ。

 そんなわけで「あれ、あんまり客の顛末には拘泥しないギミックなの?」と思っていたので、今回のお話を観てちょっとホッとしたわけだ。正直、メインプロットとなる「推理劇」は相変わらずちゃちなもんである。わずか30分でどんでん返しや意外な展開が用意できるとも思わないが、最初に音子が大外の部屋を調査した時点で「まぁ、こいつが犯人やろな」というのは察しがつくわけで。その後の推理で使った証拠品もダイレクトに結論につながるものばかりで、推理ゲームって感じではない。まぁ、おそらく原作ゲームでは部屋の中から色々と物品を探し出す探索ゲームとしての面白みもあるだろうし、あんまり手掛かりを複雑にする意味もないのだろう。

 その辺である程度「クオリティの上限」みたいなものは察しているのだが、そこから大外をどのように処理するのか、という部分は想定していなかった展開なのでそこは評価している。そうか、こいつエンディングの映像とかにも普通に映ってたのか。てっきり「凶悪犯だから追い出して死後の世界」とかそういう安直な答えになるかと思っていたので、まさかの「罪に関わらず放免」からの「出戻り」という流れになろうとは。しかも音子や阿鳥と違って従業員になる気はこれっぽっちもないようだし、「滞在客」としてしばらく生活を共にすることになるというのもなんとも妙な関係性。来週以降に来る客との絡みが発生するのか、それとも単に1週跨ぎになっただけで来週は大外を送り出す話になるのか、ちょっと気にはなっている。

 また、なかなか差を出しにくい調査パートについても、例えば「窓の外に何かある」みたいな部分で変化を出していくのは興味を惹かれた。大外の部屋にはパンジーが咲いているだけだったが、客と並行して阿鳥や、音子自身の記憶の探究も続いているわけで、客と違って「なかなか記憶が戻らない2人」についてはどこからどんなきっかけで手掛かりが転がり出てくるかはちょっと楽しみである。「窓の外がずっと夜で、なんか駅と電車が見える」みたいな常識では考えられない大規模な「手掛かり」も存在することがわかり、ホテルのやりたい放題に期待したい。これ、原作ゲームを事前にプレイしても良かったな。

 追伸:調子に乗ってる音子ちゃんは可愛い。

 

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 これこれ、このカオスww 第15話。いやぁ、マジで訳わかんねぇな。こうして「世界を全く統制する気がない」のが今作の凄まじいところでね。

 こないだからちょいちょい今作の世界をMagicに例えているのだが、あちらも「多層次元の世界」という設定から「プレインズウォークできる人がいっぱい」→「誰もが渡れる領界路出現」とどんどん世界の結びつきが適当になり、いろんな文化や技術レベルが入り乱れて「それで世界は成立するのか?」状態になっている。今回のオムニバスはまさにそんなカオスを体現した、ある意味大変「らしい」おかげで魅力的な話になっているとも言える。

 前々回がテーロス、前回がイニストラードだとすると、今回やってきたのは……まぁ、ドミナリアくらいかな? 「おぞましきトロア」は怪談として語られる存在であり、「魔剣」とやらを持っているとどこからともなくやってきて持ち主を殺して奪っていく、みたいな存在。実際のクラスは「ドワーフ(山人)、魔剣士」らしいが、みた感じはアンデッド風味もある気はする。単にマッドになっちゃったってことなのかしらね。特徴はとにかく大量に所持している「魔剣」で、それを完全に使いこなせるおかげであたかも無数の魔法を使いこなしているかのように見えるという。……まぁ、他のばけもんに比べると武器に依存してる分まだ現実的と言えるが……「若干見劣りするし、いっぱい武器を使うっていう点でアルスとかぶってるやん」と思ったらまさかのアルスとの因縁もちだったっていう。なるほど、互いに武器を集める性質上、どこかでぶつかってもおかしくはないのか。一応トロアの方は「父の仇を討つ」という大義名分を持ってアルスに迫っているらしいが、アルスの方は単なる行きがかりの強盗行為だったし……一方的にアルスが悪くない? あいつ、クールぶってるから誤魔化されそうだけどふつーに極悪人(極悪ワイバーン)だな。いや、レグネジィの方が正しかったかと言われたらそうでもないけど。

 まぁ、とにかくそんな武器をいっぱい持ってるやつ。先代トロアとアルスの戦いは、あたかも刀狩りの張と飛翔の蝙也のバトルのよう。「上を取るのが圧倒的に有利」と蝙也さんも言っていた通り、いかに魔剣とやらが柔軟に使いこなせたとしても、そもそも届かない相手には苦戦必至。人間のくせによぉ頑張った。こいつ、今後の展開にどう絡むんだろう。

 Aパートでそこそこ理解できる存在が登場して一息ついたのも束の間……さぁ、多分今期一番意味の分からん奴がついに登場だ。実はこれまでもオープンエンドの映像とかに出てきてたんで「なんかモビルスーツおるんだが?!」と気になっていたのだ。まぁ、「客人の技術を取り入れたんです」と言われたら文句も言えないんだが、まさに次元を渡ったらそこがハイパー科学都市の神河でした、みたいな衝撃。しかもこの世界、ハイパーメカを作れる博士がすでに2人もおって、そいつらが自分たちの作品を競い合わせて切磋琢磨していたという。この技術レベル、同じ世界のどこにも伝播してないのはどういうことなんだぜ?

 そして、そんな中でも婆さんの方、「軸のキヤズナ」とやらに生み出されたアーティファクトクリーチャーは、なんと2体のクリーチャーの合体カード。これまた最近のMagicでは流行りのタイプだったりするし、もしくは共闘持ちの統率者なのかもしれない。あまりに超技術すぎて説明はさっぱり理解できなかったが、「核の部分に使っているのはこの世界の技術の一端であるホムンクルス」「それを壊さなきゃいけないけど、ホムンクルスがゴーレムを産み、ゴーレムがホムンクルスを生み出すので無限再生可」「そうして再生するとその度にパワーアップする」と、これまただいぶチートレベルが高そう。ただ、魂2つ分の利便性、みたいなところはなんとなく分かるのだが、「同時に殺すことはできない」の部分だけはよく分からんかったな。一応公式ページを確認してみたが、「共有の呪い(双方向)」という名前が付いており、「命の共有の相互参照矛盾によって実現される、擬似的な不死」とのこと。……よく分からんな。ドンピシャの同時に殺したら大丈夫、みたいな抜け道ないか? もう真面目に考えるのもアホらしいな。まぁ、なんか、強い。ほんで村瀬ボイスの無垢キャラ。挙句作り上げた博士の方もマッドかと思わせといて普通の倫理観もち。やはり一筋縄ではいかない設定。

 さぁ、だいぶ混迷を極めてきましたが、次回予告からすると次で「災厄」がきそうですね。一応、新キャラの登場順がエンディングの映像と一致しているので、次に出てくるのはなんか獣っぽいキャラだとは思うのですが。アルスやソウジロウの存在は確認されているので、他の1期キャラももうちょい出てくるかもね。

 
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 これぞスポ根、第3話。ほんとまっすぐで見やすい作品。ちなみにどうでもいい話ですが、我が家では今作と「異修羅」が並ぶタイムテーブルになっており、謎の修羅日程になっています。心が修羅修羅するんじゃぁ〜。

 戯言はさておき、「個性豊かな奴らが集まったぜ!」という前回の放送部集合パートから、「個性は豊かだけど、全員がちゃんと大会で優勝を目指すっていうモチベーションは統一させてもらうぜ!」ってんでスポ根の指針を明確にする展開。別に主人公の花奈なんかは「私は朗読が楽しくってやってるだけなので、競い合うなんて別に……」っていうスタンスでも問題はないはずだが、流石にそれでは物語としては物足りない。クセの強い部員、そして顧問と一緒に「朗読で天下を取る」ことを目標にした方が分かりやすいため、そこに各方面からプレッシャーをかけて言質を取る展開に。まぁ、花奈からしたら無理くり言わされた感もないではないが、そこはしっかりと部長が1話目から絡んでくれており、「花奈のことを認めて、一番惚れ込んでる部長がそこまで言うんだったら、花奈の中に眠っている勝ちたいという欲求にもそれなりのプライオリティはあるのだろうな」と納得させてくれる。まぁ、花奈の言う通りであればこれって結構過激な選択なんだけどね。「朗読は好きだけど、それこそがまさに自分の全てだったので、そこに順位をつけるような尺度が存在してしまった場合、自分の全てが否定されてしまいかねない」という花奈の心配は一定数理解できるものだ。「それでも出てこい」と表に引き摺り出してしまうという行為は、何か花奈の大切なものを奪ってしまうリスクを孕んでいる。それでも、部長は「花奈のことを思って」表舞台に立たせる選択をしており、それは彼女がとんでもなく無責任なのか、もしくはちゃんと花奈が天下を取れる人材であると見抜いているかのどちらかである。願わくは、後者であらんことを。

 そうして「競技」として存在感を持った朗読というジャンル。これに外側からルールを記述していくのが曲者教師の吉祥寺である。彼のレクチャーを通じて、我々素人にも「放送部の競技って何よ」というところが丁寧に説明されており、この独特の業界への理解を助けてくれている。実際、吉祥寺(とか中の人とか)もそうした「競技」の文化を理解し、「読むこと」の重要性を肌身に感じてきた人物なわけで、彼からのアナウンス、そしてある程度確立した方法論などを見せられると、「なんか小難しいな」という思いもありつつ、この世界のルールには納得できる。実際、吉祥寺はあのレクチャーを説得力を持ってやってくれているわけだしね。

 というわけで、あとはこの世界における「声の演技とはなんぞ」という話に少しずつ踏み込んでいく。個人的に嬉しいのは、こうした作品なら当然といえば当然ではあるが、「声だけで表現すること」の重要さ、その価値の高さを全面的に認めて主張してくれている部分。私の肩書きの1つは間違いなく「声優オタク」だが、声ヲタによく聞かれる質問第1位は「なんで声優じゃなきゃダメなの?」である。タレントでも舞台女優でもなんでもいいんじゃないかと。挙句「声優は俳優の下位互換じゃないのか」とか。そんな無理解が未だに世間にまかり通っており、今作で主張されている「声の表現」という専門性の高いスキルについてはまだまだ理解が足りていない。是非とも、今作と関連分野の発信が活気付いて、改めて「声優」という職業のステージを引き上げてくれることを願う。

 いや、制作側がそんなことを考えてるかどうかは知らんが。

 

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 キャストネタが引き続き! 第2話。戦隊メンバーを戦隊出身者で揃えるのはネタとしてまだできそうな範囲だが、敵怪人でその縛りにしていくと今後大丈夫か? いや、「怪人」だけならいくらでも出演者がいるから大丈夫だけど、今回の流れからいくと「敵幹部経験者」がマストっぽいんだよな。よりによって喜びの戦騎を担当した戸松に「キョゼツンドラ」をやらせるとは……。

 というわけで、まだまだネタも尽きなそうな2話目。せっかくコメントもいただいたし2話目くらいは追いかけてみようか(来週以降に記事立てるかどうかは未定)。今作は映像部分は「そこそこ」レベルだし、冷静に考えれば異世界の設定はそこいらのなろうと大差なくてヘイト溜めそうな部分もあるんだけど、例えば個人的ヘイトポイントの1つである「ステータス表示」なんかはそこから綺麗に「戦隊あるある」というか、「戦隊なぁぜなぁぜ」に繋いでネタとして昇華しているので、「(少なくともネタ的に)必要な要素」として成立している。「異世界あるある」の上に「戦隊あるある」の重ねがけ状態なので、不条理×不条理の状態なんだよな。お互いに「独自に発達しすぎて踏み込みづらいお約束」が多い界隈なので、それを「異世界側」から突っ込ませることで相対的に「まだ異世界の方が理解できる設定だわ」ってんで丸め込むという斜め上のマンネリ回避。どこまで狙ってのことかは分からんが、少なくとも2話目時点では問題なく成立している。

 その上で「異世界ファンタジー」として成立させる必要もあるということで、とりあえず「冒険者」とのすり合わせ。引き続きヒロインのイドラさんにはツッコミを頑張ってもらう必要があるわけだが、この世界の住人であれば誰もが皆共通してイドラさん同様のツッコミに回れるので、「世界全体でツッコミ続ける」分にはそこまで負担は大きくないかな。そのうちイドラさんもどっかで慣れてくるだろうしね。何が恐ろしいって、「変身時のバックの爆発でダメージをくらう」っていうネタ、すでに本家の戦隊でもとっくに通過済みなんだよな……(ダイナマンに変身するだけで敵をぶっ飛ばしたゴーカイジャー)。

 そして今回追加要素としてピックアップされたのはバズーカネタ。戦隊お約束アイテムのバズーカ砲だが、まー、今回イドラが突っ込んだことはだいたいその通りだな。出力がよく分からない、なんで全員で打つ必要があるか分からない、そして毎度のことながらルーティンがいちいち仰々しい。しょうがないじゃん。こんな高いおもちゃ売るためには頑張って格好良く見せないといけないんだから! まぁ、バズーカは毎シーズン必須ってわけでもないので最近はそこまでフィーチャーされない武器にはなったが、登場すれば演出は古式ゆかしいものになっているので、多分今の子供達から見ても「どやねん」みたいな要素は多そうである。そんで普通の戦隊はその辺のモブと一緒にバズーカは撃たない。「キズナ」さえあればなんでもいいという節操のなさがキズナレッドの強みなのかもしれませんね。どんな相手とでも縁を結んじゃう戦隊レッドと大差ない可能性(あいつ、そのうち次元の壁を超えてコラボとかしにこねぇかな)。

 個人的に戸松とならんで一番気になったポイントは、バズーカ後の4人の決めポーズ。左から2番目、あれは流石にテンビンゴールドだったよね? あんな変身ポーズ持つキャラ他にいないと思うが。左端はそこまで特徴がないので分からん。イドラはなんだろ。トッキュウ5号っぽいかと思ったけど決めポーズはちょっと違うな。全部に元ネタがあるならお疲れさんだが……まぁ、誰かその道の詳しい人がそのうちまとめてくれるやろ。是非、どこまでもこだわり抜いて、そしていじり抜いていただきたい。

 
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 無  理  。第4話。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。2話3話はさ、事前にくらってたからまだ対処できたんだ。4話もう無理。胃の腑が変。

 もう、まともに感想書くことはできないので、以前も採用した「映像再生ながら何かを垂れ流す」形式で書き留めていくことにします。分からない人は映像流しながら読んでください。来週以降はまた考える。

 

・開幕長崎そよ。「登場するだけでおもしれー女」とか言われてるのは伊達じゃない。

Mujica内であっさり受け入れらるモーティスさん。いや、海鈴とにゃむはまだ分かるが、初華、お前はそれでええんか……。でも、冷静に考えたら睦と初華ってMujica以前に繋がりはないのか。……この流れで「いい雰囲気」とか言い切っちゃう三角、こいつほんとになんも分からずにその場の空気で適当なこと言ってるだけだな。

・「今のMujica好きだよ」。三角……。

・最終日に初披露の楽曲。この後に及んで祥子に負担かけさすなよ。祥子のこの様子を見て何も感じない初華、やっぱだめだろ。「疲れてる」じゃないんだよ。

・初華&睦、タクシー内での対話。「なんかまなちゃんに似てる」。初華、その比較はどうなんだ。お前純田のこともろくに見てないんか?

・「メンバーがやめるのはバンド解散と同じ」。わざわざ言質とってそこの紐付けするのか。

・モーティスも祥子のことは守ろうとしている→睦の意思を尊重している。ただ、どうしようもないくらいに方向性を誤っている。モーティスに最大目標が伝わらなかったのは祥子の努力不足だったんだろうか……。

・濃厚なうみたき。写真撮り過ぎだろ。そんなに大量の内容を自学自習でカバーできるもんか。数学得意なのは納得だけど。立希、お前の中で海鈴はどこまで行っても「有名になったクラスメイト」か。

・「燃え尽きる前の線香花火みたいですね」。八幡ァ!!!! お前さぁ! ほんとさぁ!

・ゆるい雰囲気に生まれ変わったMujica。「いい意味でMujicaっぽくない」→祥子の考えていたMujicaなど無用。

・「私もこの写真好きだな」。結局何も分かってなかった三角。ほんとお前さぁ。お前の最優先が全く守られてないんだが?

・モーティスオンステージ。「お笑い芸人わかば」は面白いやつなんだろうか。

・にゃむの表情。やはり配信者は本気のタレントには及ばない……ってこと?

・にゃむさん自宅シーン。祐天寺……祐天寺ィ! この短期間でこんだけゴリゴリ好感度上げられるキャラいるぅ?! すみません、方言ところどころわかりません。

・「若麦」。……地元愛も強い……なんて素敵な女なんだ……にーちゃんねーちゃん弟妹。まさかの山吹さんちよりも大家族かよ。この女が他人の不幸なんて望むはずがないじゃん……。

・モーティス、衝撃のCO。なんでギリのリハまで誰も気づかなかったんだよ。モーティスは元々睦と一緒にいた存在。それが睦がギターを始めたことによって唯一の「自己」を見出して分化した存在であるとするなら、ギターを弾いているからこそ睦なわけで、それってつまり「モーティスはギターを弾けない」になるんだよな。いや、理屈では分かるが……天はなかなか二物を与えないか……。先週時点でギターを置いてたのはモーティスなりの明確なメッセージだったんだな。まぁ、どっちにしろ意思疎通は下手くそだが……このテンションと論法、タレント森みなみの血が嫌というほど伺えるの最悪やな。

・「モーティスはギターが弾けない」を受け入れるのが早すぎるメンバー。こいつら、超常現象に対する対応力無駄に高いな。とりあえず病院連れてけ。

・月夜の邂逅/祥子VSモーティス。今回のハイライトにして地獄を煮詰めた味。モーティスにはモーティスなりの論理も倫理もあるんだ。「他者と対話する」という睦に最も欠けている素質をモーティスがカバーしてあげた。それが祥子の望みだと思ったから。

・「睦ちゃんは死んじゃったよ」。カット回しによる表情の変化。

・「私の名はモーティス。ずっと昔から睦ちゃんと遊んでいました」。「ずっと昔」のことを知らない祥子。結局、祥子は睦を見てあげられなかった。

・「だから私は祥子ちゃんが嫌い」「睦ちゃんと、睦ちゃんが大好きだったバンドは守るから」。モーティスの行動原理の1つに「睦を守る」があるのがなんとも……。「バンドを守る」については完全に間違っちゃったし……。

・「睦ちゃん、2度と戻ってこないかもね」。それって結局死の宣告では。豊川はあの日の長崎そよに「だから私が終わらせた」と言った。お前が終わらせたものがあるなら、他人がお前の何かを終わらせることもあるんだ。

・「あれは、睦ではありません」。「二重人格」という言葉で一応は受け入れられるのか。

・圧倒的ホラー構図。ここだけは正直笑った。ここまでいくとギャグなのよ。祥子さんからしたら真正面からのホラーだけど。

・「生演奏にこだわっていたのが、裏目に出ましたね」。なんで此の期に及んでクレバーなんだこいつ。どこまで行っても他人事だな。

・「すぐにサポートを手配しますが」。やはりバンドというものにこだわりはない模様。

・モーティスはさ、多分精神年齢もマジで「分化前」で止まってるから幼稚園児くらいなんだろうな。まぁ、母親があの年齢であの状態なので、元々幼い家系なのかもしれんが。

・祐天寺の決意。ブレない彼女の信念。ほんとに顔がいい女……ここにきて、祥子もにゃむも「望んだライブができない」という共通の壁にぶち当たったが、当然手を取り合うことはできない。

・「あたし、抜けるわ」。これ、無茶してるように見えるけどにゃむ目線では正解だし、祥子目線でも「それしかない」結論なんだよ。気づいてないのはモーティスだけ。いや、初華もフラフラしてるから結局は一緒なんだけど。

・「バンドは共に音楽を奏でる、運命共同体なんだよ!」。「睦ちゃんが好きなバンド」はそうだったのかもしれません。でも、そこにお前の居場所はないんだ。

・「Mujicaしか、祥子ちゃんにはこの世界しかないんでしょ!」。確かにそうは言った。でもな、結局5人全員が同じ「この世界」を見てる瞬間なんて1度もなかったんだ。

・「遅かれ早かれですよ。続くバンドの方が少ないんです」。ほんとにひでぇやつだな、とは思うが、多分何度もこんなシーンを見続けてきたんだろうな。だからこそMyGO!!!!!騒動の時の八幡はクレバーでいい仕事をしてくれた。しかし、ここまで何一つ響かない集団には話し合いの余地もない。損切りは早い方がいいんだ。

・モーティスの抗弁。ほんとに「人の心を持たないお人形」なのだなぁ。

・「海鈴ちゃんだって、Mujicaが自分の居場所になるといいって、言ってたのに」。海鈴、ノーコメント。ここで海鈴が何を思うかだよなぁ。

・「なんであんたMujicaにいんの」。一見残酷すぎるにゃむの言葉だが、彼女なりの敬意と思いやりの表れではあるし、事実上の敗北宣言なんだ。これを言えるから祐天寺は強いのだが、今この瞬間、その誠実さは凶器になってしまう。

・Cパート。これをライブ会場で見せられるお客さん、どんなリアクションしたらええねん……。

・このアニメは、青春バンドアニメです……。

 スペシャルサンクス、バンドリーマーの皆様。

 俺 た ち の せ い じ ゃ な い。

 
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 VS姑編、安定の決着、第16話。お母ちゃんのツンデレっぷりがあまりにも古典ツンデレなもんで流石に笑っちゃったよ。こんなゼロ年代初期みたいなテンプレ対応をCVお姉ちゃんでさすなよ。いや、おもろいけども。

 というわけで、冷静に考えるとどこまでもテンプレ展開で進んでいくのがこのお話。1期目は毎週感想を書いていたけど、2期目はどうするかな、とちょっと考え中。今期は結構追いかけられそうな作品が多いので相対的に重要度は下がるのだけど……ただね、一時期は供給過多で溺れ死にそうだったうえしゃまトリビュート作品が今季はそこまで多くないんですよ(わんぷりが終わっちゃうので、メインだとこれと「アオのハコ」くらい)。そういう意味では絶対に無視できない枠なので、やっぱ正座視聴にはなってしまいそうなんですよね。こんなにうえ虐が捗る作品もなかなかないのでねぇ。

 ただ、今回は「虐」展開ではなくて「幸せな」方の展開。いつの間にやら「なんかよく分からんけど鬼化した人間に対してはカウンターを見舞って回復できる能力」みたいな扱いになってる美世さんの夢見の異能。当然、謎の敵勢力を迎え撃つ際にはキーパーツになり得るわけで、分かんないなりに必死に使いこなせばそれだけでヒーローになれるポジション。おかげでお母さんもころりと転げてしまったし、清霞も「あんま前線に送り込んで危険な目に遭わせたくないんだけど」とは思いつつも、無視できないだけの戦力になってしまっている。そして当の美世さんも「怖くない、怖くない」と必死に自分を鼓舞し、なんとか清霞の役に立とうと必死なのである。

 そうしてこのイチャイチャカップルを無理やりくっつけるための戦場はどんどん先鋭化しており、一番手っ取り早くこの2人をくっつけるためのお膳立てとして、今回「実は敵の親玉は血縁者だったんですねぇ」という事実が明かされた。厳密には血縁ってほどでもなさそうな「分家」レベルらしいが、今回最後に「我が娘」というとんでもない発言をしており、「事実だったらヤバいやつ」or「単なる妄言を吐いちゃうヤバいやつ」のどっちかである。まー、流石に美世さんが斎森の血をついでない道理もないので、「娘」ってのはあくまで比喩的な表現だとは思うが。とにかく、この世界の異能バトルの根っこは最終的に久堂の家か薄刃の家に戻ってくるのである。

 1期時点で暗躍している様子はあった異能心教。その動きは少しずつ活発化しており、今回は見事な設置型トラップで下野たち一同を爆殺(死んでないと思うが)。世の平穏を乱すためにシャキシャキ悪役ムーブをかましてくれている。立ち向かうべき困難が大きくなればなるほど、余計に主役カップルの愛情は燃え上がるというのに。なんかさ、今期は「若奥様と言われるのを拒絶して逃げ出そうとするヒロイン(CV白石晴香)」、「ロリババア奥様だけど次元を超えて押しかけ女房としてすっかりいついちゃったヒロイン(CV種﨑敦美)」など、ファンタジックな奥様のカロリーがやたら高いのよ。「若奥様と言われてちょっと泣いちゃううえしゃまヒロイン」は今後も幸せな結婚生活を邁進するのだろうなぁ。


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 史上初、作中ではっきりと「詳しくは原作を読んでください」とか言っちゃうアニメ、第14話。それを言っちゃぁオメェ……アニメ化の意味とは何か、とか問われてしまいそうだが、今作はちゃんと「まぁ、アニメ化の意味は分かるか……」ってんで大人しく引き下がらなきゃいけないのがムカつくな。

 というわけで、サブタイトルの通りに大忙しのフードファイト。作中での目的は明白で、新たなファミリー・クルミを家族として迎え入れるためのイニシエーション。そのために相変わらず訳のわからないイベントが開催されるあたり、今作で一番病巣が深いのは恋太郎でもその周りの女の子でもなく、それらを取り巻く街の環境にあるんじゃ無いかという気もする。ほんで街ぐるみで何かする時に便利な賑やかしとして存在するのがゴリラである。こいつら、一発限りの使い捨てモブじゃねぇのかよ……。まぁ、イベントのたびにいちいち別なモブ作ってたらコスパ悪いしな。ある程度どんな環境でも出てきて違和感がない(?)、ゴリラは便利なモブである。斉藤貴美子の仕事もなくならないわな。

 そんなイカレた環境下でのイベント、クルミもあっけに取られていまいちペースが掴めていないのは、そもそも「すでに6人で形成している彼女コミュニティに加わる」とかいう文化が現代日本には無いため。モラル的におかしなことになってるし、すんなり受け入れるにはクセの強い連中が集まりすぎている。さらに問題は、そんなイカレた状況なのに、既存組の6人はすでに慣れきって説明も無しに全部納得していること。一見してアホに見えるハカリやクスリ先輩はまだいいとして、ナノさんあたりが平気な顔で受け入れてるあたり、知らない身からしたら恐怖である。まぁ、クルミさんも来週から同じポジションに移るわけだが……なんか、そういうタイプの妖怪に見えてきたな。

 こうしてメンバーが増えていくと個々の構成員が個性を発揮するのがどんどん大変になっていくというのが問題だが、6人ぐらいならギリギリ全員参加のイベントでも耐えられたか。まー、その煽りをくらっての尺カットだったわけで、特にツッコミしかやることがなかったカラネあたりはかわいそうではあるが、今は画面に出ずっぱりでいられることを感謝するしかないだろう。今後の展開を考えるに、流石に20人、30人と増え続ければ全員集合自体が困難になるはずで、あとはキューレンジャーシステム(必要なエピソードに必要なメンバーだけ連れていく)になっていくはず。次回以降、画面がどのくらいの密度になっているかは気になるところだ。

 また、無事に仲間に引き入れられたクルミさんであるが、正直これまでのメンバーに比べて単体での個性は弱いようにも見える。明確な特質が「くいしんぼ」だけであり、「食事してない時はカリカリしてて感じが悪い」はあんまり武器にならないだろう。今後は食事シーンだけで登場するワンポイントみたいな立ち位置になるのだろうか? まぁ、食べる姿が可愛らしい女の子ってのはそれだけでも個性ですけどね。ハカリがデブ(???)キャラを奪われてアイデンティティを喪失しないことを願おう。「脳内まっピンク」だけでも充分な個性ですかね?

 
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 みにゃみである。こういう書き方はちょっと申し訳ないが、もしかしたら本企画に選出された100人の中では私の認識がまだ一番薄い人かもしれない。そこまで認識してるキャラ数は多くないし、ブログ内での言及も(他のラインナップに比べれば)少ない。それくらいに、ここ数年でガッと無視できない位置まで上り詰めてきた新たな一軍候補。そんな可能性を感じさせる位置をピックアップするのもまた一興。

 


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 悲報:双龍の鳴き声はSE、第13話。いや、そこに声当てるのが正解とも思わないが……なんか、よりあいつらが知性とか生命を感じない物体になってしまった……結局何だったんだあいつら。

 前回触れ忘れてたんだけど、僕ぁ2期のオープニングの方が好き。やっぱ小洒落たフレーズよりは脳にズガンとくるシャウトの方が肉オープニングって感じがしますよ。串田アキラの跡を継ぐとして、それが遠藤正明なら納得もできるし。ただ、唯一気になるのは「やっぱり『キン肉マン GO FIGHT!』のフレーズを持ってくるなぁ」という部分。私は付き合いの長さからいっても「炎のキン肉マン」が好きなので、2期目ってんならそっちのオマージュがあってもよかったんじゃないかとは思うんですよ。まぁ、今後末長く続くシリーズになるなら、もっと後から出してくる可能性はあるけどね。でも良いオープニングだ(し、よいエンディングだ)。

 さて、中身については原作との差分を見ていくというのが毎度の流れなのだが、今回は割と「実況のカット」が多かった印象。というのも、これまでずっと「原作3話分を1話で」という尺を守ってきた今作だったが、今回は4話をまるっとひとまとめにして1話分にしているのだ。まぁ、試合シーンは台詞量が減って詰めやすくもなりそうだし、試聴中も別にあくせくした感じはなかったので全然問題なく、すっきりテンポ良く観られるなら一向に構わない。やはりこの第2クールは前期よりもギュッと締める必要があるということなのだろう。もしくは「ブロッケンJr.だけで1話使うのもな……」みたいな忖度があった可能性も微レ存。いや無いか。

 今回のお話を見ていて、冷静に考えると原作時点のブロッケンって確かに「未完の大器」だったんだなぁ、ということを再確認。我々読者からすると、どうしても「2世」の印象があるもんで「結構出番も多かったし大物扱いのやつ」みたいな印象も(原作のこの時点だと)残ってたんだよね。実際の戦績で言えば勝利判定が明確なのってニンジャ戦だけなんだな(あとウォッチマン)。オープニングの映像もさ、ラーメンマンの九龍城落地とかが明確な「勝利シーン」でインサートされてんのに、ブロッケンは「カーメンにベル赤」っていう微妙なシーンだけ切り出されてて、「フィニッシュホールドがレッグラリアートの試合をピックアップされても」みたいな気持ちになったんだが、それ以外に明確な活躍シーンだと見せるの難しいのね。ニンジャ戦のラストなんて誰が勝ってるかも分からんし。まぁ、そんな「未完」っぷりだったからこそここまでクローズアップしてもらえたし、この後の活躍っぷりにつながるのだと思えばファンも文句は言いますまい。

 個人的に「相変わらずアニメスタッフはいい仕事しやがる」と思ったのは、ラーメンマンに説得されて出てきた回想シーンに、原作では出てこなかった「一緒にブロッケンマンの墓参り」のシーンがチラッと出てきたとこ。あれ、サイドストーリーのシーンだから原作には入ってなかったんよね。心憎い演出である。あと改変といえば、クラッシュマンの最期がちょっとグロさを増した感がある。原作だと体内で心臓を握りつぶす描写なんだけど、アニメだと見やすくするためか、わざわざ外に引っ張り出してぐちゃってやるのよ。ほんでロボ超人だから吹き出すのが真っ赤な血じゃなくてちょっとオイルっぽい茶色がかった液体なのは放送コードの関係なのかどうか。いや、その直前に「これがベルリンの赤い雨だー!」ってめっちゃ降らせてましたけどね。「ロボ超人の心臓ってこんな感じかーーーー……あ、知ってたわ。めっちゃみたことあったわ」ってなりました。

 さて、この後は第2陣の中では割と「いいとこなし」で終わってしまうマーベラスさんですが……今回は尺の都合でラーメンマンの台詞がいくらかカットされた関係上、やたら勝手に喚き散らす口数の多いやつみたいになってましたね。まぁ、実際よく喋るんですが。アイキャッチの解説には「完璧超人だけど正々堂々がモットーできっちりしてる」みたいなフォローが入ってたので許してあげてね。まぁ、肩にあんなもん背負ってる時点で正々堂々もクソも無い気はするが、それを言い出したら大半の超人がレギュレーション違反になるのでしょうがない。ちなみに、修行シーンの思い出を確認すると、マーベラスの肩に双龍が生えたのはまさに拳法の修行中である(若い時にまだ龍が乗ってない描写がある)。……極意書以外にもやべぇもの色々取り扱ってるんでしょうかね。ほんとイカレた流派だよ。

 
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