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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた」 ―

 これ、どう処理したらいいんだよ……。

 えっとね、説明しますと、当ブログでは基本的に30分枠のアニメのみを評価対象として取り上げてるのね。それ以外の尺のものは15分でも5分でも1分でも平等に取り扱いはしないようにしてるんだけど、特筆すべき必要がある場合のみ言及するようにしている(前年度の「エグミレガシー」など)。ちなみに今期は割とショート枠が多く、前クールから引き継いだ「ニートくノ一」に加えて「あらいぐまカルカル団」「おいでよ魔法少女村(不法占拠)」など、やたらカオスな作品が揃っている。

 今作は、本編が15分枠なので扱う必要はなく、仮に点数つけたとしても3〜4点程度の木端アニメなのでそのままスルーのつもりだったのだが、私の視聴しているAT-Xではこれが立派な30分枠でして……何が起こってるのかというと、なんかよくわからんミニアニメと抱き合わせだった。ほぼ静止画にボイスドラマをのせるだけの追加ミニアニメ。多分あれだな、他の作品だったらYouTubeの番組チャンネルで流すやつだな。それが後ろに繋がってるし、一応1つのタイトルで枠が完結しているので、これにて30分作品と言えなくもないのである。……どうしよう。

 ……まぁ、見なかったことにするか……(なんだこの記事)。

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○「Summer Pockets」 4

 いわゆるKey系ギャルゲアニメの新作。去年で言えば「ATRI」と同じ枠、って言おうかと思ったけど別にATRIは鍵系ではなかった。いうて私のギャルゲー認識なんてその程度のもんである。

 足りない知識の中で過去の経験から差別化していくと、足を引っ張る要素は「麻枝准」だと思われる。私にとってギャルゲアニメの起点とも言える「CLANNAD」はあんだけド刺さったというのに、それ以降にこの名前がクレジットされる作品はとはま〜相性が悪い。しかもP.A.WORKSなどの最高峰のアニメスタッフを集めた作品が居並び、映像演出部分に文句の出しようがないにもかかわらずだ。ほんとに脚本やキャラの造形に合わん部分があるんだろうなぁ、としみじみ感じ入る次第だが、途中からはもう、「麻枝合わず」の先入観から拒否反応を示している可能性も無きにしも非ず。いや、でも「神様になった日」とかマジで意味わからんかったからな。

 そんなわけで、残念ながら同氏の名前がクレジットされている時点で強制的に警戒対象。1話目についても、主人公のスカしたキャラ造形はいかにもな感じでキツそうな印象だし、なんの脈絡もなくパラパラと五月雨式に女の子が出てくるいかにもギャルゲ的な展開はどうしてもいい印象にはつながらない。どこかに「ここだけは」みたいな差別化が図れる要素があればいいのだが、今のところそれは見つかっていない。しばらく観察を続けて、何か突破口が見つかればいいのだが。

 一応のプラス要素としては、監督にクレジットされている小林智樹氏の存在がある。最近はあんまり奮った仕事はないのだが、元々この人の作品は好きだったし、制作会社のfeelも一昔前は粗製濫造のイメージがあったが、ここ最近は安定した仕事ぶりを発揮している(その分作品数が減っているが)。そのあたりのスタッフの手腕で、なんとかアニメとしての見栄えをよくしてもらいたいところ。

 ところで、ほんとどうでもいいことなんだけど、何故かアニメ作る人って「波の動き」をやたらと入念なCGで作り込もうとするよね……いや、別にいいんだけども……不規則で大規模な液体の挙動を自然に描くのって、やっぱりアニメーター共通の目標なのだろうか。

 
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○「阿波連さんははかれない season2」 ―

 まさかの2期目。この手の作品ってそこまで大きなムーブメントがないから、よっぽどのことがない限りは2期来ない系の流れだと思っていたのだが……。

 1期の放送は3年前だって(マジかよ)。それだけのブランクがありながら、なんと今作は制作スタジオ、監督も含めてスタッフがほぼ続投という恵まれた環境にある。あれ、じゃぁもしかして1期時点である程度は続編も見越してたんだろうか。なんにせよクオリティが保証されそうなのはありがたい話。

 とはいえ私の揮発脳ではどれだけ「なんか面白かった」という印象が残っていても3年で記憶がだいぶおぼろ。ちゃんと戻れるか不安だったし、なんなら冒頭部分で「えっ、ライドウと付き合うことが正式に決まったんだっけ!?」の部分から驚く始末だったのだが、それでもちゃんとキャラが出てきていつも通りのユルい空気に浸かることにより、割とスムーズに戻ってくることができた気がする。やはりこういう時に制作コンセプトが維持できる体制だと助かりますね。

 まぁ、ハナから付き合ってたみたいな距離感の2人なわけで、やってることが変わらないといえば変わらない。1期時点で周りを取り囲む「変な連中」はじゃんじゃか出てきてもはや次の弾などなかろうというのが心配だったが、1話目からいきなり核心に迫る新キャラ奈央坊の投入でしっかりと勢いもキープ。そんな重要なキャラを1話目で使っちゃってこの先どうなるんだろうな。それにしても久しぶりにエンコー濃度の高そうな奈央坊でちょっとほっこりした。

 流れさえ作ってしまえば、あとは「ほわほわ可愛らしいキャラなのにやってることのクレイジー風味が強い」という本作の強みを活かせる状況。今期も変なとこから予想外の打撃が生じることを期待してます。

 
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○「ざつ旅 -That’s Journey-」 5

 東京-郡山間って駅弁食うほどの時間か? って思ったけど、調べてみたら1時間以上はあったわ。普段駅弁食わないからその辺の感覚もよく分かってない。

 いわゆる「趣味もの」作品。毎度お馴染み「女の子に趣味をさせるだけのアニメ」で、狙いとしては当然「ゆるキャン△」が一番近いところだが、ほんとのほんとに「キャンプ」という趣味に没頭しないことにはなかなか良さが共感しにくくハードルが高いゆるキャンに比べれば、「旅」という行為は観光地の紹介などのわかりやすいトピックとの複合要素であり、いくらか共感性は高いものではある。目的地次第で明確な差分もトピックも作りやすいので、コンセプトが丸いのはこちらの方だろう。ただその分どうしても凡庸な印象は否めないものではある。何しろ昨今の凋落著しい地上波テレビメディアは、ゴールデンタイムにチャンネルを回してもだいたいが食いもんか旅の話ばかり。いかに普遍的な娯楽であるとはいえ、今更アニメ作品にしてその流れをなぞったとて、そこに新しい面白みを見出すのは難しい。

 とまぁ、作品コンセプト自体に懐疑的ではあるものの、1話目時点ではそこまで嫌いじゃなかった。多分これはね、私が潜在的に「一人旅とか……憧れるよね……」という思いを秘めていることに由来する。いや、でも、ほら、憧れないですか? 普段おうちで鬱々としてるだけの人生、突発的にさ、適当にデイパックにでも荷物を詰めて、目的地も決めずにフラッと旅に出たいとか思ったことありません? 僕は思ったことは何度もあるんですよ。ありがたいことにここ数年は「ライブ参戦」という趣味が追加されたおかげで以前よりかは電車での長距離移動も経験するようになったんですが、やっぱり遠くの知らない土地に移動するっていうイベントはそれだけでワクワクするもんで、もしなんの制限もなく「旅していいですよ」って言われたら、僕はやってみたい側の人間です。

 ただ、現実にはさまざまなハードルがあり、例えば時間的な余裕、そして私の場合、何でもかんでも事前にかっちり決めてから行動しないと不安でしょうがないという極度のA型気質。万が一着の身着のままで出掛けて途方に暮れたらどうしようという不安がある。そして作中でも何度も言及されていた最大の障壁、「金」。そう、旅をするにはどうしたって金がかかる。金をかけねば遠くにいけない。お財布と相談すると、最終的には「まぁ、コスパ悪いから……」というので結局おうちからは出られないのである。

 テレビの旅番組が一定の人気を保ち続けているのは、そうした鬱憤を晴らす代替行為。それならアニメを観て同様に鬱憤を晴らしても悪くはないわけだ。「旅行あるある」みたいな部分のリアリティさえ維持できれば、この「擬似旅」は30分アニメとして悪くないコンテンツ。まぁ、似たようなコンテンツが溢れている世の中で、わざわざ1クール欠かさず観たいような作品になるとも思えないのが悩ましいけど、ここに「女の子のきゃっきゃうふふ」みたいな付加価値を加えることで、なんとか週に1度の「擬似旅行」を味わわせてほしいものである。ちなみに映像制作の「マカリア」というスタジオはほとんど元請け経験がない新興のスタジオで、なおかつ今期はなろう作品との掛け持ちなのだが……大丈夫かしら。1話目時点で既にキャラ作画については適当な部分も見受けられ、不安要素が先行はしているのだが、「まぁ、別にキャラ作画はそこまで重要じゃないしな」とも思う。背景処理とかは多分にCGに依ってるところがあるので、その辺で雰囲気が維持できればなんとかなるかもしれん。あと、ナレーションを窪田等氏にしてしまえば何でもかんでも全部「公式」っぽくなるというズル魔法も効いてるぞ。

 そうそう、主人公のCVを担当してる月城日花という名前は初めて見るのだけど、なんか、とても聞きやすくて悪くないですね。かなり器用なタイプの若手とみた。

 
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○「紫雲寺家の子供たち」 4

 当然のように「何等分の花嫁だよ」と思いながら観てたわけですが、設定が明かされてからは「何神のカフェテラスだよ」と思いながら観てました。

 臆面もなくこの設定を出してくるのはむしろ偉いとすら思える。しかも、調べて仰天したんだけど、これって作者が「彼女お借りします」の人なのね。そんであっちの作品もまだ未完ってことは、これとあれを同時並行で進行してるってこと。どういう頭の構造だったらこの2本を並行して作れるんだろう……っていうかカノカリまだ終わってねぇのかよ…………。

 というわけでそのクリエイティビティ(?)には敬意を示すが、それと作品の合う合わないは全くの別問題。兄弟を何等分にしたところで既視感の強さはどうにもならず、興味を惹くだけの展開はできていない。まぁ、アニメの1話目で興味を惹くなんてのは相当難しいことだとは思うけどね。ただ、やるにしてももうちょい独自性を狙ってもらわないと見どころすらつかめない。上からお姉さんタイプ天才タイプ活発タイプおどおどタイプというテンプレ通りのキャラ配置には食傷気味。あれ、でもこうして並べると3女と4女の属性被りすぎじゃね? 3女いらなくね? ちなみに「多すぎるからもう1人2人減らせば」は同じ大家族だった夜桜さんちに対しても思ったことです。

 掲載誌がヤングアニマルということでマガジンよりも攻めたシチュエーションを作れるのかもしれないが、1話目では特に奇抜なこともなく。むしろ「15年も共同生活してるのに、なんで今更風呂場でラッキースケベが起こるんだよ。ルールは決まってるやろがい」みたいなイラッとポイントが目につく。台詞回しも説明口調の変なものが散見され、根本的な脚本に期待は薄い

 一応、ここから上がる要素があるとすれば、それは動画工房の作画力、そして監督に上坪亮樹氏が起用されたこと。上坪さん、監督任されるのどんだけぶりだよ、と思って確認したら監督作品って2011年の「そふてにっ」だけだったので14年ぶりだそうです。タイムワープしたかな? 上坪さんのデザイン力の高さは評価ポイントなのでそこで加点されることを期待したいが、流石に想像もしてなかったので1話目ではそのことに全然気づけなかったし、あんまりセンスを活かせるフィールドではない気も。

 
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「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」 6

 何よりもまず……読売のクソみたいな放送枠なんなん? バラエティと抱き合わせで1時間枠って、マンデーパークの頃からほんとに何一つ成長していない……。いや、別に後で消せばいいだけなんだけど、何がムカつくって、録画した時のタイトルがまともに表示されないのがイラつく。4日遅れでBSで放送されるらしいし、急がないならそっちで録画した方がいいのかしら……。

 さて、面倒な作品である。何が面倒って、作品云々とは関係ないところで私が抱えているいろんなコンプレックスが関係してくることだ。まずはガンダムコンプレックス。折に触れて語ることもあるが、私はあんまりまともにガンダムを履修していない。一応ファーストは必死に義務教育だと思ってアニマックスかなんかで観たような気もするのだが、ディティールを覚えていないし、そもそも古いアニメを見たところで別に面白いとも思っていない。レンタルビデオはゼータの途中でリタイアしたし、その後も「Gガン」「ターンA」なども最後まで観ること叶わず。次にSEEDはリアタイで観ていたが放送枠との相性の悪さもありこれまたあんまり好きじゃなかった。そこからダブルオー、Gレコと試聴を続けるも、やはり最後まで面白いと思いながら見た作品は無い。話が変わってくるのは「鉄血のオルフェンズ」で、これは前半は結構入れ込んで楽しめたが後半失速したせいで「やはりガンダムとの相性は悪いままか」と嘆くことになる(この間に挟まったビルドシリーズはノーカンね)。そして時代はようやく「水星の魔女」へ。おにゃのこガンダムが全力で盛り上げてくれたおかげで、ようやく頭からお尻までずっと楽しんで視聴できたガンダム作品が誕生。ここまで苦節ウン十年である。

 そんな状態なので、今作については複雑だ。先行上映の時点で話題になっていたのは知っている。放っておいても情報は勝手に耳に入ってくるものだ。「今度のガンダムはおもろいらしいぞ」という話に興味は湧いたが、それと同時に「なんかファーストと関係してるらしいぞ」という話も入ってきてガイジン4コマのように座り直す私。ファースト知識、無い。じゃぁ駄目だ。前提知識が無いと楽しめない作品はそれだけで身を引いてしまう。「なくても楽しめるよ」と言われても、「ある方が楽しめるんだろ」と思ってしまうところがコンプレックスである。

 2つ目に、庵野コンプレックス(?)がある。これも変な状態なのだが、私は庵野秀明というクリエイターのことがよくわかってない。彼の作品で楽しかったのは「シン・ゴジラ」だけなので、何をもってもてはやされているのかがよくわかっていないのだ。「代表作を見ろよ」と言われても、ガンダムの時と同じ思いをするなら面倒なだけだし、何より私はエヴァが別に好きでもなんでもないので、そもそも「合わない」可能性がある。

 そして、本作は別に「庵野の作品」ではない。ないはずなのに、なんか知らんけど世間的に「庵野がガンダムを書いたぞ!」みたいな話題が持ち上がっていた。おかしくないか? スタジオカラーがガンダムを作ったというのは歴史的な事実であろう。それは素直に興奮するし、楽しみでもある。でも、クレジットされてるのは鶴巻さんなんだよ。話題になるなら「鶴巻さんのガンダム」であるべきだ。もしくはシリーズ構成の榎戸さんか。この2人なら私もまだ分かる範囲なので、「鶴巻さんが指揮をとって榎戸さんが脚本担当したカラーのガンダム」という話題なら理解できる。でも、なんか違う流れがあった。その辺がイラっとした。榎戸さんの功績の方が私にはよっぽど大きいのに。みんなでスタドラを観てガンダム級に語れよ。

 以上は、今作には一切関係ない、私自身の話だったり、作品発表後の世間の有象無象についての話。作品自体にはなんの罪もないし、そんなことを評価の俎上に上げるべきではない。べきでないことは分かっているが、ここまでの数ヶ月でそんなあれこれを抱えてしまったため、なかなかフラットな目線で鑑賞できない私がいる。だから今作については、あとは黙っていようと思う。放送終了後に、楽しめたら楽しめたと、素直に感想を書きたい。みんなでともよヒロインの良さを共有できれば、それで良いのではなかろうか。

 
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○「#コンパス 戦闘摂理解析システム」 3

 ひとまずググろうと思ってタイトル入れたら、ハッシュタグ扱いになって検索結果がバグってびっくりした。Googleさん、その辺柔軟にお願いします。

 久しぶりに思い切った点数をつけてみたのだが、これはもう、感覚でしかない。もっと言葉を費やすと「先入観」かもしれないし「経験則」かもしれない。ただ、「このアニメは面白くならない気が……」という感覚が漠然とある。

 いつも通りなんも知らんで見始めたもんで、タイトルだけからなんかサイバーでハードなSF作品かな? とか思ってたら冒頭からもう違った。そして繰り広げられるあまりに散漫な「ルール説明」。割と早い段階で、「これ、ソシャゲか?」ということに気づく。あとで確認したところ本作はソシャゲのアニメ化であることはわかったわけだが、…………こんなゲームあったの? さっぱり名前を聞いたことがなかったから新作ゲームのメディアミックスなのかと思ったら、なんとサービス開始が10年近く前だという。えーー、しらねー。すまんな。まぁ、元々ソシャゲにあんまり興味が無いタイプだってのもあるが……ある程度のメジャータイトルなら放っておいてもSNSとかで名前は見聞きしそうなものなのに、何故か完全に初耳である。そして、そんなゲームが10近くもサービスを続けているというのも驚き。ソシャゲの寿命なんて2、3年も保てば立派な方だろうに、ずっとサービスが続いているということはそれなりの人気作なのだろうか。ほんとに自分の情弱っぷりを痛感する作品である。

 とまぁ、そうして「ソシャゲなんだね」ということをゴクンと飲み込んだ上で、「つまらなそう」なのである。一応断っておくと、映像部分で大きな崩れはない。最低限の映像表現はできてるし、1話目ということもあってなんなら頑張ってる方のクオリティだと思うのだが、その画面をして、どうにも絶望的な雰囲気が漂っている。一昔前にはなろう以上に作られては消えていった、「駄目ソシャゲアニメ」の再来を感じさせる。

 とっ散らかった世界設定に、何も理解させるつもりがないなおざりな説明。ガイド役が淡々と世界の構造を解説し、実際にプレイの様子を見ながら個々の要素を押さえていく様はまさにチュートリアル。ぶっちゃけ、私がソシャゲをやる上で一番嫌いな行程だ。私とて何個かはソシャゲをインストールして触ったことはあるのだが、最近のゲームは何でもかんでも「こんな育成があるね」「こっちでギルド登録して」「レイド戦もあるけど」「装飾要素の課金もいかが?」と、とにかく「やり込めるよ、遊べるよ」という要素を片っ端から導入してくる。もう、その時点でアンインストールしたくなるんだよな。「いいから一番面白いと思ってるとこ出せ」と。「トリリオンゲーム」で言ってた「ソシャゲなんてインストール後に数日でやめる奴がほとんど」って話はまさに本当なのである。

 そんなげんなり風味の「チュートリアル」がそのまんま繰り広げられるアニメになんの期待があるだろう。キャラクターが山のように出てくるが一切統一感がなく、なんも考えずに「ジャンヌダルク」とかがいる世界。普通に考えてこれらのキャラの間に重厚な物語が展開されるようには見えない。挙句、今作は「ソシャゲをプレイするソシャゲ」であるという。むしろこの設定に意味がなかったとしたら驚きだが……どこに焦点を当てて見たらいいのか見当もつかない。このうんざり感、なんか久しぶり。

 
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○「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミアILLEGALS-」 5

 こんなんもあるんやねぇ。ジャンプを読まなくなってしまってからだいぶ時が経ち、周辺の文化についてもずいぶん疎くなってしまったものだ。かつては「ジャンプって死ぬまで読み続けるんだろうな」なんて思ってたもんだが……。

 とはいえ今作はジャンプ本誌での連載ではなく「ジャンプ+」らしいのだが、とにかくヒロアカのスピンオフ作品。ヒロアカ自体が世界全土を巻き込んでのめちゃめちゃでかい話だし、ヒーローという設定自体がなんぼでも副産物を生み出せるものなので、こうして「別視点でのヒーロー物語」が出てくるのはごく自然な発想かもしれない。その場合に設定だけ借りて原作者以外の人間が自由に創作することをOKしていわば「ヒロアカユニバース」みたいな存在を認めるかどうかは判断の分かれるところだが、どうやら最終的にはOKが出たということなのだろう。原作者がどこまで関わっているかは分からないが、作業量から考えるとおそらく今作は割と独自のシナリオラインで進んでいるものだと思われる。

 まぁ、そんな印象を抱いた理由は1話目時点でのテイストの差が大きいんですけどね。あくまでユニバースを守っているというだけで、本作の主題は真っ当な「ヒーロー」ではなく「イリーガル」。登場するキャラも真っ直ぐなジャンプヒーローにはとても見えず、ややへなちょこな主人公、そしてだいぶ暴力レベルが上がっている黒オールマイトみたいなおっさん1人。そこにバランスを考えてアイドル志望のヒロインをひとつまみ。めでたく個性派3人チームが完成する。まだチンピラしかどついていないので実力のほどは未知数だが、そもそも本家だってデクは最初から強かったわけではない。そのくせ「努力と根性」だけで汎用性の塊みたいなワンフォーオールを修得しちゃったデクより、「どう使っていいかピンとこない」っていう今作の主人公の能力の方がある意味で描き甲斐があるのかもしれん。

 制作は本家と同じボンズ。監督ほかのスタッフは流石に共通してない部分も多いが、脚本の黒田洋介だけは繋がっているので、本編同様とまではいかずともそれなりに無難な展開にはなるんじゃなかろうか。これを放送してる間に、ヒロアカ本編の続きを準備してもろて。

 
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○「中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。」 5

 今期のこにたんの稼働率ヤバくないか? 男性声優は仕事が偏ることが多いのだが、最近の小西(そして古川)のオーバーワークっぷりがちょっと心配。

 さて京極堂。一応シリーズとしては過去に「魍魎の匣」がアニメ化されたことがあるのだが、そっちは確か視聴環境がなかったので観られてなかった。後の時代にAT-Xで録画だけしたような気もしたが忘れてしまった。いうてそこまで話題にもなってなかったし、なにより魍魎が1クールアニメで終わるわけがないとも思ってたので、そっちはまぁいいや。そこから数えて実に17年ぶりのアニメ化ということになるが……多分京極自身は今作にはそこまで関わってなかろうから、あんまり「シリーズの続編」って感じじゃないわね。

 実は原作既読。これもなんでか知らないけど電書でコミックは購読している。ほら、京極堂シリーズは本編読もうとするとどうしても超絶ヘヴィー級だし、そもそも恒常的に供給されるもんでもないので、この漫画作品があることでジェネリック京極堂をなんとなく味わえるのである。志水アキの絵柄も嫌いじゃないし、ネタ回しも最低限のミステリ部分は保持してるしね。そして気づいたら、そんなちょいミステリーがアニメ化ってんだから世の中分からないもんである。

 多くを期待はしていないというのもあり、第一印象は「まぁ、原作通りだな」くらいのもの。制作スタジオは「100studio」(ワンダブルオーと読むらしい)という聞いたことがないところなのだが、ちょと前に「この世界は不完全すぎる」を受けたところが初の単独元請け。全くの未知数ではあるが、1話目の雰囲気は悪くはない(びっくりするほど良くもない)。個人的には、どうしてもこのシリーズは「昭和の雰囲気」をもうちょい強く出してほしいと思ってしまうのだが、そこにこだわると「女子高生のなんちゃって謎解き物語」という今作のライトな雰囲気が損なわれてしまうので難しいところだ。オープニングエンディングの雰囲気も含めて、どちらかというと賑やかポップな方向性で攻める方が正解なのだろう。主人公の栞奈のキャラのおかげもあって、これはこれでいいとは思う。あとは作画スタミナが切れないことを祈るばかり。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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