最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」 ― えーと、一応公式なクレジットとしては「第4期」で、2クール・1クール・分割2クールの後なのでトータルで6クール目。思えば遠くへ来たもんだ。 今更あんまり言うこともない作品だし、この「SCIENCE FUTURE」とクレジットされた4期目が最終シリーズとなるらしいので(ただ、分割3クールらしいですが)、原作を読んでない身としては「さぁ、いよいよエンディングを迎えることになるぞ」とちょっと楽しみだったりはします。こんだけのんびりやってるおかげでアニメとしてのクオリティは終始安定しますからね。ただ、安定は安定なんだけどトムスの制作だからそこまでびっくりするようなアニメにはならず、昨今のジャンプアニメの流れの中ではやや地味な扱いになってしまってるのは勿体無い。まぁ、最終的に地上波放送すら無くなった「食戟のソーマ」に比べればマシなのかもしれんけど。 ま、こちとら話の筋さえ追えればいいので、のんびりしっかりやっとくれ。1話目からなんでポーカー対決やねん。 PR 最強美女概念ザクロさんをありがとうございます……第48話! ほんと、ザクロさんにとっても一番いい結末を迎えられそうなのがほんとにほんとに嬉しい。脚本が、ほんとに……。強いて言うなら大団円にトラメきゅんも混ぜてあげたかったけどね。 さぁクライマックス。最終決戦はアニマルタウン全域を巻き込んでの総力戦となり、ここでガオウがニコ様とぶつかっての頂上決戦……だったが、そこで敗れたニコ様が最後の力を振り絞りガオウをマスクオフ。「最も効果的な場所、最も効果的なタイミング」でのマスクオフ。どこぞの配信者ドラマーもびっくりの完璧な流れ。ぶっちゃけ、ガオウの「中身」についてはさっぱり意識してなかったんですが……そう来たんか……。以前どこかで「そうかも」みたいな意見は見た気もするが、ぶっちゃけあまり必要性を感じてなかったから想定してなかったんよな。正直驚きました。しかし、改めて正体を表したスバルの存在が認識できた今だからこそ、いろんなところが腑に落ちるし、今作のシナリオの如才なさも確認できた。 そう、ガオウは実際にはガオウではなく、その親友のスバルだった。元は人間だった彼は恨みを抱いたまま眠っていたがガオウの無念を引きずった状態で復活。友の仇を打つために今回の行動に出たのだと言う。基本的には暴れるのがガオウだろうがスバルだろうが被害自体は変わらないが、ここで「本人」と「その友人」であればモチベーションが大きく変わってくるし、大義名分にも差が出てくる。ぶっちゃけ、暴れてるのがガオウ本人であればどれだけ詭弁を弄したとしても人間サイドには贖いきれない罪があるだけに完全決着が存在しなかったんですよ。いくらいろは達が理想論を語ろうとも、過去が覆らないのであればそこに恨みを持つガオウは浄化されずに暴れ続けることができる。そこに無理矢理な説得と解決を見てしまうと、何かしらのわだかまりは残る。 しかし、これが実際には「友の仇討ち」であったとなるとかなり「解決の手」が見えやすくなる。まずもって、非常に酷な言い方にはなるが、ガオウ自身が死んでしまっており、もはや彼の意思を完全に再現する術はない。現在暴れているスバルはあくまで「スバルがそう思っているから」暴れているだけで、ガオウ本人がどれほど人間を恨んでいたかはもはや知りようがない。であれば、「ガオウはこんなこと望んでない」理論が通るようになるのだ。もちろんそれとて死人を利用した詭弁には違いないが、今作の場合はより代弁者としての資格を有するザクロさんが発言できるのが大きい。かつてガオウを愛し、その意思を引き継いだスバルをも思い続けるザクロは、唯一にして最大のガオウの理解者、そして代弁者である。彼女がスバルを説得できれば、少なくとも「スバルの恨み」は浄化されうるのだ。 また、ここに来てザクロとスバルという関係性がフィーチャーされることによって、本作における重要な関係性を全て「人間と動物」にまとめ上げることができる。こむぎといろはが理解し合えるように、ユキとまゆが愛し合うように、ザクロがスバルを思う気持ちは本作で最も大切な感情に寄り添うことができるのだ。もちろん「飼い主とペット」と言う間柄ではないが、本作はもはやそのようなラベル付けに意味がないことも提示している。動物が人間を想う気持ちがその逆と等価であるなら、ザクロの想いは最優先でスバルに伝わるべきものなのである。この構造が完成した時点で、もはや何の心配もなくなった。 さぁ、あとはザクロさんに頑張ってもらうし、小難しいことでまだスバルが文句を言うなら、あとはこむぎが理屈抜きで叩き伏せてやればいい。今にして思えば、ザクロさんの目標に向かってまっすぐな姿勢はどこかこむぎに似ているのかもしれない。わんこのパワーで、落ち込んだ友達を元気にするんだワン。 お話の結末は見えた。あとはアニメとしてどれだけこのフィナーレを飾り立てられるか。その辺りについても本作のスタッフは抜かりなし。戦闘シーンではキラリンアニマルのバーゲンセール。改めて「ペンギンもライオンも得られる結果は一緒なんだよな……」とか「ハムスターさん、やっぱ出番ないな……」とかいう話はあるが、ここに来ていろんなお友達との連携を見せる姿は、戦闘スタイルにバリエーションが少なかった今作の最大限のファンサービスである。自分なりの結論が出て活き活きしているフレンディの頼れる感じがたまらない。そして何といっても……タイヤ再び!! そんな意味の分からん伏線あるゥ!? 同日のブンブンジャーでブンの字が機能停止してるんだが大丈夫か? フレンディが友情を繋ぎ、ワンダフルが華々しくその道行きを示す。その「わんだふる」、余すことなく叩きつけてくれ。 ○「誰ソ彼ホテル」 6 こちらも主演のキャストさんが面白いなぁ。「桃河りか」さんという人で、過去の実績を確認したら「天穂のサクナヒメ:かいまる」って書いてあった……流石にかいまるのキャストまでは注目してなかったわ……。あと割と個性のある声質の人なんだけど、Wikiに「憧れの声優は新井里美」って書いてあってちょっと面白かった。目指せ、次世代のみっこ。 さておき、こちらのタイトルは「なんか見たことあるんだけどなー」と思って確認したら「スマホアプリ原作」とのことで、「いや、別にプレイしたことないが……」と思ってさらに確認したら、ゲームとしては「脱出アドベンチャーノベル」とのこと。そして、同じメーカーが展開した「四ツ目神」や「アリスの精神裁判」はプレイしたことがあった。まぁ、サクッとワンシナリオで終わるタイプのアプリなのでそこまで印象に残ってたわけでもないのだが、途中で飽きずに最後までプレイできてるし、小ネタというには大きすぎるくらいのボリュームはあるゲームだったと記憶している。そこが出したゲームの1つがこの「誰ソ彼ホテル」ってわけだ。多分、「なんか暇潰せるもんないかなー」って適当にアプリストアを眺めてた時に1回くらいは詳細を見にいったんだろう(結局ダウンロードはしなかったわけだが)。だからちょっと見たことがあったのだと思う。 そんな縁があるんだか無いんだかよく分からん作品だが、そうして微妙な接点があることからも分かる通り、基本的な路線は割と好きなんですよ。路線ってのは単に「脱出アドベンチャーみたいな、ミステリーみたいな」路線ね。このメーカーのシナリオメイクは、なおざりじゃなくてちゃんとキャラとか背景の肉付けもしてくれるから印象も良い。アニメ1話目は「なるほどこういうゲームなんだろうな」ってのがなんとなく伝わってくるくらいにはゲームシナリオっぽさがそのまんまだが、それはつまりチュートリアルをそのまま追いかけてるって話で、導入としてはこれ以上ないルートなのだ。余計なとこで驚いたり時間潰したりしないヒロインの音子ちゃんのサラッと具合もむしろありがたい。 あとはねぇ、ぶっちゃけこういう「人の生死を左右してる選択のお話」ってジャンルが漠然と好きなのかも。「そんなジャンルあるかい」と思うかもしれないが、一番極端な例が「地獄少女」で、これにやや近いのだと「デス・パレード」がある。今作はありがたいことにそれら先輩作品に比べるとグッとハートフルだし殺伐とした雰囲気もないが、それでもすぐそばに「死」が横たわっているのは間違いないだろうし、今後はちょこちょこハードなお話も入ってくるかもしれない。設定がふわっとしてるおかげで、緩急をつけた色んな小話がつまめそうなのは良い。 さらにさらにどんどん個人的な趣向の話をしていくと、私ね、「ホテルとかで施設をいろいろ探るの」も好きなんですよ。まぁ、普段からホテル泊なんてほとんどしないような人生なので滅多に機会がないから、ってのもあるが、どっかにお泊まりするとできる限り部屋の備品とか見ちゃうし、ちょっと良さげなホテルとかに泊まると色んな施設を見て回って全部把握したくなる。ああいうのって楽しくない? 単にマインドがお子様のままなので探検ごっこがしたいだけかもしれませんけどね。ホテルって基本的に一期一会なので、「もう2度と来ないかもしれない」って思うと全部見ておきたくなるのよ。今作はそうした「ホテル探求」の側面もあるし、「ホテルに生きる珍妙な人々」との関わり合いも今後は盛り上がってくることだろう。なんか、細かいところでいろいろ刺さる楽しげな作品でした。 唯一気になるのは制作のピー・アール・エーというスタジオがあんまり実績を持ってないところくらいだが……少なくとも1話目はなんの問題もなかったからね。なんとかスタミナを維持してこのくらいのクオリティで走り切って欲しいぞ。 ○「マジック・メイカー -異世界魔法の作り方-」 4 社会規範とか恋愛感情も認識してないくらいの幼女だったらさ、弟がパンツ一丁で湖に飛び込んだら、それに合わせて自分もパンいちで飛び込めよ。なんでそこは上も1枚残すだけの微妙な感覚だけ持ち合わせてるんだよ。脱げよ幼女。 あ、当方危ない人じゃないです。ほんとです。そんなとこから触れていくなろう作品です。ただ、今作に関しては1話目でそこまで大きな減点要素は無い。大きな動きがない立ち上がりだったからというのもあるが、映像部分に落ち度はなく平坦ながらも安定したキャラ作画を展開している。1話目から察してしまうクオリティのなろうが数多くある中、それだけでも評価に値するポイントだ。 肝心のシナリオラインに関しても今まで見たことがないものが登場しており、なろう最大の問題である既製品のつぎはぎ状態にはなっていない。まぁ、単に1話目で明かされなかっただけで主人公はどう見ても転生者なわけだが……ひとまず「転生シーンからスタートせずに世界の独自性を主人公目線から探っていく」というデザインだけでも一応は評価に値するだろう。そして最大の眼目である「魔法がなさそうな世界で魔法を探す」という目的意識もそこそこオリジナリティがあり、もしかしたら今までなかった何かが見られるかもしれないという期待がある。 ただ、その上で「やっぱり大して伸びなそうだな……」という予断があるのも事実。最大の疑問点は、「魔法がない/魔法がある」がどのように規定されているか、何より、それを主人公目線でどう認識するかという部分について、何かしら説得力のある説明がつくのだろうか。おそらく主人公は我々の生きる現実世界からの転生者であり、理由はよく分からんが「魔法」に憧れを持って探し求めているらしい。まぁ、俺らみたいな現代(日本のオタク)人が転生したら、そりゃ出先で「魔法は? 奴隷は? ステータスオープンは?」と言いたくなる気持ちも分からんではないので、最初に「魔法はないの? そっかぁ」とガッカリするところまでは理解できる。 しかし、なぜその後に「魔法があるかもしれない」というモチベーションを維持してこだわり続けているかは分からない。仮に我々が転生したとして、「おっ、なんかナーロッパっぽい世界やんけ! 魔法あるんか?! ……ないんか……」ってなったら、普通はそこで「じゃ、改めて前世と同じようにフツーに生きなきゃダメやな」ってなると思うんだが、「いやおかしい、転生した先には魔法があるもんじゃろがい。なんとしても見つけてやるがな」という発想になるにはよほどのこだわりが必要だ。そして、もし何かしらのきっかけで「魔法の断片」に行き当たったとて、今度はそれが「現実の世界にはなかった純然たる魔法と呼べるものである」ことも示す必要がある。1話目では湖からの発光現象にその可能性を見出していたわけだが、これが現実で起こっていたら、おそらくなんらかの科学物質の存在を検討する必要があり、よくある例だと空気中のリンなどの発火現象で説明がつくだろう。少なくとも、現時点での主人公の技術力で「そうでない」ことを証明するのは不可能であるように見える。 また、仮に「地球上の理屈で説明がつかないもの」だったとしても、今度はそれが「理想の魔法のようなものである」ことを証明するのは困難を極めるし、その可能性は相当低い。具体的には分からないが、異世界に「現実世界の科学で説明がつかないもの」があったとしても、「向こうの世界の科学で説明できない」かどうかは分からないのだ。科学と魔法を線引きするためには、まず「科学」を研ぎ澄ませる必要があるのだが、この世界はとてもではないがそこまでの下地が整っているようには見えない。ここから安易に「魔法だ!」と言ったとして、それは何かしらの現実の曲解である可能性が高く、主人公は単なる妄想家で終わってしまうだろう。「魔法とはなんであるか」を定義し、その独自性を証明して初めて「魔法を作った」と言える。果たして今作のプロットがそこまでの覚悟を持って書いているだろうか。 とまぁ、どうしてもファンタジー絡みの設定は気になる要素が増えてしまうわけだが……とりあえずは「何か他と違うことをやろうとしているか否か」だけを見て判断すべきかもしれませんね。諦めて可愛いお姉ちゃんとのゴリゴリ姉ショタ作品だと割り切ってしまうのも手か。 ○「異修羅(第二期)」 ― 前代未聞の構成で物議を醸したなろう界の問題児、待望の2期の幕開けだ。 なんやかんやで最高に楽しんでしまった1期。そこからいくらか人員整理が行われ、「このまま本筋に向けてギュッと濃縮されていくのかァ〜?!」と期待しつつも、どうもそういう雰囲気の作品でもねぇぞと思いながら記憶を掘り起こして見ていったが、何事もなかったかのように1期と同じ構成で新たなファイターが追加されて軽く絶望した。やっぱこれ、もはや「1つの大河ドラマをまとめ上げる」っていう意識のある作品じゃないんだろうな。ひたすらにバラエティ豊かな「最強」キャラを創出し、そいつらがあっちこっちでドンパチする様子を見せ続ける、そういう作品なんじゃなかろうか。まぁ、もしかしたら三国志みたいに数十巻の物語を重ねて1つの国へ収束していく可能性もなくはないが……現時点では、それが達成できたら結構な偉業だとは思っちゃうね。 そうして「収束を期待してたら拡散し始めた」というので絶望はしたのだが、さらに悔しいことには、これはこれで面白そうなのである。1期を見ながら「延々『選手入場!』をやり続ける作品」と評したが、なんでそんなことするかといえば、そりゃ「選手入場!」は楽しいからである。今回視聴しながらもう1つ思い出したのは、これってあれだ、Magicのレジェンド紹介に似てるんだ。ここ最近は、Magicは新セットが出ると必ず「今回の伝説たち」ってんでレジェンドクリーチャーのバックグラウンドを簡潔にまとめた記事を出してくれる。初めて行く次元、最近だったらブルームバロウあたりのレジェンド紹介とか、全然知らん奴の話を数行で語られてるだけなのに、これはこれで楽しいんですよ。もちろん前提条件として「舞台となる次元の様子とおおまかな事件像は説明されてる」ことは必要になるんだけど、その点は今作もきちんと満たしており、1期では黄都と新公国リチアの戦争が舞台となった。リチアが滅び、次はいったいどんな事件が展開され、何体のレジェンドが出てきてぬっ殺されるのだろう。もう、そういうジャンルとして楽しみである。 もちろん、だからとて積み重ねたものがゼロというわけでもなく、新キャラ3体が追加されつつ、1期からは不穏キャラ代表のエレアさんが、なんとソウジロウを引き連れてのご登場。彼女たちの暗躍にも引き続き注目。来週からの視聴のために1期の「修羅」サイドで生き残ったキャラを確認しておくと、公式ページ左から「天使連れてるおっさんと守護天使チーム・クゼ&ナスティーク」、「やんちゃドクロ・シャルク」、「最強チートエルフ・キア」「ワイバーン対決勝者・アルス」「今期も1話目で登場・ソウジロウ」……以上の5名かな? キャラ表見返しててレグネジィやヒグアレさんの姿を見て懐かしくなっちゃったな。未だ最強の不穏分子であるキアやナスティークは元気なわけですが、これでまともな話とか作れるもんなんでしょうかね。 無邪気に楽しみましょう。 ○「花は咲く、修羅の如く」 6 真っ先に書いてしまうが、これ、ヒロイン役の藤寺美徳さんというキャストをよく見つけてきたなぁ。まずそこだけで評価したい。全然聞いたことない名前だから確認したら私がタッチしてない「プリティシリーズ」のオーディションで見出された才能とのことで、そっち系の作品ではメインキャストとして活躍していたらしい。とはいえまだまだ3年目の18歳(!?)。可愛いのはもちろん、芯もしっかりしてて、聞いてて全然若手だとは思わんかった。すごい。 キャストの話から入ったのは、当然今作が「朗読」というテーマの作品だから。これはかなりの挑戦ですよね。「朗読」の良さを伝えるのってすげぇ難しい。合唱やオーケストラより難しい。多分落語よりも難しいと思う。そのくせ、「声だけでも伝えられる分野」なもんで、アニメで描いて「良さ」が伝わらなかったら純然たる評価として「別に大したことないじゃん」と言われてしまう。そして、普通に考えて「良い朗読」なんて我々一般人にはなかなか伝わるもんじゃない。そんな高い高いハードルが事前に設定されている作品なのだ。まぁ、元は漫画原作ってことで、「声が聞こえない漫画で表現する方がよっぽど大変やろがい」と言われたらそりゃそうなのだが……まぁ、大変さの質が違うということだ。 そんな難題に真っ向から勝負を挑むは、原作に武田綾乃・制作にスタジオバインドという泣く子も黙る布陣である。バインドはこんな作品もやるもんなのねぇ。映像部分に不安はなくなったし、1話目じゃまだ軽い紹介だけなのでシナリオラインの魅力なんてものは分かるわけもないが、あたしゃ武田綾乃に対しては無条件の信頼を持っているのできっと応えてくれると期待している。唯一気になる点があるとするなら、原作未完だからどう足掻いてもアニメだけじゃ完結しないという(いつも通りの)悩みくらいである。まぁ、今までチェックしてなかったこっちの怠慢やからね。これでアニメが面白くて気になったら改めて原作に当たればいいだけの話よ。楽しみです。 ○「いずれ最強の錬金術師?」 3 役満なろうです。 なんかさ、転生のための女神とのやりとりを丁寧に描いたことが今となってはちょっと印象よくなってきたの怖いわ。本来なら減点要素でしかないのに、「あ、そこ今時ちゃんとやるんだ」っていうだけで逆に貴重になってきた。どんなメタが回ってんだ。 見るべき点 → 一発でダメとわかる女神のCV。 以上だ! これを観たい人って、いったいどの要素を楽しいと認識するのかがマジで知りたい。 皆さん、ご無事でしょうか? 第2話。僕は幸いにも先行上映で防御策を講じていたので致命傷ですみました。視聴中、劇場で起こった胃痛、吐き気、めまいなどを思い出してしんどかったですし、2回目なのに怖くて泣きました。初見で立てる人、尊敬します。 スケジュールの都合で、私は来週の3話まではリアタイできないんですよ。今作はどうあがいてもネット上でのネタバレ待ったなし作品なのでなんとか4話目以降はリアタイしようと目論んでるんですが、来週までは自身が無意識のネタバレを展開しちゃう可能性もあるので、一旦先を知ってるヅラでマウント取ってニヤニヤしておきますね。3話先行組は、この2話目で阿鼻叫喚に陥ってる衆生を見て「ふぅん、まだそこなんだ」とガチで思ってますからね。ふぅん、まだそこなんだ。 というわけで祥子に続く今作の犠牲者に選ばれたのは睦。おそらくメンバー5人は等しくなんらかの要因で凌辱され尽くすと思うんですが、いきなりホットスポットの睦がステージの真ん中に立たされることで一切の休息も、救済も無しである。わたしゃ劇場版MyGOを観ての感想で「今後は睦がキーパーソンになるだろ」と何度か書いてたんですが、ちゃうねん、そういう意味じゃないねん。誰も彼女をいじめたいわけじゃないねん。ほんと、丁寧に丁寧に逃げ場だけ削っていくこの脚本、マジで人の心を分かりすぎてて人の心が無い。今回睦さんは世界のあらゆる事象に追い込まれているんですが、唯一(彼女の知らないところで)彼女の身を案じた人間が椎名立希だけっていうね。祥×燈の関係性がおそらく最後の浄化ピースになると思われるので、MyGOメンバーにはなんとか頑張ってほしい。この作品に野良猫の出る幕があるかは知らんが。 現時点での簡単なヤバ度(期待度)ランキングをここで発表しておこう。 第5位:祐天寺。今作の何がすごいって、最初にぶっ込んだ祐天寺が多分Mujicaの中では一番「ふつーのやつ」なんですよ。確かに先週こいつは悪いことした。最悪だった。でも、その目的意識って我々にもすげぇ理解しやすい、浅はかとすら言える自己顕示欲じゃん。なんならすげぇ人間臭い。ほんで今回の森みなみとの絡みなんかからも、決して「悪人」ではない様子も表示されてるんですよ。これ、たまたまAve Mujica世界に放り込まれたからこんなにゃむちが見えてるだけで、周りにいるのが戸山香澄や丸山彩だったら、多分にゃむちは付き合いやすいし話しやすいいいやつである。ドラムに関しても彼女はしっかり努力してる様子も見受けられるし、単なる軽くて適当な奴じゃないんですよ。 加えて、今作の何がおっかないかっていうと、にゃむちはおそらく今後ぶっ壊れるであろう様子がオープニングで示されてるんですが、多分彼女は嫉妬や自己嫌悪で一回壊れると思うんですよね。すでに海鈴への羨望とかも滲み出てるし、自分がどんだけ頑張っても周りのメンバーに勝てない要素があることにどんどん追い詰められていくはず。この「持てる者への羨望と妬み」って、バンドリ世界線では定番のファクターなんですよ。例えば我らが今井リサは遠くへ行ってしまいそうな親友を前に一時は挫けそうになったし、一人先を行く幼馴染を認めたくなくて変に意固地になってしまった青葉モカがいる。白鷺千聖、奥沢美咲、鳰原れおな、八潮瑠唯もそうかもしれない。あまりにも眩しい光を前に、一度は挫け、そして立ち上がる物語はバンドリシリーズの骨子とも言える。そして、おそらくMujicaにおいてそのポジションにおかれるのが、よりによって一番友情と縁遠そうな祐天寺なのである。頑張れにゃむち。 第4位:豊川祥子。祥子が4位ィ?! と思われるかもしれないが、まぁ、これはシナリオの構成上の話だ。視聴者目線で、彼女の心配事はあらかた表出しきってしまったためにここからより深い絶望が待っている懸念が少ないのである。まぁ、実際に一番ヤベェ目にあってるのは間違いなくこいつではあるのだが……今回、放送後の感想をTwitterで眺めてて「祥子はもっと睦のフォローしてやれよ」「役にたたねぇプロデューサーだな」みたいな意見も出ていたが、まぁ無茶を言うなって話ですよ。みんなして女子高生やぞ。こいつ、1人でイベントプランニング全部切り盛りした上で作詞作曲全部やってるんやぞ。流石にそれ以上のトラブルにまで対処できんやろ。CRYCHICという大きすぎる犠牲を払ってまで選んだこの道を一番踏み外せないのは祥子自身なのだ。よりによって「睦がそれを邪魔する」ように見えてしまったら、そりゃ冷静じゃいられないよ。今回のお話で燈や立希も祥子のことを気にしており、今後なんらかの救いの要素も出てくる可能性があるが、いったいどれだけの手を費やせば、彼女を助けられるというのだろうか。 第3位:若葉睦。まぁ、彼女については「3話を知ってるから……」としか言いようがない。何を書いてもネタバレになりそうなので1つだけ言いたいことを書いておくと、サンジゲンのデジタル作画、むっちゃんの造形でさらに上の次元に至った確証が持てましたね。「お人形みたい」と称される若葉睦の作り物めいた美しさ、髪の色艶やガラスのような質感まで、ほんとに「美しい」と思える顔が出てくるのがすごいわ。 第2位:三角初華。これは期待票ですね。2話目時点ですでにこの女の危うさは滲み出ており、今後はsumimiという存在が特大の地雷になるであろうことは誰でも想像できるだろう。「幼馴染」という関係性でさまざまな感情を説明できている今回のMyGO・Mujica次元だが、こいつの感情だけは、どうにも「幼馴染」では説明がつかないんだよ。何をするにしても薄皮一枚の下の危うさみたいなものを匂わせる初華からは引き続き目を離せない。今回相方のまなちゃんがドーナツを2つに割っちゃったところで「それ、ヤバい暗示なのでは……」と戦々恐々としてしまった。2つに割ったドーナツは、Mujicaのシンボルたる三日月によく似ていますね。 というわけで第1位:八幡海鈴。……こいつなんやねん! わたしゃ最推しがこの女なのでほんとに気になってしょうがないんですが、今回もファンサとしか思えない爆弾台詞を2つ3つぶん投げただけで、一向に表舞台に上がろうとしない孤高のベーシスト。ちなみにどっかの人の感想を見て気付かされたんだが、今回の「私の顔も〜」という問題発言、あれは別に八幡がイカれてるわけではなく、事前ににゃむから「つまんない綺麗な顔」と言われたことへの意趣返しだったという。私の中で、「八幡ならこれくらいのこと普通に言うだろ」が先行してしまっていて全然気づいてなかったわ。 ほんでこの女がさ、最終的には絶対オープニングのあの顔を経由しなきゃいけないわけでしょ? 現時点での展開でこの女がああなるビジョンが全く見えないのよ。怖くない? 何が起こったらあの顔すんの? 必死に想像しても「やった! 椎名さんとお揃いの服でした!」って言ってるくらいしか思いつかなかったよ。制服着てんのに。今後何話目で八幡があの顔になるのかを確認することが、現時点での私の最大の視聴モチベーションです。 あんま書かないって言ってるのに勝手に長文がアウトプットされてしまう……助けて……。 ○「サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話」 4 相変わらずどうでもいい話から始めると、今回「謎の居酒屋シーン」のBGMとして使われてたのって「MUGO・ん…色っぽい」だったわけじゃないですか。あれって、おっちゃんもまぁ知ってはいるけど世代じゃない、ドストレートな「昭和ソング」なわけですよ。……居酒屋のBGMってずっと昭和で止まってるもんなの? いや、あたしゃ酒飲まないし、そもそも飲みに行く友達もいないから居酒屋文化とかさっぱり分からないんだけどさ、団塊の世代もリタイアし、「飲み屋で管巻く」世代だって着実に交代してると思うのに、「飲み屋のBGM」ってずっと昭和なんでしょうか。その辺の感覚って気になるんだよな。今の若者があれを聞いて「居酒屋っぽさ」を感じるものなんでしょうかね。 というどうでもいい話題から入れる程度にはどうでもいいアニメ。ただ、タイトルからなろう確率100%と思わせておいて厳密にはなろうではなく、一応は漫画原作らしい。そこに差があるかどうかはよく分からんが……まぁ、チートを振るう典型的なろうストーリーとはやや差別化は図ってるか? でもな、「現代的スキルが異世界で役に立つぜ!」っていう構造は大した差はないし、「いうてモンスターなもんだから色々と常識が通じない魔王軍の中で、人間的な常識を発揮したらもてはやされたぜ!」って展開も「勇者、辞めます」とかで繰り広げられてるので特に新鮮味はない。最初の四天王名乗りシーンは不覚にも笑っちゃったけど。 一番のマイナス点は、せっかく「仁をもって他者を説得してきた交渉ごとのプロ」というスキルを持って戦っていく予定の主人公なのに、第1の任務が「これ、よっぽどの馬鹿でもない限り問題にすらならない案件だろ……」という激ショボタスクだったこと。「ひ弱な人間でも、頭と心は魔物にも負けてないんぜ!」っていう強みを見せなきゃいけないんだから、せめてちょっと技能や才覚が求められる「難しい交渉ごと」を用意してもらわないと説得力がないのよ。まぁ、単に1話目で尺が限られてるから最低限の展開だっただけで、もしかしたら今後そういう話も出てくるのかもしれんけど。現時点では「なろうくらいの話作りレベルだよなぁ」ってんで評価は下げざるをえない。 あと、結局なんで主人公が現世で評価されなかったのかもはっきりは描かれてないんだよな。魔王様の主張からすれば単に要領が悪かったって話じゃなく、多分周りの人間にいいようにこき使われてただけってことなのだと思うが、もしそういう人物が異界で無双するって話だと、結局は追放もののフォーマットに乗っちゃってるのよなぁ。まぁ、ザマァする相手が同じ世界にいないのでそこで余計な匂いがつかないっていうのはプラスかもしれないけど。こういう「経営スキルを異世界にぶっ込む」話は「迷宮ブラックカンパニー」で一通りやっちゃったので、あんまり新しい刺激は期待できないかも。 ま、とりあえず四天王全員を丸め込むところまでは見守ってみたいけどね。四天王のうち三天王までが美少女の魔王軍は流石にあかんやろ……。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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