最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
すでにハハリ編も前回で片がついてしまっていたように見えたが、一応、今期屈指のシリアス(?)だった花園家事変の事後処理と、あとは2期に向けてしっかり助走をつけながらのフィニッシュ。特にハハリをダシにして「恋心なんてなんぼあってもいいですからね」と擁護の弁を出しておきながら、その実一番擁護されているのは恋太郎自身であるという周到さ。「ハハリさんが2人の男を平等に好きになって何が悪いんですか、相手が好きだと思ってくれてるなら万事OKじゃないですか」は「2」の部分を任意の数字にしても当てはまるわけで、それってつまり「彼女が100人いてもいいじゃないですか」っていう話なのよね。幸か不幸か、恋太郎のN股に関しては女性サイドから文句をつける奴は1人もいないからね。 そんなハハリの話をするにあたって、花園家という脳内ピンク母娘を描いた風呂覗きミッション。昨今、フィクションの中でも覗きや盗撮ネタが出ると叩かれる傾向にあるが、女性が男風呂を覗きに行く話は果たしてOKなのだろうか。その基準でいけばアウトなはずだが、まぁ、この世界ではOKなのだろう。花園母娘が大活躍かと思われたが、まさかの静メインのミッションに。性欲モンスターと化した女性陣の中で唯一理性を保てるのが静だけだったという設定、今後の話の展開にも大きな影響はありそうだよな……花園母娘は当然率先してエロに走るが、流されやすいカラネも欲望に負けて従うことに。面白さ優先で動くクスリに倫理観が無いのも想定の範囲内だが、ナノさんが積極的に協力体制に動いちゃったのは意外だった。一応「効率的」と理論武装はしているが、彼女が静に危害を加えた(?)上で犯罪行為に加担してしまったのはちょっとショックである。まぁ、一番の年長者が狂ってるのでナノが品性を保つ必要がないって判断だったのかもしれないが……。結果的に静の株ばかりが上がるのであった。 そして夜中のシーンでは相変わらずの友情(??)を見せつけるカラネとハカリのターン。一番R18な描写をしているのが実はこの2人っていう。夜中のカラネの反応からして、ハカリが行かなかったらカラネが率先して攻め込んでた可能性もあるんだよな……。今回クスリは比較的おとなしかったのだが、周りに薬品開発のツールさえなければ割と普通の子として立ち回れるってことなのかしらね。これから先、キャラが増え続ける中で個性を維持するのは大変かもしれんぞ。 というわけでいつになるかは分からないけど、すでに2期を見越したキャラのチラ見せもこなしてのエンディング。何人もの「2クール目」候補が出てきたが……一番気になるのは実は花園家のメイドだったりする、CV三森すずこがすでについてるんだよな……いや、でも恋太郎と会ってるはずなのに彼女反応が出てないってことは関係ないのかしら? 現時点で作中に登場して恋太郎と関係ない女性、メイドと妖怪教頭しかいないんだよな。
PR かっ、金持ちのエンディング! 第11話! もう、単なる野生の上坂じゃねぇか。やっぱすみぺはこういう電波の方がガッツリハマるよなぁ。ちなみに今回のエンディングのタイトルは「今日のエンディングは私が買い取ったから好きにしていいわよね♡」。かつて同様に視聴者を混沌の渦に巻き込んだ「タイトルなんて自分で考えなさいな」に通ずるものがあるな……。しかも作曲は田淵智也なんだぜ? ……金持ちの歌だ……。 というわけで、製作者の思惑通りにエンディングで全部ぶっ飛ばされた回ではあるが、すでに開幕時点で前回やってたシリアス展開など全部放り投げてしまっているのであまり問題はない。やっぱ今作でシリアスが続いたらちょっと不安になりますので、今回くらいのぶっ壊れでちょうどいいんですよ。いや、別に前回も大してシリアスじゃなかったという話もあるが……。 これにて無事にハハリも獲得し、ナノさん曰く「親子丼……」を成立させた恋太郎。今回のお話を見て改めて思ったが、「大量のヒロイン全員に本気でぶつかっていき、全員を正ヒロイン扱いする主人公なんて成立するわけねーだろ」という想定が、「毎回、その話数しかないくらいの気持ちで全力で主人公してしまえば、とりあえずその場は成立する」という力技でねじ伏せられてるのは頭おかしいよな。例えば今回ならハカリを相手に命懸けの告白シーンを展開するなど、普通のラブコメ作品だったら「これがクライマックス!」みたいな展開を打ち立てているのに、恋太郎の場合は一切の制限なしに全てのヒロインにこれくらいの舞台は仕立ててしまう。そして、舌の根も乾かぬうちに次のヒロインに向けて同じ熱量の告白シーンが用意されている。そして、それが許されるキャラクターとして設定もされている。……まー、ギャグ漫画でよかったというか、存在自体がギャグというか……そこにヒロイン勢もきちんと呼吸を合わせてくれるから成立してるんだけどね。今回も一番負担の大きなポジションをこなしてくれたカラネさんには本当にお疲れ様だ。なんでカラネのパジャマはあんなにローライズだったんですかね。乳で勝てないと判断したために鼠蹊部で攻める作戦に変更したってことでしょうか。正しい判断です。 おっぱいモンスターが3人、そこにクスリ(正フォルム)も含めて4人。早々に戦線離脱するカラネに対し、仲間たちのボリューム感を全て受け入れる静。今回の静の活躍は金魚を吹く以外に特に無かったはずなのだが、「そこにいるだけでマスコットとして成立する」というズルいポジションにいち早く収まった静の作戦勝ちである。こうなってくると、何か行動を起こさないとアピールポイントが作れないナノさんあたりが可哀想になってくるな……。ま、このまま続けばそれどころじゃない人数になるはずなのであまり問題にならんのだろうが……。 将来的に、今回のエンディングもカラオケに入るんだろうな……多分対応はジョイサウンドが早いと思うので、万一歌いたいという方はジョイサウンドにリクエスト出しておきましょう。 カラネのツッコミは粗品なのかホテイソンなのか……第10話。途中からお金持ちbotになってましたけどね。ハカリがいなくなっちゃったもんで、こんだけのメンバーでツッコミ役が1人にのしかかっているのは大変だ。 タイトル通りのお話(?)ではあるが、こういうのを見てていっつも思うのって、恋太郎とカラネのミッションの時に流れてたみたいな「明らかに本家をパクってることが分かるけど微妙に変えてある」レベルの音楽って剽窃行為には当たらないんですかね。いや、同じ曲じゃないからセーフなんだろうし、そのことになんの問題もないとは思うのだが、悪意ある人間が訴えてそれが有効だったりしたら怖いなと。流石にここまでメジャーな音源だと「有名な曲」っていうよりも「そういうシーンを表す定型表現」くらいに思えてくるから難しいよね。運命のジャジャジャジャーンとか運動会の定番曲みたいに、著作権フリーになったらもっとダイナミックに使われるようになるのかしら。 などという話をぼんやり考える程度には、お約束進行なのであんまり中身はない。いや、普段から中身があったかと言われると微妙だけども……ほんとにただ「可愛い女の子」というビジュアルの強さで攻めている作品であることがよく分かる。もちろん、こんな無茶苦茶なミッションのくせしてきちんと4人のヒロイン全員に活躍の場(?)を与えてバランスが偏らないようにしている構成は頑張ってると思うし、各々のヒロインが個性を発揮しつつリタイアしていく様子は古のジャンプ漫画で育った身としてはちょっとアツくなる部分もあったりなかったり。ちょっとでも冷静になると「完璧超人のナノと万能ドラえもんポジのクスリがいるんだから、やろうと思えばこの2人だけで全部解決できるけどな……」と思ってしまうわけだが、それだと静の存在意義がなくなっちゃうからね。メンバー全員から「最弱」という認識を受けつつフォローに回ってもらえるのが静の人徳なのだろう。ちなみに今回も、赤外線のくだりの時に静はナノに肩車してもらっている。やっぱこの2人は仲が良い(恋太郎がクスリを肩車しているので、結果的にカラネが浮いてるの可哀想)。 まぁ、なんやかんや(エロを含む)あって最終的にママさんのところに辿り着き、無事にフラグを回収してオチまで持っていけましたね。ギャグにしたらあかんレベルの生い立ちのハハリさんが秒で堕ちるのは良いのか悪いのかよく分からんが……元旦那目線からしたら理不尽の塊みたいなNTR展開だからな。そっち目線での薄い本があっても別に構いませんよ。この作品、恋太郎があまりにナニなもんで、こっからイチャラブもの以外の薄い本が作りづらそうなんだよな……雑な竿役を作るタイプの同人はあまり好きじゃないし……(なんの心配をしてるんだろう)。 同じシーンにくじら(ババア役)と斉藤貴美子(ゴリラ役)が一緒に出てるの笑う、第9話。こういう「同じ枠に入りがち声優」って役を取り合うから共演が減る傾向にあるのよね。 相変わらずどうでもいい声優話から入ってみたが、前回「クスリまで加入しちゃったし、こっから先はあと何をやるんだろう」とか書いてたんですが、以前コミックで読んだときにまだこの先まで読んでましたね。お試し無料版だったはずなのに随分先まで読んでたんやな……。いや、ぶっちゃけブーケトス戦争のことは1ミリも覚えてなかったけど、そういやこの後ハカリの母ちゃんが出てきて云々ってのは記憶の片隅にあったわ。まぁ、まさかその母親役がすみぺだとは思わなかったが……中の人が胸囲で選ばれている説。 ゴリラ軍団との対決シーンはこれまで通りのギャグ展開だが、「恋太郎ファミリー」という名前が登場したという地味に重要な要素もあったりする。この一団のことを平気で「ファミリー」と呼称してしまえる恋太郎の図太さも大したもんだが、その結果として女の子たちが喜んでいるのだから正解だったのだろう。もう、家族を自称した時点でここから先に色恋沙汰が原因で揉めることなど想定しておらず、今回のハカリをめぐる他の4人の反応のように、損得勘定抜きでの友情&愛情の連携が完成しているのである。そして、そんな中でも特筆すべき関係を結んでいるのが「始祖の2人」であるハカリとカラネ。ブーケ戦争でハカリのピンチに真っ先に駆けつけて救出したのが(ゴリラに腕っぷしで負けない恐ろしい)カラネであったし、Bパートではカラネの窮状を知って恋太郎の申し出に真っ先に同行を宣言したのもカラネだった。前回のディープキスもそうだが、どうにもこの2人の間には単なる恋敵(恋仲間?)以外の感情も横たわっていそうである。それを「過度な友情」と呼ぶかどうかは個人の自由だ。ちなみに、そうしてカラネのエピソードを進めるための起点になったブーケ戦争だが、最終的に一番可愛かったのは静であった。「ロリ」というその1点だけで全幅の信頼を勝ち取っている脅威のチートキャラと言えるだろう。 そして「ファミリー」の結成から流れるようにBパートでは「花園家」というファミリーの物語へスライドする。これまであまり語られることがなかったヒロイン勢のご家庭事情。そういや他の家庭も一切描かれてはいないが(なんなら恋太郎の家もか描かれないが)、なぜ花園家だけがここで取り上げられたかといえば、そりゃまぁ、6人目のヒロインの属性に「母親」という新たなカテゴリをぶっ込むため。まぁ、親子丼も遥か昔から人気のジャンルには違いないからね……しかも金持ち一家の高慢ちきな女王系の母親ときている。そんなんを専門にしてるエロ漫画家だけでも何人か名前が浮かぶくらいの王道展開。それでも恋太郎はいつも通りに真っ直ぐ突き進むだけである。ある意味世界一つまらん男ではあるが、今作はそこに突っ込んでもしょうがない。せいぜい新しい世界の開拓に期待しよう。 追伸:個人的に今週ツボったのは、普段から陰謀家であるハカリが写真撮影をクスリに譲ろうとした時の他のメンバーのドン引きした様子。カラネがびっくりしてるのはいつも通りだが、ナノまで目ぇかっぴらいて驚いてんの、信用なさすぎだろ。 俺たちはいったい何を見せられているんだ……第8話。いや、サブタイトルに書いてあるものをそのまま見せられているだけですけどね。「キスゾンビたちのイラストスタンド販売中!」じゃないが。 地上波でここまでキスとかチュパ音を出しまくった作品がかつてあっただろうか(案外あったかもしれない)。5人のヒロイン全員に向けて、なんやかやと理由をつけてディープにキスしまくるという、今作のイデアが詰まりまくったエピソード。漫画で読めばそこまで飛び抜けた話じゃなかった気もしたが、こうしてアニメになり、執拗な画や音が入ってくるとだいぶ病巣が深い。あまりの病気っぷりにナノの時には次元が歪んでしまうほどだ。マジでテレビがぶっ壊れたかと思って不安になったわ。しかもあの演出はそのまんまスルーされてたし。ほんとにクスリでもやってないと作れないテンションのアニメになってきたな。 同時に襲いかかるゾンビを振り払うバイオハザードな設定ながら、「ゾンビにも多少の知性はある」とのことで気づけば五月雨式に襲撃する順番待ちゾンビが完成。きちんとそれぞれのヒロインの特性に合わせたシチュエーションを用意してくれるのは丁寧と言えるような、そうでもないような。特に静の場合はフィジカルに全く有利な点がないため、今回も可愛さを武器にゴールに辿り着くという反則技を見せた。彼女がマスコットとして愛されていることはすでに不動の事実であり、ゾンビ化した4人でもちゃんと静がついてこられるよう、ナノが手を引きながら襲撃してるあたりは芸が細かい。現状、静の面倒を一番みてくれるポジションにナノが入ってますね。 そして一番の禁忌感があったのがハカリ&カラネのキスで……この2人、最終的にどうなってしまうのだろうか。「史上最もキスを執拗に描いた作品」かどうかは定かじゃないが、多分「史上最も執拗なレズキッスを描いた作品」ではあると思う。カラネの感情が常にバグってるせいで、この2人の間にどういう関係が成立してるかはいまだによく分からんのよね……なんかもう、お幸せに。 そしてナノとの対決は前述の通りにトリップムービーとして描かれた。彼女がゾンビの進軍戦略の指揮をとっていたわけだが、最終的に恋太郎が来ると予想していた化学室に自分がスタンバってたのは抜け駆けだったんじゃなかろうか。その辺はスペックが高い故の小狡さと言える。ゾンビ化した後のフィジカルについて恋太郎が「元の性能に準拠するのか」と分析していたので、おそらく知性についても「元の性能に準拠」でしょうからね。だとしたらハカリ&カラネがあんな作戦で打倒されたのも納得いくわ(?)。 最終的にはクスリの身体特性を活用して(?)のミッションコンプリート。騒動をきっかけに仲を深める歪なN股関係も随分安定してきたもんですな。とりあえず今回のアニメではこの5人でヒロイン終了のはずなのだが……残りの話数はなにやるんでしょうね?
まーたえーでちゃんがゾンビになってる……第7話。ゾンビで1つの世界を切り拓いた功績は大きかろうが、なんでこうもゾンビに縁があるもんかね(いや、そんなに無いやろ)。 というわけで、(少なくとも今期は)最後となる5人目の彼女、クスリの登場。私も原作はこの辺まで読んでるので一応彼女のことは知っており、事前にキャストが発表された時点で朝井彩加だということも知っていた。「いいキャスティングやん」と思っていたわけだが、やはり期待通り、バシッと合わせてくれましたね。このキャラは子供サイズとぱつぱつサイズの2パターンの演じ分けがあるのも大きいね。胸も大きいね。まだ5人だから綺麗にヒロインのタイプ分けが出来てて安心感があるわ。もし2クール目に突入した場合、この混沌がどこまで維持できるかは定かじゃないけど。 ただ、今回のクスリの加入あたりでなんとなく分かったが、他のラブコメと違い、今作は完全に恋愛要素をギャグのツールだと割り切って使っており、設定の時点で恋太郎が惚れられることが前提になっているのはいい効率化だと思う。「なんでこいつこんなにモテるんだよ」という疑問に一切意味がなくなることに加え、すでに5人の関係が構築されてしまったように、この設定だとヒロイン同士の関係構築もあんまりギスギスさせないで済むのである。いや、そうやって済んでるのは各ヒロインの人徳と言えなくもないのだが……まぁ、「嫌がったら恋太郎が悲しむから拒否しちゃダメ」っていう強烈な制約があるからN股を許容することは義務付けられてるんだよな。そこに時間と労力を使わず、あとは個々のヒロインの特性を披露していく時間に使えるので今回みたいなテンポの良さにつながっている。まぁ、今回の空気感はクスリのキャラによるところも大きいけど。そうしてみるとやっぱり前回、前々回のナノ回はちょい空気は重めだったかもしれんな。 ま、ぶっちゃけクスリの存在って、「理屈抜きのハイパー薬物を登場させることで、アホドラえもんみたいな展開を可能にする」っていう都合で生まれたとは思うんですけどね。ただでさえ馬鹿馬鹿しい設定だからあんまりリアリティを気にする必要もないところだが、流石に魔法や超能力を導入するのも違うってんで、科学者キャラを採用することになったと。「To LOVEる」だったらララが変なマシンを開発するのが趣味だったのと同じだ。これにてどんなバカなことでも、どんなエロいことでも可能になり、胸だって膨らむし服だって弾け飛ぶのである。そして、ゾンビだって生まれるのだ……むちゃくちゃな理屈だったが、それでなんの疑問も抱かない恋太郎の真っ直ぐさよ。まぁ、突っ込んだら負けの世界だしな……。 各方面に欲情したり、変態妄想を繰り広げるヒロイン勢が溢れる今作、実は一番地味にやばかったのは静だったんじゃないかという疑惑が。あれ、一応形はソフトにしてるけど紛れもなく「過度なスキンシップ」だからね。どこまで放送コードと戦える作品になるのかな……いや、そういう作品じゃないだろうけども。○ャブは放送コード的にアウトなんでしょうかね。そうですね。 あまりに潔すぎるサブタイトル、第6話。およそ水着回の適正タイミングは7〜8話目と言われていますが、今自分で書いてて「それ、どこで言われてる通説だよ」とふと疑問に思ったりも。ネット上には「水着回まとめ」という凄まじいデータベースも存在するが、これを見る限り、そこまでacceptedなものではないのかもしれない。 というわけで水着回と言われたらどこまでも水着回なので、あんまりお話の進行上触れるべきポイントはない。3話で静が加入、4話で3人の親睦回という流れがあり、5話でナノが加入したのだから、当然ここは4人での親睦回になるのが必然。この流れで行くと次回で5人目が出てとりあえず今期分の彼女は出揃うということになるが、ここまでちょっと急いではいたし、まだナノさんが完全に他3人と打ち解けたわけでもないので、もしかしたらもう1話くらいクッションは挟むのかもしれない。 流石に4人ともなるとヒロインの量はだいぶ過剰になってくる。そもそも現実的にもモラル的にもアニメの構造的にも「どんどん彼女が増えていく」という設定は無茶でしかないのだが、今作のスゴイところは、少なくとも現時点ではこの構造でストーリーが成立しているという部分。初期配置ヒロインであるハカリ、カラネのポジショニングが絶妙で、決して「飽きてきたお古」にならず(ひどい言い方だな)、新規加入メンバーとの繋がりを生み出すことで新しい刺激を提供しようと奮戦してくれる。今回は一応カラネが中心になって引っ張るエピソードだったが、実のところ、他キャラとの絡みが薄かったカラネが一番割を食っており、しばらく一緒に行動していた爆乳コンビの変な掛け合いが随分印象に残る話になっている。ハカリとナノ、乳のサイズ以外はほとんど共通点のない2人なのだが、間に恋太郎が挟まるだけで自然と絡みが増え、ナノが「私は4番目だから」とちょっと遠慮気味なところを、ハカリが自然にフォローして「素直に殴り合える関係」まで持っていってるのが偉い。まぁ、ナノさんは前回必死で繕っていた「効率最優先マシン女子」の要素は見る影もないのだが……まぁ、そこを吹き飛ばしたのが恋太郎の功績だったということで、どうか1つ。 そして、絡みの少なさという意味では実は静が一番蚊帳の外だったのだが……スタッフに愛されてるんでしょうか。いちいち静を見せるパートでの作画が凝っててね……今回一番可愛かったカット、多分静が泣き出しちゃうシーンの一連の動きだったと思う。その後も恋太郎に呼ばれて必死に声を出すところとか、意味の分からん演出で謎のドラマ性が強調され、きちんと「1人立ちした可愛いヒロイン」になってたからね。こうして4人が4人とも自己を主張しつつ、ギリギリのバランスで時間を譲り合ってる構成はよくできている。 あとはまぁ、これがいつまで続くかだが……現時点で巨乳が2人と普通1人、そしてロリ1人。……バランスだけで考えると普通がもう1人いた方がカラネさんの精神衛生上良さそうですけどね。
概形だけ見たらエロ漫画のそれ、第5話。いや、中身を見てもエロ漫画の可能性があるが。 今回のお話は終始そんなことをイメージしながら見てしまったので、ほんとに怖いお話になった。だってさ、恋太郎の方は「自分が神の力によって無条件に相手に惚れられてしまう」ってこと知ってるけど、相手方は何もしらないわけじゃん。いわば催眠もののエロ漫画と大して変わらないセッティングなわけですよ。そして今回登場した栄逢さんは本来であれば色恋になど一切興味がなく、テストで常に満点を叩き出すような才媛。恋太郎になど出会わなければ、そのままキャリア街道まっしぐらで人生の成功を収めていた(かもしれない)人物。それを恋太郎が好き勝手にぶっ壊してしまったのだ。間違いなく落ちもの系鬱エロ漫画の展開である。竿役もすでに3股かけてるようなクズ男なわけで、セッティングとしては不幸展開待った無し。唯一にして最大の違いは、その竿役男性・恋太郎に悪意が全く無いということだけ。それだけで今作はエロ漫画にならずにすんでいるわけだ(なっちゃってもいいのに)。 まぁ、当方「才ある女性が愛欲に溺れて堕落していく系」が好きなもんで(男女逆も可)どうしてもそう見えてしまう部分はあるのかもしれないが、最後に写真を燃やそうとした恋太郎の手管なんて、悪意なくやってるくせして完全に詐欺師のやり口ではあるんだよ。改めて「相手の女性は問答無用で自分のことを好きにならざるを得ないことを認識している」という事実を思い出して欲しい。その上であんなことをやってのけるのだから、どっかに人の心を置いてきているのは間違いない。ただ、今作のズルいところはそんな恋太郎にむしろ英雄的な動機を与えている部分で、「女たちは恋太郎との恋愛を成就させなければ、運命の人を失って最悪死ぬ」というとんでもねぇ設定。恋太郎も、相手を助けるためには何がなんでも「惚れさせ」なきゃいけないのである。誰も幸せになれないようなセッティングで、最終的にみんな幸せになってるようにみせなきゃいけないのが、今作の根本的な強さなのだろう。まぁ、そのために必死に恋太郎には理論武装もさせているわけだが……これまでの3人はさておき、栄逢さんの人生が恋太郎と出会ったことによって幸せになったのかそうでないのかは、まだ知る由もありません。 というわけで随分極まったキャラになってしまった栄逢さん。見た目は完全に古見さんなんだけどコミュ障ではなくコミュブレイカー。でもまぁ、彼女の「効率」探求も一理ある部分があり、言われてみればティーカップのコンセプトって何一つわかんねぇよな。今簡単に調べてみたらディズニーの「マッド・ティーパーティー」モチーフの遊具が起源だとされているようだが、そこから種々の類型が全部カップモチーフのままで量産されたのって謎じゃね? ……我々も栄逢さんのように、常に効率の探求を忘れないことで新たな気づきが得られるのかもしれませんね(なんだこの締め)。
変なアニメやな、第5話。なんかこう、「流れ変わったな」みたいな感覚があったので一応記事立て。今後面白くなっていくのかどうかはまだ要警戒。 ぶっちゃけ、先週までの展開はあんまり面白いとは思ってなかった。1話目の導入は「ちょっと変だけど、まぁジャンプ漫画的な主人公ではあるかな」くらいの認識だったが、その後のVSおいちゃん戦ではジャンプ漫画っぽさはありつつも急にテイストが変わり、「いや、まだ4話目だし、出会ったばっかの奴相手にそんな悲劇的な演出されても……」とピンとこない部分が多かった。能力バトルものとしての描写に不備はなかったと思うが、やはり「ルール無用」のアンディと「ルール不明」のアンラックの組み合わせだと、何がどう噛み合って勝利したのかが分かりにくく、「まー、頭使おうと思ってそこまでハマりきってない感じの作品なのかなぁ」くらいの印象。 しかし、今週はいよいよ「敵組織」だと思っていた謎の円卓にアンディたちが加わり、話の流れが全く想像してない方向へと向かい始めた。最近はジャンプ編集部もなろう的な応募作品が多くて辟易しているなんて話を耳にするが、こちらの作品もかなり「ゲーム設定」強めの展開。ただ、その「ゲームっぽさ」は安易で考えなしのテンプレで導入したというより、本当に作者がそういう世界を描きたくなったし、描ける自信があるから進めた段取りのようにも見える。いくらなんでもまだこの段階は連載前の編集部と相談して決めた展開だろうし、行き当たりばったりでこんなヘンテコ展開になったわけはないだろう。まぁ、「なんらかの秘密組織に所属して世界中の謎と脅威に立ち向かうヒーロー」なのだから、広く取ればちゃんと「ジャンプ漫画」なのだろうけど……あんまり過去に例がない展開になっている気がする。 アニメとしては、改めて「八瀬さんはいちいちクセの強い作品ばっか回ってくんな」という気づきがあった。いや、別に監督本人が選べるようなもんでもないだろうし偶然の巡り合わせなのだろうが……これの前に担当した作品がマガジン漫画の「炎炎ノ消防隊」なのよ。あれも八瀬さんのイズムが炸裂して変な味わいになってた作品で、今作同様に「まぁ、フォーマットとしては真っ当な少年漫画だけど……なんか変な味わいだな?」みたいな作品だった気がする。そして八瀬さんっぽい演出がこの珍妙な空気に絡むと、より一層つかみどころがないというか、他では出ない旨みともエグみともつかぬ不可思議な味のアニメとなる。個人的には嫌いじゃないのだが、まっすぐなジャンプ漫画だとあとあと齟齬が出そうな危険性もあるんだよな。こっから先でどういう展開になっていくんだろう。 |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(12/04)
(12/03)
(12/02)
(12/01)
(12/01)
(11/30)
(11/29)
(11/28)
(11/28)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |